ビッグローブ光と@TCOMヒカリの10ギガタイプを比較

ビッグローブ光と@TCOMヒカリは、どちらもauやUQモバイルのスマホとのセット割に対応しており、10ギガタイプもあるため10ギガの光回線でauスマートバリューやUQモバイル自宅セット割を適用させたい人は注目です。

今回は、ビッグローブ光と@TCOMヒカリの10ギガタイプを比較するので参考にしてください。

回線と提供エリア

どちらもNTTのフレッツ光クロスの回線を借り受けてプロバイダーとセットにして提供する「光コラボレーション」のサービスです。

このため、提供エリアはフレッツ光クロスと同じで、現時点では下記のようになっています。

上記のエリアでも地域によっては未提供の場合があるため、自宅住所が対応エリア内か知らない人はNTT東西のサイトでエリア確認をしてください。

契約期間と解約金

契約期間と中途解約した場合の解約金を比較します。

@TCOM光の方は、2年単位の契約にすることで月額料金を割り引く「2年バリューパック」のプランです。
サイト上に記載されている月額料金は2年契約により割引されているプランの金額ということです。

どちらも2年ごとにある契約満了月と翌月、翌々月にかけての3か月が契約更新期間で、この間に解約すれば解約金はかかりませんが、それ以外の月に解約すると上記の解約金を負担することになります。

回線工事費は実質無料にできる

各サービスの回線工事費と分割払い額は次のようになっています。

ビッグローブは24か月間、@TCOMヒカリは23か月間は上記の分割払い額が毎月割引されるため月々の支払い額は月額料金のみです。
ビッグローグ光は24か月、@TCOMヒカリは23か月間利用することで工事費は全額割引されて実質無料になります。

どちらとも工事費は一括払いも選択できますが、最初に一括で支払った場合も2年間に渡って上記の工事費分割払い額が月額料金から割引されることで実質的に無料となります。

ビッグローブ光は24か月未満、@TCOMヒカリは23か月未満で解約すると、工事費の割引を満額受けられず工事費は無料になりません。分割払いを選んだ場合は残りの支払額（工事費残債）を一括で支払うことになります。

例えば、屋内配線新設ありの派遣工事をして1年利用後に解約した場合の工事費残債は以下のようになります。

@TCOMヒカリの方が工事費は少し安く実質無料になるまでの期間は1か月短いため、2年未満で解約した場合の自己負担額も少なくて済みます。

どちらも派遣工事をした場合は工事費を実質無料にするには2年は利用する必要があることを覚えておきましょう。

なお、賃貸住宅で建物にフレッツ光の回線設備が導入されていてNTTの施設側の工事のみで済む場合は無派遣工事になることがあり、この場合の工事費は3,300円です。

初期費用と月額料金

続いて初期費用と月額料金を比較します。

契約事務手数料

ビッグローブ光10ギガは新規契約と転用の場合は事務手数料が安く設定されています。

光コラボの契約区分は次の3つがあるので、自分が当てはまるものを確認してください。

@TCOMヒカリはどの契約区分でも契約事務手数料は同額です。

10ギガ対応のWi-Fiルーター費用

10ギガタイプの光回線を利用するには10ギガ対応のルーターが必要です。

対応ルーターを持ってないなら自分で購入して用意するか、レンタルサービスを利用することになり、レンタル料は以下のようになっています。

@TCOMヒカリのレンタル料は月額550円ですが、光電話を利用する場合は月額330円になります。

光電話を利用するなら@TCOMヒカリの方がレンタル料は220円安いです。

月額料金

月額料金は以下のようになっています。

ビッグローブ光は1年目は割引料金になっており、集合住宅の方が安いです。
2年目以降は戸建てと集合住宅で同額です。

@TCOMヒカリは戸建てと集合住宅で料金に違いはありません。

光電話の料金

auスマートバリューやUQモバイル自宅セット割に必要な光電話の料金はどちらも月額550円です。

光電話を利用して10ギガ対応ルーターをレンタルする場合で、月々の支払い額を比較してみます。

ビッグローブ光は2年目以降の通常料金です。

ルーターレンタル料が安いことから、毎月の支払い額は@TCOMヒカリの方が110円安いです。

キャンペーン特典

ここでは申し込みでもらえるキャンペーン特典を比較します。

ビッグローブ光は申し込み特典で4万円のキャッシュバックがもらえます。

受け取り時期は課金開始月から11か月目なので、最低1年間は利用する必要があります。

@TCOMヒカリは6万円のキャッシュバックか7万円分のTLCポイントプレゼントのどちらかを選べます。

キャッシュバックは口座振込かセブン銀行ATM受け取りのどちかを選びます。
開通月から数えて７か月目の下旬に特典の案内メールが届くので、メールの送信日から2週間以内に振込先口座の情報を登録するかセブン銀行ATMで受け取りをする必要があります。

TLCポイントは@T COMヒカリの料金の支払いに使えるため、現金にこだわらなければ、1万円分多くもらえるTLCポイントの方が良いでしょう。

料金支払いに充当する他にWAONポイントに交換したり、ドットマネーを経由してTポイント・Pontaポイント・dポイントなどに交換することも可能です。

TLCポイントは開通月から数えて７か月目の下旬に受け取れます。

以上より、申し込み特典は@TCOMヒカリの方が3万円分多く、受け取り時期が早いです。

総費用の比較

ここでは料金割引やキャッシュバック特典を含めた実質的な総費用を比較します。

条件は次の通りです。

• 契約区分は新規契約
• 利用期間は2年と3年
• ルーターレンタルを利用する
• 光電話を利用する（セット割のため）
• @TCOMヒカリの申し込み特典はTLCポイント7万円分

2年利用の実質総費用は、戸建ては@TCOMヒカリ、集合住宅はビッグローブ光の方が少ないです。
ただし、@TCOMヒカリの開通月は日割りのため、開通月の利用日数が少なければ集合住宅でも@TCOMヒカリの方が実質総費用が少なくなるケースがあります。

3年利用の実質総費用は、戸建てと集合住宅ともに@TCOMヒカリの方が少ないです。

4年以上の長期利用でも、月額料金とルーターレンタル料の合計が安い@TCOMヒカリの方が低コストです。

なお、自分のルーターを持っている場合はルーターレンタル料がかからないため、月額料金が安いビッグローブ光の方が低コストになります。

自分で10ギガ対応ルーターを用意するかレンタルし続けるかが選択のポイントになるでしょう。

まとめ

ビッグローブ光は、1年目は月額料金が割引され、2年目以降もこちらの方が少し安いです。

10ギガ対応ルーターをレンタルすると、月額料金とレンタル料の合計額ではこちらの方が高くなるため注意しましょう。

申し込み特典で4万円のキャッシュバックがもらえますが、たまにキャッシュバック額が増額されることがあるため、そのタイミングで申し込めばさらにお得に利用できます。

公式サイトで確認する ⇒ 【公式】ビッグローブ光

@TCOMヒカリは、光電話を利用するならルーターレンタル料が220円安くなるため、月額料金と合わせて毎月の支払額はこちらの方が少ないです。

申し込み特典でTLCポイントが7万ポイントのプレゼントがあり、TLCポイントは1ポイント1円で@TCOMヒカリの料金支払いに使えます。

申し込み特典の受け取り時期はこちらの方が早いのもメリットです。

公式サイトはこちら ⇒ @TCOMヒカリ