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IIJmioひかりとahamo光の比較【スマホとセットで利用】

IIJmioひかりは格安SIMのIIJmioとセット割があるため、スマホのSIMがIIJmioの人に最適な光回線です。

ahamo光(アハモ光)はスマホのahamoユーザー専用の光回線なので、利用するにはahamoを契約していることが条件になります。

以上より、この2つの光回線のどちらにするか検討する場合、スマホのSIMプランも比較する必要があります。

今回は、IIJmioのSIM+IIJmioひかりのセットとahamoのSIM+ahamo光のセットを比較するので参考にしてください。

使用回線の比較

まず、それぞれのSIMと光回線の違いを理解しておきましょう。

スマホのSIM IIJmio ahamo
サービス種類
(使用回線)
MVNOの格安SIM
(ドコモ・au)
ドコモの料金プラン
(ドコモ)
光回線 IIJmioひかり ahamo光
回線種類
(使用回線)
光コラボレーション
(フレッツ光)

スマホのSIMの違い

IIJmioは、自前の基地局を持たないMVNO(Mobile Virtual Network Operator)が携帯キャリア(MNO)から通信回線を借りて提供しているサービスです。

MVNOのSIMは大手キャリアよりも安い料金にできるため「格安SIM」と呼ばれています。

IIJmioではドコモ回線のほかau回線を使うプランも選ぶことができます。

一方、ahamoは携帯キャリアであるドコモの料金プランの一つで、ドコモの回線を使用して通信をします。

格安SIMに比べて料金は高いですが、携帯キャリアが直接提供するサービスなので通信速度はこちらの方が速いです。

速度は重視せず料金が安い方が良ければIIJmio、料金よりも速度を重視するならahamo。

光回線はどちらも光コラボ

IIJmioひかりとahamo光は、どちらもNTTの光回線を借り受けて回線とプロバイダーとセットにして提供する「光コラボレーション」と呼ばれるサービスです。

光コラボの使用回線はフレッツ光と同じもので、NTTのフレッツ光は47都道府県に対応しているため光コラボも全国で利用できます。

回線速度はどちらも上り・下りともに1Gbpsです。

光コラボの契約区分は次の3種類があります。

契約区分 回線工事
フレッツ光から乗り換え 転用 不要
他社の光コラボから乗り換え 事業者変更
上記以外 新規契約 必要

現在フレッツ光や他社の光コラボを利用中なら回線工事をすることなくIIJmioひかりやahamo光に乗り換えることができ、将来これらから他の光コラボに乗り換えるときも同様です。

光回線を新規で引く場合や、フレッツ光・光コラボ以外の光回線(auひかり、NURO光、電力系光回線)から乗り換える場合は「新規契約」となり回線工事が必要になります。

IIJmioひかりとahamo光はどちらも光コラボで、利用できるエリアが広く乗り換えがしやすいメリットがあります。

契約期間と解約時の費用の違い

スマホのSIMは縛り無し

IIJmioとahamoは、どちらも契約期間は無いため解約違約金や契約解除料といった料金もありません。

契約期間の縛り無しで、いつでも無料で解約できます。

光回線の契約期間と解約時の費用

IIJmioひかり ahamo光
契約期間 2年(最低利用期間)      2年(自動更新)
契約期間なし
解約金 3,000円 2年(自動更新)の場合
戸建て 4,950円
集合住宅 3,630円

IIJmioは、最低利用期間が2年となっており、24か月以内に解約した場合は「最低利用期間内解除調定金」として3,000円を支払うことになります。

しかし、2年利用した後は契約期間の縛りはなくなり、いつでも無料で解約できるようになります。

ahamo光は、2年契約のプランと契約期間なしのプランがあり、料金は2年契約のプランの方が安いです。

2年契約プランは2年ごとに契約が自動更新され、契約期間中に解約した場合の解約金は、戸建てタイプが4,950円、マンションタイプが3,630円です。

2年ごとにある契約満了月とその翌月、翌々月の3か月間に解約すれば解約金はかかりません。

料金が安い2年契約プランを利用する場合は2年縛りになることは理解しておきましょう。

IIJmioひかりは最初の2年だけ縛りがあり、ahamo光は料金が安いプランだとずっと2年縛り。

 

光回線の回線工事費

光回線が新規契約になる場合は回線工事が必要になり工事費がかかります。

しかし、ahamo光は申し込み特典で新規工事料は無料となっています。

なお、土日祝日や夜間に工事した場合の追加工事料、その他の追加工事が必要だった場合の工事料、オプションサービスの工事料は特典対象になりません。

特典で無料になるのは基本工事料ですが、平日昼間に工事をして追加工事は必要なくオプションの光電話や光テレビを利用しないケースなら工事料は無料にできます。

 

IIJmioひかりの工事費はキャンペーン特典により実質無料になります。

派遣工事費(屋内配線新設あり)は28,600円で20回の分割払いになっていますが、特典で20か月間は工事費の分割払い額(1,430円)が月額料金から割引されるためです。

