PR

楽天ひかりを使った感想とレビュー

楽天ひかりを利用開始してからしばらく経ちました。

楽天モバイルを利用していてキャンペーン特典で6か月間は月額料金が0円になるため、他の光コラボの光回線から事業者変更で乗り換えたのですが、これまで特にトラブルもなく快適にインターネットを利用できています。

今回は、感想を交えながら楽天ひかりの各サービス条件をレビューしていきます。

契約期間と解約金

楽天ひかりは2年契約で、契約期間中に解約した場合の契約解除料は次のようになっています。

戸建て 5,280円
集合住宅 4,180円

契約満了月から翌々月にかけての3か月間に解約をすれば契約解除料は無料です。

この期間中に解約手続きをしなければ、契約は自動更新されます。

解約手続きはメンバーズステーション(ユーザー専用ページ)上で申し込みができます。

他の光回線には契約期間や解約金が無くいつでも無料で解約できるところがあるため、楽天ひかりは2年契約になっていることデメリットの一つです。

開通までの期間

楽天ひかりを申し込んでから開通して利用開始できるまでの期間は約1か月となっています。

転用や事業者変更の場合は、利用開始日は申し込み日に応じて以下のようになります。

5日までの申し込み ⇒ 翌月1日
15日までの申し込み ⇒ 翌月10日
25日までの申し込み ⇒ 翌月20日
31日までの申し込み ⇒ 翌々月1日

楽天ひかりの前に利用していた別の光コラボでは無派遣工事での新規契約で約2週間ほどで開通したので、工事不要の事業者変更で開通まで1か月ほどかかるのはやや長い印象でした。

とはいえ、他の光回線では2~3か月かかるところもあるため、約1か月なら標準的な期間と言えます。

なお、転用や事業者変更なら申し込み後にこちらから楽天ひかり工事受付センターに電話で連絡をして開通日を変更することもできるようです。

楽天ひかりの料金・費用

まず費用面についてです。

初期費用

楽天ひかりは、初期登録費として新規契約は880円、転用と事業者変更は1,980円がかかります。

他の光回線では、契約事務手数料が3,300円というケースが多いため、楽天ひかりは少し安いです。

私は事業者変更だったので1,980円で、初期費用の相場より少し安く済みました。

新規契約なら880円でさらに安いですが、新規契約は回線工事が必要で工事費がかかるため、これを合わせると安いとは言えないです。

回線工事費

楽天ひかりは、NTTのフレッツ光と同じ回線を使用する「光コラボレーション」の光回線のため、フレッツ光ネクストや他の光コラボの光回線から乗り換える場合は回線工事が不要ですが、この他のケースでは回線工事が必要となります。

光コラボの契約種類は、フレッツ光からの乗り換えは「転用」、他の光コラボから乗り換えは「事業者変更」、これら以外は「新規契約」となります。

私の場合は事業者変更だったので、回線工事をせず工事費もかからずに乗り換えができました。

新規契約の場合の標準工事費は次のようになっており、一括払いか24回の分割払いから選べます。

一括払い 分割払い
派遣工事 配線調整あり 22,000円 916円×24回
配線調整なし 11,600円 485円×24回
無派遣工事 3,300円 137×24回

工事員が来訪する派遣工事は屋内配線の調整がある場合は22,000円、調整が無い場合は11,600円です。

建物にフレッツ光の回線設備が導入されていてNTTの局内工事だけで済む場合は無派遣工事になり工事費は3,300円です。
部屋の壁にNTTの光コンセントが付いていれば無派遣工事費なる可能性が高いです。

他の光コラボと比べて楽天ひかりの工事費額は標準的といえますが、他ではキャンペーン特典により工事費が割引されて実質無料になるところもある中、楽天ひかりでは工事費は無料になりません。

 

この他に注意点は、派遣工事をする場合は工事日に立ち合いが必要なことです。

仕事などの都合で平日の昼間にに立ち合いができない場合、土日祝日や夜間に工事日を希望したり、工事する時間帯を指定することもできますが、この場合は以下のように追加料金がかかります。

追加工事費
土日祝日の工事 3,300円
夜間の工事 夜間(17時~22時) (昼間の工事費-1,100円)×1.3倍+1,100円
深夜(22時~8時30分) (昼間の工事費-1,100円)×1.6倍+1,100円
時間帯指定 昼間(9時~16時) 12,100円
夜間(17時~21時) 東日本 19,800円
西日本 22,000円
深夜(22時~8時) 東日本 30,800円
西日本 33,000円

工事の時間帯は1時間ごとに指定できます。

夜間や深夜に工事を希望する場合や工事する時間帯を指定する場合は特に追加費用が大きいため、できれば休みの日の昼間に工事をした方が良いでしょう。

なお、土日祝日や夜間の工事、時間帯指定の場合に追加料金が発生するのは他の光コラボでも同じなので、楽天ひかりのデメリットではありません。

月額料金

楽天光の月額料金は次のようになっています。

ファミリープラン(戸建て) 5,280円
マンションプラン(集合住宅) 4,180円

この金額より安い月額料金の光回線は他にいくつかあるため、楽天ひかりは安いとは言えません。

ただ、楽天モバイルの契約者は楽天市場での買い物ポイントが+2倍になる特典があるため、人によっては実質的に安い光回線になる場合があり、これについては後で説明します。

