ドコモ光セット割の解説とタイプA対応おすすめプロバイダー

ドコモのスマホでギガプランまたはパケットパックを契約しているユーザーがドコモ光を契約すると、ドコモ光セット割によってスマホの月額料金が割引されます。

このため、ドコモのスマートフォンを使っている人はドコモ光を利用するのがお得です。

しかも、このセット割はドコモ光契約者本人だけでなく、ドコモのスマホを使っている家族も割引対象になり、三親等以内の家族なら離れて暮らす家族も含めて最大20回線まで割引されます。
このため、実家などで離れて暮らす家族にドコモユーザーがいればセット割で割引料金にしてあげることもできます。

例えば、3人家族で3人ともドコモの1,100円割引対象のプランを利用していてれば合計で3,300円の割引が受けられるため、実質的にドコモ光の月額料金が3,300円安くなったのと同じことになります。
さらに、実家の両親も1,100円割引対象のプランを利用していれば、二人合わせて2,200円割引され、実家の通信費を安くすることもできるのです。

今回はこの「ドコモ光セット割」を解説し、ドコモ光をお得に申し込める窓口を紹介します。

ドコモ光セット割の対象プランと割引額

ここではドコモ光セット割の割引対象になるスマホのプランと割引額を解説します。

自分や家族が利用しているプランを確認してください。

現在も受付中のプラン

対象プラン 割引額
5Gギガホ プレミア
5Gギガホ
ギガホ プレミア
ギガホ
1,100円
5Gギガライト/ギガライト (~5GB~7GB) 1,100円
(~3GB) 550円
(~1GB) なし

5Gギガライト・ギガライトは使用量が1GBまでは割引無しで、3GBまでは550円割引、3GB超~7GBまでだと1,100円割引になります。

新規申し込み受付終了プラン

新規受付を終了している「カケホーダイ&パケあえる」のパケットパックでもドコモ光セット割の対象になります。

パケットパック 割引額
ウルトラシェアパック100 3,850円
ウルトラシェアパック50 3,190円
ウルトラシェアパック30 2,750円
ベーシックシェアパック (~15GB~30GB) 1,980円
(~10GB) 1,320円
(~5GB) 880円
ウルトラデータLLパック 1,760円
ウルトラデータLパック 1,540円
ベーシックパック (~5GB~20GB) 880円
(~3GB) 220円
(~1GB) 110円

ベーシックシェアパックとベーシックパックは使用量に応じて割引額が決まります。

ドコモ光セット割で安くなったドコモ光の実質的な料金

自分や家族全員が1,100円割引対象のギガプランを契約している場合を想定して、実質的にドコモ光がどれくらい安くなるかシュミレーションしてみましょう。

戸建てタイプ マンションタイプ
ドコモ光(1ギガタイプ)
(タイプA 2年契約)月額料金
5,720円 4,400円
ドコモ光セット割を適用後の料金 一人適用(-1100円) 4,620円 3,300円
二人適用(-2,200円) 3,520円 2,200円
三人適用(-3,300円) 2,420円 1,100円
四人適用(-4,400円) 1,320円 0
五人適用(-5,500円) 220円 -1100円

ドコモ光セット割を適用後の実質料金を見ると、割引されるのが一人だけでも1,100円割引なら他の光回線と比べて安い水準です。

遠方に住む家族も含めて割引人数が多ければ、実質的に光回線が0円で使えることになる場合もあります。

実際にはギガライトや5Gギガライトで使用量が3GBまでの家族がいたり、受付終了のプランを使っているケースもあり得るため上記のように単純でありませんが、自分の場合で計算してみて安くなるならドコモ光を利用するのが良いでしょう。

ドコモ光の料金とその他の費用

初期費用と回線工事費

ドコモ光の初期費用は契約事務手数料の3,300円です。

光回線を新規で引く場合やNTTのフレッツ光又は光コラボレーション以外の光回線からの乗り換えの場合は回線工事必要になりますが、特典により回線工事料は無料になります。

