ギガゴリWiFiワールドプランとどんなときもWiFiの比較

ギガゴリWiFiワールドプランとどんなときもWiFiは、どちらも新規受付を停止しており、どんなときもWiFiの無制限プランは終了することになりました。

 

ギガゴリWiFiで新プランの「ワールドプラン」が開始されました。

これは、使用する端末がクラウドSIMを採用したルーターのため複数のキャリアの回線に対応し、通信容量は無制限で、海外でもそのまま利用できるというWiFiサービスです。クラウドWi-Fiとも呼ばれます。

去年の秋辺りからクラウドWi-Fiのサービスはたくさん登場していましたが、ついに大手プロバイダーのGMOインターネットが参入したことで注目を集めそうです。

そこで今回はクラウドWi-Fiのサービスの代表格といえる「どんなときもWiFi」とギガゴリWiFiワールドプランを比較していきます。

サービスと運営元について

まず、2つのサービスと運営元について紹介します。

どんなときもWiFi

どんなときもWiFiは2019年3月からサービスを開始し、容量無制限で使えることやタレントを起用したCMの効果などもあって人気化しました。

この年の秋ごろから次々と類似サービスが登場したのは、どんなときもWiFiが大ヒットしたことを受けてのことで、どんなときもWiFiがクラウドWi-Fiの市場を開拓したと言えるでしょう。

運営元のグッド・ラックはMVNO(仮想移動体通信事業者)事業を展開しており、どんなときもWiFi以外にNEXT mobile(ネクストモバイル)というWiFiサービスも提供しています。

ギガゴリWiFi

ギガゴリWiFiの運営元は東証一部に上場している大手IT企業GMOインターネットです。

プロバイダーの運営実績は20年以上あり、現在のプロバイダー「GMOとくとくBB」は10周年を迎えて契約者数は130万件を突破しています。

GMOとくとくBBといえばWiMAXで特に人気のプロバイダーですが、去年クラウドWi-Fiが人気化してWiMAXから乗り替える人が増えたためか、今年の1月から「ギガゴリWiFi」という新しいモバイルWi-Fiサービスを開始しました。

ギガゴリWiFiはSoftbankの回線を使用するWiFiサービスで、20GBと30GBと無制限の3プランがあったのですが、最近になって無制限プランの新規受付が終了し、それに代わる形で海外でも使える「ワールドプラン」が始まりました。

ギガゴリWiFiワールドプランとどんなときもWiFiの違い

ここからは、2つのサービスの月額料金や契約期間の縛りなどの条件面を比べていきます。

どんなときもWiFiは、クレジットカード払いと口座振替払いでは月額料金が違いますが、クレジットカード払いのみのギガゴリWiFiに合わせてクレカ払い専用の「特別データ放題Aプラン」の条件を記載します。

ギガゴリWiFi
ワールドプラン
どんなときもWiFi
特別データ放題Aプラン
契約事務手数料 3,000円 3,000円
利用開始月 日割り 0円
月額料金 3,460円 3,280円
キャッシュバック なし 5,000円
2年(25か月)総費用 86500+日割り分 80,000円
契約期間 2年 2年
解約金 24か月目まで:9,000円
25か月目:0円
26か月目以降:9,000円
更新月:0円
24か月目まで:9,500円
25か月目以降:0円
使用端末 U2s D1
端末損害金 10,000円※ 18,000円
端末補償料(月額) 300円(故障のみ対象)
500円(水没も対象)
400円(故障・水没が対象)
海外利用料(日額) アジア17か国:850円
その他の国:1250円
エリア1:1,280円
エリア2:1,880円

※初期契約解除で端末未返却の場合

月額料金と2年総費用

初期費用として契約事務手数料3000円がかかるのは同じです。

月額料金はどんなときもWiFiの方が180円安く、利用開始月が0円なので月初めから使い始めれば1か月分近くタダで利用できます。

これだけで2年総費用はどんなときもWiFiの方が安くなるのは明らかですが、どんなときもWiFiは5,000円のキャッシュバックがもらえるためさらにお得になり、ギガゴリWiFiとの2年総費用の差は少なくとも6千円以上になります。

契約期間と解約金

契約期間はどちらも2年ですが、中途解約した場合にかかる解約金に違いがあります。

契約解除料や解約違約金とも呼ばれますが、ここでは「解約金」と記載します。

もし2年以内に解約した場合は、ギガゴリWiFiの方が解約金は500円少ないです。

しかし、ギガゴリWiFiは最初の契約更新月の25か月目は無料で解約ができますが、更新後は2年後の更新月以外の月に解約すると解約金9,000円がかかります。

一方、どんなときもWiFiは25か月目以降から解約金が0円になるため、更新月を待つことなくいつでも無料で解約ができます。
最低利用期間が2年間で、以降は契約期間の縛りが無くなるといった形になっています。

