UQモバイルと対象の光回線をセットで利用すると「自宅セット割インターネットコース」によりUQモバイルの月額料金が割引されますが、この割引を適用させるには光電話の契約も必要です。
オプションサービスの光電話は月額基本料として550円~770円かかるため、自宅の固定電話がいらない場合は、使いもしない電話のために毎月のこの金額を支払うのは気が引けるのではないでしょうか。
光電話なしで光回線を契約して自宅セット割を受けたいなら、「自宅セット割でんきコース」を利用する方法があります。
UQmobileの自宅セット割はインターネットコースとでんきコースがあり、でんきコースならauでんきを契約するだけで割引を受けられるのです。
auでんきとは?
auでんきはKDDIグループが提供している電気サービスです。
電気というと東京電力や関西電力など地域ごとの大手電力会社から購入するものと思うかもしれませんが、2016年4月から電力小売が全面自由化されたことで現在は様々な事業者から電気を購入できるようになっているのです。
購入した電気は一般送配電事業者(各地域の電力会社)の電線を通って家に届くため大手電力と品質は変わりません。
停電などのトラブルがあった場合は各地域の電力会社が対応します。
家の電気メーターがスマートメーターになっていれば工事不要で乗り換えができます。
建物の壁に取り付けてある文字盤がデジタル式の電力計がスマートメーターです。
現在利用中の電力会社の解約手続きはauでんきの運営会社が代わりにしてくれるため、乗り換えの手続きはauでんきに申し込むだけです。
auでんきの提供エリア
auでんきは全国で利用できます。
ただし、オール電化プランが利用できるのは東京電力、中部電力、関西電力の各エリアのみです。
Pontaポイントがたまる
auでんきでは電気の使用量に応じてPontaポイントがたまります。
還元率は、月々の電気料金が8,000円未満なら0.5%、8,000円以上なら1%なので、電気料金が高額になる家庭ほどお得です。
auでんきの料金
初期費用は無料で、契約期間の縛りはないため解約金もありません。
料金単価はエリアやプランによって異なるため後で公式サイトで確認してください。
料金シュミレーションもできるため現在利用中の電力会社の料金と比較できます。
自宅セット割でんきコースを利用した場合の光回線は?
でんきコースでUQモバイルの自宅セット割を適用させた場合、光回線は自由に選択でき、光電話の契約も不要です。
たくさんある光回線サービスの中でUQモバイルのユーザーにおすすめなのは「enひかり」です。
なぜなら、こちらには特定のスマホのSIMユーザー向けに「勝手に割り」という割引サービスがあり、UQモバイルユーザーはenひかりの月額料金が110円割引されるからです。
たった110円と思うかもしれませんが、enひかりは元々月額料金が安いため110円割引されることでさらに低料金の光回線になるのです。
enひかりの月額料金
enひかりの月額料金は次のようになっています。
enひかり | |
月額料金 | 戸建て 4,620円 集合住宅 3,520円 |
IPv6接続サービス料金 | 198円 |
合計月額料金 | 戸建て 4,818円 集合住宅 3,718円 |
勝手に割り | -110円 |
割引後料金 | 戸建て 4,708円 集合住宅 3,608円 |
enひかりの月額料金は戸建てが4,620円、集合住宅は3,520円です。
多くの光回線ではIPv6接続が標準で対応しているところが多いですが、enひかりではオプションサービスとなっています。
現在、光回線ではIPv6接続が主流なのでenひかりでもオプションを付けた場合、合計料金は戸建てが4,818円、集合住宅が3,718円となります。
そして、UQモバイルのユーザーは勝手に割りが適用されるため、月額料金は戸建てが4,708円、集合住宅が3,608円となるのです。
この金額は一般的な1ギガタイプの光回線としては安いです。
なお、最初にIPv6接続サービスを付けずに利用開始することもできますが、後から追加する場合は初期費用の2,200円がかかります。
公式サイトを見てみる↓
提供エリア
enひかりはNTTから光回線を借り受けてインターネット接続サービスをセットにして提供する「光コラボレーション」モデルのサービスです。
光コラボで使用する回線は全国で提供されているNTTのフレッツ光と同じものなので、enひかりも全都道府県で利用できます。
契約期間と解約金
enひかりは契約期間の縛りはないため解約金もありません。
いつでも無料で解約できます。
契約事務手数料
enひかり契約事務手数料は次のようになっています。
転用・事業者変更 2,200円
回線工事費
フレッツ光や他社の光コラボからの乗り換える場合なら回線工事は不要です。
光回線を新規で引く場合やフレッツ光や光コラボ以外の光回線から乗り換える場合は回線工事が必要になりますがキャンペーン特典で工事費は無料になります。
光回線を新規で引く場合は工事員が来訪する「派遣工事」となりますが、建物にフレッツ光の回線設備が導入されていてNTTの局舎内の工事のみで済む場合は「無派遣工事」となります。
WiFiルーター
enひかりでオプションになっているIPv6接続サービスは以下の3つから選択できます。
- v6プラス
- transix(トランジックス)
- Xpass(クロスパス)
これらのどれを選んでも通信速度に大きな違いはありませんが、使用するルーターは上記のうち選択したサービスに対応している必要があります。
