WiMAXは、回線を提供しているUQコミュニケーションズのUQ WiMAX以外にも様々なプロバイダーから販売されています。
例えば、So-net、BIGLOBE 、GMOとくとくBB、Borad WiMAXなどです。
どこのWiMAXでも回線自体はUQコミュニケーシンズが管理しているため、通信速度や安定性といった回線品質はどのプロバイダーのWiMAXでも同じです。
ちなみに現在使われているのはは最新規格のWiMAX2+回線となっています。
プロバイダーごとに違うのは、契約期間や端末代の有無、月額料金、特典内容です。
これらの条件を各プロバイダーで独自に設定して差別化をしながらWiMAXを販売しているのです。
WiMAXのプロバイダーはたくさんありますが、ここでは費用の安さや人気度、運営元など各種条件をチェックし、魅力あるプロバイダーのみを集めて紹介するので参考にしてください。
WiMAXプロバイダーの総費用を比較
各プロバイダーの契約条件と費用を比較表にまとめました。
料金は全てクレジットカード払いの場合の金額です。(口座振替で支払いたい人はこちら)
3年契約のプロバイダーは37か月目が契約更新月のため、この月の料金も含めて37か月分の月額料金で総費用を計算しました。
1年契約や2年契約のプロバイダーも37か月目まで利用した場合の費用を記載しています。
GMOとくとくBB | DTI | Broad WiMAX |
So-net | BIGLOBE | UQ WiMAX | |
契約期間 | 3年 | 3年 | 3年 | 3年 | 1年 | 2年 |
契約手数料 | 3,300円 | |||||
月額料金 | ||||||
利用開始月 | 3,609円 (日割り) |
0円 | 2,999円 (日割り) |
0円 | 0円 | 4,268円 (日割り) |
1ヶ月目 | 3,609円 | 0円 | 2,999円 | 3,718円 | 4,378円 | 4,268円 |
2ヶ月目 | 3,609円 | 2,849円 | 2,999円 | 3,718円 | 4,378円 | 4,268円 |
3~12か月目 | 4,263円 | 4,136円 | 3,753円 | 3,718円 | 4,378円 | 4,268円 |
13~24ヶ月目 | 4,263円 | 4,136円 | 3,753円 | 4,817円 | 4,378円 | 4,268円 |
25~37か月目 | 4,263円 | 4,136円 | 4,413円 | 4,817円 | 4,378円 | 4,268円 |
端末代 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 21,120円 | 16,500円 |
契約解除料 | 1ヶ月目~12ヶ月目まで:20,900円 13ヶ月目~24ヶ月目まで:15,400円 25ヶ月目以降の契約更新月以外:10,450円 |
1,100円 | 1,100円 | |||
キャッシュバック | 30,200円※1 | 6,000円 ※2 |
– | – | 17,000円 | – |
総費用 | ||||||
1年 (13か月) |
51,975円 | 73,045円 | 68,980円 | 68,133円 | 64,334円 | 80,652円 |
2年 (25か月) |
103,281円 | 117,727円 | 109,726円 | 120,987円 | 116,870円 | 130,768円 |
3年 (37か月) |
149,087円 | 144,909円 | 152,232円 | 168,341円 | 169,406円 | 182,984円 |
年ごとの総費用の計算方法は以下の通りです。
利用開始月の料金の計算方法は各社で違い、日割り、無料の2パターンありますが、ここでは月初から利用開始したことにして日割りのプロバイダーも満額を計上しています。
月途中から利用開始した場合は初月の料金はもっと少ない金額になります。
※1 GMOとくとくBBのホームルーターのキャッシュバック額はモバイル端末の場合の金額です。
※2 DTIのキャッシュバックはNTTグループカードに新規入会し、DTI WiMAXの支払い用に設定することで最大6,000円のキャッシュバックが受けられます。
一番安いWiMAXプロバイダーはどれ?
契約期間は、BIGLOBEが1年、UQ WiMAXが2年、他のプロバイダーは全て3年です。
契約期間中に解約した場合にかかる契約解除料は、BIGLOBEとUQは1,000円なのでほとんど契約期間の縛りはないようなものですが、その代わり端末代が有料で月額料金も高めになっています。
これに対して3年契約のプロバイダーは契約解除料が高額で3年縛りですが、端末代が無料で月額料金は安いため、1年や2年で解約した場合で契約解除料を負担してもBIGLOBEやUQより支払い総費用は少ないところがあります。
そして、3年契約のプロバイダーで3年間の総費用が最も安いのがDTI WiMAXでNTTグループカードに同時加入して支払用に設定した場合です。
ただ、WiMAXのために新規でクレジットカードを作りたくない場合は、GMOとくとくBBのキャッシュバックキャンペーンが最安になります。
ここは月額料金は高めですが高額なキャッシュバックがあるため、この分を差し引くことで実質的な総費用が安くなるのです。
もし1年や2年で解約した場合の費用でもGMOが最も安いです。
上の表のキャッシュバック額は端末がモバイルルーターの場合ですが、ホームルーターにするとキャッシュバック額はHOME 02で33,200円なので負担額はさらに安くなります。
GMOのキャッシュバック額はよく変更されるため最新の情報は公式サイトを確認してください。
1年未満の利用予定ならBIGLOBE
BIGLOBEとUQは、端末を購入せずSIMのみ購入できるプランもあり、過去にWiMAXを利用したことがありWiMAXの端末を持っている人ならSIMのみプランを選ぶことで浮いた端末代の分が総費用から差し引かれます。
BIGLOBEは17,000円のキャッシュバックがありますが、これは端末を購入した場合が対象なのでSIMのみプランにした場合、上の表で総費用から差し引かれるのは、端末代21,120円-キャッシュバック17,000円=4,120円しか安くなりません。
