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一人暮らしのインターネット回線はどうすれば良いの?

これから実家を出て賃貸マンションやアパートで一人暮らし始めるにあたり、部屋で使うインターネット回線をどうするか悩んでいる人もいるのではないでしょうか?

どんなサービスがあるのか知らないし、
どう選べば良いのかもわからない。

家でのネットの利用時間や主な用途によって最適な回線は違ってきますよ。

今回は、これから一人暮らしを始める人向けのインターネット回線選びについて解説するので参考にしてください。

 

家のインターネット回線の種類

家のインターネット回線としては次の2種類があります。

  1. 固定回線(光回線・ケーブルテレビ回線)
  2. モバイル回線(ホームルーター・モバイルルーター・スマホのテザリング)

固定回線

固定回線は、電柱に架線されている光ファイバーケーブルやケーブルテレビの同軸ケーブルを建物内に引き込んで使用する有線通信の回線です。

固定回線イメージ図

ケーブルテレビ回線は、テレビの信号を伝送する同軸ケーブルでインターネットの通信も行うもので、予めケーブルテレビが導入されているアパートやマンションで利用できます。

アパートやマンションの場合、住んでいる建物に導入されているのが光回線とケーブルテレビ回線のどちらなのかによって利用できるネット回線が決まってくるので設備状況を確認しておきましょう。

通信速度は光回線の方が速く、現在の固定回線は光回線が主流なので、これから新規で固定回線を用意するつもりなら光回線の方が良いです。

インターネット回線が一切無い建物の場合は、オーナーか管理会社の許可が取れれば光回線を新規で引くことができます。

光回線を新規で引く場合は、工事員が来訪して電柱から光ファイバーケーブルを建物の共用部に引き込み、そこから部屋まで配線する回線工事を行います。

光回線の設備が導入されている建物の場合でも開通させるための工事が行われますが、工事員が来訪するかどうかは光回線サービスによって異なります。

NTTのフレッツ光やフレッツ光と同じ回線を使う「光コラボレーション」の光回線では、建物にフレッツ光の回線設備が導入されていると、工事員の派遣が不要でNTTの局内工事のみで済む「無派遣工事」で開通できるケースがあります。
部屋の壁にNTTの光コンセントがあればフレッツ光の回線が導入されているはずです。

光コラボレーションの光回線としては、ドコモ光、ソフトバンク光、楽天ひかり、ビッグローブ光、エキサイトMEC光、So-net光などがあります。

光回線の回線工事をすると工事費がかかりますが、基本工事料はキャンペーン特典で無料になるところも多いため、初期費用を抑えることができます。

光回線は回線工事の関係で、申し込みをしてから利用開始できるまである程度の期間がかかります。
どれくらいの期間がかかるかは光回線サービスによって異なりますが、光コラボの光回線では、無派遣工事の場合で2週間ほど、派遣工事は1か月くらいが目安です。
引っ越しシーズンで予約がとりずらいと派遣工事の日が1か月以上先になることもあります。

モバイル回線

モバイル回線は、スマホでも使用されている携帯電話キャリアの4G LTEや5Gの電波を使用する無線通信の回線です。
KDDIグループの会社UQコミュニケーションズが提供するWiMAX(ワイマックス)というサービスでは、「WiMAX2+」という独自のデータ通信専用回線も使用します。

モバイル回線イメージ図

 

モバイル回線を家のインターネット回線として利用するための機器は次の3つがあります。

  • ホームルーター
  • モバイルルーター
  • スマートフォン

ホームルーターは電源ケーブルをコンセントに差して使う据え置き型です。

モバイルルーターは小型でバッテリー駆動するため持ち運びができます。

この他に、スマートフォンの「テザリング」という機能でスマホをモバイルルーター代わりに利用する方法もあります。

モバイル回線は回線工事が不要なので、端末が自宅に届いたらすぐにインターネットを利用できるようになります。
モバイル回線なら、引っ越しする時は住所変更の手続きするだけで、転居先でもそのまま継続利用できるため、引っ越しが多い人にも便利です。

光回線とモバイル回線の通信速度の違い

光回線とモバイル回線の通信速度の水準は次のようになっています。

光回線
(1ギガタイプ)
モバイル回線
(携帯4キャリア)
平均速度 200~300Mbps台 下り 100Mbps程
上り 15~30Mbps程
平均PING値 20ms前後 50ms前後