支払い方法

楽天ひかりの支払い方法は次のとおりです。

支払い手数料
クレジットカード 無料
楽天銀行デビットカード 無料
口座振替 楽天銀行 無料
その他 110円

クレジットカードのほか楽天銀行デビットカードや口座振替でも支払えますが、口座振替で楽天銀行以外を使う場合は毎月110円の手数料がかかります。

また、WEBサイトから申し込みでは支払い方法はクレジットカードか楽天銀行の口座引き落としのみ指定でき、他の金融機関を利用したい場合は申し込み後にメンバーズステーションで口座振替依頼書を請求して手続きをします。

手続きの手間がかかり110円の手数料が毎月発生するため、できれば楽天銀行の口座を持っていた方が良いでしょう。

楽天ひかりのキャンペーン特典

楽天ひかりのキャンペーン特典は次の3つです。

楽天モバイルユーザーは月額料金が6か月間0円

楽天モバイルのユーザーで楽天ひかりを初めて契約する場合は6か月間は月額料金が0円になります。

半年間は無料で利用でき、6か月間の割引額合計は、戸建てタイプは31,680円、マンションタイプは25,080円です。

私はこれが楽天ひかりを利用する決め手となりました。

既に利用中の人だけでなく、これから楽天モバイルを申し込む人も楽天ひかりの申し込み月の翌月15日までに楽天モバイルを利用開始していれば特典対象になります。

②楽天ポイントが+2倍

楽天ひかりはSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象なので、楽天ひかりの契約者は楽天市場で買い物したときにもらえるポイントが+2倍になります。

通常は還元率1%のところ3%になるのです。
楽天モバイルの利用で同様に+4倍になるため、楽天ひかりをセットで利用すれば+6倍となり通常分と合わせると7%の還元率で買い物できるようになります。

+2倍の月間獲得上限は1,000ポイントなので、月間5万円分の買い物をしたときが最もお得になります。

楽天ひかりは、他の携帯3キャリアの光回線のようにスマホのセット割はありませんが、SPUで+2倍特典が代わりになっています。
ただ、この特典は楽天市場で毎月高額な買い物をする人にはお得ですが、たまにしか買い物をしない人や買い物する回数は多くでも買い物額が小さい人はそれほどお得になりません。

月間の買い物額ごとにもらえる特典ポイントとポイント分を差し引いた実質的な月額料金を見てみましょう。

月間買い物金額 +2倍特典ポイント 実質月額料金
戸建て 集合住宅
10,000円 200ポイント 5,080円 3,980円
20,000円 400ポイント 4,880円 3,780円
30,000円 600ポイント 4,680円 3,580円
40,000円 800ポイント 4,480円 3,380円
50,000円 1,000ポイント 4,280円 3,180円

月間2万円くらいのペースで買い物した場合の実質月額料金なら、他の安い光回線の料金と比べて遜色ない水準です。

+2倍特典ポイントの有効期限は進呈日の翌月末ですが、買い物予定が無く期限までの期間限定ポイントを使いきれなさそうなら、楽天モバイルのユーザーなら楽天モバイルの月額料金の支払いにポイントを充当できるため無駄にせずに済みます。

③初めての申し込みで2,000ポイントプレゼント

楽天ひかりを初めて申し込む人には楽天ポイント2,000ptがプレゼントされます。

ポイントの進呈時期は、開通月から数えて4か月目の月末です。

有効期限は進呈日を含めて6か月間です。

他の光回線では申し込み特典で数万のキャッシュバックがもらえるところがあるため、2,000ポイントでは少ない印象を持つかもしれません。
しかし、楽天モバイルユーザーなら月額料金が6か月間無料になる特典があるため、これで浮く金額と2,000ポイントを合わせると戸建てタイプは33,680円、マンションタイプは27,080円となります。

なお、ポイントプレゼント特典を受けるには公式サイトのトップページではなくキャンペーンのSPUのページから申し込む必要があるため間違えないようにしてください。

キャンペーンページを確認しておく ⇒ 楽天ひかり

 

楽天ひかりのWiFiルーター

楽天ひかりはWiFiルーターのレンタルサービスは用意していないため、自分でWiFiルーターを購入して用意することになります。

楽天ひかりではIPv6接続サービスとして「クロスパス」を利用しているため、ルーターはクロスパスに対応している機種を選ぶ必要があります。
楽天ひかりの公式サイトには対応機種一覧が載っているため、これを参考にして選ぶと良いでしょう。

クロスパスは、新しい接続方式の「IPv6 IPoE/IPv4 over IPv6」でインターネットに接続するサービスです。

この新しい接続方式は利用者が増える時間帯の混雑するポイントを避けて通信できるため、従来の接続方式の「IPv4 PPPoE」より速度低下しにくいメリットがあります。

