エキサイトモバイルWiFiとWiMAXを比較して違いをまとめた

ドコモ回線で大容量使えるエキサイトモバイルWiFiが登場しましたが、同じモバイルWiFiサービスで有名なWiMAXとの違いについて気になる人もいるかと思います。

どちらも3日で10GBの制限条件があるのは同じですが、制限後の速度や制限される時間帯に違いがあります。

この他にも使用回線や料金、契約期間など違っている点はたくさんあるので、それらをしっかり理解してから選びましょう。

この記事では2つのサービスを比較して違いをまとめたのでチェックしてみてください。

なお、WiMAXの料金や契約期間などの各種条件ははプロバイダーごとに違っていますが、ここでは代表して総費用が安いGMOとくとくBBの月額割引プランを比較対象にします。

通信回線と速度制限条件を比較

使用する通信回線と速度制限条件は次のようになっています。

サービス名 エキサイトモバイルWiFi WiMAX
使用回線 ドコモ(MVNO) HSモード:WiMAX2+


HS+Aモード:WiMAX2+とau 4G LTE

月間通信容量 無制限 無制限
速度制限条件 3日で10GB以上使うと速度が最大700kbpsに制限 3日で10GB以上使うと翌日の18時から次の日の2時頃まで速度が最大1Mbpsに制限

通信回線の違い

エキサイトモバイルWiFiはNTTドコモの回線を使用します。

格安SIMでお馴染みのMVNOとしてドコモ回線を借り受けて提供するサービスで、対応エリアはドコモの4G LTE・3Gサービスエリアに準拠します。

 

WiMAXは2つのモードがあり、HSモード(ハイスピードモード)では「WiMAX2+」という独自のデータ通信回線を使用します。
HS+Aモード(ハイスピードプラスエリアモード)ではWiMAX2+とauの4G LTEの両方に対応するため、WiMAXが圏外の場所でもauのLTE回線が圏内ならHS+Aモードに切り替えることでネットが利用できるようになっています。
auの回線が使えるのは、WiMAXの運営元であるUQコミュニケーションズはKDDIのグループ会社だからです。

ただし、HS+Aモードでの通信量が7GBを超えるとHSモード共に月末まで速度が128kbpsに制限されるため、実質的にau 4G LTE回線で利用できるのは月間7GBまでです。

WiMAX2+は今では全国のほとんどのエリアに対応していますが、山間地を含めると携帯キャリアの4G LTE回線の方が対応エリアは広いです。
それに、LTEは使用する電波が障害物に強いため建物内の奥の方にも届きやすいといった強みがあります。
このため、山の中や地下、建物の奥まった場所などで使う機会が多いならLTE回線の方が便利です。

こうした場所でたまにしか使わないなら、WiMAXが圏外の場所のときだけHS+Aモードに切り替えて月間7GB超えないように利用することで弱点をカバーできます。

速度制限条件の違い

どちらも通信容量は無制限ですが、直近3日間の通信量合計が10GBを超えたときの速度制限条件があります。

エキサイトモバイルWiFiは10GBに達した時点から速度が最大700kbpsに制限される場合があり、通信量の合計が10GB未満になって制限が解除されるのは深夜から朝方にかけてです。

WiMAXは3日間の通信量合計が10GBを超えると翌日の18時~次の日の2時ごろまで速度が最大1Mbpsに制限されます。1MbpsというのはYouTubeの標準画質の動画が視聴可能な速度とされています。

WiMAXの方が制限後の最大速度がやや速く、制限される時間帯も夜間の8時間程度に限定されているため、3日で10GB制限の条件はWiMAXの方が良いです。

エキサイトモバイルWiFiのその他の注意点

エキサイトモバイルWiFiは、3日10GB制限以外にいくつか制約がある点は理解しておいてください。

通信の最適化が行われる

表示速度の向上を目的に「通信の最適化」というものが行われます。

最適化によって画像は見た目を損なわない範囲で圧縮され、元の状態に復元はできないそうです。

あくまで見た目は損なわない程度の圧縮なので気になるほどではないと思いますが、それでもデータが少しでも圧縮されるのは困るという人には不向きです。

ちなみにWiMAXでは通信の最適化は行われません。

大量データ通信は一時的に制限される場合がある

以下のようなサイズの大きい通信を行った場合は一時的に速度や通信量が制限される場合があります。

  • 動画ファイルの添付・ダウンロードなど大量のデータの送受信
  • ストリーミングや動画再生等の連続したデータの送受信
  • OSのアップデート
  • アプリストアでのスマートフォン向けアプリのアップデート

