So-net光 minico(ミニコ)とGMOとくとくBB光miniの比較

できるだけ安い光回線を使いたいという人に注目の新サービスがSo-net光 minico(ミニコ)とGMOとくとくBB光miniです。

どちらも専用に設計された通信帯域を利用しており、通信トラフィックの混雑時は通信速度が制御されることで低料金を実現しています。

通常時より速度が遅くなることがありますが、通信速度は重視していない人には他の光回線と比べてかなり安く利用できるメリットがあります。

今回はこの2サービスを比較するので、とにかく安い光回線を探している人は参考にしてください。

なお、GMOとくとくBB光は「GMO光アクセス」という名称でも呼ばれますが、この記事では「GMOとくとくBB光」又は「とくとくBB光」と記載します。

運営元と光回線の種類

So-net光 minicoは、ソニーのグループ会社であるソニーネットワークコミュニケーションズが提供している光回線です。

GMOとくとくBB光miniは、東証プライム市場の上場企業でプロバイダーとして20年以上の実績があるGMOインターネットグループが提供する光回線です。


どちらもNTTからフレッツ光の光回線を借り受けて提供している「光コラボレーション(光コラボ)」のサービスです。

このため、フレッツ光や他社の光コラボからミニコやとくとくBB光miniに乗り換える場合は回線工事は不要です。フレッツ光からの乗り換えは「転用」、他の光コラボからの乗り換えは「事業者変更」と呼びます。

家に光回線を始めて引く場合やNTTのフレッツ光以外の光回線(auひかり、NURO光、電力系光回線)からの乗り換えの場合は、新規契約扱いとなり回線工事が必要になります。

契約期間と解約金

まず、契約期間と中途解約した時の費用を比較します。

minico(ミニコ) GMOとくとくBB光mini
契約期間 無し 3年
中途解約時の解約金 無し 無し

ミニコの方は、契約期間は設定されてないので解約金もありません。いつでも無料で解約ができます。

GMOとくとくBB光miniは3年契約となってますが解約金は無いため、実質的に契約期間は無いのと同じです。

以上より、契約期間の縛りなしで利用できるのは同じです。

初期費用

初期費用として2サービスとも契約時の事務手数料3,300円がかかります。

レンタルするWiFiルーターの月額料金はどちらも無料で、光回線の新技術「v6プラス」に対応したルーターが用意されています。
解約した時のルーターの返却については下記のようになっています。

So-net ⇒ 26か月目以降の解約なら返却不要
GMOとくとくBB光mini ⇒ 37か月使えばそのままプレゼント

つまり、So-netは約2年、GMOは約3年利用すればルーターの返却が不要になるというわけです。

工事費用は特典で無料になる

規契約の場合に必要な回線の基本工事料は工事員の派遣が必要な場合で下記のようになっています。

minico(ミニコ) GMOとくとくBB光mini
工事料 26,400円 戸建て 26,400円
マンション 25,300円
工事料分割払い期間 約2年(23か月) 3年(36か月間)
工事費分の割引額 1か月目 2,200円
2~23か月目 1,100円
戸建て
1か月目が990円、2~36か月目が726円
マンション
1か月目が1,045円、2~36か月目が693円

ミニコの工事料は戸建てタイプ、マンションタイプどちらも26,400円です。
23か月間の分割払いになっており、1か月目は2,200円、2~23か月目1,100円を月額料金に上乗せしたうえで特典により同額を毎月割引するため工事費は実質無料となります。

GMOとくとくBB光miniも同じ仕組みで、36カ月間は工事費の分を月額料金に上乗せしたうえで特典割引で同額を差し引くため工事費は実質無料になります。

注意点は、ミニコは2年未満、GMOとくとくBB光miniは3年未満で解約する場合は工事費分割払いの残債を支払うことです。

たとえば、1年(12か月)使って解約した場合の工事費負担額は下記のようになります。

工事費残債
minico(ミニコ) 1,100円×11か月 = 12,100円
GMOとくとくBB光mini 戸建て:726円 × 24か月 = 17,424円
マンション:693円 × 24か月= 16,632円

このように、工事費を無料にするためにはミニコは2年、とくとくBB光miniは3年利用する必要があるのです。

中途解約による解約金は無料のため契約期間の縛りはありませんが、新規契約の場合は工事費の分割払い期間が終わるまでは工事費による縛りがある点は理解しておきましょう。

仮に1年で解約した場合、工事費の自己負担額はミニコの方が安く済み、2年で解約した場合はミニコの方は自己負担額が0円になります。

なお、工事員派遣が不要な場合の回線工事費は、どちらも戸建て・マンションともに2,200円で、ミニコは1か月目に一括払い、とくとくBB光miniは1か月目が275円、2~36か月目が55円の分割払いとなっています。

