povoとポケット型WiFi(モバイルWiFiルーター)を併用しようと考えている人もいるのではないでしょうか。
月額基本料が0円のpovoは通話専用に使い、ポケット型WiFiをスマホやパソコン、タブレットなどのデータ通信用に使えば、毎月の維持費はポケット型WiFiの月額料金だけで済みます。
povoのトッピングよりコスパが良いので、家のインターネット回線として大容量が必要な人に向いています。
それに、ポケット型WiFiを併用すればテザリングでスマホのバッテリー残量が減るペースが早くなるのを避けられるほか、au回線で通信障害が発生した時やスマホが故障した時でもパソコンやタブレットなどでインターネットが利用できるメリットもあるのです。
今回はpovoとの併用でおすすめのポケット型WiFiを3つ紹介するので参考にしてください。
楽天モバイル Rakuten WiFi Pcoket Platinum
楽天モバイルではスマホのSIMだけでなくモバイルWiFiルーターを用意しており、楽天回線のポケット型WiFiを利用できます。
料金プランはスマホのSIMと同じ「Rakuten最強プラン」です。
サービス条件を以下の表にまとめました。
プラン名 | Rakuten最強プラン |
対応エリア | 楽天エリア:楽天回線(4G LTE) パートナー回線エリア:au回線(4G LTE) |
契約期間 中途解約時の解約金 |
なし |
契約事務手数料 | 無料 |
月額料金 | 3GBまで 1,078円 20GBまで 2,178円 20GB超過後 3,278円 |
支払い方法 | クレジットカード・口座振替・楽天ポイント |
端末機種 | Rakuten WiFi Pocket Platinum |
端末代 | 10,820円 ⇒ キャンペーン特典で1円 |
公式サイト |
対応エリア
楽天モバイルは独自回線の他にauの4G LTE(800MHz帯)の回線が利用できます。
携帯キャリアに参入して間もない頃にカバーエリアが限られているのを補うためにauの回線を「パートナー回線」として使えるようにしたのです。
現在は楽天回線だけでも人口カバー率は98%となっており、パートナー回線を合わせるとカバー率は99.9%になるため全国のほとんどの地域で利用できます。
2024年には楽天回線でもプラチナバンドと呼ばれるカバーエリアが広い周波数帯が使えるようになったので、今後対応エリアはさらに広がっていくでしょう。
契約期間と解約金
楽天モバイルでは契約期間の設定はないため解約金(契約解除料)もかかりません。
止めたくなったらいつでも無料で解約できるため、契約期間の縛りなしで利用できます。
ただし、1年以内に解約してサービスの利用意思がないのに契約を申し込んだと客観的、合理的に判断された場合は契約解除料として「プラン料金の月額最低利用金額の1カ月分」が請求されます。割引を適用しない場合なら月額最低利用金額の1か月分は1,078円です。
あくまで利用する気が無いのに申し込んだ人が対象のため、普通に使っていれば1年以内に解約した場合でも契約解除料は発生しません。
初期費用
楽天モバイルの契約事務手数料は無料です。
用意されているモバイルWiFiルーターは「Rakuten WiFi Pocket Platinum」という機種です。
価格は10,820円ですが、キャンペーン特典でRakuten最強プランの申し込みと同時購入すると10,819円割引されて1円になります。
月額料金と支払方法
Rakuten最強プランの月額料金は段階制になっており、月間の通信量が3GBまでなら1,078円、20GBまでなら2,178円、20GBを超えた後はどれだけ使っても3,278円です。
容量無制限で使えて月額3,278円というのは、モバイルWiFiだけでなく光回線と比べても安い料金です。
支払い方法はクレジットカード・デビットカードや口座振替があり、カード払いなら楽天ポイントを支払いに充当できます。
①最強家族プログラム
家族で一緒に利用するとそれぞれが110円割引
②最強青春プログラム
13歳から22歳までは110円割引
③最強こどもプログラム
12歳までは月間通信量が3GBまでなら440円、3GB超過後は110円割引
④最強シニアプログラム
65歳以上は110ポイント還元
②~④の割引は①と併用可能なので、例えば13歳から22歳までの人が家族と一緒に利用すれば月間220円割引となります。
端末のスペック
端末のスペックは次のようになっています。
機種名 | Rakuten WiFi Pocket Platinum |
サイズ | 約65.0×96.5×15.3 (mm) |
重量 | 約103g |
