WiMAXのホームルーターL12の在庫がまだあるプロバイダー

WiMAX+5Gのホームルーターを利用する予定で、端末は「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」を使いたいという人もいるのではないでしょうか。

現在、L12は在庫切れとなっているプロバイダーが多いですが、まだ取り扱いがありL12でWiMAXを申し込めるところも少しあります。

それが、Vision WiMAX(ビジョンWiMAX)とDTI WiMAX 2+です。

Vision WiMAXは東証プライム上場企業の(株)ビジョンが運営するプロバイダーで、ビジョンは「WiFiレンタルどっとこむ」といったレンタルWiFiサービスも提供しています。


DTI WiMAX 2+を提供するプロバイダーのDTIは、(株)ドリーム・トレイン・インターネットが運営しており、光回線のDTI光や格安SIMのDTI SIMなども提供しています。

DTI WiMAX 2+ ギガ放題プラスプラン

なお、DTI WiMAX 2+はブランド名が旧サービスのままですが、サービス自体はauの5G回線にも対応した「WiMAX+5G」でVision WiMAXと同じです。

また、料金プラン名は各社で異なってますが、いずれもUQWiMAXのギガ放題プラスに相当するプランです。

違っているのは契約期間や料金、端末代、キャッシュバック特典といった部分なので、これらを比較して自分の条件に合う方を選んでください。

Vision WiMAXとDTI WiMAX 2+の比較

2サービスの条件を比較表にまとめたので、まずはチェックしてみましょう。

Vision WiMAX DTI WiMAX 2+
プラン名 ギガ放題2年プラン ギガ放題フリープラン ギガ放題プラスプラン(2年)
端末機種 Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
Speed Wi-Fi 5G X11
Speed Wi-Fi HOME 5G L11
Speed Wi-Fi HOME 5G L12
Speed Wi-Fi 5G X11
Speed Wi-Fi HOME 5G L12
契約期間
契約解除料
2年(最低利用期間)
3,872円
無し 2年(自動更新)
1,100円
支払い方法 クレジットカード
契約事務手数料 3,300円
月額料金
(税込)
初月
1,408円(日割り)
1~24か月目
3,872円
25か月目以降
4,532円
初月
1,474円(日割り)
1~24か月目
4,048円
25か月目以降
4,532円
初月 4,180円(日割り)
1~24か月目 4,180円
25か月目以降 4,730円
端末代 21,780円
割引で18,480円
21,780円
キャッシュバックで0円
キャッシュバック特典 10,000円 21,780円※
1年実質総費用 65,988 64,404 58,740
2年実質総費用 109,240 113,464 108,350
3年実質総費用 159,092 163,316 161,480

契約期間と解約金

Vision WiMAXは、最低利用期間が2年のプランと契約期間なしのプランがあります。

2年契約のギガ放題2年プランは、24か月以内に解約した場合は契約解除料3,872円がかかり、25か月目以降は契約解除料はかからないため、3年目以降は縛り無しになります。

契約期間なしのギガ放題フリープランは、2年以内に解約しても契約解除料はかかりませんが、月額料金は高めに設定されています。

3年目以降の月額料金は2つのプランで同額になります。

 

DTI WiMAX 2+の契約期間は2年で、解約しなければ契約は2年ごとに自動更新されるため2年縛りです。
とはいえ、契約解除料は1,100円なので、中途解約になってもそれほど大きな負担ではないでしょう。

月額料金

月額料金は、どちらも最初の2年間は割引されており、25か月目以降から通常料金になります。

どの期間でも料金はVision WiMAXの2年契約プランと契約期間なしの方がDTI WiMAX 2+より安いです。

端末代

VisionWiMAXの端末代は通常は21,780円で1回10,890円の2回払いですが、これを1回払いにすると3,300円割引されて18,480円になります。

DTI WiMAX 2+の方は21,780円なので、端末代はVisionWiMAXの方が安いですが、次に紹介するキャッシュバック特典により実質無料になります。

キャッシュバック特典

VisionWiMAXのキャッシュバック特典は10,000円です。

契約後に送付されてくるキャッシュバック用紙を返送する必要があり、契約開始月+3か月後の末日に指定口座に振り込まれます。それ以前に解約すると特典の対象外になるため注意してください。

キャンペーン期間は2023年9月29日までとなっています。

端末代からキャッシュバック特典の分を差し引いた8,480円が端末代の実質的な自己負担額となります。

DTI WiMAX 2+のキャッシュバック特典は21,780円で端末代と同額なので、これで端末代は実質0円になります。

利用開始月から13か月目にキャッシュバックの案内メールが届き、楽天銀行のメルマネによって送金されます。
13か月以内に解約したり案内メール送信後45日以内に受け取り手続きをしなかった場合はキャッシュバックは無効になるので注意してください。

