フレッツ光からeo光タイプNに転用で乗り換えるなら【セット割】

NTT西日本のフレッツ光でいくつかの割引サービスが終了するため、この機会に他の光回線への乗り換えを考える人もいるのではないでしょうか。

関西エリアでは関西電力グループのオプテージが提供する「eo光」が利用できますが、こちらはフレッツ光のものとは別の光ファイバーを使用する独自回線サービスのため、利用開始するには回線工事が必要です。

しかし、もうすぐ始まる新サービスの「eo光ネット(type N)」は、NTT西日本の光回線を使用する「光コラボレーション」モデルのサービスなので、フレッツ光から回線工事不要で乗り換えられます。

光コラボレーションの光回線としてはeo光タイプNの他に、ドコモ光やソフトバンク光、楽天ひかり、ビッグローブ光などがありますが、いずれも回線が共通しているため各サービス間で乗り換えるときも回線工事は不要です。

光回線とプロバイダーがセットになったサービスのため、別途プロバイダー契約をする必要はありません。

今回はフレッツ光からeo光タイプNに乗り換えたい人のために注意点や安く利用する方法を紹介します。

eo光タイプNの提供エリア

eo光は関西限定のサービスのため、eo光タイプNを利用できるのは下記の府県です。

eo光タイプNはフレッツ光と同じ回線を使用するため、フレッツ光の提供エリアで利用できます。

100メガコースと1ギガコースはフレッツ光ネクスト、10ギガコースはフレッツ光クロスの提供エリアです。

フレッツ光ネクストはほとんどのエリアをカバーしていますが、フレッツ光クロスは市町村レベルでは未提供の地域があります。

eo光タイプNの回線工事

フレッツ光からeo光タイプNへの乗り換えでは回線工事が不要ですが、乗り換えるときに回線の品目変更をする場合は、品目変更の事務手数料（3,300円）と変更工事費がかかります。

品目変更とは、回線の速度タイプを変更したりマンションタイプで部屋までの配線方式を変更することです。

例えば、フレッツ光で最大速度が100Mbpsの速度タイプを利用していて乗り換えと同時に最大1Gbpsの速度タイプに変更する場合や、マンションタイプで部屋までの配線方式をVDSL方式から光配線方式に変更する場合などです。

品目変更の工事費は次のようになっています。

利用中のタイプ	変更内容	変更工事費
ホームタイプ マンションタイプ（光配線方式）	最大速度の変更	派遣工事　11,600円 無派遣工事　3,300円
マンションタイプ（VDSL方式）	光配線方式に変更	屋内配線工事あり　22,000円 屋内配線工事なし　11,600円
マンションタイプ（LAN方式）	光配線方式に変更	22,000円

賃貸マンションで配線方式を変更する場合は建物のオーナーの許可が必要です。

これまでフレッツ光で回線最大速度が100Mbpsの速度タイプを利用していた場合は、最大1Gbpsに変更した方が速度が上がり快適になります。

現在の速度に特に不満を持ってないなら、品目変更をしなければ変更事務手数料と工事費はかかりません。

eo光タイプNの契約期間

eo光タイプNは、最低利用期間が1年となっています。

1年未満で解約すると下記の解約清算金がかかります。

タイプ・コース名	解約清算金
ホームタイプ　1ギガコース	5,118円
ホームタイプ　10ギガコース	6,200円
マンションタイプ　100メガコース	3,740円
マンションタイプ　1ギガコース	3,740円
マンションタイプ　10ギガコース	6,600円

1年利用した後は、いつでも解約しても解約清算金はかからず、契約期間に縛られることなく利用できます。

ただし、後で説明しますが、ホームタイプで長期利用割引を受ける場合は3年縛りになります。

eo光タイプNの初期費用

初期費用は、契約事務手数料の3,300円です。

WiFiルーターは全コースで標準装備しているため、自分で用意する必要はありません。

eo光タイプNの月額料金

月額料金は次のようになっています。

タイプ・コース名	月額料金
ホームタイプ　1ギガコース	5,448円
ホームタイプ　10ギガコース	6,530円
マンションタイプ　100メガコース	4,070円
マンションタイプ　1ギガコース	4,070円
マンションタイプ　10ギガコース	6,930円

他の光コラボと比べると、それほど安くありませんが、次に紹介するセット割やホームタイプ限定の割引により低コストになります。

eo光タイプNとmineoのセット割

eo光タイプNの運営会社のオプテージは、格安SIMサービスの「mineo（マイネオ）」も提供しており、mineoのユーザー向けに「eo × mineoセット割」が用意されています。

eo光タイプNとmineoの両方を契約し、このセット割の適用申請をするとeo光タイプNの月額料金が毎月330円割引されるのです。

割引後の月額料金は次のようになります。

	月額料金	セット割後の料金
ホームタイプ　1ギガコース	5,448円	5,118円
ホームタイプ　10ギガコース	6,530円	6,200円
マンションタイプ　100メガコース	4,070円	3,740円
マンションタイプ　1ギガコース	4,070円	3,740円
マンションタイプ　10ギガコース	6,930円	6,600円

mineoの料金プランのうち「マイそく スーパーライト」はセット割の適用対象外です。

割引後の月額料金をを見ると、マンションタイプの100メガ・1ギガコースは光コラボの中でも特に安いです。
マンションやアパートに住んでいてスマホのSIMはmineoを利用するなら、eo光タイプNの1ギガコースはお得な光回線サービスといえます。