(参考元:みんなのネット回線速度

光回線の速度

光回線は、回線の最大速度が1Gbpsの1ギガタイプが主流で、実際に出る速度はだいたい200~300Mbps台です。
これほどの速度なら、オンラインゲームや4K画質の動画視聴まで快適に利用できるため、ほとんどの人は1ギガタイプで十分です。

最近は回線速度が最大10Gbpsの光回線サービスも増えており、10ギガタイプなら実際に出る速度で1Gbpsを超えることも可能です。
10ギガタイプの方が料金が高いですが、オンラインゲームのヘビーユーザーや大サイズのファイルのダウンロードやアップロードを頻繁に行っていて効率性を重視するなら利用価値があります。

モバイル回線の速度

モバイル回線の平均速度は、電波の強い場所なら下りで100Mbps以上出ることがありますが、上りは15~30Mbpsくらいで、PING値は50ms程度となっています。

5G回線が普及したこともあり、以前と比べて下り速度は速くなってはいますが光回線には及びません。
PING値も高いため、オンラインゲームを快適に楽しみたいなら光回線を選んだ方が良いです。

パソコンのオンラインゲームはせず、大サイズのファイルのアップロードを頻繁に行うのでなければ、上記の平均速度なら家のインターネット回線として十分利用できます。

ただ、モバイル回線は無線通信のため、速度は使用場所の電波環境に左右されることも考慮しましょう。
自宅の近くに基地局があって電波強度が高いなら良いですが、家が基地局から離れていたり周辺に障害物があって電波強度が低いと速度は低下します。

今使っているスマホで電波強度が高ければ、同じキャリアの回線を家のネット回線として使う場合は問題はないです。

光回線とモバイル回線の料金

光回線とモバイル回線の月額料金の目安は次のようになっています。

光回線(1ギガタイプ)
集合住宅向けプラン
モバイル回線
料金相場 3千円台後半~4千円台前半 ホームルーター
4千円台後半
モバイルルーター・スマホのテザリング
3千円台前半~4千円台後半
料金例 エキサイトMEC光 3,850円
ビッグローブ光 4,378円
WiMAX 4,807円
楽天モバイル 3,278円

1ギガタイプの光回線の集合住宅向けプランは、3千円台後半から4千円台前半が相場となっています。
全体的に見て4千円未満なら安い部類に入ります。

モバイル回線のホームルーターは4千円台後半の料金です。
モバイルルーターは、容量無制限で安いところだと楽天モバイルがなら月額3,278円で利用できます。
端末の「Rakuten WiFi Pocket Platinum」は特典により1円で購入できます。

公式サイト ⇒ 楽天モバイル

 

料金の安さ重視ならスマホのテザリング

月額料金の安さは、モバイルルーターとスマホのテザリング、光回線、ホームルーターの順です。

中でも、月額3,278円で容量無制限の楽天モバイルが、ずば抜けて安いです。

今使っているスマホの通話用のSIMとは別に楽天モバイルを契約してモバイルルーターで利用するだけでも光回線やホームルーターより安いですが、スマホの通話SIMを楽天モバイルにしてテザリングを利用すれば、通話とスマホのデータ通信の回線と家のネット回線を1本化して月額3,278円で利用できます。

速度や快適さより通信費を安くすることを優先したいなら、この方法がおすすめです。

さらに、楽天モバイルは通話アプリの「Rakuten Link」を利用すると通話料が無料になるため、電話をかけることが多い人や長電話をする人は特にお得です。

楽天モバイルのテザリングで家のネット回線に使った体験談はこちら↓

楽天モバイルのテザリングを使った体験談

 

スマホとのセット割

光回線やホームルーター・モバイルルーターのサービスには、スマホとのセット割に対応しているところがあることにも注目です。

例えば、auやUQモバイルのユーザーは、光回線ならauひかりやビッグローブ光を利用すると、セット割でスマホのSIMの月額料金が最大1,100円割引されるため、スマホと家のネット回線の月額料金の合計では安くできるのです。