月額料金

2サービスの月額料金は下記のようになっています。

minico(ミニコ) GMOとくとくBB光mini
戸建て 4,500円 4,400円
マンション 3,400円 3,300円

戸建てタイプ、マンションタイプのGMOとくとくBB光miniの方が100円だけ安いです。

1年で1,200円、2年で2,400円、3年で3,600円の差が出ます。

この金額差をどう捉えるかは人それぞれです。

回線工事が必要な場合、2年以内に解約するケースでは工事費の自己負担額を含めるとミニコの方が安くなります。

また、ミニコには下記の2つのメリットがあります。

ミニコのメリット

ミニコのメリットを2つ紹介します。

➀必要な時だけ追加費用で高速帯域を利用できる

冒頭でも書きましたが、ミニコやGMOとくとくBB光miniが他の光回線と比べて低料金を実現できたのは専用に設計された通信帯域を利用するからです。

通信速度は通信が混雑する時は少し遅くなることがあるため、夜間などの混雑しやすい時間帯に速度が遅くなるのは困るという人には向いていません。

混雑時は速度が落ちるといっても、それが自分にとっての許容範囲なら低料金で光回線を利用できるメリットがあり、主に利用する時間帯が昼間や深夜といった人なら利用価値が高そうです。

このサービスが向いているのは、昼間にテレワークする人やWEBサイト閲覧、動画視聴、光テレビ・光でんわなどに利用したい人です。

特にテレワーク用に光回線が必要だけど数年後には不要になるかもしれないという人には低コストで光回線の通信環境を用意できるのは魅力があるのではないでしょうか。

さらにミニコでは、混雑しやすい時間帯も高速で利用したい場合のために高速帯域オプションサービス「さくさくスイッチ(ワンデー)」というのが用意されており、オプション料金は1回220円です。

これを利用すると、翌日の24時間はSo-net光サービス専用の高速帯域で通信できるため、オンラインゲームやサイズの大きいデータの大量ダウンロードなども快適にできるようになります。

ミニコは、普段は低費用で利用でき、確実に高速通信が必要な時だけ追加費用を負担するというスタイルの光回線なのです。

nuroモバイルの料金が1年間割引される

同じSo-netが提供している格安SIMのnuroモバイルをセットで申し込むとnuroモバイルの月額料金から792円割引されます。

例えば通話SIMのVSプラン(3GB)なら月額料金は792円なので割引により月額0円になり、1年間は月々のスマホ代を無料にできます。

新規契約のほか乗り換え(MNP)も適用対象です。

スマホのSIMをnuroモバイルにすれば1年間で9,504円の費用が浮くこともミニコのメリットです。

詳しくはこちらの公式サイトをチェック⇒minico

GMOとくとくBB光miniのメリット

GMOとくとくBB光miniのメリットは以下のキャンペーン特典があることです。

➀申し込み者に5,000円キャッシュバック
②他のネット回線からの乗り換えの場合で解約金があれば一律50,000円キャッシュバック

申し込み者全員が対象の特典が5,500円のキャッシュバックです。
特典の受け取り時期は1年後になります。

他の回線からの乗り換えで解約金が発生する場合は②の特典になります。

今使っている固定回線やモバイルWiFiから乗り換える場合、解約費用が発生することがあります。例えば、中途解約時の解約違約金(契約解除料)、回線工事費、端末代金残債といった費用です。

この点についてGMOとくとくBB光miniでは、現在利用している他社の光回線、ADSL、ケーブルTV、モバイルWiFiを解約して乗り換える際に解約費用が発生する人には解約費用の補助として高額キャッシュバックを用意しているのです。

これにより50,000円までは解約費用をカバーできるので、他社回線の解約費用が発生する人は注目です。

解約違約金キャッシュバックは、開通月を1ヶ月目として11ヶ月目に30,000円分、23カ月目に20,000円分の振込口座を尋ねる案内メールが届き、口座を登録した月の翌月末日(営業日)に振り込まれます。つまり満額を受け取るには2年以上は利用する必要があるわけです。

また、口座情報の登録期限は、案内メールが送信された日の翌月末日までとなっているので注意してください。

キャッシュバックの詳細についてはこちら⇒【新登場】コスパ抜群のとくとくBB光mini!基本工事費実質無料!

まとめ

So-net光 minico(ミニコ)とGMOとくとくBB光miniは、どちらも契約期間の縛りがなく、初期費用は契約事務手数料の3,300円です。

ルーターのレンタル料はどちらも無料で、返却が不要になるまでの期間はミニコが2年、GMOは3年です。

新規契約の場合は回線工事が必要になり、工事料金はミニコは2年、とくとくBB光miniは3年利用することで実質無料にできます。

月額料金は、とくとくBB光miniの方が100円安いです。

ミニコはオプションサービスで1回220円の「さくさくスイッチ(ワンデー)」を使うことで翌日24時間は高速帯域での通信が可能になります。
nuroモバイルをセットで申し込むと1年間はnuroモバイルの月額料金から792円割引されます。

とくとくBB光miniで申し込みで5,000円キャッシュバック、他社回線を解約して解約費用が発生する人には一律50,000円のキャッシュバック特典が用意されています。

以上より各サービスがおすすめな人は次のようになります。

ミニコがおすすめの人

  • 回線工事が必要で2年以内に解約するかもしれない
  • スマホのSIMはnuroモバイルを使いたい
  • 必要な時だけ高速オプションを使いたい

公式サイトはこちら ⇒ So-net minico

 

GMOとくとくBB光miniがおすすめの人

  • 3年以上は利用する予定
  • 月額料金が少しでも安い方が良い
  • 現在利用しているネット回線の解約時に解約費用が発生する

公式サイトはこちら⇒【新登場】コスパ抜群のとくとくBB光mini!基本工事費実質無料!