限界突破WiFiは月間150GB~300GBの大容量で使える

「限界突破WiFi」というモバイルWiFiサービスが始まったのは2019年10月のことでした。

この年の秋以降はクラウドSIMのルーターを使うモバイルWiFiサービスが次々と登場していた時期で限界突破WiFiもその一つですが、こちらは運営元や使用端末、サービス条件で他の類似サービスとは違った部分も多く、独自性の強いクラウドWi-Fiサービスです。

サービス開始当初は「容量無制限」としていましたが、2020年の3月には一部の利用者が極端に大量の通信を行ったことで回線に影響が出て速度が著しく低下する事態が発生したため、4月からは通信容量を1日5GB~10GBまでという条件に変更しました。

容量については後で詳しく説明しますが、ユーザーが大容量使えるようにしながらも通信トラブルを防いで安定したサービスを提供するには妥当な対応だったと思います。

4月からはWEBからの新規申し込みを停止していましたが、最近になって受付が再開されています。

限界突破WiFiの運営元はエックスモバイル

運営しているのは2013年創業のエックスモバイル株式会社で、限界突破WiFiのほかにMVNOとして格安SIM・格安スマホの「X-mobile」も提供しています。

こちらの大きな特徴は実店舗を展開していることで、公式ショップや正規代理店を合わせて全国100店舗以上あり、格安SIMのMVNOの店舗数では一番多いらしいです。

店舗で説明を受けたり申し込みができますが、公式サイトでWEBからの申し込みもできるため地元にショップが無くても大丈夫です。

いずれにしても、格安SIMサービスで実績があり実店舗も展開しているという点は運営元として安心できるポイントです。

また、エックスモバイルは歌手の氷川きよしさんをイメージキャラクターとして起用しており、限界突破WiFiのCMも作られています。

限界突破WiFiのサービス条件

限界突破WiFiの現在のサービス条件は次のようになっています。

料金は全て税抜です。

使用回線 4G LTE
(SoftBank・au・ドコモ対応)
月間容量 150~300GB

(速度制限条件)
1日5GBまで:高速通信
1日5GB~10GBまで:最大速度は下り4Mbps・上り1Mbps
1日10GB以上:128kbps

初期費用 0円
月額料金 3,500円
初月料金は日割り
契約期間 2年(更新後は1年)
中途解約時の解約金 12か月目まで 18,000円
24か月目まで 18,000円
26か月目以降 5,000円
更新月0円
端末機種 jetfon P6
機器損害金(交換代) 18,000円
端末補償オプション料 月額500円
海外利用料(1日1GBまで) アジア:990円~
ヨーロッパ・北アメリカ・オセアニア:1,230円~
南アメリカ・アフリカ:1,830円~

それでは各項目について詳しく見ていきましょう。

回線はトリプルキャリア対応

国内携帯キャリアの4G LTE回線に対応し、クラウドSIMシステムによって端末のある場所に応じて最適な回線が自動で選択されます。

どのキャリアの回線になるかは場所しだいですが、現状ではSoftBankやauにつながることが多いようです。今後は変わってくるかもしれません。

月間容量は150GB~300GB

限界突破WiFiの速度制限条件は、1日の使用量が5GBまではLTE回線で高速通信が可能で、5GBを超えると10GBまでは最大速度が下り4Mbps・上り1Mbpsになり、10GBを超えると128kbpsに制限されるというものです。
128kbpsでは遅すぎて使い物にならないため容量は1日最大10GBまでといえます。

つまり限界突破WiFiは、制限のない高速通信では月間(30日)で150GBまで使うことができ、ある程度制限された速度では月間で300GBまで使えることになります。

他のクラウドWi-Fiサービスでは限界突破WiFiより少し安い月額料金で容量は月間100GBという条件のところが多いため、1日5GB、月間150GBというのは十分な容量です。

それに加えて1日5GBを超えた後は最大速度は遅くなるものの10GBまでは使えて、月間だと300GBまで使用可能というのは良い条件です。

10GBというのは、目安としてYouTubeの動画なら480p(中画質)なら約27時間、720p(高画質)でも約12時間も観ることができる通信量です。

下り4Mbps・上り1Mbpsというのはあくまで最大速度なので、実際に出る速度(実効速度)がどれくらいになるかにもよりますが、1日5GBを超えた後もそれほど速度を必要としない用途なら使えるというのは魅力があります。

なお、限界突破WiFiのサイトには速度制限についての詳しい説明やどんな人におすすめか、おすすめしないかについても書かれているため、そちらもよく読んでから利用するかを判断してください。

初期費用は無料で月額料金は3,500円

他のクラウドWi-Fiサービスだと、初期費用として契約事務手数料3,000円がかかるところがほとんどですが、限界突破WiFiは今なら契約時事務手数料は無料です。

端末代と送料も無料なので初期費用はかかりません。

月額料金は3,500円(税抜)です。
他の類似サービスでは月額3,150円~3,250円の料金で月間100GBとしているため、月額3,500円で月間150GBまでは高速通信ができ、制限された速度とはいえ最大で300GBまで使える限界突破WiFiのコストパフォーマンスは良いです。

