月間100GB以上使えるモバイルWiFiの比較

昨年は「容量無制限」としているモバイルWiFiサービスがたくさん登場しましたが、無制限という条件のため一部の利用者が極端に大量の通信を行ったことで回線に影響が出て他の利用者の通信速度が低下するといった通信トラブルが発生したり、実際には無制限ではなく一定の通信量に達すると制限がかかっていたことが問題になりました。

これを受けて最近では、容量無制限という条件を止めて月間〇〇GBや1日〇GBまでといった一定の容量に限定した条件に変更するサービスが増えています。

特に多いのが月間100GBまでという条件のところですが、100GBでは足りないという人もいるでしょう。

そこで今回は、月間通信量が100GBより多く使えるモバイルWiFiサービスを比較していきます。

大容量でネットが利用できるサービスを探している人はチェックしてみてください。

月間容量が100GBより多く使えるモバイルWiFi

比較するのは、モバイルWiFiの代表格である「WiMAX(ワイマックス)」とクラウドWi-Fiサービスの「レッツWi-Fi(Let’s Wi-Fi)」、「MONSTER MOBILE(モンスターモバイル)」「限界突破WiFi」です。

WiMAXは、KDDIのグループ会社であるUQコミュニケーションズが管理しているWiMAX2+という独自の回線を使ってインターネットを利用するサービスです。
〇〇WiMAXという名称で様々なプロバイダーからWiMAXが販売されていますが、回線自体は同じものなので速度などの通信品質に違いはありません。
違っているのは各プロバイダーで設定している契約期間や月額料金、特典などですが、ここでは総費用が安くて人気がある「GMOとくとくBB」が販売するWiMAXを比較対象とします。

クラウドWi-Fiは、「クラウドSIM」を採用した端末を使うモバイルWiFiサービスです。
クラウドSIMは、これまでのように端末にSIMカードを入れて通信するのではなく、クラウドサーバーにある装置に複数の通信キャリアのSIMが差し込んであり、利用者の場所に応じて最適なキャリアのSIMを自動で選択して通信する仕組みです。

これより、携帯3キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の回線に対応でき、海外でも利用できるようになっています。

WiMAXとクラウドWi-Fi3社の比較

5サービスのチェックポイントを比較表にまとめました。

WiMAXの月額料金は、GMOとくとくBBの月額割引キャンペーンの料金です。

料金は全て税抜です。

WiMAX レッツWi-Fi モンスターモバイル
限界突破WiFi
SIMタイプ 物理SIM クラウドSIM
回線 ①WiMAX2+
②4G LTE(au)
4G LTE(SoftBank au docomo)
容量 ①無制限
(3日で10GB制限あり)
②月間7GB
ライトプラン
1日4GB(30日120GB)


通常プラン
1日7GB

(30日210GB)

1日5GB
(30日150GB)
1日5GB~10GB
(30日150GB~300GB)
契約期間 3年 2年 1年契約プラン:1年
縛りなしプラン:1か月
2年(3年目からは1年)
初期費用 3,000円 3,000円 3,000円 0円
月額料金 2か月目まで:2,590円
24か月目まで:3,344円
25か月目以降:4,263円
ライトプラン
3,480円


通常プラン
4,300円

1年契約プラン
3,480円


縛りなしプラン
3,980円

3,500円
中途解約金 12か月目まで:19,000円
24か月目まで:14,000円
25か月目以降:9,500円
更新月:0円
11か月目まで:18,000円(ライトは9,500円)
12か月目以降:9,500円
更新月:0円
12か月目まで:9,800円
14か月目以降:3,000円
更新月:0円
24か月目まで:18,000円
28か月目以降:5,000円
更新月:0円
端末交換代 19,000円 14,000円 18,000円 18,000円
端末補償オプション料(月額) 300円(故障のみ)
500円(水濡れ含む)
500円 350円 500円
端末機種 WX06・W06
HOME 02・HOME L02
U2s Macaroon M1 jetfon P6
公式サイト GMOとくとくBB WiMAX hi-ho Let’s WiFi ここをクリック 限界突破WiFi

以下で各条件を詳しく見ていきます。

使用回線と通信容量

WiMAXには2つの通信モードがあり使用する回線が異なります。

ハイスピードモード⇒WiMAX2+回線
ハイスピードプラスエリアモード⇒WiMAX2+とau 4G LTE

ハイスピードプラスエリアモードではWiMAX2+よりも対応エリアが広いauのLTE回線が使えるため、WiMAXが圏外の場所でもハイスピードエリアモードに切り替えることでauのLTE回線でネットを利用できるようなっています。

