これから実家を出て賃貸マンションやアパートで一人暮らし始めるにあたり、部屋で使うインターネット回線をどうするか悩んでいる人もいるのではないでしょうか?

どんなサービスがあるのか知らないし、
どう選べば良いのかもわからない。
家で長時間ネットを利用する人もいれば、外出が多くてそれほど利用しない人もいるでしょう。
通信速度が重要になるオンラインゲームを楽しみたい人や大画面で高画質動画を見たい人がいる一方で、ゲームはやらず動画は標準画質のもので構わないので料金が安い方が良いという人もいるはずです。

家でのネットの利用時間や主な用途によって最適な回線は違ってきますよ。
今回は、これから一人暮らしを始める人のネット回線選びについて解説するので参考にしてください。
家のインターネット回線の種類
一人暮らしの賃貸住宅で用意できるインターネット回線としては次のようなものが有ります。
②ホームルーター
③モバイルルーター
④スマートフォンのテザリング
まず、家のインターネット回線の代表格が➀の光回線で、光ケーブルを通してインターネットに接続します。
通信速度や通信の安定性、使える通信容量(ギガ数)は光回線が一番なので、オンラインゲームや4Kなどの高画質動画を楽しみたい人、大きいサイズのファイルのダウンロード・アップロードを頻繁に行う人には光回線が最適です。
ただ、賃貸住宅によっては部屋に光回線の設備が付いておらず、利用するには回線工事が必要になる場合があり、物件によっては回線工事ができず光回線を引けないケースもあります。
また、引っ越しすることが多いため、そのたびに手続きや回線工事をするのが面倒という人もいるでしょう。
光回線を引けない、引きたくない場合の代わりの方法が②のホームルーター、③のモバイルルーター、④のスマホのテザリングです。
光回線は光ケーブルを通してネットに接続するのに対して、これら3つは携帯キャリアの4Gや5G回線の電波を使ってインターネットに接続します。
このため回線工事は不要でルーター(又はルーター代わりにするスマホ)が家に届いたらすぐにネットを利用できるようになります。
通信速度や安定性は光回線の方が上ですが、自宅が5G回線エリアならこれまでの4G回線のとき比べて高速での通信が期待できます。
ホームルーターは電源ケーブルをコンセントに繋いで使う据え置きタイプで、モバイルルーターはバッテリーで動かす小型の端末なので家だけでなく外に持ち出して使うこともできます。
この他、ホームルーターの方がWi-Fiの電波の届く範囲が広く、同時接続できるデバイス数が多いといった違いもありますが、一戸建てで家族で利用するのと違い賃貸住宅で一人で使う場合には、この点はあまり気にしなくて良いでしょう。
外出先でも使いたい場合はモバイルルーターですが、家でのみ使うならバッテリーの充電が不要のホームルーターが便利です。最近はホームルーターの人気が高まっているようで、携帯4キャリアからホームルーターが発売されています。
④のスマホのテザリングは、スマートフォンには「テザリング」という機能があり、PCや別のスマホ、タブレットなどとWi-Fiで接続し、そのスマートフォンに入れているSIMの回線でインターネットが利用できます。
このため、今使っているスマホのSIMが大容量か容量無制限のものなら、家で使うパソコンやタブレットのインターネット回線としても利用することができます。
この方法を取れば通信費を安く済ませることができるので、家でのネットの利用時間が長くない人や通信量の大きい用途では使わない人は注目です。
ただし、スマホをモバイルルーター代わりに使うため、バッテリーの消費量が大きくなりテザリングを使ってない場合に比べてスマホを充電をする回数が増えるといったデメリットもあります。
このため、自宅でのネットの利用時間が長い人はコンセントに差して使えるホームルーター、スマホの充電回数を増やしたくない人はモバイルルーターの方が良いでしょう。
一人暮らしの家のネット回線でおすすめはどれ?
まず、通信速度と安定性を重視するなら光回線がおすすめです。
