一人暮らし等でインターネットの通信量はそれほど多くない場合は、家に固定回線を引かずにスマートフォンのテザリングでタブレットやパソコンをネットに接続する方法を取れば毎月の通信費を抑えることができます。
全てのデバイス合わせて1日1GBくらいのペースで使っており、月間だと30~40GB程度になるという人なら、スマホのSIMのデータ容量は少し余裕を持たせて50GBが調度良いです。
また、主な用途がWEBサイトの閲覧、メール、SNS、標準画質の動画視聴なら、通信速度はそれほど高速でなくても利用できるので、通信費の節約をしたいなら速度より料金の安さを優先するのも一つの方法です。
最近、月間50GB使えて料金がすごく安い新サービスが登場したので紹介します。
donedone(ドネドネ)
「donedone(ドネドネ)」は、格安SIMの「BIGLOBEモバイル」を提供しているBIGLOBE(ビッグローブ)が今年の7月1日に開始した新サービスです。
なかなかインパクトのあるサービス名ですが、これについては後で説明します。
ドネドネのデータ容量と月額料金
ドネドネは、データ容量が月間50GBで月額料金は2,728円です。
携帯3キャリアが新しく始めた格安プランのpovo、LINEMO、ahamoや楽天モバイルの料金と比較してみます。
ドネドネ | 楽天モバイル | povo2.0 | LINEMO | ahamo | |
容量 |
50GB | 50GB | 20GB | 20GB | 20GB |
料金 |
2,728円 | 3,278円 | 2,700円 | 2,728円 | 2,970円 |
1GBあたり |
約54円 |
約66円 | 135円 | 約137円 | 約149円 |
povo2.0はデータトッピングで20GBの容量を選んだ場合です。
ドネドネは携帯3キャリアの格安プランとほぼ同じ水準の料金で30GBも多く使えることがわかります。
楽天モバイルは20GB以上使うと一律3,278円になる料金設定なので、月間50GBもあれば十分という人ならドネドネの方が安く済みます。
ただし、ドネドネの料金が安い理由は、最大速度が低く設定されているからです。
音声通話+データ通信のプランは下記の2つがあり、データ容量と月額料金は同じですが最大速度に違いがあります。
プラン名 | ベーシックUプラン | カスタムUプラン |
データ容量 | 50GB | 50GB |
月額料金 | 2,728円 | 2,728円 |
最大速度 | 最大3Mbps | 最大1Mbps
対象の10アプリから選んだ3アプリは速度無制限 |
ベーシックUプランの最大3Mbps というのはYouTubeのHD720p画質の動画が観れるレベルの速度です。
カスタムUプランの方は最大1Mbpsなので標準画質の動画が観れるレベルですが、下記の対象アプリから選んだ3つのアプリは速度を無制限にできます。
LINE・Instagram・Facebook
YouTube・ABEMA・TikTok・TELASA
Spotify・Amazon Music
モンスターストライク
実際、私もカスタムUプランでYouTubeやABEMAのアプリを速度無制限対象に設定してから使ってみましたが、YouTubeはHD1080p画質、ABEMAは最高画質にしても途中で止まることなく観ることができました。
上記のアプリをよく利用する人はカスタムUプランにすれば快適に利用できます。
対象アプリは変更が可能なので、平日と週末のときなどで使い分けができます。
1度変更した後は1時間は変更できませんが、それほど頻繁に変更することはまず無いでしょう。
また、ベーシックUプランとカスタムUプランの変更も1日1回可能で即時変更されるため、対象アプリを多く使う日とWEBブラウザを多く使う日によって最適なプランで利用できます。
ドネドネの回線
ドネドネではauの4G LTE回線を使用するため、全国の広いエリアをカバーしています。
MVNOの格安SIMの場合、朝・昼・夕の回線が混雑しやすい時間帯に著しい速度低下が起きるのが気になる人もいるかもしれませんが、元々最大速度が低く設定されているドネドネでは混雑時でも速度低下しにくい設計になっています。
平日に速度測定をしてみましたが、確かに1日を通して安定した速度が出ていました。
ベーシックUプランの測定結果を下記に掲載します。左が下り速度、右が上り速度です。
下りはどの時間帯でも3Mbps程度は出ており、上り若干低下してましたが概ね2Mbps以上は出ていました。
カスタムUプランでの測定結果がこちらです↓
下り・上りともに1Mbpsほどの速度が出ていました。
このため、ドネドネは朝・夕の移動時間や昼休み時間にWEBサイトを見たり、よく使うアプリで快適に利用したい人にも向いています。
ドネドネを使うことで社会貢献につながる
ドネドネが他の格安SIMとの大きな違いが、毎月の料金の一部が支援団体に寄付されることです。
ユーザーは下記の団体の中から一つ選び、BIGLOBEが毎月50円を寄付します。
健康支援 NGOシェア
海洋保全 エバーラスティング・ネイチャー
医療支援 日本小児がん研究グループ
環境保全 オックスフォード大学WildCRU
donedone(ドネドネ)というサービス名は、英語で寄付という意味のdonation(ドネーション)が由来のようです。
普段から何か社会貢献をしたいと考えていても実際に行動を起こせずにいた人は多いかと思いますが、ドネドネならスマホを使うだけで社会貢献活動を支援できます。
まとめ
1日1GBくらいのペースでネットを使う人は月間50GBのSIMが最適です。
月間50GB使える安いSIMがdonedone(ドネドネ)です。
安いのは最大速度が低く設定されているからですが、それほど高速でなくても良い用途で使う人には利用価値があります。
混雑しやすい時間帯でも速度が低下しにくいため、朝・夕の移動時間や昼休み時間にネットをよく使う人にも便利です。
また、SNSや動画、音楽などの対象アプリから3つ選んで速度無制限にできるプランもあるため、対象のスマホアプリでネットを使う時間が長い人は特に注目です。
ドネドネを利用すると選んだ支援団体に毎月50円が寄付されるため社会貢献にもつながります。
私の場合、申し込んだ翌日にはSIMカードが届きました。
(申し込み時間や地域によって到着日は異なります。)
ドネドネに興味のある方はこちらもチェックしてみてください↓
https://wileint.com/donedone-speed/