NTT東日本エリアでフレッツ光ネクストを利用中の人には残念なお知らせが7月に発表されました。
フレッツ光を2年契約にすることで月額料金が割引される「にねん割」の提供が終了するらしいです。
2023年9月30日で「にねん割」の新規申し込みが終了し、2024年3月に満了月を迎える人から順次適用が終了されるとのことです。
にねん割 | 割引額 | 解約金 |
戸建て | 770円 | 4,950円 |
集合住宅 | 110円 | 1,650円 |
にねん割が終了すると2年縛りは無くなりますが、月額料金は戸建てで770円、集合住宅で110円高くなります。
これまで何となくフレッツ光を使い続けてきた人は、この機会に他の光回線に乗り換えることを考えてみると良いかもしれません。
フレッツ光より安い光回線はたくさんあり、にねん割を適用した料金よりさらに安いところもあるほどです。
今回はフレッツ光ネクストを利用中の人に最適な乗り換え先として「光コラボレーション」の光回線を紹介します。
光コラボレーションとは
フレッツ光の場合、光回線はNTTと契約し、光回線をインターネットに接続するサービスはISP(インターネットサービスプロバイダ―)と契約する形になっていました。
一方、2015年からスタートした「光コラボレーション(略して光コラボ)」というサービスでは、光コラボ事業者がNTTから光回線を借り受けてプロバイダーとセットにして提供するため、ユーザーは光コラボ事業者とだけ契約すれば済みます。
主な光コラボサービス↓
携帯キャリアやプロバイダーの会社などが光コラボに参入しています。
光コラボは契約先が1本化されてわかりやすくなるだけでなく、ほとんどのケースでフレッツ光より月額料金が安くなるというメリットがあります。
また、一部の光コラボではセット割で携帯電話の料金が割引されるサービスを用意しているところもあるため、スマホと光回線を合わせた月々の通信費を安くできるのもメリットです。
光コラボに乗り換える方法
光コラボで使用する光回線はフレッツ光と同じものなのでなので、現在フレッツ光ネクストを利用中の人なら回線工事不要で乗り換えることができ、ひかり電話を利用している場合は同じ電話番号をそのまま引き継ぐことができます。
ただしサービスタイプを変更する場合は工事費がかかる場合があります。
光コラボは最大速度が1Gbpsのタイプが多く、現在フレッツ光で最大速度が下り200Mbpsのハイスピードタイプを利用している場合はタイプ変更になり、タイプ変更の工事費として2,200円が発生します。
フレッツ光から光コラボへ乗り換える手続きは「転用」と呼び、手順は以下のとおりです。
②光コラボの申し込みページで転用承諾番号と契約者情報を記入して申し込む
転用承諾番号を取得してから光コラボのサイトで申し込みをするだけなのでとても簡単です。
なお、転用承諾番号の有効期限は発行日から15日で、それを過ぎてしまったら再度発行してもらうことになるため注意しましょう。
光コラボの選び方
たくさんある光コラボですが回線はどこもフレッツ光で同じなので、選ぶ基準は月額料金や割引サービス、キャンペーン特典といった部分になり、スマートフォンのSIMの契約先がどこかがポイントになります。
ドコモ光やSoftBank光といった携帯キャリアが提供する光コラボは月額料金は他より高めですが、セット割により携帯電話の月額料金がプランに応じて毎月550円~1,100円ほど割引されるため、携帯電話と光回線の月額料金の合計で見ると他の光コラボより安くなることが多いです。
(ここでの携帯電話とは、キャリアで契約したスマホやタブレット、ケータイのことです。)
しかも、このセット割は光回線の契約者だけでなく同じキャリアを契約している家族も割引対象になるので、同じキャリアを使っている家族が多いほどお得になります。
このため、スマホは携帯3キャリアのいずれかと契約している人には、そのキャリアとのセット割が適用される光コラボが良いでしょう。
スマホが携帯3キャリアやサブブランドの場合
ドコモ、au、ソフトバンクとKDDIのサブブランドUQモバイル、ソフトバンクのサブブランドY!mobile(ワイモバイル)とのセット割がある光コラボは次のようになっています。
携帯電話の契約先 | 光コラボ | 月額料金 | セット割サービス名 割引額 |
ドコモ | ドコモ光 | 戸建て 5,720円 マンション 4,400円 |
ドコモ光セット割 550円~1,100円 |
au | ビッグローブ光 | 戸建て 5,478円 集合住宅 4,378円 |
auスマートバリュー 550円~1,100円 |
ソフトバンク | SoftBank光 | 戸建て 5,720円 集合住宅 4,180円 |
おうち割光セット 550円~1,100円 |