※なお、WiMAXを新規契約するのではなく旧プランの「WiMAX2+」から「ギガ放題プラス」へプラン変更する場合はキャッシュバック額は11,000円になります。

このように、端末代はVisionWiMAXの方が安くても、DTIは高額キャッシュバックで端末代の無料にできるのです。

実質総費用の比較

実質的な総費用は以下の計算式で算出しました。

実質総費用=契約事務手数料+利用期間ごとの月額料金合計+端末代+契約解除料-キャッシュバック額

実質総費用は、利用期間が1年や2年ではDTI WiMAX2+の方が少なく、3年ではVisionWiMAX(ギガ放題2年プラン)の方が少ないという結果になりました。

月額料金はVisionWiMAXの方が安いですが、DTIはキャッシュバックで端末代が0円になることが影響しています。

VisionWiMAXには端末下取りサービスがあります。
正常に動作する端末を解約時の送付すると、最終月額料金から下取り価格が減額されます。
発送が着払いの場合、下取り価格は利用期間が12か月未満では3,000円、12か月から48か月未満では2,000円です。
この分を差し引くと、2年実質総費用はVisionWiMAXの方が少し少なくなります。
ただし画面割れなどの外装破損がある場合は下取り価格も変わるため、下取りに出すつもりなら特に大事に扱いましょう。

以上から、利用期間ごとに費用が少ないのは以下のようになります。

  • 1年間の場合はDTI WiMAX 2+
  • 2年間で端末を下取りに出すならVisionWiMAX(ギガ放題2年プラン)
  • 2年間で端末を下取りに出さないならDTI WiMAX 2+
  • 3年以上の場合はVisionWiMAX(ギガ放題2年プラン)

DTI WiMAX 2+の公式サイトはこちら ⇒ WiMAX2+

VisionWiMAXの公式サイトはこちら⇒【VisionWiMAX】

 

オプションサービスの比較

ここからはオプションサービスを比較します。

オプションサービスを利用するかは任意なので利用しない人には関係ないですが、オプションを利用したい人はここから先も読んでみてください。

端末補償オプションサービス

利用中に端末を故障や破損させてしまった場合などに補償してもらえるサービスです。

あちこちに持ち運ぶことがあるモバイルルーターと違い、ホームルーターは据え置き型のため地面に落としたり無くす可能性は低いと思いますが、どうしても不安という人はチェックしておきましょう。

それぞれ補償範囲ごとに3タイプが用意されており、サービスごとに補償対象が違っています。

Vision WiMAX DTI WiMAX 2+
サービス名
月額料金
補償対象
安心サポート
330円
故障・破損・バッテリー劣化
安心サポート
330円(2か月無料)
故障・破損
サービス名
月額料金
補償対象
安心サポートワイド
605円
故障・破損・バッテリー劣化・水濡れ
安心サポートワイド
550円
故障・破損・水濡れ
サービス名
月額料金
補償対象
安心サポートデラックス
935円
故障・破損・バッテリー劣化・水濡れ+特典
・修理交換対応時の代替機レンタル
・年1回充電器フルセットプレゼント
安心サポートワイドプラス
605円
故障・破損・水濡れ・盗難・紛失・バッテリー劣化

VisionWiMAXの安心サポートデラックスは、補償対象は安心サポートワイドと同じで、これ加えて代替機レンタルと年1回の充電器プレゼントといった特典が付きます。

バッテリー劣化の補償はモバイルルーター向けで、電源ケーブルをコンセントにつなげて使うホームルーターでは関係ありません。

故障や破損に備える安心サポートを利用する場合はどちらも月額330円で同額です。

DTI WiMAX 2+のグローバルIPオプション

DTI WiMAX 2+には「グローバルIPオプション」が月額105円で利用できます。

WiMAX端末に割り当てるIPアドレスで1つのグローバルIPアドレスを占有することができます。

インターネットの用途にによっては利用価値のあるため、グローバルIPアドレスを占有して使いたい人は要注目です。

利用した月のみオプション料を支払うため、必要なときだけ料金負担で済みます。

まとめ

記事執筆時点で、WiMAX+5Gのホームルーター「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」で申し込めるプロバイダーとしてVision WiMAXとDTI WiMAX 2+を比較しました。

利用期間によって実質総費用が違ってくるため、自分の利用予定期間に応じて選んでください。

Vision WiMAXもDTI WiMAXも、いずれは新機種に移行すると考えられるため、L12の在庫があるうちに申し込んでおくのが良いでしょう。

VisionWiMAXの公式サイトはこちら⇒【VisionWiMAX】

DTI WiMAX 2+の公式サイトはこちら ⇒ WiMAX2+

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