光回線を安くする方法【セット割・安い月額料金など】

光回線の料金を安くする方法はいくつかありますが、人それぞれの条件によって最適な方法が異なります。

以前契約した光回線をなんとなく使い続けている人は、以下の点に該当するなら光回線の料金を今より安くすることができるかもしれないのでチェックしてみてください。

①スマートフォンのキャリアが提供する光回線にする方法

ドコモ、au、ソフトバンクの携帯3キャリアは、ドコモ光、auひかり、SoftBank光といった光回線サービスも提供しています。

そして、各キャリアのユーザーは契約先キャリアが提供する光回線を利用すればスマホの月額料金がプランに応じて550円~1,100円割引されます。

しかも、これは光回線の契約者だけでなく同じキャリアを使っている家族も割引対象なので、スマホの契約先キャリアを同じところに統一している家庭ほどお得になります。

離れて暮らす家族も対象になるため、一人暮らしの人でも実家の親が同じキャリアを使っていれば双方で割引を受けられます。(auは離れて暮らす家族は50歳以上が対象)

例えば、家族3人ともスマホで1,100円割引対象のプランを契約している場合、そのキャリアの光回線を利用すれば、3人分で3,300円の割引を受けられるため、光回線の月額料金が実質的に3,300円も安くなったのと同じことになります。

この他、KDDIのサブブランドであるUQmobileのユーザーがauひかりを契約した場合は「自宅セット割」が適用され、UQmobileの月額料金から638円~858円の割引を受けられます。

同様に、ソフトバンクのサブブランドであるY!mobileのユーザーがSoftBank光を利用すると「おうち割光セット(A)」が適用され、Y!mobileの月額料金が550円~1,188円割引されます。

各キャリアのセット割を表にまとめると次のようになります。

スマホ契約先 ドコモ au SoftBank UQmobile Y!mobile
光回線 ドコモ光 auひかり SoftBank光 auひかり SoftBank光
セット割名 ドコモ光セット割 auスマートバリュー おうち割光セット 自宅セット割 おうち割光セット(A)
割引額 550円~1,100円 550円~1,100円 550円~1,100円 638円~858円 550円~1,188円
最大割引数 20回線 10回線 10回線 10回線 10回線
光電話の契約 不要 必要 必要 必要 必要

このように携帯3キャリアは光回線とスマホのセット割を用意してお得にすることでユーザーの囲い込みを行っているのです。

割引対象プランは下記のリンク先記事をチェックしてください。

ドコモユーザーはこちら ⇒ ドコモ光タイプA対応おすすめプロバイダー

auユーザーはこちら ⇒ auひかり対応のおすすめプロバイダー

UQモバイルのユーザーはこちら ⇒ UQmobile自宅セット割対応光回線

SoftBank・Y!mobileユーザーはこちら ⇒ おうち割光セットとSoftBank光 

 

なお、ドコモ光以外の光回線は、セット割の適用を受けるには光電話(月額550円)の契約も必要です。
家の固定電話が必要なら問題ないですが、自分一人だけが割引を受けるつもりで固定電話は不要という人だと割引額が小さければお得にならないケースもあります。

また、3キャリアが提供しているahamo、povo、LINEMOといった格安プランは光回線とのセット割の対象外です。

MVNOの格安SIMを使っている人も3キャリアのセット割は受けられません。

格安プラン、格安SIMを使っている人は以下の安くする方法もチェックしてみてください。

②昼間の利用がメインなら安くできる光回線

インターネットを利用するのは主に昼間で、夜はテレビを見たり読書をするなど別のことをして過ごすというライフスタイルの人にぴったりな光回線がSo-net光 minico(ミニコ)

