クラウドSIMのモバイルWiFiを使ってみたいけど、支払い方法がクレジットカードのところばかりで、カードを持ってないために利用できない、という人もいるのではないでしょうか。
しかし、クレジットカード以外でも支払えるクラウドWi-Fiサービスもあるので、ここで2つを紹介します。
大容量WiFi
大容量WiFiは、クレジットカード払いのほかに請求書での後払いが可能です。
自宅に郵送で料金の請求書が届くので、これを使ってコンビニや銀行、郵便局で支払えるほか、最近流行りのスマホ決済アプリでも支払えます。
現在対応しているのは、ゆうちょPay、LINE Pay、PayB、こいPay、YOKA!Payとなっています。
これならクレカを持ってない人でもクラウドSIMのWiFiを利用することができますね。
公式サイト:大容量WiFi
それでは大容量WiFiのサービス内容を見ていきましょう。
大容量WiFiで使用する通信回線
大容量WiFiで利用するのはソフトバンクかauの回線です。
公式サイトのトップページには、「今月のクラウドSIM割り振り早見表」というのが載っており、SoftBankとauのSIMがそれぞれ何%用意されているのわかるようになっています。
それを見るとSoftBankのSIMの方が圧倒的に多いため、おそらくSoftBank回線に繋がることがほとんどで、SoftBankの電波が弱かったり圏外になるような場所ではau回線に繋がる形になると考えられます。
大容量WiFiの料金と使える通信容量(ギガ数)
初期費用
申し込み時の事務手数料はクレジットカード払いは3,300円、後払いは5,500円です。
端末の送料は無料です。
月額料金
各容量ごとに月額料金は以下のようになっています。
50ギガ 2,400円
100ギガ 2,900円
200ギガ 3,900円
300ギガ 4,900円
400ギガ 5,900円
500ギガ 6,900円
100ギガで月額2,900円というのは、数多くあるクラウドWi-Fiサービスの中でもかなり安い方です。
各プランの容量を使い切ると回線は停止しますが、オプションで月額500円の「メガチャージ」を付けることで、容量を使い切った後でも1Mbpsの速度で使い続けることができます。
また、プラン変更手数料1,100円を支払えば、途中から容量プランは変更することが可能です。
0ギガのプランは契約の半年後から利用でき、契約期間中に使わない月がある場合に利用価値があります。
大容量WiFiは2年契約で、2年以内に解約すると解約違約金として月額料金1か月分が発生しますが、25か月目以降は解約違約金は無くなり、いつでも無料で解約できます。
大容量WiFiの端末補償料
端末はレンタルのため、壊したり無くしたりした場合は機器損害金として19,800円を支払うことになります。バッテリー劣化による交換の場合も同額です。
こうした事態に備えるためにオプションで以下の端末補償サービスが用意されています。
サービス名 | サポートライト | サポートプラス |
月額料金 | 300円 | 500円 |
補償内容 | 破損・水没・バッテリー劣化 (バッテリー劣化による交換は1回6,000円) |
破損・水没・紛失・盗難・バッテリー劣化 (バッテリー劣化による交換は1回3,000円) |
バッテリー劣化による端末交換をする場合は、オプションを付けておいてもユーザーの費用負担がありますが、機器損害金よりは安いです。
大容量WiFiの端末機種
大容量WiFiで利用する端末の機種は「GlocalME U3」か「GlocalMe G3」です。
機種名 | U3 | G3 |
サイズ | 126×66×10mm | 126.5×65×19mm |
重さ | 125g | 240g |
最大速度 | 下り 150Mbps 上り 50Mbps |
下り 72Mbps 上り 37Mbps |
電池容量 | 3,000mAh | 5,350mAh |
連続通信時間 | 12時間 | 18時間 |
同時接続可能台数 | 10台 | 5台 |
新モデルのU3の方が薄くて軽く、最大通信速度が速く、同時接続台数も多いです。
旧モデルのG3は連続通信時間がU3より長く、ディスプレイ付きなので画面上で各種情報を確認できます。
U3は本体表面にあるランプの点灯数で電波強度やバッテリー残量がわかり、通信量はU3に接続したスマホやPCのブラウザで管理画面にアクセスして確認できます。
