auひかりホームは、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の一部エリアでは5ギガ・10ギガのタイプが利用できます。
5ギガ・10ギガタイプの月額料金は、1ギガタイプの料金に高速サービス利用料として5ギガは550円、10ギガは1,408円を追加した金額になっています。
しかし、どちらも特典による高速サービスの利用料の割引により、料金プランが「ずっとギガ得プラン」なら36か月間は550円が割引されるため、5ギガなら3年間は1ギガと同じ料金で利用できるのです。
さらに、auやUQモバイルのスマホとのセット割の「auスマートバリュー」や「UQモバイル自宅セット割」が適用される人なら37カ月目以降も550円割引が続くため、ずっと1ギガの料金で5ギガを利用できるというメリットがあります。
このため、auひかりの5ギガ・10ギガ対応エリアに住んでいるau、UQモバイルユーザーはauひかりホーム5ギガを利用するのがお得です。
一方、高速通信の光回線として知られるNURO光には2ギガと10ギガのタイプがあり、東京、神奈川、埼玉、千葉はNURO光の提供エリアになっているため、自宅がauひかりホーム5ギガとNURO光の両方が提供エリアの場合、どっちを利用しようか迷うこともあるでしょう。
この記事では、auひかりホーム5ギガ(ずっとギガ得プラン)とNURO光2ギガを比較するので参考にしてください。
使用回線の違い
まず、使用する回線について解説します。
auひかりホーム5ギガはKDDIの独自回線で提供される光回線サービスです。
回線速度は1ギガ、5ギガ、10ギガの3タイプがあります。

回線をインターネットに接続するプロバイダーは8社から選択でき、料金や契約期間などのサービス条件に違いはないため、各プロバイダーで独自に設定している割引やキャッシュバックといった特典を比較して選ぶことになり、この記事では特典が手厚いプロバイダーとしてGMOとくとくBBを取り上げます。
NURO光は、ソニーグループのソニーネットワークコミュニケーションズが提供する光回線サービスです。

NURO光は、NTTから借り受けたダークファイバーを使用する独自回線で通信をします。
ダークファイバーとは敷設された光ファイバーのうち使用されずに余っていた回線のことです。
使用するのがNTTの光ファイバーといってもフレッツ光とは別の回線です。
auひかりを含めて他の光回線の標準的なプランの回線速度は下りは最大1Gbpsですが、NURO光では下り最大2Gbpsの光回線となっています。
NURO光はプロバイダー(So-net)がセットになったサービスなので、プロバイダーを選ぶ必要はありません。
フレッツ光の回線を使用する光コラボレーションの光回線はたくさんあるためフレッツ光の回線で通信するユーザーは多いですが、auひかりやNURO光の独自回線を使用するのは各サービスのユーザーに限られるため、比較的混雑しにくく速度水準が高いという特長があります。
このため、auひかりとNURO光は通信速度を重視する人に適した光回線なのです。
回線工事費と開通時期
回線工事費
回線工事費は次のようになっています。
| auひかりホーム5ギガ ずっとギガ得プラン (GMOとくとくBB)  | 
NURO光 2ギガ | |
| 回線工事費 | 48,950円 | 49,500円 | 
| 分割払い額 | 1か月目 1,414円 2~35か月目 1,398円  | 
1か月目 2,074円 2~24か月目 2,062円  | 
auひかりの工事費は48,950円です。
分割払いにした場合、利用開始月の翌月を1か月目として35か月目までが支払い期間で、35か月間は上記のように分割払い額が同額が割引されるため、35か月利用することで工事費は実質無料となります。
NURO光は24か月の分割払いになっており、分割払い期間中は上記の分割払い額と同額が割引されるため2年の利用で工事費は実質無料にできます。
どちらも割引期間が終わる前に解約すると工事費の残りの分割払い額(工事費残債)を一括で支払うことになります。
工事費の自己負担を無料にするためには、auひかりは3年、NURO光は2年は利用する必要があるのです。
開通までの期間目安
申し込んでから回線工事が行われて開通するまでの期間の目安は以下のようになっています。
| auひかりホーム | NURO光 | |
| 開通時期目安 | 1~2か月程度 | 戸建て 1~2か月程度 | 
auひかりはエリアの設備・施工状況などによってはさらに期間が長くなる場合があります。
auひかり5ギガとNURO光2ギガの料金比較
契約期間と解約金
| auひかりホーム5ギガ ずっとギガ得プラン  | 
NURO光2ギガ | |
| 契約期間 | 3年 | 無し | 
| 中途解約時の解約金 | 4,730円 | 無し | 
auひかりホーム5ギガの料金が550円割引されるのは3年契約の「ずっとギガ得プラン」にした場合です。
3年ごとにある契約満了月から翌々月の3か月間に解約すれば解約金は無料です。
NURO光は契約期間も解約金もないため、契約期間の縛りなしです。
なお、3年契約で申し込めるページもあるため、どうしても3年契約で利用したい場合は下記のページの下の方にある注意事項をチェックしてみてください↓
初期費用
どちらも契約事務手数料は3,300円ですが、NURO光は特典で無料になります。