ソニーグループのソニーネットワークコミュニケーションズが提供する光回線です。

ミニコは専用に設計された通信帯域を利用しており、通信が混みあう時は通信速度を制御することで低料金を実現しています。

夜の7時から0時にかけては速度が低下しますが、そのぶん安い料金で利用できるため夜はあまりネットを使わない人なら利用価値があります。

夜間に速度が低下すると言っても、WEBサイトを見たりSNSを利用するなど高速通信でなくても大丈夫な用途なら使えます。

詳しくは公式サイトをチェック↓

携帯3キャリアの光回線(1ギガタイプ)とミニコの月額料金を比較してみます。

ミニコ ドコモ光 auひかり※ ソフトバンク光
戸建て 4,500円 5,720円 1年目 5,610円
2年目 5,500円
3年目以降 5,390円
5,720円
集合住宅 3,400円 4,400円 4,180円 4,180円

(※ auひかりの戸建てはずっとギガ得プランの料金、集合住宅はお得プランAタイプV 16契約以上の料金)

ミニコの方が明らかに安いため、格安プランや格安SIMのユーザーにはお得です。

キャリアのセット割を適用できるのが自分一人だけで550円割引の場合もミニコの方が安くなります。

ミニコのその他の費用

初期費用は、契約事務手数料の3,500円です。

PCやスマホ、タブレットなどを回線に接続するためのWiFiルーターは無料でレンタルできます。

ミニコの工事費

ミニコはのフレッツ光の回線を使う「光コラボレーション」のサービスなので、現在フレッツ光か他社の光コラボを利用している人が乗り換える場合は回線工事は不要です。

光回線を引くのが初めての場合やフレッツ光や光コラボ以外の光回線(auひかり、NURO光、電力系光回線)からの乗り換えでは回線工事が必要です。

回線工事料金は次のようになっています。

工事料金 料金分割払い回数・金額
工事員派遣あり 26,400円 1か月目は2,200円
2~23か月目は1,100円
工事員派遣なし 2,200円 1か月目に2,200円

工事料は戸建てタイプ、マンションタイプで違いはありません。

工事員派遣が必要な場合は23か月間の分割払いになっており、1か月目は2,200円、2~23か月目1,100円を月額料金に上乗せしたうえで特典により同額を毎月割引するため工事費は実質無料となります。

ただし、23か月の分割払い期間が終わる前に解約すると、残りの支払い分(工事費残債)を一括で支払うことになるため、工事費を無料にするには2年は利用する必要があります。

工事員派遣なしの場合は1か月目に工事料金の2,200円が割引されるため2年縛りはありません。

ミニコの契約期間

契約期間は設定されてないため、解約違約金や契約解除料というものもありません。

いつでも無料で解約できます。

つまり、フレッツ光や他社光コラボからの乗り換えなら契約期間の縛りは一切なく、それ以外の場合は回線工事の分割払い期間の2年が過ぎた後は縛りは無くなります。

夜間でも高速にできるオプション

主に昼間の利用がメインとはいえ、夜に使う必要が出てくるケースもあり得るでしょう。

そんなときに便利なのが「さくさくスイッチ(ワンデー)」(1回220円)というオプションサービス。

これを利用すると、翌日の24時間はSo-net光サービス専用の高速帯域で通信できるため、夜でも快適に使うことができます。

ミニコは普段は低費用で利用し、確実に高速通信が必要な時だけ追加費用を負担するというスタイルの光回線なのです。

nuroモバイルの料金が1年間割引される

ミニコを提供しているSo-netは格安SIMのnuroモバイルも展開していますが、ミニコを申し込んだ後にnuroモバイルを申し込むと特典によりnuroモバイルの月額料金が1年間は792円割引されます。

1年間で9,504円の費用が浮くことになります。

通話SIMのVSプラン(3GB)だと月額料金は792円なので割引により月額0円になり、1年間は月々のスマホ代を無料にできます。

新規契約のほか乗り換え(MNP)も割引適用の対象なので、この機会に格安SIMに乗り換えたい人は注目の特典です。

ミニコはこんな人におすすめ

  • 主に昼間か深夜0時以降にネットを使う
  • 夜(19時~0時)にかけてはネットをほとんど使わない
  • 夜に使うときの用途はWEB閲覧やSNS、標準画質動画の視聴など

