NTTのフレッツ光で割引の終了や値上げが発表されました。
NTT西日本 | NTT東日本 |
①以下の割引は終了 ・はじめ割 ・グループ割 ・フレッツ・あっと割引 ②光もっともっと割は割引額の減額 |
①にねん割終了 ②最大速度が100Mbps・200Mbpsのタイプは値上げ |
これによりフレッツ光の月額利用料が今までより高くなるため、この機会に光回線の乗り換えを考える人もいるのではないでしょうか。
フレッツ光の月額利用料とプロバイダー利用料の合計額より安い月額料金の光回線サービスは他にもあるため、別の光回線に乗り換えれば毎月の支払額を少なくすることができます。
ただ、現在利用中のプロバイダーを解約するとプロバイダーメールのアドレスが使えなくなるのが困るという人もいるかもしれません。
そこで今回は、光回線の乗り換えをしてもプロバイダーメールのアドレスは継続利用できるようにする方法を紹介します。
メール専用コースを利用する
フレッツ光のプロバイダーの中には、接続サービスだけを解約してメール専用コースに変更することでメールアドレスは引き続き利用できるところもあります。
メールアドレスの持ち運びに対応しているプロバイダーの一例を下記にまとめました。
プロバイダー | コース | 月額料金 |
BIGLOBE | 「ベーシック」コース | 220円 |
So-net | モバイルコース | 220円 |
@nifty | @nifty基本料金 | 275円 |
ASAHIネット | メール・ブログコース | 330円 |
上記以外は自分が利用しているプロバイダーのサイトで確認してください。
こうしたサービスを利用すれば、これまで利用していたプロバイダーのメールアドレスを残したまま他の光回線に乗り換えができます。
利用しているプロバイダーにメール専用コースがなかったり、あったとしても毎月数百円の料金を支払い続けるのがもったいないと感じる場合は、「光コラボレーション」の光回線サービスに乗り換える方法があります。
プロバイダーが提供する光コラボに乗り換える
光コラボレーションとは、様々な事業者がNTTから光回線を借り受けて自社のサービスとセットにして提供するモデルのことです。
自社サービスには回線をインターネットに接続するサービスやWi-Fiルーターのレンタル、光電話、光テレビなどがあり事業者によって異なります。
2015年にスタートしたこのモデルにより自社で光ファイバーケーブルの回線網を保有していない企業でも光回線サービスを提供できるようになり、携帯キャリアやプロバイダーの会社など多くの事業者が参入しています。
光コラボレーションモデルによる光回線サービスは「光コラボ」や「コラボ光」と呼ばれており、この記事では光コラボと記載します。
光コラボはフレッツ光と同じ回線を使用するため、フレッツ光から乗り換えるときの回線工事は不要で簡単に乗り換えができます。
光コラはボフレッツ光の値上げ後の料金より安くできる場合が多いため、料金を比べてみて安くなるような乗り換える価値があるでしょう。
ほとんどの光コラボでは光回線とインターネットに接続するサービスがセットになっているため光コラボの事業者と契約するだけで済み、別途プロバイダーを契約する必要はありません。
フレッツ光で利用しているプロバイダーが提供する光コラボに乗り換えれば、回線とプロバイダーのどちらもこれまで通りです。
上で紹介したプロバイダー4社もこのタイプの光コラボを提供しており月額料金は次のようになっています。
プロバイダー | 光コラボ | 月額料金 | ||
BIGLOBE | ビッグローブ光 | 戸建て 5,478円 集合住宅 4,378円 |
||
So-net | So-net光 S/M/L | Sプラン 戸建て 4,500円 集合住宅 3,400円 |
Mプラン 戸建て 5,995円 集合住宅 4,895円 |
Lプラン 戸建て 7,095円 集合住宅 5,995円 |
@nifty | @nifty光 | 戸建て 5,720円 集合住宅 4,378円 |
||
ASAHIネット | AsahiNet光 | 戸建て 5,698円 集合住宅 4,488円 |
これはプロバイダー料込みの月額料金です。
フレッツ光の値上げ後の料金とプロバイダー料金の合計額と比べてみて、光コラボの方が安くなるようなら乗り換えた方がお得です。
上記以外のプロバイダーを利用している人は、利用中のプロバイダーが光コラボを提供しているかを確認してみましょう。
光回線だけ光コラボに乗り換える
利用中のプロバイダーが光コラボを提供していなかったり、月額料金が高いなど条件が良くない場合は、光回線のみの光コラボを利用する方法があります。
こちらはインターネットに接続するサービスは提供せず、NTTから借り受けた光回線のみをユーザーに提供するタイプで、光回線は光コラボの事業者と契約し、プロバイダーは別途契約することになります。
このため、今利用中のプロバイダーはそのままで、光回線の契約先だけをNTTから光コラボ事業者に乗り換えることができるのです。
