できるだけ安い光回線を使いたいという人に注目の新サービスがSo-net光 minico(ミニコ)です。
これは、専用の通信帯域を利用することで低料金を実現した光回線で、月額料金はマンションタイプなら3,400円、戸建てタイプが4,500円です。
光回線でこの料金というのはかなり安いです。
ただ、低料金なのはメリットですがデメリットもあるため、それを理解したうえで選ぶのが良いでしょう。
ミニコの他に料金が安い光回線としてはGMO光アクセスというサービスがあります。
今回はこの2サービスを比較するので、自分にあった方を選んでください。
運営元と光回線の種類
So-net光 minicoは、ソニーのグループ会社であるソニーネットワークコミュニケーションズが提供している光回線です。
GMO光アクセスは、東証プライム市場の上場企業でプロバイダーとして20年以上の実績があるGMOインターネットが提供する光回線です。プロバイダー名から「GMOとくとくBB光」とも呼ばれます。
どちらもNTTからフレッツ光の光回線を借り受けて提供している「光コラボレーション(光コラボ)」のサービスです。
このため、フレッツ光や他社の光コラボからミニコやGMO光アクセスに乗り換える場合は回線工事は不要です。フレッツ光からの乗り換えは「転用」、他の光コラボからの乗り換えは「事業者変更」と呼びます。
家に光回線を始めて引く場合やNTTのフレッツ光以外の光回線(auひかり、NURO光、電力系光回線)からの乗り換えの場合は、新規契約扱いとなり回線工事が必要になります。
契約期間と解約金
まず、契約期間と中途解約した時の費用を比較します。
minico(ミニコ) | GMO光アクセス | |
契約期間 | 無し | 3年 |
中途解約時の解約金 | 無し | 無し |
ミニコの方は、契約期間は設定されてないので解約金もありません。いつでも無料で解約ができます。
GMO光アクセスは3年契約となってますが解約金は無いため、実質的に契約期間は無いのと同じです。
以上より、契約期間の縛りなしで利用できるのは同じです。
初期費用
初期費用として2サービスとも契約時の事務手数料3,300円がかかります。
レンタルするWiFiルーターの月額料金はどちらも無料で、光回線の新技術「v6プラス」に対応したルーターが用意されています。
解約した時のルーターの返却については下記のようになっています。
GMO光アクセス ⇒ 3年使えばそのままプレゼント
つまり、So-netは約2年、GMOは3年利用すればルーターの返却が不要になるというわけです。
工事費用は特典で無料になる
規契約の場合に必要な回線の基本工事料は下記のようになっています。
minico(ミニコ) | GMO光アクセス | |
工事料 | 26,400円 | 戸建て 26,400円 マンション 25,300円 |
工事料分割払い期間 | 3年(36か月) | 3年(36か月間) |
工事費分の割引額 | 1か月目 990円 2~36か月目 726円 |
戸建て 1か月目が990円、2~36か月目が726円 マンション 1か月目が1,045円、2~36か月目が693円 |
ミニコの工事料は戸建てタイプ、マンションタイプどちらも26,400円です。
36か月間の分割払いは1か月目が990円、2~36か月目までは726円が月額料金に上乗せしたうえで特典により同額を毎月割引するため、工事費は実質無料となります。
GMO光アクセスも同じ仕組みで、36カ月間は工事費の分を月額料金に上乗せしたうえで特典割引で同額を差し引くため工事費は実質無料になります。
注意点は、どちらも36か月未満で解約する場合は工事費の残債を支払うことです。
たとえば、2年(24か月)使って解約した場合の工事費負担額は下記のようになります。
工事費残債 | |
minico(ミニコ) | 726円×12か月 = 8,712円 |
GMO光アクセス | 戸建て:726円 × 12か月 = 8,712円 マンション:275円 × 36か月= 8,316円 |
どちらも2年で解約した場合、工事費の分割払いの残り期間が12か月分残っていることになり、残債額を負担することになります。
このように、工事費を無料にするためにはどちらも3年は利用する必要があるのです。
中途解約による解約金は無料のため契約期間の縛りはありませんが、新規契約の場合は工事費の分割払い期間が終わるまでは工事費による縛りがある点は理解しておきましょう。
工事費残債を負担することになった場合、マンションタイプならGMO光アクセスの方が少しだけ安いです。