連続通信時間 | 約10時間 |
バッテリー容量 | 約2,440mAh |
最大同時接続数 | Wi-Fi:16台 USB:1台 |
WiFi規格 | IEEE802.11b/g/n(2.4GHz) |
USBポート | USBタイプC |
Rakuten WiFi Pocket Platinumは2024年7月11日に発売された新機種です。
連続通信時間の10時間というのは他の機種と比べると短めです。
接続方法はWiFiのほかにパソコンとはUSBテザリングもできます。
楽天モバイルのメリット・デメリット
楽天モバイルのメリットとデメリットをまとめます。
まずメリットは以下の5点です。
- 契約期間の縛り無し
- 契約事務手数料が無料
- 特典で端末は1円で買える
- 月額3,278円で容量無制限
- 口座振替や楽天ポイントでも支払える
契約期間の縛りが無く、初期費用は端末代の1円だけなので気軽に始められます。
容量無制限で利用できて月額料金は安いので通信量が多い人には特に利用価値が大きいです。
次にデメリットは以下の2点です。
- 通信量が多くない場合は最安ではない
- 端末の連続通信時間は短め
楽天モバイルは通信量がかなり多いならコスパが良いですが、月間100GBも使えれば十分なら、もっと安い月額料金のサービスは他にもあります。
端末の連続通信時間は10時間です。
10時間も連続して使うことがないなら問題ないですが、外出先で長時間使うことがある人はバッテリー切れに注意しましょう。
楽天モバイルはこんな人におすすめ
- 容量無制限のポケット型WiFiを安い料金で使いたい
- モバイルルーターを1円で購入したい
- 契約期間の縛りが無い方が良い
- 口座振替や楽天ポイントで料金を支払いたい
公式サイトはこちら↓
楽天モバイル
dinomoWiFi(ディノモWiFi) FS030W
dinomoWiFi(ディノモWiFi)は、モバイルルーターやSIMカードやeSIMをレンタルして利用できるサービスです。
dinomoWiFiのサービス条件をまとめました。
プラン名 | 端末セット100GB |
対応エリア | au・楽天回線 4G LTE |
契約期間 | なし |
初期費用 | 契約事務手数料 |
月額料金 | 50GB 2,508円 100GB 2,882円 200GB 3,740円 ⇒キャンペーンで30日間は550円 |
支払い方法 | クレジットカード |
端末機種 | FS030W(無料レンタル) |
端末損害金 | 13,200円 |
端末補償オプション料 | 月額550円(破損・水濡れ) 月額770円(盗難・紛失含む) |
対応エリア
dinomoWiFiは、楽天モバイルとauの回線に対応しています。
楽天回線に優先的に接続され、楽天回線の電波が入りにくい場所ではau回線につながります。
こちらは4G LTEのほか楽天モバイルの5G回線にも対応していますが、レンタルできるモバイルルーターは5G回線は非対応のため4G回線しか使えません。
しかしdinomoWiFiはSIMのみのプランもあるため、5G対応のスマホかモバイルルーターを用意すれば5G回線も利用できます。
契約期間
dinomoWiFiは契約期間が無いため解約金もありません。
契約期間の縛りなしで利用できます。
初期費用
契約事務手数料は3,300円ですが、下記のキャンペーンのページから申し込むと無料になります。
こちらのページです ⇒ 【dinomo Wifi】
モバイルルーターは無料レンタルできるため購入費はかかりません。
月額料金と支払方法
月間容量ごとのプランで月額料金は以下のようになっています。
100GB 2,882円
200GB 3,740円
月間の通信量が20GB~100GBなら上で紹介した楽天モバイルより安いです。
さらに、ワンコインキャンペーンで30日間は550円で利用できます。
支払い方法はクレジットカードのみです。
端末損害金と補償オプション
端末は無料レンタルですが、壊したり無くした場合は損害金13,200円がかかります。
オプションの端末補償サービスは次の2種類があります。
サービス名 | 月額料金 | 補償対象 |
端末補償 | 550円 | 自然故障・破損・水濡れ |
端末補償プラス | 770円 | 自然故障・破損・水濡れ・盗難・紛失 |
端末補償プラスに加入して盗難・紛失の場合は、5,000円で新品またはリフレッシュ品に交換してもらえます。
補償オプションを付けても無くしたら費用がかかるため注意しましょう。
端末機種
レンタルできるモバイルルーター「FS030W」で、スペックは以下のようになっています。
機種名 | FS030W |