新規工事料無料特典の適用条件は、申し込みしてから7か月以内にドコモ光を利用開始することなので、よほどのことが無い限り誰でも適用されます。

なお、土日祝日に工事員の派遣が必要な工事をする場合は追加工事費の3,300円がかかります。

ドコモ光の月額料金

ドコモ光の月額料金は以下の条件によって異なります。

・住居タイプ(戸建て・集合住宅)
・プロバイダータイプ(タイプA・タイプB)
・定期契約の有無(2年契約・契約期間なし)
・最大通信速度(1ギガ・10ギガ)

ドコモ光はタイプAとタイプBに分かれておりタイプAの方が月額料金は安く設定されています。

契約期間は2年契約と契約期間なしがあり、2年契約の方が月額料金は安いです。

ドコモ光1ギガ 戸建て 集合住宅
タイプA 5,720円(2年契約)
7,370円(契約期間なし)
4,400円(2年契約)
5,500円(契約期間なし)
タイプB 5,940円(2年契約)
7,590円(契約期間なし)
4,620円(2年契約)
5,720円(契約期間なし)

このため利用するならタイプAの2年契約がおすすめです。

ドコモ光1ギガの2年契約の場合、契約期間中に解約すると戸建タイプが5,500円、マンションタイプ4,180円の解約金を支払うことになりますが、2年ごとにある契約満了月の当月、翌月、翌々月に解約すれば解約金は0円になります。

回線の最大速度については1Gbpsの「ドコモ光 1ギガ」と10Gbpsの「ドコモ光 10ギガ」があります。

10ギガタイプの方が高速ですが月額料金が高く、提供エリアは現時点で下記の都府県の一部エリアに限られています。

戸建て・マンション対応
東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県
静岡県・愛知県・岐阜県
大阪府・京都府
戸建てのみ対応
和歌山県・滋賀県・兵庫県

1ギガタイプは全国の都道府県で利用できます。

現在一般的に普及しているのが1ギガの光回線なので、ほとんどの人はドコモ光 1ギガを選べば問題ないです。
1ギガというのはあくまで回線の規格上の最大速度で、実際に出る速度は目安として200~300Mbps台くらいですが、これほどの速度ならオンラインゲームから高画質動画の視聴まで対応できます。

それでも通信速度に強いこだわりがあり実際に出る速度で1Gbpsくらいは必要という人は、上記の対応エリアに住んでいるならドコモ光10ギガを利用するのも良いでしょう。

ドコモ光10ギガの料金は次のようになっています。

ドコモ光10ギガ 戸建て・集合住宅
タイプA 6,380円(2年契約)
8,030円(契約期間なし)
タイプB 6,600円(2年契約)
8,250円(契約期間なし)

10ギガタイプは戸建てと集合住宅で同じ料金で、こちらもタイプAの方が安くなっています。

ドコモ光10ギガも2年契約の場合は契約期間中に解約すると5,500円の解約金が発生しますが、2年ごとにある更新期間中に解約すれば無料です。

また、ドコモ光10ギガの場合は10Gbps対応ルーターが必要になり、自分で用意せずにレンタルする場合は月額550円かかります。

 

ドコモ光のプロバイダーはどれを選べば良いの?

ドコモ光を利用するにはプロバイダーと契約する必要があります。

プロバイダーとはインターネットサービスプロバイダー(ISP)のことで、ドコモ光の回線をインターネットに接続するサービスを提供しています。

ドコモ光に対応しているプロバイダーはいくつあり、タイプAに対応しているところとタイプBに対応しているところがあります。

ドコモ光1ギガで料金が安いタイプA対応のプロバイダーは下記の17社です。

ドコモnet・plala(ぷらら)・GMOとくとくBB・@nifty・andline・SIS・BIGLOBE・ic-net・hi-ho・Tigers-net.com・BB.excite・エディオンネット・SYNAPSE・楽天ブロードバンド・DTI・@ネスク・TikiTiki

