2020年3月から携帯3キャリアが5Gの通信サービスを開始し、9月30日には第4のキャリアとなる楽天モバイルが5Gサービスをスタートさせました。
しかし、今のところ5G回線を使えるのは都市部の一部のエリアに限られているため、ほとんどの人は利用できません。
今後1年や2年の間に対応エリアは全国に拡大していく予定ですが、地域によってはさらに先になる場合もあります。
そこでこの記事では、地元で5Gが使えるようになるまでの間に利用する、つなぎのネット回線としておすすめのサービスを紹介します。
3キャリアのLTE回線に対応する「どこよりもWiFi」
どこよりもWiFiは「クラウドSIM」という仕組みを採用した端末を使って大容量でネットが使えるレンタルWiFiサービスです。
クラウドSIMは、従来のように端末にSIMカードを入れるのではなく、クラウドサーバーにある専用装置に複数の通信キャリアのSIMが差し込んであり、サーバー側でユーザーがいる場所に応じて最適なキャリアの回線を自動で選択してルーターに適用するという仕組みです。
これにより、単一のキャリアではなく、ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアに対応することか可能になっています。
どこよりもWiFiのサービス条件
どこよりもWiFiの料金やその他の費用などの条件は次のようになっています。
使用回線 | クラウドSIM 携帯3キャリアの4G LTE(SoftBank・au・docomo) |
通信容量 | 月間100GB・200GB |
端末機種 | 100GB:U3・U2s 200GB:M629 |
契約事務手数料 | 3,000円 しばりなしプランは端末クリーニング代が2,000円 |
月額料金(100GB) | しばりありプラン:3,080円
しばりなしプラン:3,780円 (利用開始月は日割り) |
月額料金(200GB) | しばりありプラン:3,980円
しばりなしプラン:4,480円 (利用開始月は日割り) |
契約期間 | しばりありプラン:2年 しばりなしプラン:1か月 |
解約金 | 9,500円 |
機器損害金(交換代) | 18,000円 |
端末補償オプション | <補償料> 月額400円 <補償内容> |
どこよりもWiFiの使用回線
冒頭でも書きましたが、どこよりもWiFiの特徴はクラウドSIMのため3キャリアの回線に対応していることです。
ただし、現状ではクラウドSIMのサービスの多くはソフトバンク回線に繋がることが多いようです。最近ではau回線につながったという口コミもたまに見かけます。
今後は変わっていくかもしれませんが、回線は自動選択なのでユーザー側では選べないことは理解しておいてください。
ソフトバンクのLTE回線だけでも人口カバー率は99%なので、全国ののほとんどのエリアで利用できますが、山などでSoftBankが圏外の場所でも他のキャリアがかろうじて繋がればネットを利用できるのがクラウドSIMの強みです。
どこよりもWiFiの通信容量
通信容量は月間100GBと200GBのプランがあります。
基本的に容量を超えない限り制限がはありませんが、下記の場合は速度制限される場合があるようです。
- 長時間の動画の閲覧やネット通話
- 4KやHDでの動画閲覧
- 大容量ファイルのダウンロード
- オンラインゲーム
動画の視聴時間、ファイルサイズ、オンラインゲームの利用時間がどの程度なら制限がかかるのかは明確な基準が示されていません。
いずれにしても短期間に大量の通信は行わない方が無難です。
どこよりもWiFiの料金・その他の費用
まず、初期費用として契約時の事務手数料が3,000円です。
しばりなしプランは事務手数料は0円ですが、代わりに端末返却時にクリーニング代2,000円が発生します。
端末発送時の送料は無料です。
月額料金は容量100GBでは、2年契約のしばありありプランが3,080円(税抜)、1か月単位で利用できるしばりなしプランが3,780円。
容量200GBはしばりありプランは3,980円、しばりなしプランは4,480円です。
利用中に端末を故障させたり無くしてしまった場合の機器損害金(交換代)は18,000円です。
こうしたケースに備えるための月額400円の端末補償オプションも用意されており、これを付けておくと故障の場合は無料交換してもらえます。
紛失・盗難の場合は補償対象外なので無くさないようにしましょう。
なお、端末はレンタルのため解約後は返却する必要があり、返却送料はユーザーが負担します。
どこよりもWiFiで使う端末について
どこよりもWiFiで使う端末は、100GBのプランは「U3」と「U2s」という2機種から選べます。
200GBの方はM629という機種です。
下の画像はU2sです。
ディスプレイは付いておらず、バッテリー残量や電波受信レベルは本体表面の4つのランプの点灯で確認するようになっており、作動中に電源ボタンを1回押すと、まずバッテリー残量が表示され、続いて電波レベルが表示されます。
電波レベルが3の場合↓
ディスプレイが付いている端末に比べると情報量は最小限ですが、見方を変えればシンプルでわかりやすいです。
それにディスプレイが無いということは液晶画面が割れる心配も無いため、その点ではメリットといえます。
通信量はU2sに接続したスマートフォンやPCのブラウザで管理画面にアクセスして確認できます。
新モデルのU3では、U2sでは5台だった同時接続台数が10台に増えたほか、U2sより薄く軽くなっており、U2sの角にあるストラップ取り付ける部分が無くなりスッキリとしたデザインになっています。
U3とU2sのどちらの機種でも月額料金は同じです。
どこよりもWiFiは海外でも利用できる
クラウドSIMは外国の通信キャリアの回線にも対応できるため、海外でもそのまま使うことができます。
