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NURO光10ギガとSo-net光10ギガの比較

NURO光の提供元であるソニーネットワークコミュニケーションズは「So-net光」という光回線サービスも提供しており、どちらも10ギガタイプもあります。

この2つのどちらを選ぶか迷っている人のために、今回はNURO光とSo-net光の10ギガタイプを比較しながら違いを解説する参考にしてください。

使用回線と提供エリアの違い

NURO光とSo-net光では、使用回線に大きな違いがあります。

サービス名 NURO光 10ギガ So-net光 10ギガ
サービスタイプ 独自回線サービス 光コラボレーション
使用回線 ダークファイバー回線 フレッツ光クロスの回線

NURO光は、NTTからダークファイバーを借り受けて、自前の回線設備と組み合わせて提供する独自回線サービスです。

ダークファイバーとは敷設された光ファイバーのうち使用されていなかったもののことで、光信号が通っておらず暗いためにダークファイバーと呼ばれます。

NURO光のユーザーのみが利用できる回線という点が特長です。

 

So-net光は、NTTの10ギガタイプの光回線サービス「フレッツ光クロス」と同じ回線を使うサービスです。

フレッツ光の回線を借り受けてプロバイダーとセットにして提供するサービスモデルを「光コラボレーション」と呼びます。

光コラボの光回線サービスはSo-net光10ギガの他にもたくさんあり、使用回線が同じなのでフレッツ光クロスや光コラボの10ギガタイプの間では工事不要で乗り換えられるというメリットがあります。

 

続いて、各サービスの提供エリアは次のようになっています。

NURO光 10ギガ So-net光 10ギガ
北海道
宮城県・福島県・山形県
東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県
愛知県・静岡県・岐阜県・三重県
大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県
広島県・岡山県
福岡県・佐賀県
北海道
宮城県
東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・栃木県・群馬県
新潟県・長野県
愛知県・静岡県・三重県・岐阜県
大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県・和歌山県
広島県・岡山県
愛媛県
福岡県・佐賀県・熊本県・宮崎県・鹿児島県

So-net光10ギガの提供エリアはフレッツ光クロスと同じです。

都道府県レベルでは提供エリアでも地域によっては提供されてない場所もあるため、自宅が提供エリアにあるのか知らない場合は公式サイトで確認してください。

ここからは、両方のサービスを利用できる人向けに2サービスを比較していきます。

回線工事費の違い

各サービスの基本工事費は下記のようになっています。

NURO光 10ギガ So-net光 10ギガ
44,000円
派遣工事
屋内配線工事あり 29,040円
屋内配線工事なし 14,300円
無派遣工事
3,300円

どちらも戸建てと集合住宅で工事費は同じです。

NURO光は独自回線のため、必ず工事員の派遣がある工事になります。

回線工事は44,000円で、次のように分割払いになっています。

戸建て 
1か月目目 1,230円
2~36か月目 1,222円
集合住宅
1か月目 1,841円
2~24か月目 1,833円

特典により上記の期間中は毎月の分割払いと同額が割引されるため、戸建ては3年、集合住宅は2年利用することで基本工事費は実質無料になります。

ただし、分割払い期間が終わる前に解約すると残りの分割払い額が割引されないため、工事費残債として一括で支払うことになります。

例えば、1年利用して解約した場合の工事費残債は次のようになります。

戸建て 1,222円×24か月=29,328円
集合住宅 1,833円×12か月=21,996円

工事費が高いため短期で解約した場合の自己負担額も大きいです。

 

So-net光の工事費は、新規契約の場合は派遣工事(29,040円)か無派遣工事(3,300円)のどちらかになります。
建物にフレッツ光クロスの回線が導入されていると、NTTの局内工事のみで済む無派遣工事になる場合があります。

フレッツ光や他の光コラボの1ギガタイプからSo-net光10ギガに乗り換える場合は、回線品目変更の工事をすることになり、派遣工事で屋内配線工事ありは29,040円、屋内配線工事なしは14,300円、無派遣工事は3,300円となります。

派遣工事の分割払いは次のようになっています。

屋内配線工事あり
1回目 2,420円
2~23回目 1,210円
屋内配線工事なし
1回目 2,200円
2~23回目 550円

工事日の分割払い期間中に解約すると、工事費残債を一括で支払うことになります。

So-net光は工事費の割引が無いため、新規契約や乗り換えの際に1ギガから10ギガに品目変更する場合は注意しておきましょう。

フレッツ光クロスや他の光コラボの10ギガタイプからの乗り換えなら工事不要なので工事費はかかりません。

どちらも基本工事費は無料にできますが、土日祝日に派遣工事をすると3,300円の追加料金が発生します。

契約期間と解約時の費用

各サービスの契約期間と解約金は次のようになっています。

NURO光 10ギガ So-net光 10ギガ
契約期間 戸建て 3年
集合住宅 無し
無し
解約金 戸建て 4,400円
集合住宅 無し
無し

NURO光の戸建てプラン3年契約で、契約期間中に解約すると契約解除料の4,400円がかかります。

契約満了月と翌月、翌々月の3か月間に解約すると契約解除料はかかりません。
無料で解約できるのが3年ごとなのです。

マンションプランは契約期間が無いため、いつ解約しても契約解除料はかかりません。
マンションやアパートでは契約期間の縛り無しで利用できます。

So-net光も契約期間や解約がありません。
こちらは戸建てと集合住宅のどちらも契約期間の縛り無しです。

 

