PR

クラウドWiFiの実効速度について

クラウドWiFiで使用する端末「U2s」の最大通信速度は下記のようになっています。

下り速度:150Mbps
上り速度:50Mbps

これはあくまで製品仕様上の最大速度であり、実際に使っているとき出る速度(実効速度)はこれほどの速度が出ることは滅多にありません。

実効速度がどの程度なのか把握するには速度測定をした時の実測値が参考になります。

今回は自宅や外出先でクラウドWiFiの速度測定をした結果を紹介します。

なお、ここでのクラウドWiFiとはクラウドWi-Fi東京が提供しているクラウドSIMの端末を使って利用するWiFiサービスのことです。

自宅の実効速度

地方都市の郊外にある自宅では端末の電波ランプの表示が2~3つ点灯している電波環境です。

測定に使ったのはスマートフォンアプリの「Speedtest.net」です。

休日の日曜日と平日の金曜日に速度測定を行い、時間帯は、7時台、10時台、12時台、15時台、18時台、21時台で、金曜日は7時台ではなく8時台です。

各時間帯で3回ずつ測定を行い中央値を表にまとめました。

休日の実効速度

日曜日に測定した結果がこちらです。

2019年12月15日(日) 下り速度(Mbps) 上り速度(Mbps) PING(ms)
7時台 20.0 4.73 26
10時台 15.4 9.76 38
12時台 19.0 11.6 33
15時台 12.2 10.3 37
18時台 9.45 3.62 38
21時台 10.9 3.43 35

全結果の画像↓

クラウドWiFi 速度測定結果 日曜日

18時台の下り速度は中央値だと10Mbps未満ですが3回中1回は10Mbps以上でした。

全体的に見ると、下り速度は概ね10Mbps程度は出ており、上り速度は時間帯によって変わり3~10Mbpsくらいの範囲で推移していました。

PING値は20~40msというレベルでした。

接続先回線は下の画像の下の方に表示されているようにSoftBankでした。

クラウドWiFi 速度測定 自宅 日曜日

平日の実効速度

次に平日の金曜日にも同様に6つの時間帯で速度を測りましたが朝の測定は8時台でした。

2019年12月20日(金) 下り速度(Mbps) 上り速度(Mbps) PING(ms)
8時台 11.4 2.65 29
10時台 12.0 4.02 31
12時台 15.7 5.17 28
15時台 16.7 7.02 26
18時台 11.6 7.45 25
21時台 13.7 4.26 29

全結果はこちら↓

クラウドWiFi 速度測定結果 金曜日

平日でも全ての時間帯で下り速度は10Mbps以上出ており、上りは2~7Mbps台で休日に比べて若干落ち込んでいました。

PING値は休日同様に20~40msの範囲でした。

接続先回線は今回もSoftBankでした。

クラウドWiFi 速度測定 自宅 金曜日

利用者が集中するランチタイムや夕方以降の帰宅時間帯でも速度が大きく落ち込むことはありませんでした。

過去に使ったことがあるSoftBank回線の別のモバイルWiFiでもこれくらいの速度レベルだったので、順当な結果だと思います。

 

普段使っていてたまに下り速度が1Mbps未満で異常に遅いときがありますが、そんな場合は端末を再起動するといつものように10Mbps以上出るようになります。

上の結果は窓の近くに端末を置いた状態ですが、窓から離れた場所に置くと電波受信レベルが下がり速度も落ちて下りで10Mbps切るようになります。
端末を置く位置や向きによっても電波の掴み具合が変わり速度に影響するようです。

街中での測定結果

地方都市の駅近くの市街地で夕方6時過ぎに速度測定したときには、端末の電波ランプは4つ点灯していました。

クラウドWiFi 速度測定 街中

下り速度が30Mbps以上、上り速度も20Mbps以上出ていました。

やはり都市部の方が電波が強くて高速でした。

帰宅時間帯の18時台でしたが速度には影響はないようです。

接続先回線はこちらもSoftBankでした。

クラウドWiFi 速度測定 市街地 

 

東京での測定結果

東京へ行った際に新宿駅の地下で速度測定をしました。

クラウドWiFi 速度測定 新宿地下

地下でしたが下り速度で30Mbps以上出ており十分高速でした。
上り速度は10Mbp切っていてやや遅めでした。

あいかわらず接続先回線はSoftBankでした。

クラウドWiFi 速度測定 新宿駅地下

ソフトバンクのサイトによると地下でもちゃんと使えるように基地局の中継装置が設置されているらしいです。

同じ地下でも場所によってはもっと遅いかもしれませんが、地下鉄や地下街でもネットが使えるのは携帯キャリア回線の魅力と言えます。

まとめ

端末の電波ランプが2~3つ点灯している自宅では、平日、休日ともに時間帯に関わらず下り速度は10Mbps以上は出ており、上り速度は2~10Mbpsの範囲で時間帯によって違っていました。

地方都市の街中では電波ランプが4つ点灯になり、速度は下り30~40Mbpsくらい、上りも20Mbps以上出ていました。

東京の新宿駅の地下で測定したときは下り30Mbps以上、上りは5Mbps以上でした。

これまで見た限りでは平日の昼休みの時間や夕方以降といった混雑する時間帯でも速度は大きく落ち込んでいません。

接続先回線はどこでもSoftBankばかりでしたが、今のところ十分な速度が出ているので特に不満はないです。