\So-net光minicoの公式サイトはこちら/

 

③通信量が月間200GB未満なら安くできる光回線

容量無制限のため通信量を気にせずに使えるのが光回線の良いところですが、一人暮らしのため通信量がそれほど多くないという人もいるでしょう。

もし月間の通信量が200GB未満ならエキサイト光Fitに注目です。



こちらはポータルサイトのExcite(エキサイト)を運営している会社が提供する光回線です。

月々の使用した通信量に応じて月額料金が決まる「段階料金制」になっているのが特徴で、通信量が少ないほど料金も安くできます。

戸建て 集合住宅
30GB未満 3,520円
200GB未満 4,290円
500GB未満 5,060円
500GB以上 5,830円
30GB未満 2,640円
200GB未満 3,410円
200GB以上 4,180円

通信量が200GB未満の場合、戸建てなら上で紹介したミニコより安く、集合住宅では同じくらいです。
こちらは夜間の速度制御はないため夜でも高速通信で利用できます。

通信量が月間30GB未満なら料金をさらに安くできます。

エキサイト光Fitのその他の費用

月額料金以外の費用は次のようになっています。

契約時の事務手数料 新規契約:1,100円
転用・事業者変更:2,200円
キャンペーンで無料
登録手数料 3,300円
キャンペーンで無料又はWi-Fiルータープレゼント
Wi-Fiルーターの費用 登録手数料を無料にするなら自分で用意

エキサイト光Fitは光コラボのサービスです。

フレッツ光から乗り換え(転用)、他社の光コラボからの乗り換え(事業者変更)では契約事務手数料が2,200円ですがキャンペーンで無料になります。

転用・事業者変更以外は新規契約となり事務手数料1,100円がかかります。

この他に3,300円の登録手数料というのもあり、キャンペーンで登録手数料を無料にするかIPv6 IPoE対応のWi-Fiルーターのプレゼントにするかを選べます。

次世代のインターネット接続環境「IPv6 IPoE」は、従来の「IPv4 PPPoE」と違い、混雑しやすいポイントを避けて通信できるため、夜間や週末でも快適にインターネットを利用できます。

IPv6 IPoE対応のWi-Fiルーターを持っているなら登録手数料を無料にする方を選び、ルーターを持ってなくてどの機種を選べば良いのかわからないならWi-Fiルータープレゼントを選択するのがおすすめです。

エキサイト光Fitの工事費

エキサイト光Fitもフレッツ光の回線を使う「光コラボレーション」のサービスなので、フレッツ光か他社の光コラボからの乗り換えなら回線工事は不要です。

それ以外のケースでは回線工事が必要ですが工事費はキャンペーンにより割引されます。

工事費は工事内容によって以下のように異なります。

工事種別 工事料金・割引
工事員派遣あり
屋内配線新設あり
15,000円
⇒7,500円割引により7,500円
工事員派遣あり
既設の屋内配線を利用
9,000円
⇒7,500円割引により1,500円
工事員派遣なし 3,000円
⇒3,000円割引により0円

派遣工事の場合は無料になりませんが、利用できる屋内配線が既にある場合は割引により1,500円で済みます。

賃貸住宅などで部屋に既に光コンセントが付いていると工事員の派遣が不要になる場合あり、割引後の工事費は0円になります。

エキサイト光Fitの契約期間

契約期間の設定は無く、解約事務手数料などもないため、いつでも無料で解約ができます。

工事費は一括払いなので、工事費分割払いによる縛りもありません。

エキサイト光Fitはこんな人におすすめ

  • 通信量が月間200GB未満
  • 派遣工事になる場合は工事費の自己負担があっても構わない
  • 契約期間の縛りが無い光回線を使いたい

\エキサイト光Fitの公式サイトはこちら/

 

④条件なしで安い料金の光回線

上で紹介したミニコは夜間に速度が低下する代わりに低料金で、エキサイト光Fitは通信量が少なければ低料金という光回線でしたが、家のネット回線は夜に利用することが多く通信量も多い人には不便でしょう。