なお、楽天ひかりはIPv4 PPPoEでの接続にも対応しているため、ルーターの設定を切り替えればPPPoEで接続することもできます。

私が購入したクロスパス対応ルーターはこれです↓

エレコム WRC-X1800GS-B

エレコム ルーター WRC-X1800GS-B

<主なスペック>

  • Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応
  • 最大伝送速度は1201Mbps(5GHz接続時)
  • Wi-Fiセキュリティ規格はWPA3 Personalに対応
  • LANポートは2個
  • デバイスの同時接続台数は最大26台まで
  • 戸建ては2階建て、マンションは3LDKまで対応

機能や性能面で特に不満ありません。
強いて言えば他のルーターではLANポート数が3個付いているものが多い中、この機種は2個しか付いてないのが弱点ですが、私の場合は3個以上のPCにLANケーブルで繋げることはないため2つあれば十分です。

箱型のシンプルなデザインなのも良いです。

ルーターの設定は、ルーターに接続したPC等のブラウザで設定ページにアクセスして行います。
以前使っていてたルーターと比べて、このルーターの設定画面はシンプルでわかりやすいことも高く評価しています。

楽天ひかりの通信速度

上のルーターを使って速度測定をした実測値がこちらです。

楽天ひかり 速度測定 実測値

これは平日の夜8時過ぎに測定した結果です。

利用者が増える夜間でも300Mbps以上の速度が出ており、昼間などの空いている時間帯ならもう少し速い350Mbps台の速度が出ることもあります。

プロバイダ―名のところが「ARTERIA」と表示されていますが、これはクロスパスを提供しているアルテリア・ネットワークスのことです。
楽天ひかりはこちらのネットワークを利用してユーザーにインターネット接続サービスを提供しているのです。

楽天ひかりのオプションサービス

続いで、オプションサービスについてです。

プロバイダーメール

楽天ひかりのユーザーはプロバイダーメールのアドレスが最大10個まで無料で持つことが利用できます。

アドレスは「〇〇〇@gol.com」となっており、〇〇〇の部分に好きな文字列を指定できます。

メールボックスの容量は標準で200MBですが、追加料金を支払うと最大3,072MBまで増やすことができます。
追加費用をかけたくない場合は、メールソフトでメールを受信してPCやスマホ側に保存しておきメールボックスの容量の空きを作れます。

gol.comというドメイン名が短く覚えやすいのは魅力ですが、楽天ひかりを解約するとメールアドレスも使えなくなることには注意が必要です。

楽天ひかりをかなり長く継続利用するつもりなら良いですが、何年か利用した後は他に乗り換えるかもしれないならプロバイダーメールは使いにくいでしょう。私も使う機会はなさそうです。

光電話・光テレビ

楽天ひかりでは光電話や光テレビの提供はしていませんが、代わりにNTTが提供する「ひかり電話」や「フレッツ・テレビ」を利用できます。

これらはNTT東日本・西日本との契約となり、料金請求もNTTから行われるため、契約の1本化にはなりません。

その他のオプションサービス

この他に設定サポートやセキュリティ関連の有料オプションサービスが用意されています。

興味がある人は公式サイトで確認してください。

まとめ

楽天ひかりのデメリットは次の4点です。

  • 契約期間で2年縛り
  • 新規契約の回線工事費が無料にならない
  • WiFiルーターの無料レンタルサービスが無い
  • 月額料金は最安ではない

2年縛りなので短期利用だと契約解除料がかかって損をします。
長期利用の場合でも解約したいタイミングで無料解約ができない不便さがあります。

回線工事費が無料になる特典が無いため、新規契約より転用や事業者変更で乗り換える人に向いていますが、工事費を負担しても構わないなら新規契約で利用するのもありです。

WiFiルーターの無料レンタルができないことは、自分のルーターを既に持っている人なら関係ないですが、持ってない人は初期費用がかかります。
ちなみにクロスパス対応ルーターは安い機種なら4千円程で購入できます。

月額料金については楽天ひかりより安いところが他にもあるため、最安にこだわる人には向いていません。

逆にメリットは次の4点です。

  • 楽天モバイルユーザーは半年間無料で利用できる
  • SPUで買い物ポイントが+2倍
  • 初めての申し込みで2,000ポイントプレゼント
  • 楽天モバイルユーザーなら契約先をまとめられる

楽天モバイルのユーザーで楽天ひかりが初めての申し込みなら月額料金が6か月間は0円になるのが最大のメリットです。

SPUにより楽天市場での買い物ポイントが+2倍になる特典は、買い物金額が大きい人ならメリットになります。

さらにキャンペーンページから申し込むことで2,000ポイントがもらえます。

以上より、楽天ひかりを最もお得に利用できるのは次のような人です。

  • フレッツ光や他の光コラボから乗り換える
  • 自分のWiFiルーターを持っている
  • 楽天モバイルを利用中またはこれから申し込む
  • 楽天市場での高額な買い物をよくする

これに該当する人は限られますが、楽天モバイルのユーザーならスマホと家のネット回線の契約先を1か所にまとめられるというメリットもあるため、金銭面でお得かどうかにあまりこだわらないなら楽天ひかりを利用するのも良いかと思います。

楽天ひかりの公式サイトはこちら ⇒ 楽天ひかり

 

 

コメント