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ahamo光とenひかりの比較【セット割】

ahamoユーザー専用の光回線として「ahamo光(アハモ光)」がありますが、ペア回線にするahamoを解約するとahamo光も解約となってしまうため、将来は別のSIMに乗り換える予定がある場合は他の光回線の利用を考えるかもしれません。

ahamoと組み合わせて利用する光回線として注目なのが「enひかり(エン光)」です。

こちらは「勝手に割り」という独自の割引サービスを用意しており、ahamoユーザーがenひかりを利用すると月額料金が毎月110円割引されます。

たくさんある光回線の中でも月額料金が安いenひかりですが、勝手に割りでさらに安く利用できるのです。

今回はahamo光とenひかりを比較して違いをまとめます。

使用回線と提供エリア

ahamo光とenひかりは、どちらもNTTからフレッツ光の回線を借り受けてプロバイダーとセットにして提供する「光コラボレーション」のサービスです。

このため使用する回線は同じです。

回線速度は、どちらも最大1Gbpsです。

1ギガタイプの光コラボは、全ての都道府県で提供されているフレッツ光ネクストの回線を使用するため、ahamo光とenひかりのどちらも全国で利用できます。

 

IPv6接続サービスと対応ルーター

IPv6接続サービスは、「IPv6(IPoE方式)」+「IPv4 over IPv6」という新しい接続方式でインターネットに接続するサービスです。

これを利用することで、夜間など利用者が増える時間帯にフレッツ光の回線における混雑する部分を避けて通信できるため、安定した速度で利用できるのです。

光コラボ各社で採用しているIPv6接続サービスが異なっており、ahamo光とenひかりは次のようになっています。

サービス名 ahamo光 enひかり
IPv6接続サービス OCNバーチャルコネクト

下記のいずれかを選択
・v6プラス
・transix(トランジックス)
・Xpass(クロスパス)

ahamo光はOCNバーチャルコネクトが標準で提供されますが、enひかりは月額198円の有料オプションサービスになっており上記の3つから選択できます。

ahamo光を利用するにはOCNバーチャルコネクト対応のルーターが必要なので、自分で対応ルーターを用意するかドコモが提供する有料のレンタルサービスを利用することになります。

enひかりは、選択したIPv6接続サービスに対応するルーターを自分で用意するほか、ホームゲートウェイのレンタルサービスを利用する方法もあります。

ホームゲートウェイは光電話機能付きのルーターです。
設備状況によってはホームゲートウェイではなくルーターが貸し出される場合もありますがレンタル料金は同じです。

ルーター・ホームゲートウェイのレンタル料金は次のようになっています。

ahamo光 enひかり
ルーターレンタル
月額料金
<ドコモ光電話なし>
NTT東日本エリア 330円
NTT西日本エリア 825円
無線LAN機能なし:220円
無線LAN機能あり:330円
<ドコモ光電話あり>

無線LAN機能なし:無料

無線LAN機能あり:
NTT東日本エリア 330円
NTT西日本エリア 110円

ahamo光はドコモ光電話を利用しない場合のルーターレンタル料は、NTT東日本エリアは月額330、西日本エリアは月額825円です。
ドコモ光電話を利用する場合は、有線LAN機能のみのルーターは無料ですが、無線LAN機能付きのルーターはNTT東日本エリアは330円、西日本エリアは110円となっています。
Wi-Fiを使いたいなら無線LAN機能付きのルーターになります。

ahamo光で月額330円の有料レンタルサービスを利用したとすると、2年分のレンタル料合計額は7,920円となるため自分で購入した方が安いです。
OCNバーチャルコネクト対応のWi-Fiルーターは楽天市場の店で安いものなら5千円ほどで購入できます。

enひかりのレンタルサービスは、PCとLANケーブルで接続するだけで良いなら月額220円の機器になりますが、Wi-Fiを使いたいなら月額330円の機器になります。

