ビッグローブ光とエキサイトMEC光を比較して違いをまとめた

ビッグローブ光とexcite MEC光（エキサイトメック光）は違っている点が多くあり、自分に最適な方を選ぶには双方の特徴をしっかりと理解しておく必要があります。

今回はこの２サービスを比較して違いをまとめたので、どちらかを利用しようと考えている人は参考にしてください。

使用回線と運営元について

ビッグローブ光とエキサイトMEC光は、どちらもNTTから光回線を借り受けてプロバイダーとセットにして提供する「光コラボレーション」と呼ばれるサービスです。

従来のフレッツ光のように光回線とプロバイダーサービスを別々に契約するのではなく、光コラボ事業者とのみ契約すれば済むためわかりやすくなっています。

光コラボの回線はNTT東日本・西日本のフレッツ光と同じものなので、全国の都道府県が提供エリアです。

ビッグローブ光を提供する（株）ビッグローブは、老舗プロバイダーの「BIGLOBE」を長年運営しており、通信事業では35年以上の実績があります。ちなみにビッグローブはKDDIグループの企業です。

また、auスマートバリューやUQmobile自宅セット割に対応しているため、auやUQmobileのスマホを使っている人がビッグローブ光を契約するとスマホの対象プランの料金が割引されるのもポイントです。

excite MEC光を提供するエキサイト（株）は、ポータルサイトの「excite（エキサイト）」を運営している会社で、光回線のほかに格安SIMのエキサイトモバイルも展開しています。

親会社は東証スタンダード市場に上場しているエキサイトホールディングス（株）です。

ちなみに、excite MEC光のMEC（メック）の意味は「The Most Essential Connection」の略なのだそうです。

契約期間と解約金

ビッグローブ光の契約期間は3年で、3年ごとに契約は自動更新され、通常は契約期間中に解約した場合は解約金がかかります。

しかし、専用申し込みページから申し込むと特典で解約違約金は無料になり契約期間の縛り無しで利用できます。

解約違約金が無料になる申し込みページはこちらです⇒【公式】ビッグローブ光

エキサイトMEC光は契約期間の設定が無いため、いつ解約しても解約違約金などの費用はかかりません。

エキサイトMEC光は契約期間の縛りが無い光回線です。

初期費用と回線工事費

ここでは初期費用として契約時の手数料やWi-Fiルーターの費用について解説します。

ビッグローブ光の初期費用

ビッグローブ光の初期費用は契約事務手数料の3,300円です。

Wi-Fiルーターを持ってない人には、IPv6（IPoE方式）対応の無線LANルーターのレンタルサービスが用意されており、レンタル料は月額550円ですが1年間は最大2台まで0円で利用できます。

長期利用の場合は買った方が安上がりなので、1年の無料期間が終わる少し前にWi-Fiルーターを購入しておくのが良いでしょう。
楽天市場の店ではIPv6（IPoE方式）対応のルーターが4千円台から販売されています。

エキサイトMEC光の初期費用

エキサイトMEC光の初期費用は契約タイプごとに異なり下記のようになっています。

光コラボの契約タイプは3種類あり、フレッツ光から乗り換える場合は「転用」、他社の光コラボからの乗り換えは「事業者変更」と呼び、これら以外のケースは「新規契約」となります。

エキサイトMEC光では契約事務手数料の金額が新規契約と転用・事業者変更で異なってますが、どちらにしてもキャンペーンで無料になるため気にしなくて良いです。

この他に「開通手続き料」というのもあり、こちらもキャンペーンで開通手続き料を無料にするかWi-Fiルーターのプレゼントをもらうかを選択できます。

既にWi-Fiルーターを持っているなら開通手続き料無料を選んだ方が良いですが、注意点としてエキサイトMEC光対応ルーターは「DS-Lite（Dual Stack Lite）」という通信技術の規格に対応しているものなので、自分のルーターがDS-Liteに対応しているか確認しておきましょう。

エキサイトMEC光ではDS-Lite対応ルーターを月額264円でレンタルすることもできますが、3年間でレンタル料合計は9,504円になるため、ルーターを持っておらず長期利用の予定なら開通手続き料3,300円を支払ってルータープレゼントを選んだ方がお得です。