月額料金
2サービスの月額料金は下記のようになっています。
minico(ミニコ) | GMO光アクセス | |
戸建て | 4,500円 | 4,818円 |
マンション | 3,400円 | 3,773円 |
戸建てタイプ、マンションタイプのどちらもミニコの方が安いです。
戸建てタイプで373円、マンションタイプで313円の違いがあります。
契約事務手数料が同額で、どちらもルーターレンタル料と工事費が無料なら、月額料金が安いミニコの方が良いと思うでしょう。
ただし、ミニコは料金が安い代わりに注意点もあるので、これを理解したうえで選ぶ必要があります。
ミニコが安い理由
数多くある光回線の中でもミニコは際立って安いですが、低料金を実現できたのは専用に設計された通信帯域を利用するからです。この点が他の一般的な光コラボサービスとの違いです。
So-net光のもう一つのサービス「So-net光プラス」と比べると、通信速度は通常時は同等ですが混雑時は少し遅くなるという特徴があります。
このため、夜間などの混雑時に速度が遅くなるのは困るという人には向いていません。
混雑時は速度が落ちるといっても、それが自分にとっての許容範囲なら低費用で光回線を利用できるメリットがあり、主に利用する時間帯が昼間や深夜といった人には問題ないでしょう。
ミニコの公式サイトにも載っていますが、このサービスが向いているのは、昼間にテレワークする人やWEBサイト閲覧、動画視聴、光テレビ・光でんわなどに利用したい人です。
特に、テレワーク用に光回線が必要だけど数年後には不要になるかもしれないという人には最適なサービスといえます。
混雑しやすい時間帯も高速で利用したい場合には、高速帯域オプションサービス「さくさくスイッチ(ワンデー)」というのが用意されており、オプション料金は1回220円です。
これを利用すると、翌日の24時間はSo-net光サービス専用の高速帯域で通信できるため、オンラインゲームや大サイズのデータダウンロードなども快適にできるようになります。
詳しくはこちらの公式サイトをチェック⇒minico
ただ、何度もオプションサービスを利用すると費用がかさみ月額費用ではGMO光アクセスの方が安くなるため、夜間にネット利用することが多く混雑時に低速化するのは困る人はGMO光アクセスにした方が良いでしょう。
ミニコは昼間にネットを利用することが多い人や夜間はWEBサイトを見たり、標準画質の動画を視聴するといった低速でも問題ない用途で使う人に向いているサービスです。
今使っているネット回線で解約費用が発生する場合
今使っている固定回線やモバイルWiFiから乗り換える場合、解約費用が発生することがあります。中途解約時の解約違約金(契約解除料)、回線工事費・端末代金残債といった費用です。
自分の場合はどうなのか確認してみましょう。
この点についてGMO光アクセスには他社の回線を解約して乗り換えたい人には嬉しい特典があります。
現在利用している他社の光回線、ADSL、ケーブルTV、モバイルWiFiを解約してGMO光アクセスに乗り換える際に解約費用が発生する場合、乗り換え特典として30,000円のキャッシュバックがもらえるのです。
これにより3万円までは解約費用をカバーできるので、他社回線の解約費用が発生する人は注目です。
まとめ
So-net光 minico(ミニコ)とGMO光アクセスのどちらも契約期間の縛りはありません。
初期費用はどちらも3,300円です。
ルーターのレンタル料はどちらも無料で、返却不要になるまでの期間はミニコが2年、GMOは3年です。
新規契約の場合は回線工事が必要になり、工事料金はどちらも3年利用することで実質無料にできます。
月額料金はミニコの方が安いですが、混雑する時間帯は速度が低下するデメリットもあります。
以上より各サービスがおすすめな人は次のようになります。
ミニコがおすすめの人
- とにかく安い光回線を使いたい
- インターネットは主に昼間に利用する
- 夜間に速度が落ちても構わない
- 混雑時に高速で使いたい場面は月に1回あるかないか
公式サイトはこちら ⇒ So-net minico
GMO光アクセスがおすすめの人
- 夜間などの混雑時に利用することが多い
- オンラインゲームをしたり高画質動画を見ることが多い
- 速度が落ちるのは困る
- 新規契約の場合は3年以上は利用する予定
- 現在利用している回線の解約時に解約費用が発生する
限定特典ページはこちら⇒シンプルに安い速いGMOとくとくBB光!