現在市販されているルーターは3つ全てに対応している機種も多いですが、中にはv6プラスとtransixには対応していてもXpassには未対応の機種があったりするので、自分で用意したルーターを使う場合は注意が必要です。
enひかりのサイトには各IPv6接続サービスの説明と対応ルーターの機種一覧が載っているので確認しておきましょう。
enひかりは申し込みの時に対応ルーターを特価で購入できます。
購入できる機種と価格は次のようになってます。
メーカー名 | NECプラットフォームズ | エレコム | |
機種名 | Aterm WG1200HP4 | Aterm WG2600HS2 | WRC-X3000GS3-B |
特価 | 1,100円 | 1,650円 | 2,750円 |
送料 | 880円 | ||
合計額 | 1,980円 | 2,530円 | 3,630円 |
送料込みの金額でも市販品と比べて安いです。
上記の3機種はv6プラスとtransix、Xpassの全てに対応していますが、enひかりは申し込み時にIPv6接続サービスでv6プラスも申し込むことが特価購入の条件になっているため、申し込みの際はv6プラスを選んでください。
詳しくは公式サイトをチェック↓
さらに安くするならenひかりLite
できるかぎり通信費を抑えたいなら、enひかりLiteを利用する方法もあります。
こちらは通信速度に条件が付いてますが、enひかりよりさらに安い月額料金になっています。
enひかりとenひかりLiteのどちらも回線の最大速度は1Gbpsです。
しかし、enひかりLiteは専用帯域を使って通信し、回線が混雑した時には速度規制が行われることを条件に低料金を実現したプランなのです。
夜間など回線が混雑する時間帯には、その時点で通信量が多いユーザーは速度規制されるため、夜間にオンラインゲームや高画質動画の視聴など通信量が多い用途で使いたいなら通常プランのenひかりの方が適しています。
夜間にはWEBサイト閲覧や標準画質動画の視聴など通信量が多くない用途で使うなら、enひかりLiteは料金を安くできるメリットがあります。
なお、enひかりLiteを利用開始した後に変更事務手数料2,200円を支払えば通常のenひかりにプラン変更することもできるため、費用がかかりますが、まずはenひかりLiteで始めてみて不満だったら通常のenひかりに変更するという方法もとれます。
enひかりLiteの月額料金
enひかりLiteの月額料金は次のようになっています。
enひかりLite | |
月額料金 | 戸建て 4,370円 集合住宅 3,270円 |
IPv6接続サービス料金 | 月額料金に込み(v6プラス) |
勝手に割り | -110円 |
割引後料金 | 戸建て 4,260円 集合住宅 3,160円 |
enひかりLiteの月額料金は、戸建てが4,370円、集合住宅が3,270円です。
enひかりLiteは標準でIPv6接続サービスが付いており、IPv6接続サービス料込みの月額料金となっています。利用するのはv6プラスです。
enひかりLiteも勝手に割りが適用されるため、UQモバイルのユーザーは戸建てが4,360円、集合住宅は3,160円の月額料金で利用できます。
enひかりとenひかりLiteの割引後の月額料金を比べてみましょう。
enひかり | enひかりLite | |
勝手に割り後料金 | 戸建て 4,708円 集合住宅 3,608円 |
戸建て 4,260円 集合住宅 3,160円 |
料金の差額は戸建てと集合住宅のどちらも448円で、年間だと5,376円の違いです。
1年間で見るとそれほど大きな金額ではないですが、利用期間が長いほど金額差は広がります。
夜はネットをほとんど使わないか、速度が重要でない用途で使うだけなら、enひかりLiteにすることで通信費の節約ができます。
enひかりLiteのその他の条件
以下の点は通常のenひかりと同じです。
- 全都道府県で利用できる
- 契約期間の縛りなし
- 契約事務手数料は新規が3,300円、転用・事業者変更が2,200円
- 回線工事費はキャンペーン特典で無料
WiFiルーター
enひかりLiteはIPv6接続サービスでv6プラスを利用するため、使用するルーターはv6プラスに対応している必要があります。
v6プラスに対応しているルーターは多いですが、自分で用意する場合は念のため確認しておきましょう。
enひかりLiteでも申し込み時に対応ルーターを特価で購入できるため、ルーターを持ってない人は注目です。
詳細はこちら↓
まとめ
UQモバイルのスマホと光回線のセット利用で自宅セット割を適用させたいけれど光電話はいらない場合、自宅セット割でんきコースを利用する方法があります。
UQモバイルとauでんきをセットで利用することでUQモバイルの月額料金が割引されるため、光回線でオプションサービスの光電話を付ける必要がありません。
自宅セット割でんきコースを利用するUQモバイルユーザーにおすすめの光回線はenひかりです。
理由は、「勝手に割り」という割引サービスでUQモバイルのユーザーはenひかりの月額料金が110円割引されるからです。
通常のenひかりの他に、通信速度に条件付きでさらに低料金になっているenひかりLiteもあります。
夜間に通信量の多い用途で使うならenひかり、夜間は通信量の多い用途で使わず費用を抑えたいならenひかりLiteが向いています。
用途や利用スタイルに応じて自分に合った方を選んでください。
公式サイトはこちら↓
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