大きいサイズのデータの送受信をしたり、動画を長時間再生し続けるなどして通信量が大きくなる場合は制限する場合があるということです。

回線への負担を抑えて安定したサービス維持するために設けられた制約といえます。

なお、エキサイトモバイルWiFiではファイル交換アプリケーションは利用できません。

初期費用と月額料金、契約期間と解約金を比較

ここでは月額料金や中途解約時の解約金などの費用を比較します。

サービス名 エキサイトモバイルWiFi WiMAX
初期費用 契約事務手数料 3,000円
SIMカード準備金 400円
⇒今なら無料
契約事務手数料 3,000円
⇒キャッシュバック3,000円有り
月額料金 3,580円 1~2か月目:2,590円
3~24か月目:3,344円
25か月目~:4,263円
利用開始月(初月) 1か月目
日割り無し
0か月目
日割り有り
契約期間 1年(最低利用期間) 3年(自動更新)
中途解約時の解約金 12か月目まで:9,500円
13か月目以降:0円
12か月目まで:19,000円
13~24か月目まで:14,000円
25か月目以降:9,500円
契約更新月:0円
1年(13か月)総費用 46,540円 55,964円+初月の日割り分
2年(25か月)総費用 89,500円 91,592円+初月の日割り分
3年(37か月)総費用 132,460円 133,248円+初月の日割り分

エキサイトモバイルWiFiは初期費用として、契約事務手数料3,000円とSIMカード準備金400円がかかりますが、今ならキャンペーンで無料です。(期間は2021年1月4日12時まで)

WiMAXは初期費用として3,000円の契約事務手数料がかかりますが、GMOとくとくBBの月額割引キャンペーンでは3,000円のキャッシュバックがあるので、これでカバーできます。
ただしキャッシュバックの受け取り手続きは1年後なので、手続きするのを忘れないよう気を付ける必要があります。

月額料金は最初の2年間はWiMAXの方が少し安いですが、3年目からは割引が無くなるためエキサイトモバイルWiFiの方が安くなります。このため長期利用する場合はエキサイトモバイルWiFiの方がお得です。

契約期間のカウント方法は、エキサイトモバイルWiFiは利用開始月(端末発送日の月)が1か月目になるのに対し、WiMAXは利用開始月の翌月を1か月目にカウントします。

初月の料金はエキサイトモバイルWiFiの方は日割り計算されないため、なるべく月の初め頃から利用開始した方がお得です。

契約期間は、エキサイトモバイルが最低利用期間が1年なので、13か月目以降は解約金なしでいつでも解約できます。
WiMAXは3年間の自動更新型なので3年ごとにある更新月のみ解約金が無料になり、それ以外の月で解約する場合は解約金がかかります。

総費用で見ると1年間から3年間までエキサイトモバイルWiFiの方が安いという結果になりました。

WiMAXは初月の日割り額は利用開始した日によって異なるため、ここでは計算から除外してますが、日割り分を除いてもエキサイトモバイルWiFiの方が安いです。
1年間や2年間だけの使用では中途解約金がかかり、3年間の使用では25か月目から月額料金が高くなることが影響しています。

以上より、1年~3年使った場合やそれ以上の長期利用でも費用はエキサイトモバイルWiFiの方が安いです。

端末のスペックを比較

WiMAXの端末は複数の機種から選べますが、ここではモバイル端末の最新機種「WX06」を比較対象とします。

サービス名 エキサイトモバイルWiFi WiMAX
機種名 Mobile WiFi E5785 WX06
メーカー HUAWEI NECプラットフォームズ
発売時期 2020年7月7日 2020年1月30日
最大通信速度 下り:300Mbps
上り:50Mbps
ハイスピードモード
下り440Mbps
上り30Mbps