契約期間は最初は2年で3年目以降は1年

契約期間は2年間で、24か月以内に解約すると解約金として18,000円かかります。

25か月目~27か月目が契約更新月になり、この期間に解約すれば解約金は無料です。
他の類似サービスだと契約更新月は1か月間のところがほとんどなので、3か月間にしているのは良い条件です。

解約を申し出なかった場合は契約の自動更新となりますが、3年目からの契約期間は1年間になり、中途解約する時の解約金は5,000円です。

最初の2年は高額な解約金があるため契約期間に縛られますが、3年目以降は契約期間と解約金による縛りがやや緩くなります。

機器損害金と端末補償オプション

利用中に端末を故障させたり無くしてしまった場合の機器損害金は18,000円です。

故障に備える端末補償オプションも用意されていて月額500円です。

これを付けておくと故障したときに無償で修理又は交換してもらえます。

ただし故意による故障や盗難・紛失で無くした場合は補償対象外なので注意してください。

解約後に端末の返却は不要で3年目からは中途解約金は5,000円なので、補償オプションを付けずに3年目以降に故障したり無くした場合は解約した方が安上がりです。

使用するのはスマホ型の端末

限界突破WiFiで使用する端末は他のクラウドWi-Fiサービスのものと大きく違っており、スマートフォンのような形をしています。

この端末はクラウドSIMを採用したスマートフォン「jetfon P6」と同じ物らしいです。

他のクラウドSIMルーターと比べると、縦横のサイズは若干大きめですが、厚さは最も薄いです。
大きさより薄さを重視する人には良いでしょう。

jetfon P6のスペックは次のようになっています。

ディスプレイ 5.7インチ
サイズ 152.9×74.2×8.5mm
重量 約162g
最大速度 下り:150Mbps
上り:50Mbps
連続通信時間 約15時間
バッテリー容量 3,400mAh
最大同時接続数 8台
WiFi規格 IEEE802.11b/g/n
USBポート タイプC

クラウドWi-Fiサービスではディスプレイ無しの端末を使用するところも多いですが、限界突破WiFiの端末は大型ディスプレイが付いているので画面上で電波受信レベルやバッテリー残量、通信量が確認できます。

端末上で地図アプリや翻訳アプリも使えるのも特徴です。
旅行のときなどで地図を見ながらスマホで他の調べて物をしたいようなシーンで役立つかもしれません。

連続通信時間15時間というのは他のクラウドSIMルーターと比べてやや長いです。

最大8台まで同時接続できるため家族などで共有して同時利用する場合にも便利です。

USBポートが付いてますがクラウドSIM接続時はUSBテザリングは利用できないため、ルーターとPC間を有線接続して通信したい場合には不向きです。

限界突破WiFiの海外利用料

クラウドSIMの端末は外国の通信キャリアの回線にも対応できるため、限界突破WiFiは海外へ行ったときも利用できます。

月額料金とは別に海外利用料がかかり1日1GBまで利用できます。

料金は国によって異なり、各エリアで最も安い国だと次のようになっています。

エリア(国) 1日の料金
アジア(韓国・台湾・タイ・香港) 990円
ヨーロッパ(ドイツ・フランス・スペイン・イタリア・イギリス) 1,230円
北アメリカ(アメリカ・カナダ)
グアム・サイパン
1,280円
990円
オセアニア(オーストラリア) 1,280円
南アメリカ・アフリカ 1,830円

南米とアフリカは全ての国で1,830円です。
他のクラウドWi-Fiでも同じですが、海外利用料は旅行先として人気の国・地域ほど安い傾向があります。

アジアやグアム・サイパンは安い方ですが、他のサービスでは海外利用料がもっと安いところもあるため、海外利用という点では限界突破WiFiはそれほどお得ではありません。

まとめ 限界突破WiFiのメリットとデメリット

最後に限界突破WiFiのメリットとデメリットをまとめます。

メリットは次の4点です。

①契約事務手数料が無料
②1日5GB、月間150GBまで高速で使えて、速度は制限されるものの最大で1日10GB、月間300GBまで使用可能
③3年目からは1年契約になり解約金は5,000円に減額される
④解約後に端末の返却が不要

デメリットは次の3点です。

①最初の2年間に中途解約した場合の解約金が18,000円で高い
②端末はUSB接続で有線通信はできない
③海外利用料は安くない

①については、他のクラウドWi-Fiサービスだと2年目は解約金が1年目より安くなるところもある中で限界突破WiFiは2年間ずっと18,000円なので縛りが強めです。

②については、端末とPCをUSBケーブルでつないで通信ができないため、どうしても有線で通信をしたいという人にはデメリットになりますが、普段Wi-Fiばかりで接続している人なら問題ないです。

④の海外利用料については、この料金で納得できるなら海外でも限界突破WiFiを使えば良いし、もっと安い方法を取りたいなら少し手間はかかりますが海外レンタルWiFiや現地SIMといった代わりの手段を利用すれば良いでしょう。

以上より、限界突破WiFiは、1日5GBのペースで月間150GBを使いたい人や5GB以降は高速でなくても良いから1日10GBのペースで月間300GBまで使いたい人に最適です。

最初の2年間は解約金が高いため最低でも2年は使うつもりで契約してください。

公式サイトはこちら⇒限界突破WiFi