このタイプの光コラボとしては「BB.excite光回線 ネクスト1ギガ」があります。
フレッツ光のプロバイダー「BB.excite」を提供しているエキサイトが運営するサービスです。
月額料金は次のようになっています。
戸建て | 集合住宅 | |
月額料金 | 4,400円 | 3,520円 |
以下で値上げ後のフレッツ光利用料と比較していきます。
NTT東日本のフレッツ光
住居種類 | フレッツ光 タイプ・プラン |
フレッツ光利用料 | BB.excite光回線 ネクスト1ギガ 月額料金 |
戸建て |
ファミリータイプ ファミリー・ハイスピードタイプ ファミリー・ギガラインタイプ |
5,940円 | 4,400円 |
集合住宅 | ミニ | 4,455円 | 3,520円 |
プラン1 | 3,795円 | ||
プラン2 | 3,355円 |
集合住宅はミニ、プラン1、プラン2の全てで下記のタイプがあります。
- マンションタイプ(光配線方式・VDSL方式・LAN方式)
- マンション・ハイスピードタイプ
- マンション・ギガラインタイプ
月額料金は、フレッツ光のマンションタイプのプラン2以外なら、BB.excite光回線 ネクスト1ギガの方が安いです。
特に戸建ては1,540円の違いがあり年間だと18,480円も差が出ます。
集合住宅は、ミニは935円、プラン1は275円の違いです。
プラン2ならフレッツ光の方が安いため乗り換えるメリットはありません。
公式サイトはこちら ⇒ 【BB.excite光回線 ネクスト1ギガ】
NTT西日本のフレッツ光
NTT西日本のフレッツ光は、「はじめ割」や「フレッツ・あっと割引」終了後の月額料金と比較します。
住居種類 | フレッツ光 タイプ・プラン |
フレッツ光 利用料 |
BB.excite光回線 ネクスト1ギガ 月額料金 |
戸建て |
ファミリータイプ ファミリー・ハイスピードタイプ ファミリー・スーパーハイスピードタイプ隼 |
5,940円 | 4,400円 |
集合住宅 | マンションタイプ(VDSL方式) マンションタイプ(光配線方式) マンション・ハイスピードタイプ マンション・スーパーハイスピードタイプ隼 |
ミニ 4,950円 |
3,520円 |
プラン1 4,070円 |
|||
プラン2 3,520円 |
|||
マンションタイプ(LAN方式) | ミニ 4,290円 |
||
プラン1 3,410円 |
|||
プラン2 2,860円 |
戸建てはBB.excite光回線 ネクスト1ギガの方が1,540円安いため、年間では18,480円も差が出ます。
集合住宅は、下記のタイプのミニとプラン1ならBB.excite光回線 ネクスト1ギガの方が安いです。
- マンションタイプ(VDSL方式)
- マンションタイプ(光配線方式)
- マンション・ハイスピードタイプ
- マンション・スーパーハイスピードタイプ隼
ミニは1,430円、プラン1なら550円の違いがあります。
プラン2は同額なので乗り換えるメリットはありません。
マンションタイプ(LAN方式)は、ミニの場合のみBB.excite光回線 ネクスト1ギガの方が安くなり770円の違いです。
公式サイトはこちら ⇒ 【BB.excite光回線 ネクスト1ギガ】
BB.excite光回線 ネクスト1ギガのサービス条件
ここではBB.excite光回線 ネクスト1ギガのサービス条件を紹介します。
契約期間・解約金
契約期間や解約金はありません。契約期間の縛りなしで利用できます。
初期費用
初期費用の転用事務手数料(2,200円)と登録手数料(3,300円)はキャンペーン特典で無料になります。
Wi-Fiルーターレンタル料
ルーターのレンタルサービスが用意されており、レンタル料は無線LAN機能なしが月額220円、無線LAN機能付きは月額330円です。
光電話・光テレビ
オプションサービスでBB.excite光電話やBB.excite光テレビが用意されているため、フレッツ光でひかり電話やフレッツ・テレビを利用していた人は、これまで通り光電話や光テレビを利用できます。
引っ越し時の標準工事費が無料
引っ越しの際に転居先でもBB.excite光回線 ネクスト1ギガを継続利用する場合、通常は3,300円~22,000円の工事費がかかりますが、キャンペーン特典で移転時の標準工事費は無料になります。
同じところを長く利用したいと考えていて、将来は引っ越しする可能性がある人は要注目です。
まとめ
値上げされたフレッツ光から別の光回線に乗り換えたいけれども、プロバイダーメールのアドレスが使えなくなるのは困るという場合、次の3つの方法があります。
- メールだけ利用できるコースに変更する
- プロバイダーが提供する光コラボに乗り換える
- 光回線だけ光コラボに乗り換える
自分の条件に合わせて最適な方法を選んでください。
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