このためBIGLOBEでSIMのみプランにした場合でもGMOとくとくBBの方が安いです。
ただし、利用期間1年未満で解約した場合はビッグローブの方が安いです。
BIGLOBEはサービス開始の翌月にキャッシュバックが受け取れるに対して、GMOはキャッシュバックの受け取りが1年後なので、もし1年経たずに解約するとキャッシュバックはもらえず3万円も損をします。
それに加えて契約解除料もかかるため、BIGLOBEよりも大幅に費用負担が大きくなります。
BIGLOBEは1年未満で解約しても契約解除料はたったの1,100円です。
このため最初から1年未満で解約する予定の場合ならBIGLOBEの方が良いです。
詳しくは公式サイトを確認してください⇒BIGLOBE WiMAX
GMOとくとくBBのキャッシュバックは受け取りが1年後
GMOとくとくBBのキャッシュバックは契約してから1年後に振込先口座の登録手続きすることで受け取ることができます。
この手続きをするのを忘れて登録期限が過ぎるとキャッシュバックはもらえなくなるため、もし受け取れなかったらキャッシュバックによるマイナス分が消えるので総費用は高くなってしまいます。
実際、手続きするのを忘れてキャッシュバックをもらえなかったという人もけっこういるので十分注意すべきです。
利用開始月から数えて11か月目に口座情報の登録を求める連絡メールが届くので、このことを忘れないようにできる人だけキャッシュバックキャンペーンを利用してください。
1年も先のことなど忘れてしまうという人はGMOがキャッシュバックキャンペーンとは別に用意している「月額割引キャンペーン」から申し込むのがおすすめです。
こちらはキャッシュバックが無い代わりに月額料金を安く設定しており、総費用はキャッシュバックキャンペーンの場合と比べて少し高いだけです。
2つを比較するとこうなります。
キャッシュバック | 月額割引 | |
契約事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 |
利用開始月(日割り) | 3,969円 | 2,849円 |
1~2か月目 | 3,969円 | 2,849円 |
3~24か月目 | 4,688円 | 3,678円 |
25~37か月目 | 4,688円 | 4,688円 |
キャッシュバック額 | WX06・W06:30,200円
HOME 02:33,200円 |
6,000円 |
3年総費用 | WX06・W06:149,087円
HOME 02:146,087円 |
全機種:147,707円 |
3年間の総費用を比べてみると、月額割引キャンペーンの方が安いです。
以前はキャッシュバックキャンペーンの方が安かったのですが、ここ数カ月は月額割引キャンペーンで6千円のキャッシュバックを付けるようになったため逆転しています。
万が一キャッシュバックを受け取りそびれた場合の損失額も月額割引キャンペーンの方が安く済むため、今はこちらから申し込んだ方が良いです。
やはりキャッシュバックキャンペーンの方が良いという人はこちらを読んでみてください⇒GMOとくとくBBのキャッシュバック受け取り失敗を避ける方法
口座振替ができるWiMAXプロバイダー
クレジットカードを持ってなくても銀行口座があれば、口座振替で支払えるプロバイダーでWiMAXが利用できます。
以下に口座振替に対応している3プロバイダーを比較します。
Broad WiMAX | BIGLOBE | UQ WiMAX | |
契約期間 | 3年 | 1年 | 2年 |
契約手数料 | 3,300円 +初期費用20,743円 |
3,300円 | 3,300円 |
月額料金 | |||
利用開始月 | 2,999円 (日割り) |
0円 | 3,880円 (日割り) |
1~2か月目 | 2,999円 | 4,378円 | 4,268円 |
3~24か月目 | 3,753円 | ||
25~37か月目 | 4,413円 | ||
口座振替手数料 | 220円/月 | 220円/月 | 無料 |
端末代 | 0円 | 21,120円+代引き手数料440円 | 16,500円 |
契約解除料 | 1ヶ月目~12ヶ月目まで:20,900円 13ヶ月目~24ヶ月目まで:15,400円 25ヶ月目以降の契約更新月以外:10,450円 |
1,100円 | 1,100円 |
キャッシュバック | ― | 17,000円 | ― |
総費用 | |||
1年 (13か月) |
92,803円 | 67,634円
SIMのみ |
80,652円
SIMのみ |
2年 (25か月) |
136,189円 | 122,810円
SIMのみ |
130,768円
SIMのみ |
3年 (37か月) |
181,335円 | 177,986円
SIMのみ |
182,984円
SIMのみ |
BIGLOBEとUQはSIMのみのプランも選べるため、総費用欄ではSIMのみプランの場合の費用も記載しています。
既にWiMAXの端末を持っていたり中古品を別途購入して端末を自分で用意すれば、SIMのみプランを選ぶことでプロバイダーで高額な端末を買わなくて済みます。
総費用を比べると、端末を購入する場合は1年~3年使用の全ての場合でBIGLOBEが安いです。
ただし、2年と3年使用の場合はSIMのみプランならUQの方が安いです。
BIGLOBEはSIMのみプランにするとキャッシュバックがもらえず、利用期間が長いほど毎月220円の口座振替手数料がかさむことが影響しています。
Broad WiMAXは月額料金が安くて端末代が無料ですが、支払い方法を口座振替にすると契約手数料とは別の初期費用20,743円も発生することで端末代無料が帳消しになり、加えて振替手数料220円が毎月加算されることで総費用は高くなってしまいます。
口座振替でWiMAXを利用する場合は、端末セットかSIMのみプランで1年だけ使うならBIGLOBE WiMAX 、SIMのみプランで2年や3年使うなら
UQ WiMAXが良いでしょう。
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