hi-ho Let’s Wi-Fi(以下レッツWiFi)は、クラウドSIM型ルーターを使って大容量のモバイルインターネットを利用できるサービスです。
名前にある通り、hi-ho(ハイホー)というプロバイダーが運営しています。
2019年の11月に容量無制限のhi-ho gogo Wi-Fiというサービスを開始しましたが今年の春ごろに受付を停止し、6月から容量を1日7GBまでという条件にしたレッツWi-Fiをスタートさせました。
他のクラウドWi-Fiサービスが月間100GBといった条件のところが多い中、1日7GBという独自性のある条件にしているのが特徴です。
レッツWi-Fiの運営元
運営元の株式会社ハイホーは、光回線だけでなくADSLやダイヤルアップ接続のサービスまでも提供してきたISP(インターネットサービスプロバイダー)です。
インターネット使用歴が長い人なら名前は聞いたことがあるかもしれませんが、hi-hoは長い歴史を持つプロバイダーで、25年以上の実績があります。
モバイル分野では格安SIMのhi-ho mobileやhi-ho WiMAXを提供しており、固定回線からモバイル回線まで幅広く対応します。
このようにレッツWi-Fiはインターネット接続サービスで経験豊富な会社が提供しているため、運営元の信頼性は高いと思います。
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レッツWi-Fiのサービス条件
レッツWi-Fiは、開始当初は1日7Gのプランのみでしたが、最近になって1日4GBまでのライトプランも登場しました。
使用回線 | 4G LTE (SoftBank・au・ドコモ対応) |
月間容量 | 120GB(1日4GB) 210GB(1日7GB) |
初期費用 | 契約事務手数料 3,000円 ⇒キャンペーンで事務手数料は無料 |
端末代 | 無料 |
月額料金 | 3,480円(ライトプラン) 4,300円(通常プラン) 初月料金は日割り ⇒キャンペーンで通常プランは3か月目まで、ライトプランは15か月目まで2,980円 |
契約期間 | 2年(自動更新) |
中途解約時の解約金 | 11か月目まで 18,000円(ライトプランは9,500円) 12か月目以降 9,500円 更新月 0円 |
端末機種 | U2s |
機器損害金(交換代) | 14,000円 |
端末補償オプション料 | 月額500円 |
海外利用料(1日1GBまで) | エリア1:970円 エリア2:1,600円 |
回線はマルチキャリア対応
使用する回線は、携帯キャリアのSoftBank、au、ドコモのLTE回線に対応しています。
クラウドSIMはサーバーにある装置に複数のキャリアのSIMカードが差し込んあり、利用者の場所に応じて最適な回線を自動で選択して通信を行います。
対応エリアが広いLTE回線が使えるのが魅力の一つです。
月間容量は120GBか210GBほど
レッツWi-Fiの速度制限は、ライトプランは1日4GB、通常プランは1日7GB以上使用した場合、翌々日の通信速度が128kbpsに制限されるという条件です。
このため、月間(30日)の最大容量はライトプランが120GB、通常プランが210GBとなります。
月間ではなく1日何ギガという制限条件なので1日に10GB使いたい場合などでは不便ですが、見方を変えれば1日4GBや7GBまでなら制限なく利用できるという点は安心感が持てます。
なお、翌々日に制限されても構わないからといって1日にいくらでも使えるわけではありません。
利用者間の公平性やサービスの安定性を維持するために回線を著しく占有するような大量の通信を行った場合は速度や通信量を制限される場合があるからです。
こうした制限は他のクラウドWi-Fiサービスにもあります。
あくまで1日4GBか7GBくらいまでのペースで使うことを前提にして利用しましょう。
初期費用と月額料金
初期費用は契約事務手数料3,000円がかかり、端末代と送料は無料です。
月額料金はライトプランが3,480円、通常プランが4,300円です。
初月の料金は日割り計算されます。
月間容量が120GBで3,480円、210GBで4,300円というのは他の類似サービスと比べて妥当な水準です。
特に通常プランは月額料金が4千円以上で高く見えますが1ギガあたりの料金に換算すると約20円で、月間容量が100GBの他のサービスで最安のところが32円なので、レッツWi-Fiのコストパフォーマンスは高いです。
契約期間と解約金
契約期間は2年間。
初月(課金開始日の月)の翌月を1か月目に数えて24か月間です。
契約期間中に解約した場合の解約金は通常プランだと11か月間までは18,000円、12か月目以降は9,500円、2年ごとにある更新月は0円となっています。
ライトプランの解約金は1年目からずっと9,500円で、2年ごとの更新月が0円です。