ホームルーターやモバイルルーター、スマホのテザリングは5G回線なら以前より高速通信ができるとはいえ、電波での通信なので基地局からの距離や周辺の障害物の影響を受けるため、電波が十分に届いてない場所だと期待したほどの速度が出ない可能性があり、通信の安定性という点でもケーブルを通して通信する光回線の方が良いです。
次に使える容量についてですが、光回線は容量無制限なのでギガ数を気にすることなく思う存分ネットを利用できます。
ホームルーターは家のネット回線として使う前提のサービスなのでこちらも月間の通信容量は無制限となっています。例外として短期間のうちにあまりにも大量の通信を行った場合は速度制限がかかる場合がありますが、そういった使い方をしなければ通信容量を気にすることなく利用できます。
モバイルルーターのサービスは月間容量が30GBとか100GBといったギガ数ごとのプランを用意しているところが多いですが、WiMAX(ワイマックス)のように容量無制限のサービスもあります。
スマホのテザリングを家の回線に使うつもりなら、ドコモの5Gギガホプレミアや楽天モバイルのRakuten最強プランといった容量無制限のプランが便利です。
料金・費用については、以前は光回線の方がホームルールーターやモバイルルーターのサービスより高い月額料金でしたが、最近では安い光回線も出てきておりモバイルインターネットと比べて必ずしも高いとは言えなくなってきています。
光回線は新規で回線を引く場合に回線工事費がかかりますが、割引制度により2年や3年利用することで実質自己負担を無料にすることができるところもあります。
ホームルーターやモバイルルーターのサービスでは端末代がかかってもキャンペーン特典のキャッシュバックにより実質無料になるところもあります。
スマホのテザリングを利用する方法は、スマホのSIMの月額料金だけで済むため月々の通信費は最も低くできます。楽天モバイルのようにキャンペーンで端末代が実質無料か1円になるところもあるため、初期費用もかけたくない人には嬉しい点です。
以上より、一人暮らしの家のネット回線として条件ごとのおすすめは次のようになります。
光回線がおすすめの人
- オンラインゲームをストレスなく楽しみたい
- 高画質動画を長時間見ることが多い
- 動画を頻繁に投稿している
- 大サイズのファイルをダウンロード・アップロードすることが多い
- 通信速度や安定性が重要な用途で利用する
光回線はスマホとのセット割があるため、基本的にはスマホのSIMの契約先がドコモならドコモ光、auならauひかり、SoftBankならソフトバンク光がおすすめです。
格安SIMや3キャリアの格安プラン(ahamo、povo、LINEMO)を利用している場合はセット割を受けられませんが、安い光回線を利用することで低費用にすることができます。

ホームルーターがおすすめの人
- 部屋に光回線を引けない物件に住んでいる
- 引っ越しが多いので手続きや回線工事が面倒
- 自宅のみで使いたい
- ネットの利用時間が長い
通信各社のホームルーターを比較した記事もチェックしてみてください↓

モバイルルーターがおすすめの人
- 家だけでなく外出先でも大容量での通信をしたい
- 今契約しているスマホのSIMを変えたくない
- スマホのバッテリー残量をなるべく減らしたくない
容量無制限で使えるモバイルルーターサービスの代表格がWiMAXです。
WiMAXの詳細とおすすめプロバイダーを紹介した記事はこちら↓

スマホのテザリングがおすすめの人
- 通信費を安くすることが最優先
- 通信量が大きくなる用途では利用しない
- ネットの利用時間はそれほど長くない
通信費を抑えるためにスマホのテザリングで済ませたいなら楽天モバイルがおすすめです。こちらの「Rakuten最強プラン」は月額3,278円で容量無制限で使えます。スマホの電話・ネットと家の回線合わせてこの料金ならかなり安いです。
この機会にスマホのSIMを楽天モバイルに乗り換えることを考えてみてはいかがでしょうか。
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