サイズ | 74×74×17.3mm |
重量 | 約128g |
最大速度 | 下り:150Mbps 上り:50Mbps |
連続通信時間 | 約10時間 |
バッテリー容量 | 3,060mAh |
最大同時接続数 | 15台 |
WiFi規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz) |
USBポート | マイクロUSB |
WiFiの規格はIEEE802.11acまで対応しており5GHzでのWi-Fi接続もできます。
USBテザリングやBluetoothテザリングもできる端末です。
SIMカードやeSIMでも使える
dinomoWiFiはモバイルルーターだけでなくSIMカードやeSIMも選べるのが特長です。
SIMカードかeSIMで契約して自分で用意したSIMフリーのスマホやモバイルルーターで使うこともできるのです。
auで契約したスマホでSIMロックされている場合は、SIMロック解除手続きをしてSIMフリー化する必要があります。
SIMカードやeSIMで契約しても料金はモバイルルーターの場合と同じです。
レンタルする機種のFS030Wはネット通販で購入することもできます。
dinomoWiFiのメリット・デメリット
dinomoWiFiのメリットとデメリットをまとめます。
まずメリットは以下の4点です。
- 契約期間の縛りなし
- 月間の通信量が20GB~100GBなら楽天モバイルより安い
- キャンペーンで契約事務手数料が無料になり30日間は月額料金が550円
- レンタル端末は5GHzのWiFi接続に対応
通信容量は月間20GBでは足りないけど50GB以上や100GB以上は使わないという人なら楽天モバイルより安く利用できます。
キャンペーンで契約事務手数料が無料になり、30日間は550円で利用できるため気軽に始められます。
楽天モバイルのルーターは2.4GHzのWiFiにしか対応してませんが、dinomoWiFiのルーターは5GHzにも対応しているため通信速度にこだわる人は注目です。
次にデメリットは以下の2点です。
- モバイルルーターはレンタル品
- 支払い方法はクレジットカードのみ
モバイルルーターはレンタル品のため、利用中に壊したり無くしたり場合は端末損害金がかかります。端末補償サービスもありますが別途オプション料金が月額料金に追加されます。
レンタルが嫌ならSIMカードやeSIMのプランを選び、自分で用意したSIMフリーのモバイルルーターで利用することも可能です。
支払い方法はクレジットカードのみなので持ってない人は利用できません。
dinomoWiFiはこんな人におすすめ
- 契約期間に縛られたくない
- 月間の通信量は20GB~100GBくらいになる
- 5GHzのWi-Fi接続ができるモバイルルーターを使いたい
- SIMカードかeSIMをレンタルしたい
契約事務手数料が無料になるキャンペーンページはこちら↓
【dinomo Wifi】
大容量WiFi MR1またはU3
大容量WiFiは、名前のとおり100GB以上の大容量プランが用意されているモバイルWi-Fiサービスです。
支払い方法は後払いも選べるため、クレジットカードを持ってない人でも利用できます。
大容量WiFiのサービス条件をまとめました。
プラン名 | 月額プラン |
契約期間 解約違約金 |
最低利用期間2年 月額料金1か月分 |
初期費用 | 契約事務手数料 クレジットカード 3,300円 後払い 5,500円 |
月額料金 | 0ギガ 500円 10ギガ 1,000円 20ギガ 1,500円 30ギガ 2,000円 50ギガ 2,400円 100ギガ 2,900円 200ギガ 3,900円 300ギガ 4,900円 400ギガ 5,900円 500ギガ 6,900円 |
支払い方法 | クレジットカード 後払い |
対応エリア | ソフトバンク・au 4G LTE |
端末機種 | MR1(新品) 12,000円 U3(リユース品) 6,000円 |
端末損害金 | 19,800円 |
端末補償オプション料 | 月額300円(破損・水没・バッテリー劣化) 月額500円(破損・水没・バッテリー劣化・紛失・盗難) |
公式サイト | 大容量WiFi![]() |
対応エリア
大容量WiFiは「クラウドSIM」を使うサービスです。
クラウドSIMは端末本体の中ではなく、接続先のサーバー側にある装置に複数の通信キャリアのSIMがあり、その中からユーザーがいる場所に応じて最適なキャリアのSIMを自動で選択して通信する仕組みです。
大容量WiFiのクラウドSIMは、ソフトバンクとauの4G LTE回線に対応しているため、この2つのどちらかになります。