ただ、このハイスピードプラスエリアモードには注意点があり、それは後で解説します。

 

クラウドWiFiサービス3社はクラウドSIMを使うため携帯3キャリアの4G LTE回線に対応できます。
上の表に記載した順番のように現状ではSoftBank回線に繋がることが多いようです。auやドコモにつながったという口コミもたまに見かけます。

仮に接続先がSoftBank回線ばかりでも、携帯キャリアのLTE回線はWiMAXよりも使えるエリアが広いというメリットがあります。

WiMAXの使える容量

WiMAXのギガ放題プランは月間容量は無制限となっていますが、3日間の通信量合計が10GB以上になると翌日の18時から次の日の2時頃まで速度制限され、制限後の速度は最大1Mbpsになるという条件付きです。

3日で10GBというのは、ハイスピードモードとハイスピードプラスエリアモードの各モードでの使用量の合計です。

このため、速度制限がかからないよう3日で10GB以内に収まるようにギリギリまで使った場合は月間で100GB弱になります。

しかし、制限されるのは夜間の8時間程なので、それ以外の時間帯ばかりにネットを使う人なら3日10GB制限のことを気にせずに容量無制限で利用できます。

制限中の速度は1Mbpsなので快適とは言えませんが軽い用途なら使い続けられます。

ただ、ネットを利用するのが主に夜間の場合だと3日10GB制限のために高速で使える容量は限られてきます。

WiMAXにはもう一つ注意点があり、au 4G LTE回線が使えるハイスピードプラスエリアモードで7GB使うと、ハイスピードモードも一緒にその月の速度は月末まで128kbpsに低速化します。

128kbpsでは遅すぎて使い物にならなくなるため、ハイスピードプラスエリアモードでは月間7GBを超えないように気を付けて利用する必要があります。
通信量の管理がしっかりできるなら問題ないですが、auの4G LTE回線で7GB以上使いたい場合には不便です。

レッツWi-Fiの使える容量

レッツWi-Fiはプランが2つあり、ライトプランは1日4GB、通常プランは1日7GBを超えると、翌々日の速度が最大128kbpsに制限される条件です。

このため月間(30日)だとライトプランは120GB、通常プランは210GBの容量になります。

毎日コンスタントに4GBや7GB近く使う人に利用価値があります。

モンスターモバイルの使える容量

モンスターモバイルは1日5GBの容量を超えた後は日付が変わるまで速度が256kbpsに制限されるため、高速で使える月間容量は最大150GBとなります。

レッツWi-Fiのライトプランと通常プランの中間の容量です。

限界突破WiFiの使える容量

限界突破WiFiは1日5GBまでは高速で利用でき、5G~10GBまでは最大速度が下り4Mbps・上り1Mbpsになり、10GBを超えると速度は最大128kbpsに制限されるという条件です。

このため、毎日1日5GBまで使うと月間通信量は150GBになり、10GBまで使うと月間300GBになります。

1日5GB以降の下り最大4Mbpsの速度だと超高画質動画の視聴や高速を必要とするオンラインゲームなどの用途では厳しいですが、それ以外の用途なら利用できるためネットの使用時間が長い人や家族で共有するなどして1日10GB、月間300GBくらい必要という場合に最適です。

契約期間と初期費用、月額料金

契約期間はGMOとくとくBBのWiMAXが3年です。

クラウドWi-Fi3サービスは2年ですが、限界突破WiFiだけは3年目からは契約期間が1年になります。

初期費用として、各サービスで契約事務手数料として3,000円がかかりますが、限界突破WiFiは無料です。

いずれのサービスも端末の送料は無料です。

月額料金と2年総費用をまとめるとこうなります。

WiMAX レッツWi-Fi モンスターモバイル
限界突破WiFi
契約事務手数料 3,000円 3,000円 3,000円 0円
月額料金 2か月目まで:2,590円
24か月目まで:3,344円
25か月目以降:4,263円
ライトプラン3,480円

通常プラン
4,300円

1年契約プラン3,480円

縛りなしプラン3,980円

3,500円
2年総費用 95,101円 ライトプラン:86,500円

通常プラン:106,180円

1年契約プラン:90,000円

縛りなしプラン:102,500円

87,500円

WiMAXと限界突破WiFiは初月の月額料金は日割り計算ですが、ここでは省略しているため実際の2年総費用は上記の金額に初月の日割り分が加算されます。

WiMAXの月額料金は通常は4,263円なんですが、最初の2か月は2,590円に割引され、3か月目~24か月目までは3,344円に割引されるという形になっています。
3年目からは通常料金の4,263円に戻り、以降はずっとこの金額です。