開通月の翌月から割引が開始されるため、21か月利用することで工事費全額分の割引を受けたことになり自己負担は0円となります。

21か月未満で解約すると工事費全額の割引を受けられず工事費の自己負担が発生するので、新規契約になる人は注意してください。

家にフレッツ光の回線設備が導入されていて工事員の派遣が不要な場合の工事費は3,850円の一括払いで、こちらは特典で2か月目に全額が割引されて実質無料になります。

IIJmioひかりも、夜間や土日祝日の工事や追加工事が必要だった場合の工事費、オプションサービスの工事費は別途必要になります。

回線の基本工事費は、
ahamo光は特典で最初から無料。
IIJmioひかりは特典で派遣工事は21か月目、無派遣工事は2カ月目まで利用することで実質無料になります。

料金比較

ここからは初期費用と月額料金を比較します。

初期費用の比較

IIJmioとIIJmioひかり、ahamoとahamo光の契約時の初期費用(事務手数料)は次のようになっています。

スマホSIM IIJmio ahamo
初期費用
(事務手数料)
3,300円 0円
その他費用 SIMカード発行手数料
タイプD:433.4円
タイプA:446.6円


SIMプロファイル発行手数料
タイプD:433.4円
タイプA:220円

光回線 IIJmioひかり ahamo光
初期費用
(事務手数料)
3,300円 3,300円

IIJmioの初期費用は通常3,300円です。

IIJmioではこの他の費用として物理SIMではSIMカード発行手数料、eSIMの場合はSIMプロファイル発行手数料があります。

ahamoは契約時の事務手数料は常に無料です。

光回線の方はどちらも事務手数料3,300円がかかります。

以上より初期費用はahamo+ahamo光の方が安いです。

光回線のWi-Fiルーター

IIJmioひかりとahamo光はどちらもWi-Fiルーターの有料レンタルサービスがあります。

既にルーターを持っているか自分で購入して用意する場合はレンタル不要です。

レンタルサービスを利用する場合

Wi-Fiルーターのレンタル料金は次のようになっています。

IIJmioひかり ahamo光
ルーターレンタル
月額料金
330円 <ドコモ光電話の利用なし>

NTT東日本エリア 330円
NTT西日本エリア 825円

<ドコモ光電話の利用あり>

無線LAN機能なし:無料

無線LAN機能あり:
NTT東日本エリア 330円
NTT西日本エリア 110円

ahamo光の方はオプションサービスのドコモ光電話を利用しない場合は、NTT東日本エリアは月額330円、西日本エリアは月額825円です。

オプションサービスのドコモ光電話を利用する場合は、ルーターの無線LAN(Wi-Fi)機能を使わないなら無料ですが、無線LAN機能を使う場合はNTT東日本エリアは月額330円、西日本エリアは月額110円かかります。
PCとLANケーブルで接続して使うだけなら無線LAN機能なしでも利用できますが、Wi-Fiを使いたいなら無線LAN機能ありの方になります。

例えば、月額330円でレンタルして2年間利用したとすると2年分のレンタル料合計額は7,920円となるため、長期利用するなら自分で購入した方が安上がりです。

IIJmioひかりも同様に2年以上利用するなら購入した方が安上がりになるほか、レンタルできるルーターは「DS-Lite」という接続方式に対応してないデメリットもあるためルータは購入した方が良いです。これについては次に説明します。

自分でルーターを用意する場合

既にWi-Fiルーターを持っているかこれから購入する場合は、ルーターが以下のサービスに対応していているか確認しておきましょう。

IIJmioひかり ⇒ transix(トランジックス)
ahamo光 ⇒ OCNバーチャルコネクト

transixとOCNバーチャルコネクトは、どちらも次世代通信技術のIPv6(IPoE方式)とIPv4 over IPv6でインターネットに接続するサービスです。

IPv6(IPoE方式)やIPv4 over IPv6での接続サービスを利用することで、夜間などネットを使う人が増える時間帯でも混雑による速度低下を避けて通信できます。

上で紹介したIIJmioひかりのレンタルルーターが非対応の「DS-Lite(Dual Stack Lite)」というのはIPv4 over IPv6の通信規格の一つです。
IIJmioひかりが採用しているIPv6接続サービス「transix」ではDS-Lite規格のIPv4 over IPv6で通信するため、DS-Liteに非対応のルーターでは利用できません。

