引越しをしたときに、新居がインターネット回線なしの物件のため新たに光回線を引く工事が必要な場合、工事が完了するまでにネットが使えなくて困ることもあるでしょう。
また、今まで実家暮らしをしていて新たに一人暮らしをする人は、ネット回線はどうしたらいいのか、光回線にするかホームルーターやモバイルルーターといった無線インターネットにするのか迷うことがあるかもしれません。
慌てて決めてしまわずに時間をかけてじっくり選びたいという人もいるのではないでしょうか?
メインの自宅回線選びをしている間の「つなぎ回線」として便利なサービスが「レンタルWiFi」です。
レンタルWiFiならこんな使い方ができる
レンタルWiFiは、WiMAXやPocket WiFiなどのモバイルルーターやホームルーターを1日単位や月単位でレンタルしてインターネットを利用できるサービスです。
数日間や1週間~数週間、1か月~数か月間だけ使いたい人に役立ち、サービスによては年単位でのレンタルも可能です。
また、レンタルWiFiならモバイルルーターやホームルーターどんな感じか試すためにも活用できます。
まずはレンタルWiFiで短期間使って試してみて気に入ったらモバイルルーターやホームルーターのプロバイダーと契約をするのも良いし、逆に不満があれば光回線の方を選ぶという方法も取れるのです。
光回線と無線インターネットのどっちが良いのか迷っている人やモバイルルーターとホームルーターでどちらにするか決めかねている人には一つの判断材料になるでしょう。
レンタルWiFiってどんなサービス?
レンタルWiFiは、端末を借りて利用料を支払ってインターネットが使えるサービスです。
通常のWiMAXやPocketWiFiのように最初に高額な端末を購入する必要がないため、短期利用に適しています。
WiMAX回線やソフトバンク回線(PocketWiFi)の端末を提供している会社が多かったのですが、最近はクラウドWi-Fiの端末を借りられるところも出てきています。
クラウドWi-Fiはドコモ、au、SoftBankの回線に対応し、使う場所に応じて最適な回線を自動で選択して通信する新しいサービスです。
利用期間は、最短で1泊2日から借りられるところもあれば、利用期間は月単位にしているところもあります。1日単位のところより月単位のサービスの方が料金は安いです。
端末を店舗や空港などで受け取れるようにしている会社なら、申し込み当日から利用することも可能です。
宅配便で自宅に届けてもらう場合は、住んでいる地域にもよりますが申し込み日に端末が出荷されて翌日や2日後に自宅に届けてもらうことができます。
端末の使い方はとても簡単で、スマートフォンやパソコンのWiFi設定のところで使う端末のSSIDを選択してからパスワードを入力するだけネットに接続できます。
外に持ち出して外出先でも使えるモバイルルーターが多いですが、中には電源ケーブルをコンセントに差して使う据え置き型のホームルーターを扱っているところもあります。
利用料以外の費用
ネット利用料以外の費用は、契約事務手数料や端末の発送や返却のときの送料がありますが、会社によっては契約事務手数料や発送時の送料は無料としているところもあり、短期間だけ使う場合は契約事務手数料が無料のところの方がお得です。
注意点は、利用期間中に故障したり紛失した場合には端末代金が請求されることです。借り物のために壊したり無くしたら弁償しなければならないわけです。金額は業者によって異なり、だいたい数万円に設定されているケースが多いです。
ただ、たいていのレンタル会社ではオプションで端末保証制度が用意されており、ネット利用料に上乗せして保証料金を支払うことで故障や紛失時の代金請求が免除されたり減額されます。
端末は硬い床に落としたりトイレなどで水没させなければ故障することは滅多にないと思いますが、レンタル品であることを忘れずに大事に使う必要があります。
まとめ
レンタルWiFiならこんなことができます。
- 引っ越し後しばらく高速・大容量のインターネットが使えない間のつなぎ回線として利用できる。
- 無線インターネットのWiMAXやPocket WiFiがどんなものか試せる。
利用可能期間は、最短1泊2日からで、長期レンタルも可能です。
費用はインターネット利用料のほか、端末の送料、契約事務手数料などがありますが、無料にしている業者もあります。
端末の故障・紛失時には代金を請求されるので、端末は大切に扱っていく必要があります。
おすすめのレンタルWiFi2社
ここからは引っ越し後にインターネットをすぐ使いたい場合におすすめのレンタルWiFiサービスを紹介します。
WiFiレンタルどっとこむ
最短1日からレンタルができ、端末の宅配受取・ポスト返却のほか空港受取・返却も可能なので一時帰国者にも便利です。
端末とレンタル料金
支払方法はクレジットカードのみです。
端末は、ソフトバンク回線用やWiMAX回線用が用意されています。
料金の一例は次のようになっています。
1日のみ 496円
30泊31日 7,430円(1日あたり239円)
1日のみ 700円
30泊31日 9800円(1日あたり316円)
その他の費用
端末を受け取るときの手数料が1台550円かかります。宅配受取、コンビニ受取、空港受取のいずれも同じ料金です。受け取り先を病院やホテルにすることもできます。
返却時の宅配送料はポスト返却は1台517円、空港返却の場合は1台550円となります。
つまり、宅配返却なら1,067円、空港返却なら1,100円が上記のレンタル料金に加算された金額が総費用になります。
端末を紛失した場合は弁済金がかかり、無くした場合は端末の中に入っているSIMの再発行手数料も発生します。
オプションの安心補償サービスを付けておくと、故障の場合は無料で交換され、紛失や盗難の場合は端末代金の一部が免除されます。
詳細・申込はこちらから⇒Wifiレンタルどっとこむ
クラウドWiFi
こちらは契約期間の縛り無しで1か月単位で利用できるレンタルWiFiサービスで、クラウドSIMの端末を使うのが特徴です。
クラウドSIMは、モバイルルーター端末の中にSIMカードを入れるのではなく、サーバー側の装置にある複数のキャリアのSIMの中から端末がある場所に応じて最適なキャリアのSIM情報を自動選択して通信をする仕組みです。
これによりドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアの回線に対応しているため、3キャリアいずれのカバーエリアなら使うことができます。
公式サイト↓
端末とレンタル料金
通信容量ごとに3つのプランが用意されています。
容量プラン | 20GBプラン | 50GBプラン | 100GBプラン |
月額料金 | 2,580円 | 2,980円 | 3,718円 |
端末機種 | U2s | U2s | U3 |
U3の方が新しいモデルです。
同時接続台数はU2sが5台で、U3は10台です。
USBポートはU2sはマイクロUSBタイプBですが、U3はタイプCです。
その他の費用
初期費用は契約時の事務手数料の3,300円です。
端末の送料は無料ですが解約後の返送料はユーザー負担ですが、郵便局のレターパックライトを使えば370円です。
端末の故障や紛失に備える補償オプションも用意されています。
端末は無料レンタルですが、故障させたり無くしたり解約時に返却しない場合は機器損害金として27,500円がかかります。
端末の補償サービスも用意されており補償対象ごとに下記の2プランがあります。
安心補償ライト:月額275円(故障・バッテリー劣化は無料、盗難・紛失は16,500円)
普通に使っていればそう簡単に故障するものではありませんが、硬い地面に落としたりトイレなどで水没させることには気をつけて使いましょう。
詳細・申し込みはこちら⇒クラウドWiFi