どちらもONU(光回線終端装置)とルーターが一体になった機器をレンタルでき、レンタル料は無料です。
ただ、auひかりのホームゲートウェイは無線LAN機能の利用料が660円かかるため、Wi-Fiを使うなら月額660円の費用がかかります。
なお、auスマートバリューやUQmobile自宅セット割の適用を受けると無線LAN機能の利用料が割引されて月額330円になります。
長期利用の予定なら自分でWiFiルーターを購入して使った方が低コストです。
また、後で説明しますがプロバイダーの特典でWi-Fiルーターのプレゼントがあります。
NURO光はソニー製のONU一体型ルーターを無料レンタルできることが特長です。
月額料金
月額料金は以下のようになっています。
| auひかりホーム5ギガ ずっとギガ得プラン  | 
NURO光2ギガ | |
| 月額料金 | 1年目 5,610円 2年目 5,500円 3年目以降 5,390円  | 
5,500円 | 
auひかり5ギガは高速サービス利用料値引き後の料金です。
auやUQモバイルとのセット割を適用させた場合は高速サービス値引きが継続し、3年目以降はずっと月額5,390円で利用できます。
3年目以降はauひかり5ギガの方が110円安いです。
10ギガタイプの月額料金
通信速度に強いこだわりがあり将来的には10ギガタイプの利用も考えているなら、10ギガの料金もチェックしておきましょう。
| auひかりホーム10ギガ ずっとギガ得プラン  | 
NURO光10ギガ | |
| 月額料金 | 1年目 6,468円 2年目 6,358円 3年目以降 6,248円  | 
6,050円 | 
auひかり10ギガは高速サービス利用料値引き後の料金です。
どちらも回線速度は最大10Gbpsですが、料金はNURO光の方が198円安いです。
10ギガの光回線を低コストで利用したいと考えているならNURO光10ギガの方が良いでしょう。
スマホのセット割
auやUQモバイルのユーザーは、auスマートバリューやUQモバイル自宅セット割によりスマホの月額料金が毎月550円~1,100円割引されるため、スマホと家のネット回線を合わせた毎月の通信費はauひかり5ギガを選んだ方が安くできます。
NURO光はソフトバンクのおうち割光セッ」やワイモバイル「おうち割光セット(A)に対応しており、ソフトバンクは料金プランに応じて550円~1,100円の割引、ワイモバイルはシンプル2 Sが1,100円割引、シンプル2 M/Lは1,650円の割引を受けられるため、ソフトバンクやワイモバイルのユーザーはNURO光を選んだ方が低コストになります。
各セット割は家族も含めて最大10回線まで割引できるため、割引対象者が多ければさらにお得です。
光電話の月額基本料
どちらもスマホのセット割を適用させるには光電話の契約も必要なので、回線の月額料金とは別にかかる光電話の月額基本料も考慮しておきましょう。
| auひかり電話 | NURO光でんわ(関東) | |
| 光電話基本料 | 770円 | 550円 | 
関東エリアのNURO光でんわの月額基本料は550円で、auひかり電話より220円安いです。
NURO光では最初に光電話の開通工事費として3,300円がかかります。
回線撤去費用
auひかりホームとNURO光のどちらも解約したときに回線設備(引き込み線、光コンセント等)を撤去するかどうかは任意です。
回線設備を残しておけば費用はかかりませんが、撤去を希望する場合は以下の撤去工事費がかかります。
| auひかりホーム | NURO光 | |
| 回線撤去工事費 | 31,630円 | 19,800円 | 
撤去工事費はauひかりホームの方が高いです。
auひかりの回線撤去費用は高いですが、それをカバーするほどの高額キャッシュバック特典が用意されています。
また、光回線の中には他社の回線撤去費用を還元してくれる特典を用意しているところもあるため、乗り換えるときに回線撤去費用を負担したくない場合はこうした光回線を選ぶ方法もあります。
NURO光はNTTのダークファイバーを使用するシェアドアクセス回線のため、光回線再利用という手続きに対応している光コラボレーションの光回線サービスに乗り換える場合はNURO光の回線設備を再利用できます。
キャンペーン特典の比較
ここでは申し込み特典と乗り換え特典を比較します。
申し込み特典
申し込みでもらえる特典は次のようになっています。
| auひかり (GMOとくとくBB)  | 
NURO光 | |
| 申し込み特典 | ①キャッシュバック 82,000円 ②月額料金が最大3か月間無料 ③WiFiルータープレゼント  | 
①キャッシュバック 78,000円 ②最大2か月無料体験  | 
auひかりのキャッシュバックはNURO光より4,000円多いです。
数多くある光回線の中でNURO光のキャッシュバック額は高い方ですが、auひかりはそれを上回る高額キャッシュバックなのです。
auひかりのキャッシュバックは、開通から11か月目と23か月目に半額ずつ受け取れます。
11か月目と23か月目にGMOとくとくBBの基本メールアドレス(プロバイダーメールアドレス)宛てに特典の振込口座確認の案内メールが届くので、これに返信をした月の翌月末日に振り込まれます。
案内メールの送信日の翌月の末日までに口座情報の連絡をしない場合は特典を受け取れないため注意しましょう。