海外利用の手続きは不要で、現地に行ってから端末の電源を入れるだけでネットが使えるようになります。
月額料金とは別に使った日の分だけかかる「海外利用料」は1日780円です。
使える通信量は1日500MBです。
現地で旅行情報を調べたり地図アプリなどを使うといった用途なら十分でしょう。
海外用レンタルWiFiの場合だと渡航期間中の日数分だけレンタル料がかかりますが、どこよりもWiFiの場合は現地で端末の電源を入れなかった日は海外利用料はかからないため、ネットを使わない日は料金の節約ができます。
どこよりもWiFiのまとめ
クラウドSIMの端末を使うため複数のキャリアのLTE回線に対応しており使えるエリアが広いです。
月額3,180円で月間100GBまで利用できます。
ただし短時間のうちに大量の通信を行うのは避けた方が良いです。
端末はレンタルのため解約したら返却が必要です。
公式サイトを見てみる⇒どこよりもWiFi
20GBや40GBで安いZEUS WiFi(ゼウスWiFi)
上のどこよりもWiFiは月間容量100GBですが100GBも必要ないという人なら20GBや40GBのプランがあるゼウスWiFiがおすすめです。
こちらにも契約期間の縛りを無くしたプランがあります。
ZEUS WiFiのサービス条件
ZEUS WiFiのサービス条件は次のようになっています。
使用回線 | クラウドSIM 携帯3キャリアの4G LTE(SoftBank・au・docomo) |
通信容量 | 20GB・40GB・100GB |
端末機種 | H01 |
契約事務手数料 | 3,000円 |
月額料金 | <スタンダードプラン(2年契約)>
20GB:1,980円 <フリープラン(縛り無し)> 20GB:2,380円 |
契約期間 | スタンダードプラン:2年 フリープラン:1か月 |
解約金 | スタンダードプラン:9,500円 フリープラン:無し |
機器損害金(交換代) | 18,000円 |
端末補償オプション | <補償料> 月額400円 <補償内容> |
2年契約のプランは縛り無しのプランより月額料金が安くなっています。
ZEUS WiFiの使用回線
ZEUS WiFiもどこよりもWiFiと同じでクラウドSIMの端末を使用するため携帯3キャリアの回線に対応しています。
縛り無しのプランもあるので、マルチキャリアに対応するクラウドSIMのWi-Fiサービスを気軽に試すことができます。
ZEUS WiFiの通信容量
通信容量は月間20GB、40GB、100GBから選択できます。
この容量を超えない限りは高速通信で利用できますが、特に100GBのプランは大容量だからといって短期間に回線を占有するような大量の通信は避けた方が方が良いでしょう。
ZEUS WiFiの料金・その他の費用
まず、初期費用として契約時の事務手数料が3,000円がかかります。
端末の送料は無料です。
月額料金は次のようになっています。
20GB:1,980円
40GB:2,680円
100GB:3,480円(3か月目までは2,980円)
<フリープラン(縛り無し)>
20GB:2,380円
40GB:2,980円
100GB:4,280円
利用中に端末を故障させたり無くした場合の機器損害金(交換代)は18,000円です。
月額400円の端末補償オプションも用意されており、これを付けておくと故障の場合は無料交換してもらえます。
こちらも紛失・盗難の場合は補償の対象外です。
ZEUS WiFiも端末はレンタルのため解約後は返却する必要があり返却送料は利用者側が負担します。
ZEUS WiFiで使う端末について
ZEUS WiFiで使う端末は、H01というオリジナル機種です。
こちらはディスプレイ付きなので画面上で各種情報が確認できます。
連続通信時間は10時間で、どこよりもWiFiのU2s/U3の12時間よりやや短めですが、10時間もあれば十分だと思います。
最大通信速度は下り150Mbps・上り50Mbpsで、どこよりもWiFiのU3やU2sと同じです。
ZEUS WiFiは海外利用料が安い
クラウドSIMのWi-Fiサービスは海外でもそのまま使えますが、その中でもゼウスWiFiは海外利用料が安いことが特徴の一つです。
海外利用するには、事前にマイページ上で行先と容量を指定して海外データプランを購入しておき、容量を使い切ったら追加購入することも可能です。
料金は国や容量によって異なりますが、例えばアジアの国だと次のよう料金水準になっています。
7日1GB:430円~1,452円
30日3GB:1,076円~3,603円
上で紹介したどこよりもWiFiの場合、1日500MBで780円のプランしかありませんが、ZEUS WiFiは3種類の容量プランがあるため、渡航期間やネットの使用量に応じて最適なものが選べます。
例えば、1週間の旅行中に通信量が1GBで足りるなら7日で1GBのプランにすれば最安の国ではたった430円で済みます。
1GBで足りない場合や1週間以上の旅行なら30日で3GBのプランにしても、使った日は毎日料金が発生するどこよりもWiFiより安いです。
空港などで借りて行ける海外レンタルWiFiと比較しても、渡航期間や利用スタイルによってはZEUS WiFiの方が安くできる場合があります。
ZEUS WiFiのまとめ
容量は20GB、40GB、100GBの3種類あり、100GBのプランは割高なので、どちらかというと20GBや40GBもあれば十分という人に適しています。
短期間だけ利用したい場合は料金は少し高くなりますが縛り無しのプランもあります。
海外でも利用できるクラウドWi-Fiサービスの中でも特に海外利用料が安いため海外旅行や海外出張へよく出かける人に便利です。
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