なお、enひかりは申し込みと同時に下記の対応ルーターを特価で購入できます。

メーカー名 NECプラットフォームズ エレコム
機種名 Aterm WG1200HP4 WRC-X1500GS-B
価格 1,100円 2,200円
送料 880円 880円
合計額 1,980円 3,080円

送料込みの金額でも市販品より安いです。

特価で購入するには、IPv6接続サービスはv6プラスを選択することが条件になっているため、ルーターを同時購入するならv6プラスを選ぶことになります。

それ以外の場合は、enひかりで固定IPオプション(月額770円)を利用するにはv6プラスかクロスパスにする必要があるため、固定IPアドレスを利用したいならこの2つのどちらかになります。

固定IPアドレスは下記の用途で使用されます。

  • 自宅サーバーの構築
  • 外出先から家のPCにアクセス
  • WEBカメラに遠隔からアクセス
  • 固定IPアドレスが必要なオンラインゲーム

固定IPサービスは利用しない場合は、v6プラス、transix、クロスパスのどれを選んでもOKです。この3つで通信速度に大きな違いはありません。
特にこだわりがなければ、多くの光コラボで採用されているv6プラスにしておくのが良いでしょう。

IPv6オプションの詳細については公式サイトをチェックしてください ⇒ enひかり

契約期間と解約金

契約期間と中途解約したときの解約金は次のようになっています。

サービス名 ahamo光 enひかり
契約期間 2年 無し
解約金 戸建てタイプ 4,950円
マンションタイプ 3,630円
無し

ahamo光は、2年契約のプランのほか契約期間なしのプランもありますが、月額料金は2年契約のプランの方が安いです。

enひかりは、契約期間の縛りがないため、いつでも無料で解約できます。

回線工事費

ahamo光とenひかりはどちらもフレッツ光の回線を使うため、フレッツ光や他社の光コラボから乗り換える場合は回線工事が不要です。

光回線を初めて引く場合やフレッツ光以外の光回線(auひかり、NUROひかり、電力系光回線)から乗り換える場合は回線工事が必要です。

フレッツ光から乗り換え(転用) ⇒ 工事不要
他社の光コラボから乗り換え(事業者変更) ⇒ 工事不要
上記以外(新規契約) ⇒ 工事が必要

新規契約の場合の基本工事費は次のようになっています。

ahamo光
enひかり
工事員派遣あり 特典で無料
16,500円(屋内配線新設あり)
8,360円(屋内配線新設なし)
工事員派遣なし 2,200円

ahamo光の工事費は特典により無料になります。
申込み月を含む7か月以内にahamo光を利用開始することが特典適用の条件です。

enひかりの工事費は有料です。

回線工事は、工事員の派遣が必要な場合と不要な場合で料金が異なっており、派遣工事でも既存の屋内配線を利用できる場合は料金が安くなります。

建物にフレッツ光の回線設備が導入されていてNTTの局舎側の工事のみで済む場合は、無派遣工事になり工事費は2,200円です。

なお、どちらも土日祝日や夜間の派遣工事では追加料金がかかるため、可能であれば平日の昼間に工事をした方が良いです。

契約事務手数料と月額料金

契約事務手数料

契約時の事務手数料は、次のようになっています。

ahamo光 enひかり
契約事務手数料 3,300円 新規契約 3,300円
転用・事業者変更 2,200円

新規契約の場合は同額ですが、転用や事業者変更ならenひかりの方が1100円安いです。

月額料金

enひかりの月額料金は、オプションのIPv6接続サービス(月額198円)を追加した場合と「勝手に割り」で110円割引された金額も記載します。

ahamo光 enひかり
戸建てタイプ 2年契約 4,950円
契約期間なし 6,600円
通常料金 4,620円
IPv6接続サービスあり 4,818円
勝手に割り適用後 4,708円
マンションタイプ 2年契約 3,630円
契約期間なし 4,730円
通常料金 3,520円
IPv6接続サービスあり 3,718円
勝手に割り適用後 3,608円