キャッシュバックを満額受け取るには2年間は利用する必要がありますが、ずっとギガ得プランは3年契約なので3年は利用するつもりなら問題ないでしょう。
この他に、GMOとくとくBBでは開通月を含む3か月間は月額料金が割引されて無料になるほかWi-Fiルーターのプレゼントもあります。
これはauひかり電話も契約してずっとギガ得プランにすることが条件です。
特典の申請受付の1か月後から10か月間はau PAY残高1,000円がチャージされるため最大10,000円の還元となります。
NURO光のキャッシュバックは、開通から11か月後に40,000円、17か月後に38,000円を受け取れます。
各月に受け取り手続きの案内メールが届くので、これに従ってマイページ上で受け取り口座を指定します。
受け取り手続き期間は45日間です。
この他に「最大2か月無料体験」の特典で、契約事務手数料と2か月目までの月額料金が無料になります。
また、2か月以内の解約なら契約解除料と工事費残債も無料となるため、2か月間は費用がかからずに試すことができるのです。
乗り換え特典
こちらは乗り換えの際に他社回線の解約金が発生する人限定で、上限額までは解約金相当額を還元してくれる特典です。
| auひかり | NURO光 | |
| 還元額 | 最大30,000円 | 最大30,000円 | 
どちらも還元上限額は30,000円となっています。
auひかりの乗り換え特典
auひかりで還元特典を受けるには、auひかり電話も契約し料金プランはずっとギガ得プランにすることが条件です。
また、auひかりは還元特典の対象になる他社回線が下記のように指定されているので注意してください。
auスマートバリュー対象の光回線やKDDIが指定するケーブルテレビの固定回線サービス以外
ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイル、ヤフー、nuroモバイル、楽天モバイルが提供するホームルーターやモバイルルーター
固定回線はauスマートバリューに対応していない光回線が還元対象です。
還元方法は、1万円はau PAY残高へのチャージ(できない場合は郵便為替)で行われ、2万円は月額料金からの差し引き(1,000円×最大20か月)で行われます。
特典の対象となる解約金は以下のとおりです。
NURO光の乗り換え特典
NURO光は、他社の光回線やモバイルインターネット回線(ホームルーター・モバイルルーター)の解約金が対象です。
最大30,000円円までキャッシュバックで還元されます。
対象となる解約金は以下のとおりです。
3年利用した場合の実質総費用
auひかりホーム5ギガとNURO光2ギガで、キャッシュバック特典も踏まえたうえで3年間利用した場合の実質的な総費用を比較します。
| auひかりホーム5ギガ ずっとギガ得プラン  | 
NURO光2ギガ | |
| 契約事務手数料 | 3,300円 | 0円 | 
| ルーター費用 | 0円 | 0円 | 
| 契約解除料 | 0円 | 0円 | 
| 回線工事費 | 3年利用で実質無料 | 2年利用で実質無料 | 
| 月額料金 | 1年目 5,610円 2年目 5,500円 3年目以降 5,390円 (3か月目まで無料)  | 
5,500円 (2か月目までは無料)  | 
| 3年分の月額料金 | 181,170円 | 187,000円 | 
| 光電話 開通工事費  | 
0円 | 3,300円 | 
| 光電話基本料金 (3年合計額)  | 
770円 (27,720円)  | 
550円 (19,800円)  | 
| キャッシュバック | 光電話あり 82,000円 光電話なし 72,000円  | 
78,000円 | 
| 実質3年総費用 | 光電話あり 130,190円 光電話なし 112,470円  | 
光電話あり 132,100円 光電話なし 109,000円  | 
比較の結果、3年利用の実質総費用が少ないのは、光電話ありならauひかり、光電話なしならNURO光でした。
auひかりはauとUQmobileのセット割を受けるなら、特典でau PAY残高10,000円がもらえるため、上記の実質3年総費用からマイナス1万円となります。
auやUQモバイルのユーザーがセット割を適用させた場合は高速サービス利用料の割引が4年目以降も継続しますが、それ以外の人は4年目以降月額料金が550円高くなるためNURO光の方が低コストです。
まとめ
auひかり5ギガは、auやUQモバイルのスマホとのセット割を適用させる人ならずっと1ギガプランの料金と同額で利用できるため、この光回線が最適なのはauやUQモバイルのユーザーです。
月額料金はNURO光より安いため低コストで長期利用できます。
セット割の適用者は特典でau PAY残高1万円がもらえるほか、セット割でスマホの月額料金が家族も含めて最大10回線まで割引されるメリットもあります。
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au・UQモバイルのユーザー以外や光電話が不要な人の場合はNURO光の方が低コストです。
10ギガタイプの月額料金はNURO光の方が安いため、将来は10ギガタイプを利用したいと考えている人にも向いています。
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