ミニコやエキサイト光Fitの200GB未満の場合ほどではありませんが、安い月額料金の光回線もあります。

それがGMO光アクセスです。

こちらは東証プライム市場に上場しているGMOインターネットグループ(株)が運営する「GMOとくとくBB」というプロバイダーが提供する光回線です。

なお、GMO光アセスはプロバイダー名から「GMOとくとくBB光」とも呼ばれおり、公式サイトでは短くして「とくとくBB光」と記載されていることがありますが、これらは全て同じサービスです。

以下に携帯3キャリアの光回線(1ギガタイプ)と月額料金を比較します。

GMO光アクセス ドコモ光 auひかり※ ソフトバンク光
戸建て 4,818円 5,720円 1年目 5,610円
2年目 5,500円
3年目以降 5,390円
5,720円
集合住宅  3,773円 4,400円 4,180円 4,180円

(※ auひかりの戸建てはずっとギガ得プランの料金、集合住宅はお得プランAタイプV 16契約以上の料金)

3キャリアの光回線と比べて随分と安いため、格安プランや格安SIMのユーザーでセット割を受けられない場合にお得です。

公式サイト↓

GMO光アクセスのその他の費用

初期費用は契約事務手数料の3,300円です。

Wi-Fiルーターは無料でレンタルできるため自分で用意する必要がありません。

しかも、3年以上利用するとルーターはプレゼントされるため、3年使えば返却は不要になります。

GMO光アクセスの工事費

GMO光アクセスは光コラボのサービスなので、フレッツ光や他社の光コラボからの乗り換えの場合は回線工事は不要です。

それ以外のケースでは工事が必要になり、料金は以下のようになっています。

工事員派遣あり マンション:25,300円
(1回目が1,045円、2回目から36回目が693円)



戸建て:26,400円

(1回目が990円、2回目から36回目が726円)

工事員派遣なし マンション・戸建て:2,200円
(1回目は275円、2回目から36回目は55円)

工事料金は1か月目~36か月目まで36回の分割払いとなっており、3年間は月額料金に分割払い額が上乗せされたうえで同額が割引されるため回線工事費は実質無料になります。

ただし、36か月未満で解約すると分割払いの支払いが残っているため、残りの分の分割払い額(工事費残債)を一括で支払うことになります。

工事費を無料にするには3年間縛られることは覚えておきましょう。

GMO光アクセスの契約期間

契約期間は3年となってますが解約違約金などはないため、いつでも無料で解約ができます。

契約期間による縛りはありませんが、新規契約で回線工事を行った場合は工事費の自己負担を無料にするには最初の3年間は利用する必要があり実質3年縛りです。

GMO光アクセスのキャンペーン特典

GMO光アクセスのキャンペーン特典は以下の2つが用意されています。

①申し込みで5,500円キャッシュバック

申し込み特典として5,500円のキャッシュバックがもらえます。

新規契約、転用、事業者変更のどの契約区分でも特典の対象になります。

②他社回線からの乗り換えで一律40,000円キャッシュバック

他社のインターネット回線から乗り換えで他社の解約金が発生する人には一律40,000円のキャッシュバックがもらえます。

解約金とは、契約期間中に解約するときに発生する解約違約金(契約解除料)や回線工事料・端末代の残債、回線撤去費用などです。

他社の回線とは、光回線のほかにADSL、ケーブルテレビ回線、モバイルWiFi(ホームルーター含む)も対象です。今利用中の回線に不満があって乗り換えたい人には嬉しい特典といえます。

①の申し込みでもらえる5,500円キャッシュバックと併用はできませんが、一律4万円なので乗り換えで解約費用が発生する人にはお得です。

GMOとくとくBB光はこんな人におすすめ

  • 時間帯や通信量を気にせずにネットを使いたい
  • 家のネット回線として複数人の家族で利用する
  • 新規契約で最低でも3年間は利用する予定
  • 他社の回線を解約して乗り換えで解約費用が発生する

\公式サイトはこちら/