ハイスピードプラスエリアモード
下り440Mbps
上り75Mbps

Wi-Fi規格 IEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯)
IEEE802.11a/n/ac(5GHz帯)
IEEE802.11b/g/n(2.4GHz帯)
IEEE802.11a/n/ac(5GHz帯)
バッテリー容量 3,000mAh 3200mAh
連続通信時間 約12時間 ハイスピードモード
HI-P:約8時間20分
NORMAL:約11時間30分
ECO:約14時間


ハイスピードプラスエリアモード
HI-P:約8時間10分
NORMAL:約10時間30分
ECO:約13時間20分

連続待受時間(静止時) 約700時間 休止状態:約700時間
ウェイティング時:約45時間
同時接続台数 Wi-Fi 16台 Wi-Fi 16台
USB 1台
USBポート マイクロUSB タイプB タイプC
サイズ 108×62×17.3mm 約111× 62× 13.3mm
重量 約127g 約127g
カラー ホワイト ライムグリーン
クラウドホワイト
価格 9,980円 19,200円

最大速度はWX06の方がやや速いですが、実際に出る速度は使用する場所の各回線の電波の強さや混み具合などに影響されます。

連続通信時間はWX06はエコモードにするとE5785より少し長くなります。

USBポートの形状は、E5785はマイクロUSBのタイプBですがWX06はタイプCです。

重さは同じですが、サイズでは厚さがWX06の方が4mm薄いです。

価格については、E5785の市場想定価格が9,980円で、WX06は端末が有料のプロバイダーの価格が19,200円となっています。
WX06の方が値段が高い分スペックも若干高いです。

エキサイトモバイルWiFiでは12か月以内の解約では端末の返却が必要ですが、13か月目からは返却不要になり、端末がもらえます。GMOとくとくBBのWiMAXは端末代は最初から無料プレゼントとなっています。

端末損害金と補償サービスを比較

利用中に端末を故障させたり無くしてしまい交換する場合は端末損害金がかかります。

エキサイトモバイルWiFiの端末は1年間はレンタル扱いなので、1年以内の解約で返却しない場合も損害金を支払うことになります。

サービス名 エキサイトモバイルWiFi WiMAX
端末損害金 15,000円(最低利用期間内の交換)
10,000円(初期契約解除で返却しない場合)
19,000円(交換の場合)
5,000円~(修理の場合)
SIM再発行手数料 3,000円(未返却時も負担
端末補償サービス料 月額料金に込み 安心サポート:月額300円

安心サポートワイド:月額500円

補償適用時の負担金と対応 1,000円+代引き手数料300円で端末交換 無償で修理

端末補償サービスを付けずに利用して端末を交換することになった場合の損害金はエキサイトモバイルWiFiの方が少し安いです。WiMAXは修理対応の場合は交換の場合より少ない費用で済みます。

エキサイトモバイルWiFiは端末を無くしたら中に入ってるSIMカードも失うので、SIM再発行手数料3,000円もかかります。
GMOとくとくBB WiMAXでは端末を紛失・盗難で無くした場合、継続するなら一旦解約して再契約することになります。

エキサイトモバイルWiFiは最低利用期間の1年が過ぎた後でも解約したらSIMカードの返却は必要なため、返却しなかった場合はSIMカード損害金として3,000円かかる点に注意が必要です。

故障に備える端末補償サービスはどちらにも用意されますが、エキサイトモバイルWiFiは補償サービス料が月額料金に込みなので追加費用は不要です。この点がこのサービスの大きな特徴の一つです。

一方、WiMAXは故障のみが補償対象の安心サポートが月額300円、水濡れによる故障も補償対象になる安心サポートワイドが月額500円となっています。
WiMAXは補償サービスを付けると月々の支払い額は増えます。

補償サービスを付けておいて故障した場合は、エキサイトモバイルWiFiでは端末交換修理費用の1,000円と交換時の代引き手数用300円の合計1,300円を負担して別の端末に交換してもらえます。このときに故障した端末を返却しなかった場合は違約金10,000円がかかります。

WiMAXの方は無償で修理対応となっています。

WiMAXは端末補償サービスを付けなった場合の故障時の修理対応が5,000円~となっているのに対して、エキサイトモバイルWiFiは最初から月額料金の込みで端末補償が付いており交換するときの費用は1,300円となっています。