どのプロバイダーで申し込んでも月額料金や契約期間・解約金は同じです。

違っているのはプロバイダーが独自に提供する特典やメールサービスの部分なので、ここを比較して利用するところを選びましょう。

ドコモ光タイプA対応プロバイダーを選ぶ時のポイント

各プロバイダーで違っているのは主に以下の5点です。

  • WiFiルーターの無料レンタルの有無
  • セキュリティソフトの無料利用期間・無料期間終了後の料金
  • リモート・訪問でのサポート対応と無料回数
  • IPv6通信の申し込みが必要かどうか
  • メールアドレス数・メールボックス容量

Wi-Fiルーターの無料レンタル

パソコンやスマホ、タブレットをLANケーブルや無線LAN(Wi-Fi)で回線に接続するためのWi-Fiルーターは自分で購入して用意することもできますが、お金をかけたくない人やどの機種を選べば良いのかわからない人は、Wi-Fiルーターの無料レンタルサービスがあるプロバイダーを選ぶと良いでしょう。

一定期間は無料で使えるセキュリティソフト

プロバイダーの特典としてセキュリティソフトが一定期間無料で利用できるところがあります。

無料期間はプロバイダーごとに異なり12か月、24か月、36か月までありますが、中には期間を設けずにそのプロバイダーでドコモ光を契約している間は永年無料としているところもあります。

セキュリティソフトが必要な人はこうしたプロバイダーに注目です。

リモート・訪問でのサポート

インターネットの接続設定やパソコンの設定が苦手な人向けにリモートや訪問でのサポートを提供しているプロバイダーもあります。

訪問サポートは初回は無料としているところも多いため、自分一人では設定ができそうにない場合はこの点もチェックしておきましょう。

IPv6通信の申し込みが必要かどうか

全てのプロバイダーで高速通信のIPv6(IPoE方式)に対応していますが、IPv6通信が自動で適用されるところと自分で申し込まないと使えるようにならないところがあります。

契約後にプロバイダーに申し込めば済む話ですが、忘れてしまいそうならIPv6通信の申し込みが不要で自動適用されるプロバイダーの方が安心でしょう。

メールアドレス数とメールボックスの容量

プロバイダーと契約するとプロバイダードメインのメールアドレスが使えるようになります。

使えるアドレス数はプロバイダーによって異なり1個~20個まであります。

メールアドレスをプライベート用と仕事用で分けたい場合や家族で別々のプロバイダーメールを使いたいならアドレスの数にも注意しましょう。

メールボックスの容量は200MBから無制限のところまでありますが、容量が小さいプロバイダーでもメールソフトで受信してサーバー上のメールを削除すれば容量に空きを作ることができます。

ドコモ光タイプA対応プロバイダーの比較

それでは下記の比較表にまとめた各プロバイダーの違いをチェックしてみてください。

WiFiルーター無料レンタル セキュリティソフト
無料期間
月額料金
リモートサポート・訪問サポート IPv6通信の申し込み要否 メールアドレス数・メールボックス容量
ドコモnet 12か月
385円
不要 1個
10GB
plala(ぷらら) あり 24か月
407円
あり
初回無料
不要 7個
2GB
GMOとくとくBB あり 12か月
550円
なし
初回無料
不要 15個
無制限
@nifty あり 12か月
550円
初回無料
初回無料
不要 15個
5GB
andline あり 12か月
550円
初回無料
初回無料
不要 5個
2GB
SIS あり 永年無料 初回無料
2回まで無料
不要 18個
3GB
BIGLOBE あり 12か月
550円
あり
初回無料
不要 5個
5GB
ic-net あり 永年無料 あり
3回まで無料
必要 20個
無制限
hi-ho あり 12か月
550円
初回無料
初回無料
必要 6個
1GB
Tigers-net.com あり 永年無料 あり
初回無料
必要 1個
15GB
BB.excite あり 36か月
440円
なし
初回無料
不要 1個
1GB
エディオンネット 必要 1個
1GB
SYNAPSE 12か月
528円
初回無料
初回無料
必要 1個
1GB
楽天ブロードバンド 12か月
385円
初回無料
なし
必要 10個
200MB
DTI 必要 10個
20GB
@ネスク 必要 1個
5GB
TikiTiki 必要 1個
1GB