まだmineoを使ってない場合は、eo光タイプNを利用するならスマホのSIMをmineoに乗り換えた方が低コストにできます。

mineoの公式サイトはこちら ⇒ mineo（マイネオ）

 

戸建ては長期利用で月額料金が割引

eo光タイプNのホームタイプは、「長割」を適用させると3年目から月額料金が割引されます。

2年目までの通常料金と3年目以降の割引料金は次のとおりです。

利用期間	1～2年目	3～5年目	6年目以降
ホームタイプ　1ギガコース	5,448円	5,175円	4,903円
ホームタイプ　10ギガコース	6,530円	6,203円	5,877円

長期継続利用割引契約（長割）は、3年間の継続利用を条件に割引するため、最低利用期間の3年の途中で解約すると下記の「解約清算金」がかかります。

利用期間	3～5年目	6年目以降（3年ごと）
ホームタイプ　1ギガコース	4,573円	4,573円
ホームタイプ　10ギガコース	5,547円	5,547円

割引適用期間の36か月目とその翌月、翌々月の3か月間に解約すれば解約清算金はかかりません。

長割の適用を受けると無料で解約できるのが3年ごとになるため注意してください。

3年縛りにはなりますが、戸建てで長期利用するなら安く利用できるメリットがあります。

長割に加えて、mineoとセットで利用した場合の月額料金は次の通りです。

利用期間	1～2年目	3～5年目	6年目以降
ホームタイプ　1ギガコース	5,118円	4,845円	4,573円
ホームタイプ　10ギガコース	6,200円	5,873円	5,547円

特に1ギガコースの6年目以降の月額料金は他の光回線と比べて安いです。

戸建ての場合は、スマホのSIMはmineoを利用し、eo光タイプNを6年以上の長期利用するならお得です。

 

eo光タイプNのキャンペーン特典

eo光タイプNには以下のキャンペーン特典があります。

先行予約キャンペーン

eo光タイプNの受付開始は3月3日からですが、3月2日までに先行予約をしておき3月31日までに申し込みをすると、3,300円の契約事務手数料が無料になります。

スタートキャンペーンで月額料金の割引

スタートキャンペーンによりホームタイプは最大1年間、マンションタイプは最大3か月間は月額料金が割引されます。

割引後の料金と通常料金は以下のようになっています。

タイプ・コース名	月額料金
ホームタイプ　1ギガコース	12か月目まで　2,380円 13か月目以降　5,448円
ホームタイプ　10ギガコース	12か月目まで　2,380円 13か月目以降　6,530円
マンションタイプ　100メガコース	3か月目まで　500円 4か月目以降　4,070円
マンションタイプ　1ギガコース	3か月目まで　500円 4か月目以降　4,070円
マンションタイプ　10ギガコース	3か月目まで　2,980円 4か月目以降　6,930円

申し込み月の6か月後の月末までに利用開始することがキャンペーンの適用条件です。

戸建ての方が割引期間が長いですが、集合住宅は100メガや1ギガのコースなら3か月目までは500円で利用できます。

標準工事費無料キャンペーン

新規契約の場合に行われる回線工事の標準工事費（最大22,000円）が割引されて無料になります。

「新規契約」とは、新しく光回線を引く場合やNTT系以外の光回線から乗り換える場合です。

フレッツ光からの乗り換えは「転用」、他の光コラボからの乗りかえは「事業者変更」という契約種別となり、転用や事業者変更するときは回線工事が不要なので、転用ではこの特典は関係ありません。

他社の違約金の還元特典

eo光タイプNに乗り換える際に、これまで利用していた他社の回線の解約金が発生する場合は一定額まではeo光から還元してもらえます。

ホームタイプは最大60,000円まで、マンションタイプは最大15,000円までです。

還元対象は、解約違約金や回線撤去費用、長期割引にかかる解約金、回線工事費の残債、モバイルルーターの解約金です。
自分の場合で解約金が発生するかどうか確認しておきましょう。

この特典を受けるには、開通月から6か月目までに解約金の発生を確認できる書類の提出をする必要があります。

フレッツ光からeo光タイプNに乗りかえる手順

最後にフレッツ光からeo光タイプNに乗り換える流れを説明します。

転用承諾番号の有効期限は発行日から15日です。
有効期限をを過ぎてしまったら再度発行してもらうことになります。

フレッツ光で利用しているプロバイダーを解約する手続きが必要で、プロバイダーからWiFiルーターをレンタルしている場合は解約後に返却をします。

NTTからレンタルしているONU（回線終端装置）またはVDSL宅内機器は引き続きeo光タイプNで利用します。

まとめ

eo光タイプNはNTTの回線を使う光コラボのサービスのため、フレッツ光から乗り換えがしやすいです。

スマホのSIMでmineo（マイネオ）を利用することでeo光タイプNの月額料金が330円割引されて安くなるため、mineoを利用していない人は、この機会にSIMの乗り換えも検討するのがおすすめです。

格安SIMサービスのmineoは携帯3キャリアより安い月額料金なので通信費の節約ができます。

公式サイトはこちら ⇒ mineo（マイネオ）

戸建ての場合は、3年目以降は「長割」を適用させることで月額料金が安くなりますが、最低利用期間で3年縛りになる点には注意してください。

今なら3月2日までの先行予約で契約事務手数料が無料になるので、利用したい人は忘れずに手続きをしておきましょう。