UQモバイル | ビッグローブ光 | 戸建て 5,478円 集合住宅 4,378円 |
UQmobile自宅セット割 638円~1,100円 |
Y!mobile | SoftBank光 | 戸建て 5,720円 集合住宅 4,180円 |
おうち割光セット(A) 550円~1,188円 |
auの光回線「auひかり」はフレッツ光とは別の独自回線で提供されるため光コラボではなく、利用するには回線工事が必要で、エリアによっては提供されていない場合もあります。
そこで代わりになる光コラボがビッグローブ光。
ビッグローブはauを提供するKDDIのグループの企業であり、通信事業で35年以上の歴史がある老舗プロバイダーです。auのほかUQモバイルとのセット割にも対応しています。
SoftBank光はソフトバンクとY!mobileとのセット割に対応しています。
セット割の割引額は携帯電話の契約プランによって違っており、だいたい550円~1,100円ぐらいの水準です。
スマホのプランが1,100円割引の対象だったり、割引対象者が家族にもいれば家庭の通信費はさらに安くなります。
セット割適用後の光コラボの実質料金を現在利用中のフレッツ光の料金や「にねん割」終了後の料金と比べてみてください。それより光コラボの方が安ければ乗り換える価値があります。
セット割の詳細は下記の記事をチェックしてください。
ドコモユーザーはこちら ⇒ ドコモ光セット割
auユーザーはこちら ⇒ auスマートバリュー
UQモバイルユーザーはこちら ⇒ UQmobile自宅セット割
ソフトバンク・Y!mobileユーザーはこちら ⇒ ソフトバンク光のおうち割光セット
スマホが楽天モバイルの場合
第4の携帯キャリアとして参入した楽天モバイルは楽天ひかりを提供していますが、楽天ひかりには他の3キャリアのようなセット割はありません。
このため、楽天モバイルのユーザーが楽天ひかりを利用してもスマホ料金は安くならずお得ではありません。
楽天モバイルユーザーはセット割なしでも月額料金が安いGMO光アクセスに注目です。
比較記事をチェックしてみてください ⇒ 楽天ひかりとGMO光アクセスの比較
スマホがahamo、povo、LINEMOの場合
ドコモのahamoやauのpovo、ソフトバンクのLINEMOは各キャリアのセット割の対象外です。
このため、これらの利用者もセット割なしで料金が安いGMO光アクセスが良いでしょう。
ただ、ahamoの場合は最近「ahamo光」という専用の光回線が登場しており、こちらも候補になります。
ahamoユーザーはこちらをチェック ⇒ ahamo光とGMOとくとくBB光の比較
povoとLINEMOユーザーはこちら ⇒ シンプルに安い速いGMOとくとくBB光!
スマホがIIJmioの場合
格安SIMのIIJmioを使っている人がIIJmioひかりを契約すると「mio割」でIIJmioひかりの月額料金が毎月660円割引されます。
IIJmioひかり月額料金 | |
戸建てタイプ | 5,456円 ⇒割引後4,796円 |
マンションタイプ | 4,356円 ⇒割引後3,696円 |
割引後の料金は他の安い光コラボと比べて遜色ない水準です。
さらに、2023年10月2日までは以下のお得なキャンペーンを実施しているのが見逃せません。
②月額料金が6か月間は3,696円割引 ⇒ 合計22,176円がお得になる
③40,000円分の「選べるe-GIFT」プレゼント
このため、スマホのSIMでIIJmioを使っている人はIIJmioひかりがお得です。
公式サイトを見てみる ⇒ IIJmioひかり
その他の格安SIMの場合
IIJmio以外の格安SIMとのセット割が用意されている光コラボもありますが、割引額は小さいです。
格安SIM | 光コラボ | 月額料金 | セット割内容 |
BIGLOBEモバイル | ビッグローブ光 | 戸建て 5,478円 集合住宅 4,378円 |
BIGLOBEモバイルの月額料金が毎月220円割引 |
LIBMO | @TCOMヒカリ | 戸建て 5,610円 集合住宅 4,180円 |
LIBMOの月額料金が毎月220円割引 |
DTI SIM | DTI光 | 戸建て 5,280円 集合住宅 3,960円 |
DTI光の月額料金が毎月165円割引 |
上記のうちLIBMOは@TCOMヒカリ1契約に対してLIBMOは最大5契約まで割引対象なので、家族5人が全員LIBMOを使っている場合は合計で1,100円割引になります。
家族全員でスマホのSIMをLIBMOに統一している家庭にはお得な光回線です。
@TCOMヒカリの公式サイトはこちら ⇒@T COMヒカリ
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