DS-Lite対応ルーターを持っている人は開通手続き料0円を選ぶのが良いでしょう。

回線工事費はどちらも無料にできる

ビッグローブ光とエキサイトMEC光は、どちらもフレッツ光の回線を使用するサービスのため、フレッツ光か他社の光コラボから乗り換える場合は回線工事は不要です。（フレッツ光の回線種類を変更する場合は工事が必要になる場合があります。）

光回線を新規で引く場合やauひかり、NURO光、電力系光回線といったフレッツ光以外の回線から乗り換える場合は回線工事が必要で、標準工事料金は下記の3タイプによって異なっています。

②は既にある屋内配線を利用できるケースで、③は建物にフレッツ光の回線設備が導入されていててNTTの施設側の工事のみで済むケースです。

ビッグローブ光とエキサイトMEC光の標準工事費を比較します。

ビッグローブ光の工事員派遣ありの場合の料金は一括払いか36回の分割払いを選ぶことができ、上記のカッコ内は分割払いの月々の支払額と支払い回数です。

ビッグローブ光の基本工事費は特典により割引されることで実質無料になります。

派遣工事をした場合は、上記の分割払い額が36か月間は割引されるため36か月利用することで工事費の自己負担がなくなりますが、36か月未満で解約すると分割払いの残りの支払い額（工事費残債）を一括で支払うことになるため工事費の自己負担が発生します。

例えば工事員派遣と屋内配線の新設があった場合で2年（24ヶ月）利用して解約すると、工事費残債は、792円 × 12回 ＝ 9,504円となります。

工事員派遣があった場合の工事費を実質無料にするには3年利用する必要がありますが、長期利用の予定なら問題ないでしょう。

また、ビッグローブ光では移転工事費が無料なので、将来引っ越すことになってもビッグローブ光を使い続けたい人には嬉しいポイントです。

エキサイトMEC光の標準工事費はキャンペーン特典で無料になります。

ビッグローブ光のように3年利用することで実質無料という形ではなく、最初から無料になるため短期間だけ利用して解約しても工事費はかかりません。

エキサイトMEC光は契約期間や解約金も無いため、新規契約で回線工事が必要な人にとっても縛り無しの光回線となっています。
新規で光回線を使いたいけど2年や3年以内に引っ越すかもしれないという人でも利用しやすいです。

なお、両サービスとも無料になるのは標準工事費で、夜間や土日祝日の工事の場合や追加工事が必要だった場合は別途料金が発生します。
工事費の詳細を知りたい方は下記の公式サイトをチェックしてください。

【公式】ビッグローブ光

エキサイトMEC光

ビッグローブ光とエキサイトMEC光の月額料金と総費用

ここでは月額料金とキャッシュバック特典、3年利用した場合の総費用について解説します。

月額料金

月額料金は次のようになっています。

エキサイトMEC光の月額料金は、キャンペーンにより12か月間は戸建てタイプで522円、マンションタイプで495円が割引されます。
割引が終了した13か月目以降の通常料金でも戸建てタイプ・マンションタイプ共にビッグローブ光より安いです。

このため長期利用ならエキサイトMEC光の方が良いですが、ビッグローブはキャンペーン特典で高額キャッシュバックを用意しているため、利用期間が3年くらいの予定ならこの後で解説する特典の分も考慮する必要があります。

支払い方法は、エキサイトMEC光はクレジットのみですが、ビッグローブ光は口座振替にも対応しています。

ビッグローブ光のキャッシュバック特典

ビッグローブ光の申し込み特典は以下の2つから選択できます。

①の4万円キャッシュバックは11カ月間の継続利用が条件です。それ未満で解約すると受け取れません。

②の月額料金から1,480円が12か月間割引される特典は合計で17,760円がお得になりますが、金額では①の特典の方が圧倒的に大きいです。
こちらの特典は転用や事業者変更で利用を開始して最初から利用期間は11か月未満と決めていてキャッシュバック特典がもらえない人向けです。