Wi-Fiルーターの無料レンタルがありのところに絞り込むと10社が候補になります。

あとはセキュリティソフトとリモート・訪問サポートが必要かどうかや使いたいメールアドレスの数によって決まってくるでしょう。

どれを選べば良いのかわからない人には以下の3つがおすすめです。

ドコモが提供するplala(ぷらら)

上記プロバイダーのうちドコモnetとplalaはNTTドコモが提供するプロバイダーです。

ドコモnetはWi-Fiルーターの無料レンタルが用意されておらず、メールアドレスも1個だけなので、ルーターを購入したくない人やメールアドレスを複数持ちたい人はplalaが良いでしょう。

低遅延、ラグ解消のための「GGGG光オプション(月額990円)」も用意されているので、オンラインゲームをする人も注目のプロバイダーです。

ルーター重視ならGMOとくとくBB

こちらは大手ネット企業GMOインターネットグループが提供するプロバイダーです。

Wi-Fiルーターの無料レンタルがあっても機種が不明だったり1機種しか用意されてないところもありますが、GMOとくとくBBでは下記の3機種から選べるのがメリットです。

メーカー名 バッファロー NEC エレコム
機種名 WSR-2533DHP3 Aterm WG2600HS2 WRC-2533GST2

中継器が必要なら@nifty

こちらはWi-Fiルーターの無料レンタルのほかにWi-Fi中継器も無料でレンタルできるため、広い家に住んでいてWi-Fiルーターを置いた部屋から離れている部屋で使いたい場合に便利です。

また、ニフティは家電量販店のノジマグループの会社が提供するプロバイダーのため、ノジマでの買い物が5%オフ(月1回まで)になる優待を受けられます。

ノジマは東京、神奈川、埼玉を中心に180店舗以上を展開しています。

ドコモ光はどこで申し込めば良いの?

ドコモ光を申し込むときは公式サイトではなく販売代理店のサイトから申し込むのがおすすめです。

なぜなら、販売代理店の方が申し込み特典のキャッシュバック額が大きいからです。

ドコモ光公式 販売代理店
(NNコミュニケーションズ)
申し込み特典 dポイント(期間・用途限定)
プレゼント
20,000pt(新規)
15,000pt(転用)
キャッシュバック
42,000円

ドコモ光代理店の独自特典

正規販売代理店のNNコミュニケーションズでは、新規契約だけでなく他の光回線からの乗り換えの場合も現金42,000円のキャッシュバックがもらえます。



こちらは受け取り手続きが簡単なのもポイントです。
ドコモ光を申し込んだ後にかかってくる電話でオペレーターが振込先口座情報を聞いてくるので、これに答えるだけです。手続きするのを忘れる心配が有りません。

キャッシュバックの受け取り時期はドコモ光の課金開始月の翌月末とかなり早いのも魅力です。

なお、この特典はドコモ光を12か月以上利用することが条件です。
1年未満で解約するとキャッシュバック特典と同額が請求されるため注意してください。

ドコモ光の公式特典

代理店から申し込んだ場合は、代理店の独自特典に加えて下記のドコモ光公式特典ももらえます。

ドコモ光1ギガ dポイント(期間・用途限定)2,000pt プレゼント
ドコモ光10ギガ dポイント(期間・用途限定)17,000pt プレゼント

dポイント(期間・用途限定)というのは、通常のdポイントと異なり有効期限は進呈月を含む6か月で、以下の用途では利用できません。

・ポイント交換商品(賞品が当たる抽選、JALマイルへの交換含む)
・ケータイ料金の支払い
・データ量の追加

dポイントカードやd払いでの支払いには使えるので、ドコモユーザーなら何らかの使い道はあるでしょう。

ドコモ光1ギガなら代理店特典と公式特典を合わせて44,000円分お得になります。

詳しくは下の代理店サイトをチェックしてください↓