ahamo光は契約期間なしのプランは、月額料金が2年契約と比べて戸建てタイプは1,650円、マンションタイプは1,080円も高いです。
戸建てタイプとマンションタイプともには4か月以上利用すれば、月額料金が高い分が2年契約の中途解約金を上回るため、利用するなら2年契約の方が良いでしょう。

ahamo光の2年契約の月額料金とIPv6接続サービス料を加えて「勝手に割り」を適用させたenひかりの月額料金を比べると、戸建てタイプとマンションタイプのどちらもenひかりの方が安いです。

戸建てタイプは242円、マンションタイプは22円の違いです。
年間では、ahamo光の方が戸建てタイプは2,904円、マンションタイプは264円の差になります。

なお、enひかりはルーターの特価購入をしないならIPv6接続サービスを付けずに利用することはできますが、enひかりを利用開始して後から追加した場合は初期費用として2,200円がかかるため注意してください。
enひかりと同時申し込みすれば初期費用は無料です。

 

キャンペーン特典

ahamo光のキャンペーン特典

ahamo光(2年契約プラン)を申し込むと、dポイント(期間・用途限定)10,000ポイントがプレゼントされます。

ドコモ光からのプラン変更やahamo光(契約期間なしプラン)」は特典の対象外です。

申込み月含む7か月以内にahamo光を利用開始し、利用開始月の2か月後の月末時点でも契約中で、dポイントクラブ会員であることが特典を受ける条件です。

受け取り時期は、利用開始月の4か月後の月です。

なお、ポイント(期間・用途限定)の有効期限は進呈月を含む6か月なので、使い忘れないよう注意してください。

enひかりのキャンペーン特典

enひかりのキャンペーン特典は上で紹介したルーターの特価購入です。

月額料金を安くしているため、キャッシュバックなどの特典はありません。

料金シュミレーション

月額料金だけでなく、初期費用やキャンペーン特典も踏まえた実質的な総費用ではどちらか安いのかを比較してみましょう。

ここでは以下の計算式で総費用を算出しました。

実質総費用=ルーター費用+契約事務手数料+期間ごとの月額料金合計+解約金-キャンペーン特典(ahamo光のみ)
条件は次の通りです。
  • 転用や事業者変更で乗り換える
  • ahamo光は自分で市販品のルーターを5,000円で購入
  • enひかりはルーターを1,980円のキャンペーン特価で購入
  • ahamo光は2年契約の月額料金
  • enひかりはIPv6オプションを追加し「勝手に割り」を適用した月額料金
利用期間 住居
タイプ
ahamo光 enひかり
2年 戸建て 117,100円 117,172円
集合住宅 85,420円 90,772円
3年 戸建て 181,450円 173,668円
集合住宅 132,610円 134,068円

実質総費用は、2年利用の場合はahamo光の方が少なく、3年利用の場合は戸建てはenひかり、集合住宅はahamo光の方が少ないです。

双方の対応ルーターを持っている場合は、上記の総費用からahamo光は5,000円、enひかりは1,980円が差し引かれますが、実質総費用はどちらが少ないかの結果は同じです。

4年以上利用し続ける場合は、enひかりの方が月額料金が安いため戸建てはenひかりの方が低コストです。
集合住宅はenひかりの方が安いといっても月額料金の差は22円なので、総費用が逆転するにはかなり長く利用する必要があります。
ただ、ahamo光は2年契約のため、2年ごとにある更新期間以外に解約すると解約金が発生して総費用が増えることには注意が必要です。