このためIIJmioひかりで夜間など利用者が増える時間帯も快適にネットを使いたいならDS-Liteに対応したルーターを用意した方が良いのです。

WiFiルーターのメーカーサイトには機種ごとにIPv6接続サービスの対応状況が記載されているので、こちらでtransixに対応しているか確認できます。

月額料金の比較

IIJmioはahamoに合わせて通話SIMを比較対象とします。

ahamo光は料金が安い2年契約のプランの方の金額を記載します。

スマホSIM IIJmio ahamo
月額料金 2ギガ 850円
5ギガ 990円
10ギガ 1,500円
15ギガ 1,800円
20ギガ 2,000円
30ギガ 2,700円
40ギガ 3,300円
50ギガ 3,900円
30ギガ 2,970円
100ギガ 4,950円
通話定額オプション 5分まで 500円
10分まで 700円
かけ放題 1,400円
月額料金で5分まで無料
光回線 IIJmioひかり ahamo光(2年契約)
戸建て 5,456円
⇒mio割で4,796円
4,950円
集合住宅 4,356円
⇒mio割で3,696円
3,630円

ahamoは月額2,970円で30GBのデータ通信のほか5分までの通話が無料になり、IIJmioで30ギガのプランに5分の通話定額オプション付けた場合の料金より安いです。

IIJmioには30ギガ未満のプランもあるため、通信容量が30ギガも必要ない人はこちらの方が使いやすいでしょう。

光回線の月額料金は、通常はahamo光の方が安いですが、スマホのSIMでIIJmioを使っている人がIIJmio光を契約すると「mio割」で毎月料金が660円割引されるため、割引後の料金では戸建てはIIJmioひかりの方が154安く、集合住宅はahamo光の方が66円安いです。

スマホのSIMで必要な容量が50GB以下で通話定額オプションが不要なら、スマホと光回線のセットではIIJmioの方が低コストです。

 

詳細は公式サイトをチェックしてください⇒IIJmioひかり

 

支払い方法

IIJmioは、スマホのSIMと光回線のどちらも支払い方法はクレジットカードのみです。

ahamoは、SIMと光回線のどちらもクレジットカードのほか口座振替にも対応しているため、クレジットカードを持ってない人でも利用できます。

キャンペーン特典の比較

ここでは光回線の申し込み特典を比較します。

IIJmioひかり ahamo光
①月額料金が12か月間割引

②30,000円分の「選べるe-GIFT」
(転用・事業者変更のみ)

dポイント(期間・用途限定)
10,000ポイント

IIJmioひかりの特典

IIJmioひかりでは1年間は月額料金が726円割引され、1年間の割引額合計は8,712円になります。

転用と事業者変更の人には「選べるe-GIFT」30,000円分のプレゼント特典もあります。

e-GIFTはアマゾンギフト券やWebMoneyなどの電子マネーに交換できます。

ahamo光の特典

ahamo光(2年契約プラン)を申し込むと、dポイント(期間・用途限定)10,000ポイントがプレゼントされます。

ただし、ドコモ光からのプラン変更やahamo光(契約期間なしプラン)は特典の対象外です。

申込み月含む7か月以内にahamo光を利用開始し、利用開始月の2か月後の月末時点でも契約中で、dポイントクラブ会員になっていることが特典を受ける条件です。

なお、dポイント(期間・用途限定)の有効期限は進呈月を含む6か月となっているので使い忘れに注意してください。

まとめ

最後にIIJmio+IIJmioひかりとahamo+ahamo光のメリット・デメリットをまとめます。

IIJmio+IIJmioひかり ahamo+ahamo光
メリット 光回線は3年目から縛り無し
SIMの月額料金が安い
IIJmioひかりの月額料金が1年間割引
30,000円分の選べるe-GIFTプレゼント
(転用・事業者変更のみ)
スマホの通信速度
光回線の工事費が特典で無料
口座振替でも支払える
dポイント(期間・用途限定)
10,000ptのプレゼント
デメリット スマホの通信速度
クレジットカードしか対応してない
光回線は契約期間が2年縛り
SIMの月額料金が高い

ポイントになるのスマホの通信速度です。

格安SIMは携帯キャリアのSIMやサブブランドのSIMと比べて速度は低くめで、利用者が増えて混みあう時間帯は特に低下しやすいです。

家では光回線を使う前提なので、外出時はスマホでWEBサイトを見たりSNSを利用したり標準画質の動画を見る程度なら格安SIMでも十分利用できます。

少しでも速度が遅くなるのは嫌という人は携帯キャリアのSIMを使った方が不満を持ちにくいです。

スマホの速度と料金の安さのどちらを優先するかで利用先が決まってくるでしょう。

以上より、どちらが向いているかは次のようになります。

こんな場合はIIJmio+IIJmioひかり

  • スマホの通信速度にこだわりはない
  • 月額料金が安い方が良い
  • 契約期間の縛りが緩い方が良い(最低利用期間2年)
  • 転用・事業者変更で申し込み特典が高額な方が良い

公式サイトはこちら ⇒ IIJmioひかり

 

こんな場合はahamo+ahamo光

  • スマホの通信速度は速い方が良い
  • 契約期間は2年縛りでも構わない
  • 口座振替で支払いたい
  • 普段からdポイントを利用している

公式サイトはこちら ⇒ ahamo光

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