このことから、端末損害金と補償サービスの条件はエキサイトモバイルWiFiの方が良いです。

なお、どちらも紛失・盗難は補償サービスの対象外となっているため、端末は無くさないように注意して利用しましょう。

まとめ エキサイトモバイルWiFiとWiMAXの違い

最後に2サービスの違いをまとめます。

回線の違い

回線については、エキサイトモバイルWiFiはドコモの4G LTE回線、WiMAXは独自のWiMAX2+回線を使用し、HS+Aモードではauの4G LTE回線も使用できます。

使えるエリアの広さではドコモ回線に魅力がありますが、WiMAXはHS+Aモードでauの4G LTEを月間7GBまで使用できるため、WiMAXが圏外の場所でもネットが利用できるようになっています。

外出した時に地下や建物の奥の方、山間部で使うことが多ければLTE回線で大容量使えるエキサイトモバイルWiFiの方が良いですが、そういった場所で使うことが少ないならWiMAXでも大丈夫でしょう。

速度制限条件の違い

3日間の通信量合計が10GB以上になった場合、エキサイトモバイルはその時点から速度が最大700kbpsになりますが、WiMAXは10GB超えた日の翌日18時から次の日の2時頃まで最大1Mbpsの速度になります。

WiMAXの方が制限後の最大速度が少し速く、制限される時間帯も夜間の8時間に限定されているため、制限条件はWiMAXの方が緩いです。

また、エキサイトモバイルWiFiは通信の最適化が行われ、大量データ通信をしたときに一時制限される場合があるとしているため、これらが気になるならWiMAXにしておいた方が無難です。

契約期間と料金・費用の違い

契約期間は、エキサイトモバイルWiFiは最低利用期間が1年で、WiMAXは3年の自動更新となっており、どちらも契約期間の途中で解約すると解約金がかかります。
明らかにエキサイトモバイルWiFiの方が契約期間の縛りが緩いです。

月額料金は、エキサイトモバイルWiFiが3,580円で、WiMAXはGMOとくとくBBの月額割引キャンペーンの場合で1~2か月目が2,590円、3~24か月目が3,344円、25か月目以降が4,263円となっています。

1年・2年・3年の各期間の総費用で見ると、いずれの場合でもエキサイトモバイルWiFiの方が安いです。
3年契約のWiMAXでは1年や2年だけ使用した場合では解約金がかかり、3年目からは月額料金が高くなることが要因です。

端末スペックと端末補償の違い

使用する端末については、WiMAXの機種の方がスペックは少し高いです。

エキサイトモバイルは1年使うことで端末がもらえますが、SIMカードの方は解約後に返却が必要です。GMOとくとくBBのWiMAXでは最初から端末がプレゼントされSIMの返却も不要です。

利用中に端末が故障した場合は、エキサイトモバイルWiFiは月額料金に端末補償サービス料が込みになっているため、端末交換修理費用の1,000円+代引手数料300円を支払うことで端末を交換してもらえます。
WiMAXの方は端末補償サービスは月額料金とは別に月額300円~500円の端末補償料が別途かかります。
補償サービスを付けておくと故障したときに無償で修理してもらえ、補償サービスを付けてない場合は修理対応の費用は5,000円~、交換対応の費用は19,000円となっています。

端末を紛失・盗難で無くした場合は、エキサイトモバイルWiFiは15,000円を負担しての交換になります。WiMAXはGMOとくとくBBの場合は一旦解約となり継続したい場合は再契約することになりが、この際に契約期間中だと解約金がかかるため要注意です。

最適なサービスはこちら

エキサイトモバイルWiFiは次のような人に向いています。

・長い契約期間に縛られたくない
・1日3GB程度のペースで月間100GBくらい使えれば良い

・地下、建物の奥の方、山の中(ドコモ圏内)で長時間使いたい
・動画などの大きいサイズのファイルの送受信を行うことは少ない
10月1日から始まったばかりですが、ネットの口コミを見ると速度測定の結果がかなり遅いという声が目立つため、改善されるのかどうかしばらく様子を見た方が良いと思います。

WiMAXは次のような人に向いています。

・3年契約でも構わない
・18時~翌日2時以外の時間帯で主に使う
・3日で10GB制限後もWEBサイト閲覧やSNS、標準画質の動画視聴ができれば十分
・端末のスペックが高い方が良い
WiMAXを利用したいと思った人はこちらをチェックしてみてください⇒WiMAXプロバイダー選び