注意点は、利用者側で機種は選べずどちらかがランダムで送られてくることです。
どちらもネットに接続して大容量で利用するうえでは十分なスペックですが、G3は最大接続台数が5台なので6台以上のデバイスを同時接続して利用したい人だとG3が送られてきたら不満を持つでしょう。
端末のスペックに特にこだわりは無く、どちらの機種になっても構わないという人向けのサービスといえます。
大容量WiFiのまとめ
大容量WiFiは、クレジットカードのほか請求書払いにも対応しており、コンビニ、郵便局、銀行、スマホ決済アプリでも支払えます。
100ギガのプランの月額2,900円というのは、数多くあるクラウドWi-Fiサービスの中でも最安級です。
デメリットは使用する端末を選べないことなので、この点は理解したうえで申し込みましょう。
公式サイトはこちら⇒大容量WiFi
ZEUS WiFi(ゼウスWiFi)
ゼウスWiFiは、クレジットカード払いのほかにatone 翌月払いが可能です。
atone 翌月払いならコンビニ支払いや口座振替が可能です。
コンビニ払いの方は請求手数料が毎回209円がかかりますが口座振替なら無料です。
後で解説しますが、ゼウスWiFiは1か月単位での利用が可能なので、短期間だけポケットWiFiが必要な場合やクラウドWiFiを試してみたい場合なら、少し費用が高くなっても利用価値があります。
公式サイト:ゼウスWiFi
ゼウスWiFiで使用する通信回線
ZEUS WiFはドコモ、au、ソフトバンクの回線に対応しています。
どのキャリアの回線に繋がるかは使用する場所次第ですが、ドコモにも対応となっている点ではauやソフトバンクが繋がらない場所でもネットを使いたい場合には便利です。
ゼウスWiFiの料金と使える通信容量(ギガ数)
初期費用
申し込み時に事務手数料が3,300円がかかります。
端末の送料は無料です。
月額料金
ゼウスWiFiは2年契約のスタンダードプランと契約期間の縛りが無く月単位で利用できるフリープランの2つが有ります。
各プランの容量ごとに月額料金は以下のようになっています。
スタンダードプラン | 月額料金(税抜) |
30GB | 4か月目まで 980円 24か月目まで 2,361円 25か月目以降 2,508円 |
50GB | 4か月目まで 1,480円 24か月目まで 3,106円 25か月目以降 3,278円 |
100GB | 4か月目まで 1,980円 24か月目まで 3,212円 25か月目以降 3,828円 |
フリープラン | |
30GB | 3,168円 |
50GB | 3,828円 |
100GB | 4,708円 |
スタンダードプランはキャンペーンにより、各容量で24か月間はは割引料金になっています。
ゼウスWiFiは2年契約で、2年以内に解約すると解約違約金として月額料金1か月分が発生しますが、25か月目以降は解約違約金は無くなり、いつでも無料で解約できます。こちらも最低利用期間が2年という仕組みです。
ゼウスWiFiの端末補償
端末はレンタルのため、壊したり無くしたりした場合は機器損害金として19,800円を支払うことになります。
こうした事態に備えるためにオプションで以下の端末補償サービスが用意されています。
故障に備える端末補償サービスは月額580円で、これを付けておくと端末が故障した場合は新品又はリフレッシュ品と交換してもらえます。
なお、補償サービスを付けても紛失・盗難は補償対象外のため無くさないよう注意しましょう。
ゼウスWiFiの端末機種
ゼウスWiFiで利用する端末の機種は「H01」というディスプレイ付きのモバイルルーターです。す。
機種名 | H01 |
サイズ | 126×64×13mm |
重さ | 130g |
最大速度 | 下り 150Mbps 上り 50Mbps |
電池容量 | 2,700mAh |
連続通信時間 | 10時間 |
同時接続可能台数 | 10台(推奨は5台まで) |
ディスプレイ付きなので各種情報を画面ですぐに確認できます。
同時接続可能なデバイス数は10台ですが推奨は5台までとなっているため、たくさん繋げたい人は注意してください。
ゼウスWiFiのまとめ
ゼウスWiFiは、クレジットカード支払いのほかatone 翌月払いで口座振替が可能です。
2年契約のプランのほか契約期間の縛りが無いフリープランもあるため、短期間だけ使いたい人やクラウドWiFiを試したい人にも向いています。
公式サイトはこちら ⇒ ゼウスWiFi