GMOとくとくBBのWiMAXは3年契約ですが、ここでは他の3サービスに合わせて2年だけ使った場合の総費用を記載しています。
2年だと中途解約になるため解約金も加算しており、特典でもらえる3,000円のキャッシュバックの分を差し引いて総費用を算出しました。

レッツWi-Fiは、キャンペーンで契約事務手数料と初月の料金が無料、2か月目の料金が2,980円に割引されるため、その条件で2年総費用を計算しています。

1日4GBのレッツWi-Fiライトプランと1日5GBのモンスターモバイルの月額料金は同額ですが、レッツWi-Fiはキャンペーン特典の効果により2年総費用はモンスターモバイルより安くなっています。

だいたい使える容量の順に料金も高くなっていますが、クラウドWi-Fiサービスの中では限界突破WiFiで月間300GB使えた場合が一番コストパフォーマンスが良いです。1ギガ当たりの料金に換算すると約12円になります。

中途解約時の解約金

ここでは契約期間の途中で解約した場合は解約金(解約違約金)を比較します。

WiMAX レッツWi-Fi モンスターモバイル
限界突破WiFi
3年契約 2年契約 1年契約
2年契約(更新後は1年)
12か月目まで:19,000円
24か月目まで:14,000円
25か月目以降:9,500円
更新月:0円
11か月目まで:18,000円(ライトは9,500円)
12か月目以降:9,500円
更新月:0円
12か月目まで:9,800円
14か月目以降:3,000円
更新月:0円
24か月目まで:18,000円
25か月以降:5,000円
更新月:0円

レッツWi-Fiライトプラン以外は最初の契約期間では使用期間が短いほど解約金が高く設定されています。

モンスターモバイルの契約期間は1年で14か月目からは解約金が3,000円なので、この4サービスの中では契約期間の縛りが最も緩いです。

限界突破WiFiは2年間ずっと解約金が18,000円ですが、3年目からは契約期間が1年になり解約金は5,000円に減額されます。

WiMAXは3年ごと、レッツWi-Fiと限界突破WiFiは2年ごと、モンスターモバイルは1年ごとにある契約更新月に解約した場合には解約金は無料になります。

限界突破WiFiで解約金が無料になる更新月は3か月間あり、最初の更新月では25か月目~27か月月目が更新月になります。

端末交換代と補償オプション料

利用中に端末を故障させたり無くしたりして交換が必要になった場合の交換代(機器損害金)とオプションで利用できる補償サービスの月額料金の比較です。

WiMAX レッツWi-Fi モンスターモバイル
限界突破WiFi
端末交換代 19,000円 14,000円 18,000円 18,000円
端末補償オプション料(月額) 300円(故障のみ)
500円(水濡れ含む)
500円 350円 500円

端末交換代(機器損害金)は補償オプションを付けずに利用して交換することになった場合の負担費用です。

補償オプションを付けておいて端末が故障した場合、WiMAXと限界突破WiFiは無償で修理対応、レッツWi-Fiは無料で修理又は交換対応、モンスターモバイルは割引又は無料で交換対応となっています。

いずれも盗難、紛失で無くした場合は補償対象外です。

レンタルの場合は解約後に端末の返却が必要

ここで紹介しているサービスは全て端末代は無料ですが、モンスターモバイルだけは端末がレンタルのため解約したら返却する必要があり、返却しない場合は機器損害金と同額を支払うことになります。

WiMAXとレッツWi-Fi、限界突破WiFiでは端末は自分の物になるため返却は不要です。

端末がレンタルでも構わないかどうかも選ぶ際のポイントになるでしょう。

端末の機種の比較

WiMAXの端末は複数の機種から選択することができ、モバイルルーターのほかにコンセントにつなげて使うホームルーターも用意されていますが、ここでは他の3サービスに合わせてモバイルルーターの「WX06」を比較対象とします。

WiMAX レッツWi-Fi モンスターモバイル
限界突破WiFi
端末機種 WX06 U2s Macaroon M1 jetfon P6
最大速度 下り440Mbps
上り30Mbps(HS+Aは75Mbps)
下り150Mbps
上り50Mbps
バッテリー容量 3,200mAh 3500mAh 3,000mAh 3,400mAh
連続通信時間 ハイパフォーマンス:8時間20分
ノーマル:11時間30分
エコ:14時間
12時間 12時間 15時間
Wi-Fi規格 IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)

IEEE802.11a/n/ac(5GHz)

IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)
接続方法 Wi-Fi
USB
Wi-Fi
同時接続台数 Wi-Fi 16台
USB 1台
Wi-Fi 5台 Wi-Fi 10台 Wi-Fi 8台
USBポート USB2.0
タイプC
USB2.0
microUSB タイプB
USB2.0
microUSB タイプB
USB2.0
タイプC
ディスプレイ 2.4インチ 無し 1.54インチ 5.7インチ

下りの最大速度はWiMAXのWX06の方が高速ですが、これは理論上の最大値なので実際に出る速度は使用場所の電波の強さ次第です。

WiMAXの電波が弱く、SoftBankの電波が強い場所ならクラウドWi-Fiの方が速い場合はあり得ます。

このため最大速度の違いはそれほど気にしなくていいと個人的には思います。

WiMAXのWX06は動作モードをハイパフォーマンス・ノーマル・エコの3種類から選択でき、ハイパフォーマンスモードは速度を優先して連続通信時間は短くなり、逆にエコモードは速度よりも省電力を優先することで通信時間が長くなります。ノーマルモードはその中間です。

Wi-Fi接続時の周波数はWX06は5GHzも使えますが、その他の機種は2.4GHzにしか対応していません。
理論上は5GHzの方が高速ですが、速度測定の数値が少し上がる程度で体感では違いはほとんどわからないため速度にこだわりがなければ2.4GHzだけでも十分です。

WX06はWi-FiのほかUSBケーブルでPCと有線通信ができるため、有線でパソコンとつなげて使いたいならWiMAXの方が良いです。

Wi-Fiの最大同時接続台数は、WX06は16台、Macaroon M1が10台、jetfon P6が8台、U2sが5台となっています。
家族など大人数で共有して使う場合は5台だと足りないかもしれません。

USBポートの形状はU2sとMacaroon M1はマイクロUSBタイプB、WX06とJetfon P6はタイプCです。

大きな違いはディスプレイの有無で、U2sはディスプレイが付いておらず本体の表面にある4つのランプで電波強度やバッテリー残量を確認するようになっています。
データ通信量はルーターに接続したスマホやPCのブラウザで管理画面にアクセスしてそこで確認できます。
それ以外の端末はディスプレイで各種情報を確認することができます。特にjetfon P6はスマホ型端末なので画面サイズは大きいです。

モバイルルーターの形は四角形のものがほとんどですが、モンスターモバイルのマカロンM1は下の画像のように円形という点も他との違いです。丸いデザインが好きな人には良いかもしれません。
【468×120】株式会社NEXT/MONSTER MOBILE

 

まとめ

WiMAXは3日で10GB制限がありますが、制限されるのは18時~翌日2時頃の間だけなので、それ以外の時間帯ばかりに使う人なら容量無制限で利用できます。

主に夜間に使う人でも制限後の速度は1MbpsなのでWEBサイトを見たりSNSを利用するなど軽い用途なら使い続けられます。

WiMAXの端末は性能が高く機能も豊富です。

キャンペーンページはこちら⇒GMOとくとくBB WiMAX

 

クラウドWi-Fiサービスは、使いたい月間容量ごとに選べます。

月間120GB程度必要なら、1日4GBが条件のレッツWi-Fiライトプランが最適です。

月間150GBくらい必要なら、1日5GBの容量が選べるモンスターモバイルになります。

月間200GBくらい必要なら、1日7GBのレッツWi-Fi通常プランなら月間(30日)なら最大210GBまで使えます。

月間300GBくらい使いたいなら限界突破WiFiです。

高速のまま使えるのが1日5GBまでで、5GB~10GBは速度が最大下り4Mbps、上り1Mbsに制限されますが、1日10GB使えば月間容量は300GBになります。

5GB以降は下り最大4Mbpsになりますが、速度をそれほど必要としない用途で長時間使う人や家族で共有して使う人にはコストパフォーマンス良く利用できます。

 

WiMAXはハイスピードプラスエリアモードでauの4G LTE回線も使えますが、このモードでの使用量が月間7GBを超えてしまうとハイスピードモード共に月末まで低速になります。

その点で、クラウドWi-Fi3サービスは使えるエリアが広い携帯キャリアのLTE回線でネットを大容量で利用できることが魅力です。

WiMAX2+回線の対応エリアは全国に広がっていますが、一部の地下や山の方では圏外にある場所がまだあるため、そういう場所でよく使う予定なら携帯キャリアのLTE回線の方が良いでしょう。

1日4GBか7GBのペースで月間120GBか210GBくらい使いたいなら⇒hi-ho Let’s WiFi

1日5GBのペースで月間150GBほど使いたいなら⇒モンスターモバイル。詳しくはここをクリック

1日5~10GB、月間150~300GB使えるのが⇒限界突破WiFi