公式サイトには、「今月のクラウドSIM割り振り早見表」が掲載されており、SoftBankとauのSIMがそれぞれ何%用意されているのわかるようになっています。
それによるとソフトバンクのSIMの方が圧倒的に多いため、基本的にはソフトバンク回線に繋がり、ソフトバンクの電波が弱い場所や圏外になるような場所でau回線に繋がる形になると考えられます。
契約期間と解約金
大容量WiFiは最低利用期間が2年となっています。
24か月以内に解約すると、解除違約金として月額料金1か月分がかかります。
25か月目以降は解約違約金はかからず、いつでも無料で解約できます。
当月中に解約したい場合は9日までに解約申請する必要があり、10日以降の申請だと翌月の解約となります。
初期費用
契約事務手数料は支払方法ごとに異なり、クレジットカード払いは3,300円、後払いは5,500円となっています。
料金の支払い方法はクレジットカードと後払いから選択でき、後払いの場合はコンビニや銀行、郵便局で支払うほか、LINE Payなどのスマホ決済アプリでも支払えます
端末は購入になり価格は、新品が12,000円、リユース品が6,000円です。
月額料金
月額料金は次のようになっています。
月間容量 | 月額料金 |
0ギガ | 500円 |
10ギガ | 1,000円 |
20ギガ | 1,500円 |
30ギガ | 2,000円 |
50ギガ | 2,400円 |
100ギガ | 2,900円 |
200ギガ | 3,900円 |
300ギガ | 4,900円 |
400ギガ | 5,900円 |
500ギガ | 6,900円 |
9日までに変更申請すると翌月からプランが変わり、10日以降だと翌々月からの変更となります。
大容量WiFiを一時的に使わなくなり、しばらくしたら利用を再開したい場合に0ギガプランに変更しておけば契約を維持できます。
端末損害金と補償オプション
端末を壊したり無くした場合の機器損害金は19,800円です。
端末補償のオプションサービスの料金と補償対象は次のようになっています。
サポートプラス 月額500円(破損・水没・バッテリー劣化・紛失・盗難)
なお、バッテリー劣化による交換はサポートライトは6,000円、サポートプラスは3,000円の料金がかかります。
端末のスペック
大容量WiFiの2つの機種のスペックは次のようになっています。
機種名 | MR1 | U3 |
サイズ | 68×126×12mm | 126×66×10mm |
重量 | 133g | 125g |
最大速度 | 下り:150Mbps 上り:50Mbps |
|
連続通信時間 | 13時間 | 12時間 |
バッテリー容量 | 3,000mAh | |
最大同時接続数 | 10台 | |
WiFi規格 | IEEE802.11b/g/n(2.4GHz) | |
USBポート | USB タイプC | |
価格 | 新品 12,000円 | リユース品 6,000円 |
MR1はディスプレイ付きですがU3はディスプレイが無いのが大きな違いです。
U3は本体表面についている4つのランプの点灯数で電波強度とバッテリー残量がわかり、通信量はルーターに接続したスマホやPCのブラウザで管理画面にアクセスして確認できます。
それ以外の違いは、MR1の方がサイズが若干大きめで、連続通信時間が1時間長いことです。
端末の価格は、U3はリユース品のため安くなっています。
大容量WiFiのメリット・デメリット
大容量WiFiのメリットとデメリットをまとめます。
まずメリットは以下の3点です。
- 後払いでも利用できる
- 2年利用後は縛り無しになる
- 後からプラン変更できる
後払いでも選べるのでクレジットカードを持ってなくても利用できます。
1,100円の事務手数料はかかりますが後からプラン変更ができるため、用途やライフスタイルの変化で必要な容量が変わった場合にも安心です。
次にデメリットは以下の2点です。
- 後払いだと契約事務手数料が高い
- 端末の購入費がかかる
契約事務手数料はクレジットカード払いは3,300円ですが後払いは5,500円なので、クレカを持ってない人は2,200円多く支払うことになります。
端末代はリユース品のU3でも6,000円はかかります
大容量WiFiはこんな人におすすめ
- 後払いで支払いたい
- 月間50ギガまでを安く利用したい
- 端末代を負担してもかまわない
- 2年利用後は縛り無しが良い
公式サイトはこちら↓
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