1年未満で解約することになった場合はライトプランの方が解約金は安いです。
機器損害金と端末補償オプション
利用中に端末が故障したり無くしてしまった場合の機器損害金(交換代)は14,000円です。
故障に備えるための端末補償オプション料は月額500円です。
これを付けておくと端末が故障した場合に修理か新しい端末に交換してもらえます。
故意・過失による故障は対象外で、あくまで取扱説明書に従った正常な使用をして故障した場合です。
紛失・盗難の場合も補償対象外なので、オプションを付けておいても無くさないよう注意しましょう。
使用する端末機種
使う端末はuCloudlinkの「U2s」というモバイルルーターです。
スペックは次のようになっています。
ディスプレイ | 無し |
サイズ | 127×65.7×14.2mm |
重量 | 151g |
最大速度 | 下り:150Mbps 上り:50Mbps |
連続通信時間 | 約12時間 |
バッテリー容量 | 3,500mAh |
最大同時接続数 | 5台 |
WiFi規格 | IEEE802.11b/g/n |
USBポート | Micro USB(Type B)(充電用) |
カラー | ゴールド・グレー |
U2sはディスプレイがついておらず、電波強度やバッテリー残量は本体表面にある4つのLEDランプの点灯数でわかります。
月間の通信量はU2sに接続したスマホやPCのWEBブラウザで管理画面にアクセスして確認できます。
操作は側面にある電源ボタンを押すだけなのでだれでも簡単に扱えます。とてもシンプルでわかりやすいルーターです。
USBポートは充電専用となっており、USBケーブルでPCと接続して有線通信することはできません。
他のクラウドSIMサービスだと端末がレンタルなので解約したら返却が必要なところもありますが、レッツWi-Fiはレンタルではないため解約しても返却は不要です。
端末代は0円なので無料でU2sがもらえることになります。
海外利用料
クラウドSIMは外国の通信キャリアの回線にも対応できるため、レッツWi-Fiは海外でも利用することができます。
事前の手続きは不要で日本でいつも使っているU2sを持っていき現地で電源ボタンを押すだけでインターネットが使えます。
LTE通信で使える容量は1日1GBまでで、1GBを超えると256kbpsに制限されます。
使用量は現地時間ではなく日本時間の0時にリセットされます。
海外で利用するには月額料金とは別に日ごとに海外利用料がかかり料金はエリアごとに次のようになっています。
エリア2(アジア②・オセアニア②・中東・南米・アフリカ)1,600円
オーストラリア
端末の電源を入れなかった日は海外利用料は発生しません。
エリア1のアジアやオセアニアの国、ヨーロッパ、北米で使うなら、利用スタイルによっては海外レンタルWiFiを借りて行くより通信費を安くできる場合もあるでしょう。
まとめ レッツWi-Fiのメリットとデメリット
最後にレッツWi-Fiのメリットとデメリットをまとめます。
メリットは次の4点です。
②月間最大120GBか210GBなので1ギガ当たりの料金で見ると安い
③端末が無料でもらえる
デメリットは次の3点です。
②日によって使用量にバラつきがある人だと容量の過不足が生じやすい
②端末が旧モデルのU2s(新モデルU3を採用している他のサービスがある)
デメリット①については、他のサービスだと最低利用期間が2年となっていて25か月目以降は解約金が無料になるところもあるからです。レッツWi-Fiだと3年目以降も2年ごとにある更新月以外に解約すると解約金がかかる2年縛りになっています。
デメリット②については、レッツWi-Fiのように1日に4GBや7GBまでという条件だと平日の使用量は少なくて4GBや7GBも使わず、週末はたくさん使って4GB以上や7GB以上使うような人には容量の過不足が生じてしまいます。
こういう人には月間〇〇GBまでという条件のサービスの方が使いやすいでしょう。レッツWi-Fiは毎日4GBや7GBくらいのペースで使う人に最適なサービスです。
デメリット③は、他のサービスではU2sの後継機であるU3を採用しているところがあるからです。
とはいえ、U2sとU3の大きな違いは最大同時接続台数がU2sは5台なのがU3は10台に増えた点とU2sの角にあるストラップ取り付け部分がU3では無くなりデザインが変わった点なので、こうした点が気にならなければU2sでも良いかと思います。
以上より、レッツWi-Fiは、1日4GBか7GBまでのペースで大容量使いたい人、月額料金の金額の安さよりも1ギガあたりの料金を見てコストパフォーマンスで判断する人に最適なサービスです。
お得なキャンペーン用ページがあるので申し込みの際は間違えないようにしてください。
キャンペーンページはこちら⇒hi-ho Let’s WiFi