この他に、オプションのビッグローブ光テレビ（月額825円）を回線と同時に申し込む場合は別途10,450円のキャッシュバックがもらえます。
これは1台分の光テレビ工事費に相当する金額なので光テレビを利用予定の人は注目です。

3年総費用の比較

月額料金と割引、キャッシュバック特典を踏まえたうえで3年利用した場合の総費用を比較します。

ビッグローブ光は4万円キャッシュバック特典を選び、Wi-Fiルーターを持ってない人が5,000円でルーターを購入したと場合とします。

エキサイトMEC光は特典でWi-Fiルータープレゼントを選択した場合とします。

3年分の月額料金の合計額はエキサイトMEC光の方が少ないですが、ビッグローブ光は4万円の高額キャッシュバック効果により3年間の実質総費用ではこちらの方が少なくなります。

ただ、月額料金はエキサイトMEC光の方が安いため、長期利用し続ければエキサイトの方が低コストになる時がきます。自分が利用する予定の期間に応じて選んでください。

スマホがauかUQmobileの人はビッグローブ光とのセット割についても理解しておきましょう。

auとUQmobileのユーザーはセット割でビッグローブ光がお得

スマートフォンの契約先がauやUQmobileの人がビッグローブ光を契約すると、セット割引で毎月のスマホ料金からプランに応じてauは550円～1,100円、UQモバイルは638円～1,100円の割引を受けられます。

しかも、割引対象は家族も含めて最大10回線までなので、割引される家族が多い場合はかなりお得になります。

なお、このセット割を受けるには光電話（月額550円）の契約もすることが条件です。

家の固定電話が必要な家庭なら問題ないですが、一人暮らしで固定電話は一切使わないという人の場合、お得になるのは割引額から光電話の月額料金550円を差し引いた金額です。

ビッグローブ光ではau PAY残高を還元する特典も用意されています。
auスマートバリューの適用者には1回線あたり1,000円相当、UQmobileの自宅セット割の適用者には1回線あたり500円相当が還元されるクーポンがもらえるのです。
それぞれ最大10回までなので、auスマートバリューは最大10,000円相当、自宅セット割は5000円相当の還元になります。
また、家族も含めて最大10回線まで対応しているため、対象になる家族が多いほどお得です。詳細は公式サイトをチェックしてください ⇒【公式】ビッグローブ光

まとめ

最後にこの2サービスの違いを表にまとめます。

ビッグローブ光は3年縛りですが、エキサイトMEC光は契約期間や解約金が無いため契約期間の縛りはありません。

エキサイトMEC光はキャンペーン特典で開通手続き料を無料にするかWi-Fiルーターのプレゼントを選択できるため、既にDS-Lite対応のルーターを持っている人なら開通手続き料を無料にできます。

回線工事費は、ビッグローブは特典の工事費割引により実質無料にできますが、派遣工事の場合は自己負担を0円にするには3年利用する必要があります。
エキサイトMEC光は短期で解約しても工事費は無料です。

月額料金はエキサイトMEC光の方が安いです。

しかし、ビッグローブ光には4万円のキャッシュバック特典があるため、3年間くらいの利用なら実質総費用はビッグローブ光の方が少ないです。

4年以上の長期利用ならエキサイトMEC光の方が低費用になります。

ビッグローブ光はauやUQmobileのスマホとのセット割に対応しており、割引対象者が多いほどお得になります。また、au Pay残高が還元される特典も用意されています。

以上より各サービスのどちらがおすすめかは次のようになります。

ビッグローブ光がおすすめの人

• 自分や家族がauかUQモバイルのスマホを使っている
• 利用期間は3年の予定
• 既にWi-Fiルーターを持っているか新規購入しても構わない
• 高額なキャッシュバックが欲しい

ビッグローブ光の公式サイトはこちら↓

【公式】ビッグローブ光

エキサイトMEC光がおすすめの人

• スマホのSIMはauやUQモバイル以外のところを使っている
• いつでも無料で解約できる方が良い
• 新規契約になるため工事費による縛りが無い方が良い
• 気に入ったら４年以上使うかもしれない

エキサイトMEC光の公式サイトはこちら↓

エキサイトMEC光