使用端末

ギガゴリWiFiの端末「U2s」は他のクラウドWi-Fiサービスでもよく使われている機種です。

どんなときもWiFiの「D1」は「U2s」とスペックもデザインも同じで、本体に「どんなときもWiFi」というロゴが付いている違いがあるだけです。

端末の損害金と補償オプション料金

利用中に端末を故障・破損させたり、紛失や盗難で無くしてしまった場合にかかる端末損害金はどんなときもWiFiは18,000円です。

ギガゴリWiFiは不明ですが、初期契約解除をして端末未返却の場合の端末損害金が10,000円となっているため、これくらいのレベルだと考えられます。

故障に備える補償オプションの料金は、水没による故障も対象の場合だとどんなときもWiFiの方が100円安いです。

補償オプションを付けずに利用するならギガゴリWiFiの方が万が一のときの負担額は少なく、補償オプションを付けておく場合はどんなときもWiFiの方が月々の支払い額は小さいです。

どんなときもWiFiは3年目から契約期間の縛りが無くなり端末の返却は不要のため、3年目以降に故障したら解約してしまう方法もあります。

海外利用料

海外利用料は、ギガゴリWiFiは下記のアジア17か国が850円となっており安いです。

中国、台湾、韓国、香港、マカオ、シンガポール、インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシア、ベトナム、インド、ミャンマー、モンゴル、ラオス、カンボジア、バングラデシュ

その他の国は1日1250円で、どんなときもWiFiのエリア1の国の料金より30円安いです。

このため、海外利用料ではギガゴリWiFiの方が条件が良く、特に上記のアジアの国へよく出かける人には便利でしょう。

2サービスともに、海外で高速で使える通信量は1日1GBまでで、1GBを超えると速度は384Kbpsに制限されますが軽い用途では使い続けることができます。

まとめ

どんなときもWiFiの魅力は、月額料金と総費用が安く、契約期間の縛り条件が緩いことです。

ギガゴリWiFiの魅力は、端末損害金が安く、アジア17か国の海外利用料が安いことです。

どの条件を重視するかによって選ぶ方が決まってくるでしょう。

通信の安定性

ここまでの見てきて条件面では「どんなときもWiFi」の方が魅力的だと思った人が多いのではないでしょうか?

しかし、どんなときもWiFiを利用するなら知っておいた方が良い事があります。

どんなときもWiFiの通信障害

どんなときもWiFiは、これまでに通信の不具合・障害が3回発生しています。

①昨年8月末から9月初頭

一部の利用者でネットワークにつながるまでに時間がかかる「接続不具合」が発生

(補償内容)

影響を受けた利用者には該当期間の分の日割り料金を10月請求分から減額

②今年2月下旬

一部の利用者で速度が異常に遅くなるという通信不具合が発生

(補償内容)

影響を受けた利用者は以下の2つの補償から選択

①契約を継続する場合、次月の月額料金1ヶ月分を減額
②契約解除を希望の場合、解約違約金を免除

③今年3月中頃~

2月とは別の「通信障害」が発生。復旧するのは4月上旬とのこと。

(補償内容)

回線休止申請フォームで手続きをした利用者には3月16日から再開前日までの日割り料金を免除
⇒その後、全ての契約者に対して3月分の基本料金を返金する対応に変更された。

3月の通信障害は、一部のキャリアからのSIMカードの提供が止まったことや新型コロナウイルスの影響でSIMカードを動かすための設備の製造・発送が停止・遅延したことが原因らしいです。

このように運営側がコントロールしようがない外部要因によって通信障害が発生することもあることは理解しておきましょう。

根本的な原因は利用者が急増して通信量が増大したことであり、人気があり利用者が多いということは、全体の通信量も多くなり通信障害が起きるリスクは高くなると見なすこともできます。

ただ、これまでのトラブルを教訓にして効果的な対策が取られれば通信障害の頻発は無くなるかもしれません。

また同じようなことが起きるかもしれないし、改善されていくかもしれない、どちらの可能性もあります。

この点を理解したうえでどんなときもWiFiを利用するか判断してください。

ギガゴリWiFiの設備増強についての説明

後発サービスのギガゴリWiFiは、どんなときもWiFiの通信障害の件を意識したのかわかりませんが、ワールドプランのページに以下のような説明が記載されています。

サービス紹介の部分↓

安定した通信環境を提供するため、設備増強を定期的に実施しています。

料金プラン説明の部分↓

ご契約件数やご利用状況によって、設備増強を実施し安定したサービス提供を行っていきます。

通信の安定のために必要に応じて設備の増強が行われると書かれていると安心感は持てます。

もちろんギガゴリWiFiワールドプランでも通信障害が起きないともかぎりませんが、大手企業が運営しているだけに、この部分は期待したいところです。

まとめ

どのクラウドWi-Fiサービスであっても通信障害が発生する可能性はあります。

ただ、人気があり利用者が多い「どんなときもWiFi」は、通信量の増加や外部要因などもあって通信トラブルがこれまでに3回発生しています。

ギガゴリWiFiワールドプランは公式ページ上に設備増強についての記載があり、通信の安定性確保への姿勢がうかがえます。

どんなときもWiFiの改善努力に期待するか、プロバイダー運営の歴史が長いGMOインターネットを信頼するか、どちらを選ぶかは人それぞれです。