スマホとのセット割対応の光回線は以下のとおりです。

スマホのSIM セット割対象の光回線・モバイル回線 割引額
最大割引回線数
ドコモ ドコモ光
ホームルーター home 5G
550円~1,100円
20回線
au auひかり
その他の対応光回線
ホームルーター・モバイルルーター
WiMAX
550円~1,100円
10回線
UQモバイル auひかり
その他の対応光回線
ホームルーター・モバイルルーター
WiMAX
638円~1,100円
10回線
ソフトバンク ソフトバンク光
NURO光
ホームルーター SoftBank Air
550円~1,100円
10回線
ワイモバイル ソフトバンク光
ホームルーター SoftBank Air
550円~1,650円
10回線

割引額は契約しているスマホの料金プランによって異なります。

セット割は光回線の契約者だけでなく同じキャリアを利用している家族も割引対象になるため、割引対象になっていれば離れて暮らす家族のスマホ料金を安くしてあげることもできます。

なお、au・UQモバイルとソフトバンク・ワイモバイルのセット割は、光回線の場合にセット割を受けるにはオプションサービスの光電話も契約することが条件です。

一人暮らしのため家の固定電話は使わない人でも、セット割を受けるためには光電話を契約しなければならないため注意してください。
光電話の月額料金は550円なので、仮にセット割を適用させるのが自分一人だけで割引額が1,100円なら、光電話を一切使わないと実質的に安くなるのは550円分だけとなります。

モバイル回線のWiMAXやSoftBank Airは固定電話サービスはないため、この点は心配ありません。

セット割の割引対象プランや割引の詳細は以下の記事をチェックしてみてください。

ドコモユーザーはこちら ⇒ ドコモ光セット割の解説

auユーザーはこちら ⇒ auスマートバリューの解説

UQモバイルユーザーはこちら ⇒ UQmobile自宅セット割の解説

ソフトバンク・ワイモバイルユーザーはこちら ⇒ ソフトバンクのおうち割光セットの解説

楽天モバイルの場合

楽天モバイルは楽天ひかりとのセット割はありませんが、今ならキャンペーン特典で楽天モバイルのユーザーが楽天ひかりを利用すると6か月間は月額料金が0円になります。

この他に、楽天ひかりの利用者が楽天市場での買い物ポイントが+2倍になる特典もあるため、楽天モバイルの+4倍と通常ポイント分を合わせると+7倍の還元率で買い物ができます。

詳細はこちら ⇒ 楽天ひかり

 

その他の格安SIMの場合

格安SIMの中にも、光回線とセットで利用することで割引が受けられるところがあります。

SIM セット割対象光回線 割引内容
IIJmio IIJmioひかり IIJmioひかりの月額料金が660円割引
BIGLOBEモバイル ビッグローブ光 BIGLOBEモバイルの月額料金が220円割引
LIBMO @TCOMヒカリ LIBMOの月額料金が220円割引(最大5回線まで)
DTI SIM DTI光 DTI光の月額料金が165円割引

上記の4つの光回線は全て光コラボです。

携帯キャリアに比べて割引額は小さいですが、IIJmioとIIJmioひかりの組み合わせはお得です。

IIJmioひかりのマンションタイプは通常4,356円ですが割引後は3,696円となり、他の安い光回線に引けを取らない料金水準になるからです。

スマホのSIMの月額料金は携帯キャリアより安いため、この組み合わせなら月々の通信費を抑えて光回線を利用できます。

公式サイトを見てみる ⇒ IIJmioひかり

 

まとめ

一人暮らしの家のインターネット回線は、用途や利用スタイル、料金水準といった条件に応じて選びましょう。

通信速度や安定性、快適性を重視するなら光回線が一番です。

光回線が導入されてない建物に住んでいて新規で光回線を引けない場合や、引っ越しが多いため回線工事をしたくない場合は、モバイル回線が選択肢になります。

モバイル回線なら回線工事が不要なので気軽に利用開始でき、モバイルルーターやスマホのテザリングなら外出先でもノートPCやタブレットのインターネット接続に使えます。

毎月の通信費を少なくしたいならスマホのテザリングが最適で、容量無制限プランで月額料金が安いのは楽天モバイルです。

光回線を安く利用したいなら、スマホとのセット割を踏まえたうえで選びましょう。