WiMAX(現行規格はWiMAX2+)は、契約期間が3年間もあり契約期間中に解約すると高い契約解除料がかかるから利用しにくい。1年契約や2年契約ができないものか・・・という考えの人も多いのではないでしょうか?
そんな方に朗報です。
10月1日から一部のWiMAXプロバイダーで2年契約や1年契約ができる新プランが登場しました。
今回はそれらを紹介します。
UQWiMAX 新ギガ放題プラン
UQWiMAXが新たにスタートした新「ギガ放題プラン」は、契約期間は2年間で、契約解除料は1,000円です。
契約期間が1年短くなったうえに中途解約しても解約金はたったの1,000円なので、契約期間の縛りはかなり緩くなっています。
この他に契約期間が無い料金プランも用意されていますが、こちらは月額4,050円と少し高く設定されています。
申し込みページはこちらです⇒UQ WiMAX
新ギガ放題プランは3タイプから選べる
新ギガ放題の料金プランは下記の様に3種類があります。
新ギガ放題プラン | 料金 | 詳細 |
2年自動更新あり | 3,880円 | 2年間の自動更新で中途解約は契約解除料1,000円。 |
2年自動更新なし | 3,880円 | 最初の2年以内に解約すると契約解除料1,000円。3年目以降は月額4,050円になり契約解除料はかからなくなる。 |
期間条件なし | 4,050円 | 契約解除料はかからない。 |
契約期間有りと無しの差は月額170円です。
2年契約で自動更新ありの方はずっと月額3,880円です。
契約更新期間は満了月から3か月間なので十分な余裕があります。
仮に中途解約することになっても解除料は1,000円なので、長く使うならこちらの方がお得です。
支払い方法はクレジットカードのほか口座振替にも対応しており、口座振替手数料は無料です。
新ギガ放題プランのデメリット
ここでは新ギガ放題プランのデメリットを説明します。
端末代が有料
新ギガ放題プランでは端末代がかかります。
価格は、W06、WX05、HOME L02、HOME 01の全機種15,000円です。
ただ、これは仕方ないことだと思います。
なぜなら、契約解除料がたったの1,000円なので、端末を無料にしてしまうと契約した後にすぐに解約して端末を転売するといった動きがあり得るからです。
他のWiMAXプロバイダーの多くは契約期間を3年縛りにして長く使ってもらうことで端末代を無料にしているのですが、新ギガ放題プランでは契約期間の縛りを緩くした代わりに端末代が有料になっているのです。
LTEオプションが有料
現行のWiMAX端末はauの4G LTE回線を使えるハイスピードプラスエリアモードがあり、WiMAX回線の他にauのLTE回線でもネットに接続することが可能です。ただしハイスピードプラスエリアモードで使える容量は月間7GBまでです。
3年契約のWiMAXでは、このLTEオプションは無料ですが、新ギガ放題プランはLTEオプションを利用するとその月は1,005円の追加料金が発生します。
この点については、地下や山間地などWiMAXの電波が届きにくい場所で利用することが多い人ならLTEオプションは重要かもしれませんが、自宅や外出先でWiMAX圏内のみで使う人ならそれほど困らないのではないかと思います。
ちなみに、auのスマートフォン・ケータイのユーザーがWiMAXを利用する場合はauスマートバリューmineというサービスによりauの月額料金が最大1,000円値引きされるほか、WiMAXのLTEオプションも無料になります。
SIMのみ購入することもできる
UQWiMAXではWiMAX回線のSIMカードのみを購入することも可能なので、既にWiMAX端末を持っている人なら端末代をかけずに新ギガ放題プランを利用することができます。
端末が中古品でも構わなければ、オークションなどで中古端末を安く入手してからUQWiMAXでSIMだけ購入する方法もあります。
UQWiMAX 新ギガ放題プラン まとめ
契約期間は2年間で月額3,880円で、自動更新有りと無しから選べます。
中途解約の契約解除料は1,000円。
契約期間無しのプランもあり、こちらの月額料金は4,040円。
デメリットは、端末代15,000円がかかることとLTEオプションを使った月は1,005円の追加料金が発生すること。
既にWiMAX端末を持っていればSIMのみ購入することで端末代はかかりません。
公式サイト⇒UQ WiMAX
BIGLOBE WiMAX ギガ放題プラン(1年)