enひかりをさらに安く利用する方法

enひかりには通常プランの「enひかり」のほかに、ライトユーザー向けの「enひかりLite」というプランがあり、こちらも「勝手に割り」が適用できます。

enひかりLite 戸建て 集合住宅
月額料金 4,370円 3,270円
勝手に割り適用後 4,260円 3,160円
この料金なら2年間だけ利用した場合でもahamo光より低コストです。
こちらはIPv6接続サービス(v6プラス)が込みの料金なので、別途IPv6オプションを付ける必要はありません。
利用するにはv6プラス対応ルーターが必要ですが、enひかりと同様にキャンペーンで特価購入ができます。
enひかりLiteがなぜこれほど安いのかというと、こちらは回線が混雑した場合に速度規制が行われる条件付きのサービスだからです。
速度規制といっても、混雑した時点で通信量が多いヘビーユーザーのみが速度規制の対象になるため、通信量が多い用途では使ってないユーザーはいつも通りに利用できます。
普段ネットを使っていて通信速度は意識していなかったり、オンラインゲームや高画質動画の視聴など通信量の多い用途ではあまり使わない人に適したサービスです。
なお、enひかりLiteを利用開始した後でも、変更手数料の2,200円を支払えば通常のenひかりにプラン変更することもできるため、ライフスタイルや用途の変化に対応できます。

また、通常のenひかりは回線工事費が有料ですが、enひかりLiteはキャンペーンで回線工事費が無料になるため、新規契約で回線工事費を負担したくない人は要注目です。

enひかりLiteの詳細はこちら ⇒ enひかりLite

 

まとめ

最後にahamo光とenひかりの違いをまとめます。

ahamo光は料金が安い2年契約プランの条件です。

enひかりの月額料金はIPv6接続サービス(月額198円)と勝手に割り(-110円)を合わせた金額です。

ahamo光 enひかり
Wi-Fiルーター ・有料レンタルを利用する
・自分で用意する
・有料レンタルを利用する
・申し込み時に特価で購入
・自分で用意する
契約期間
解約金
2年(自動更新)
戸建てタイプ 4,950円
マンションタイプ 3,630円
無し
回線工事費 特典で無料 派遣工事:8,360円~16,500円
無派遣工事:2,200円
契約事務手数料 3,300円 新規契約 3,300円
転用・事業者変更 2,200円
月額料金 戸建て 4,950円 4,708円
集合住宅 3,630円 3,608円
キャンペーン特典 dポイント
(期間・用途限定)
10,000ポイント
ルーターの特価購入

ahamo光のメリットは、回線工事費が無料でキャンペーン特典で10,000円分のdポイント(期間・用途限定)がもらえることです。

デメリットは、ルーターを持ってない場合はレンタル料や購入費がかかることや契約期間が2年縛りになっていることです。

enひかりのメリットは、契約期間の縛りが無く、月額料金が安く、ルーターを特価で購入できることです。

デメリットは、回線工事費が無料にならないことです。
転用や事業者変更で乗り換えるなら問題ないですが、新規契約になる場合は工事費がかかることは理解しておきましょう。
なお、enひかりLiteならキャンペーンで回線工事費は無料になります。

以上から、どちらがおすすめかは次のようになります。

ahamo光がおすすめの人

  • スマホと家のネット回線の契約先をドコモに一本化したい
  • ルーターのレンタル料か購入費を負担しても構わない
  • 2年縛りでも構わない
  • 新規契約になり工事費を負担したくない

公式サイトはこちら↓

 

enひかりがおすすめの人

  • スマホのSIMを乗り換えても家の回線は同じところ使い続けたい
  • ルーター持ってないので安く購入したい
  • 契約期間の縛りが無い方が良い
  • 転用や事業者変更で乗り換える
「勝手に割り」は自動適用されず、申し込み後にカスタマーセンターに申請が必要なので手続きするのを忘れないようにしましょう。

公式サイトはこちら↓

 

ライトユーザーで月額料金をさらに安くしたい場合は、enひかりLiteがおすすめです。
キャンペーンで回線工事費が無料になるため新規契約の人にはお得です。

公式サイトはこちら↓

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