モバイルWiFiルーターをレンタルしてインターネットが利用できる「SPACE Wi-Fi(以下スペースWiFiと記載)」を使い始めて半年が経ちました。
今回は1か月単位のレンタル契約を開始して6か月ほど使ったうえでのレビューを書きます。
端末について
スペースWiFiでは、WiMAX用の端末とソフトバンク用の端末の2つが用意されていて、申し込んだときの在庫状況に応じてどちらかが送られてきます。(自宅住所がWiMAXとソフトバンクのどちらか一方しか対応エリアになってない場合は希望すれば選べるようです。)
基本的に端末はユーザーが選択できないのはマイナス点ではありますが、どちらが届いてもモバイルWiFiルーターでインターネットを利用する目的は果たせると思います。
私の場合、当初はWiMAXを短期で使いたいと思い申し込んでソフトバンク端末が届いたのですが、使ってみたら速度も使えるデータ容量も十分で満足できました。
下の写真の端末は私が利用してた時のソフトバンク用端末のE5383sという機種です。
E5383sの操作・設定はとても簡単で、説明書などなくても画面のメニューを見ればわかるくらいシンプルなのが良いです。サイズもコンパクトで外に持ち出すときに便利でした。
現在のソフトバンク回線の端末はこちらで確認してください⇒SPACE Wi-Fi
最近の実行速度
10月に入ってから自宅で通信速度を測ってみました。
測定した時間帯は8時台、10時台、12時台、15時台、18時台、21時台で、たまに極端に遅いなどブレた数値が出るときがあるため3回ずつ測定しました。
下り速度は15時台では10Mbpsを割っていますが、全体的に見ると朝から夜にかけて10Mbps近くの速度は出ており速いときで20Mbpsくらいになるという感じです。
上り速度は10時台の極端にブレた数値を除いて2~10Mbpsの間で下り速度より遅めですが、ファイルをアップロードする機会は少ないので不便は感じません。
結論を言えば、使い始めた頃と比べても実行速度は落ちていません。
スペースWiFiは去年の10月にサービス提供を開始してちょうど1年経過しており、最近は利用者が増えていて端末の発送が遅れ気味らしいので速度の低下を心配していましたが変わっていませんでした。
通信回線を提供しているのはソフトバンクなので一部のレンタルサービスのユーザーが増えたところで大した影響は無いのでしょう。
WiMAXの方はどうか
スペースWiFiはユーザーが端末を選べないため、9月に別のレンタル業者でWiMAXのW04を短期間だけ借りて使ってみたのですが、その時に自宅で速度測定したときは下りで10Mbps台、上りが1~2Mbps台という結果でした。
下り速度はソフトバンク回線と比べて遜色ないものでしたが、上り速度はソフトバンクより遅めでした。
自宅は郊外にあるためかWiMAXの電波がやや弱かったのが原因だと思いますが、仮にスペースWiFiでWiMAX端末が届いていたとしても、下りで10Mbpsくらい出ていれば自分の用途では十分満足できたと思います。
使える容量と速度制限
スペースWiFiのソフトバンク回線の方は1日3GB以上(現在は2GB以上)うと速度制限がかかります。
速度制限を経験したことが2回ありますが、制限後はあまりにも速度が遅すぎてサイト表示もYoutubeの動画も読み込み状態が続くだけでまともに使えませんでした。
しかし速度制限がかかっても翌日の1時過ぎには解除されるためそれほど不便ではありません。
3GBオーバーしたその日はネットの使用を諦めて一晩我慢すれば、翌日にはまた高速で使えるようになっています。
速度制限がかからないようにギリギリまで使うとしたら1日2.9GBとすると1か月(30日)で87GB(現在は1か月60GBまで)は使える計算です。
Youtubeの動画を見ることが多いですが、標準画質で見ているせいか1日3GB(2GB)を超えることは滅多にありません。私にとっては使い切れずに余るほどの大容量です。
ちなみにWiMAXだと3日で10GB以上で速度制限になるため、1か月だと100GBは高速のまま使えることになります。
料金・費用(税抜)
スペースWiFiは契約事務手数料や端末を受け取るときの送料が無料なので初期費用が掛かりません。
さらに、1か月単位の契約なので止めたくなったら翌月には解約でき、解約違約金などもありません。
契約期間の縛りがないため気軽に始めることができました。
月額利用料は3680円(税抜)です。利用開始月は日割り計算になります。
月額3,680円で1日3GB(2GB)、1か月で90GB(60GB)程度使えます。
携帯3キャリアや格安SIMの大容量プランと比較してもお得と言えます。
なお、解約した時に端末を返却するときの送料はユーザー負担ですが、郵便局のレターパックライトを使えば370円で済みます。
端末の紛失や故障に注意が必要
これはスペースWiFiに限らずレンタルWiFi全般のことですが、端末は借り物であるため契約期間中に無くしたり故障させた場合は弁償する必要があります。
スペースWiFiの弁償金は40,000円ですが月額500円の端末保証サービスを付けると10,000円に減額されます。
初期不良や通常使用での自然故障の場合は無償で交換してもらえます。
端末を紛失した場合は中に入っているSIMカードも無くなるためSIMの再発行手数料3,000円もかかります。故障よりも紛失の方が負担額が大きいです。
モバイルWiFiルーターは、そう簡単に故障したり無くしやすいものではなりませんが、端末を勢いよく落としたり水没させたり、どこかに置き忘れるといったことには気を付けるべきです。
まとめ
端末、実行速度、使える容量、月額料金の全てで満足しています。
契約事務手数料や端末の発送料などの初期費用がかからず止めるときも解約金が無いので、気軽に始められることも魅力です。
欲を言えば端末はユーザーが選択できるようになっていれば良いのですが、どちらが届いてもそこそこの速度は出て大容量でインターネットを利用できるはずです。
注意点は端末が故障・紛失の場合は弁償金がかかることなので、端末は大切に扱っていく必要があります。
何といっても契約期間の縛りが無いため、モバイルWiFiを使いたいけど長い契約期間があるのは嫌という人には便利なサービスだと思います。
スペースWiFiの詳細・申し込みはこちら⇒SPACE Wi-Fi
追記 解約手続きは簡単
この後9か月ほどで解約しましたが、解約した後の手続きは簡単でした。
スペースWiFiのサイトの専用フォームから解約の申し込みをした日の翌月末で解約となり、その次の月の5日までに指定された住所宛に端末を返却する必要があるため、月末ごろに発送しました。
発送方法はコンビニに行って郵便局のレターパックライトの封筒を購入し、これに指定された宛先を記入してからエアキャップで包んだ端末とUSBケーブルをを入れて封をしてポストに投函するだけでした。
端末返却時の送料はユーザー負担ですがポストに入れるだけなので手軽だし、郵便局のサイトの追跡サービスで荷物が送り先に届いたかどうか確認できるのも安心できて良かったです。