老舗プロバイダーのBIGLOBE(ビッグローブ)が提供するWiMAXでギガ放題プラン(1年)という新プランがスタートしています。
サービス名の通り契約期間が1年で、契約解除料は1,000円です。
最初の12か月の間に解約すると契約解除料がかかりますが、13か月目以降は解除料は不要になるため2年目からは解除料を気にせずいつでも解約できます。最低利用期間が1年間というわけです。
料金は月額3,980円で、利用開始月は0円、1~3か月目の月額料金は1000円割引されて1,980円です。
支払いはクレジットカードのほか口座振替も可能ですが、口座振替手数料が200円/回がかかります。
さらに、15,000円のキャッシュバック特典もあり、サービス開始月の翌月に受け取れます。
そのページはこちら⇒BIGLOBE WiMAX 2+
ギガ放題プラン(1年)のデメリット
デメリットは、上で紹介したUQWiMAXの新ギガ放題プランと同じで、端末代がかかることとLTEオプションが有料なことです。
LTEオプションを使用した月は1,005円の追加料金が発生し、auのユーザーならauスマートバリューmineにより無料にできます。
ギガ放題プラン(1年)は端末代の支払い方法に違いがあります。
端末は、W06、WX05、HOME L02の3機種があり、価格はいずれも19,200円です。
クレジットカードで支払う場合は分割払いのみとなり月々800円の24回払いです。
口座振替の場合は代金引換の一括払いのみとなり代引き手数料400円がかかるため、端末代との合計で19,600円となります。
クレカ払いにして2年以内にBIGLOBE WiMAXを解約した場合は19,200円を払い終えるまで月々の残金の支払いは続き、BIGLOBEを退会した場合は残金一括支払いとなります。
クレカ払いだと24カ月間支払い続けるので縛られてる感じがありますが、最初に一括で支払っても分割で支払っても負担する金額は同じです。
上で紹介したUQWiMAXの端末代は15,000円なので、こちらの方が高いですがその代わりこちらは7,000円のキャッシュバックがもらえます。
SIMのみのプランもスタートした
その後、ビッグローブでもSIMのみ購入できるプランが始まったため、既にWiMAXの端末を持っていたり、中古品の端末を別途購入して用意できる場合は、19,200円もする端末を買わなくて済みます。
UQWiMAXとBIGLOBE WiMAXのどちらがお得か
ここからは各サービスで1年間や2年間使った場合の費用を比較します。
UQWiMAXは2年契約の自動更新有りのプランの料金です。
UQWiMAX | BIGLOBE WiMAX | |
契約期間 | 2年 | 1年 |
契約解除料 | 1,000円 | 1,000円 |
契約手数料 | 3,000円 | 3,000円 |
利用開始月 | 3,880円(日割り) | 0円 |
月額料金 | 3,880円 口座振替も同額 |
3,980円 口座振替は+200円 |
端末代 | 15,000円 | クレジットカード 19,200円口座振替 19,600円(代引き手数料込み) |
キャッシュバック | ― | 15,000円 |
1年間負担額 | 73,320円 | クレジットカード 58,940円口座振替 61,940円 |
2年間負担額 | 118,880円 | クレジットカード 106,700円口座振替 112,100円 |
負担額の計算方法は下記の通り。
契約手数料+利用開始月の料金+(月額料金×月数 13か月又は25か月)+端末代+契約解除料-キャッシュバック金額
1年間負担額ではUQWiMAXの方は中途解約になるため契約解除料1,000円を加算しています。2年間負担額はどちらも契約満了月で解約したものとして解除料は加算していません。
利用開始月はUQは日割り、BIGLOBEは0円ですが、ここではわかりやすくするためUQは満額の3,880円を計上しています。
以上より、BIGLOBEの方が月額料金が100円高く、端末代も4,200円高いですが、キャッシュバックや最初の3か月間の1,000円割引によって1年使用でも2年使用でも総負担額ではUQより安いです。
仮に月末から利用開始してUQの利用開始月の日割り料金が1日分だったとしてもBIGLOBEの方が安いです。
申し込みはこちら⇒BIGLOBE WiMAX
ただ、UQの方は月額料金が少しだけ安く、口座振替の手数料が無料のため、端末代がかからないSIMのみプランにした場合は2年以上の使用ならUQの方が安いです。
口座振替でSIMのみプランを2年間以上利用する予定ならこちら⇒UQ WiMAX