NURO光の方は、解約した時に光ケーブルや光コンセントなどの回線設備の撤去を希望する場合は撤去費用の11,000円がかかります。

撤去せずに残しておけば費用は発生しませんが、賃貸住宅で貸主に許可を取って回線を引く場合は、退去時の原状回復のために撤去を求められるケースがあるため、撤去が必要かどうかは事前に貸主に確認しておくのが良いでしょう。

初期費用とルーターレンタル

契約事務手数料

各サービスの契約事務手数料は次のようになっています。

NURO光 10ギガ So-net光 10ギガ
契約事務手数料 3,300円 3,500円

So-net光の方が200円高いです。

10ギガ対応ルーターのレンタル料と機種のスペック

どちらも10ギガ対応ルーターのレンタルサービスが用意されています。

レンタル料は、NURO光は無料で、So-net光は月額550円です。

So-net光は特典で利用開始月と翌月の最大2カ月間はレンタル料が無料になります。

ルーターのスペックは次のようになっています。

NURO光 10ギガ
So-net光 10ギガ
メーカー ソニー ZTE NTT
機種 NSD-G3000T ZXHN F2886S ZXHN
F2886Q
XG-100NE
Wi-Fi規格 Wi-Fi6 Wi-Fi6E Wi-Fi6
Wi-Fi最大速度 4.8Gbps
(5GHz)
4.8Gbps(6GHz) 2,4Gbps
(5GHz)
WANポート 10GBASE-T×1
LANポート 10GBASE-T×1
1000BASE-T×3
10GBASE-T×1
1000BASE-T×3

NURO光のレンタルルーターは複数の機種が用意されており、戸建ては機種の指定ができずランダムで送られてきますが、マンションプランではソニー製の機種が送られてきます。

Wi-Fi接続時の最大速度は、NURO光の機種は4.2Gbpsで、So-net光の機種は2.4GHzです。

So-net光でWi-Fi接続時の速度を重視するなら、もっとハイスペックな機種を購入して使う方法があります。
3か月目からレンタル料が毎月550円かかるため、長期利用の予定なら10ギガ対応ルーターを自分で用意した方が良いかもしれません。

NURO光の機種はONUと一体型のルーターで、光コンセントと光コードで接続します。
So-net光はONUとルーターが別々のため、ONUのLANポートとルーターのWANポートをLANケーブルで接続します。

どの機種も最大速度10Gbpsの10GBASE-TのLANポートが1つあります。

開通までのモバイルルーターレンタルサービス

どちらも工事が完了して開通するまでの間に利用できるモバイルルーターのレンタルサービスが用意されています。

NURO光 10ギガ So-net光 10ギガ
①最大2か月無料プラン
使える通信量 3日で10GB
初期費用 2,200円
2か月目まで 無料
3か月目以降 5,148円
受け取り手数料 550円
1か月無料
②データ通信量完全無制限プラン
受け取り手数料 550円
1~31日目 4,950円
32~62日目 159円/日
63日目以降 176円/日

NURO光のレンタルサービスは2つあり、①のプランなら2か月目までは無料で利用できます。
マンションプランは②のプランしか利用できません。

So-net光のレンタルサービスは31日目までは無料で利用できます。
無料期間後も継続利用する場合の料金は公式サイトで確認してください。

月額料金の違い

各サービスの月額料金は次のようになっています。

NURO光 10ギガ So-net光 10ギガ
月額料金 戸建て 5,700円(初月日割り)
集合住宅 4,400円(初月無料)
6,270円

戸建て、集合住宅のどちらでも明らかにNURO光の方が安いです。

特にNURO光マンションプランの月額4,400円というのは、10ギガの光回線として最安級なので、マンションやアパートで10ギガの光回線を使いたい人は注目です。

ただし、後で説明しますが、So-net光10ギガは特典で月額料金が最大12か月間無料になるため、この点も考慮する必要があります。

支払い方法については、WEBサイトからの申し込みの場合、NURO光はクレジットカードのほかにキャリア決済(NTT/au/SoftBank)も選べますが、So-net光はクレジットカードのみです。

キャンペーン特典の違い

最後に各サービスのキャンペーン特典を比較します。

NURO光 10ギガ So-net光 10ギガ
申し込み特典 キャッシュバック
戸建て 60,000円
集合住宅 25,000円
月額料金が最大12か月無料
オプション
申し込み特典
キャッシュバック
NUROでんき:6,000円
NUROガス:2,000円
NURO光でんわ:3,000円
ひかりTV :12,000円
オプションサービス最大6か月無料

NURO光10ギガのキャンペーン特典

申し込み特典のキャッシュバックは、戸建てが60,000円、集合住宅は25,000円です。

利用開始から11か月後に特典の案内メールが届くので、これに従って受け取り手続きをします。

手続き期間の45日を過ぎると、特典は無料となりキャッシュバックは受け取れなくなるので注意しましょう。

なお、このキャッシュバック特典があるのは下記の限定特典ページです。

限定特典ページはこちら ⇒ NURO 光

このほか、オプションサービスを申し込んだ場合は上記のとおり追加のキャッシュバックが受け取れます。

NURO光は、NUROでんきやNUROガスを同時に申し込むと下記のようにNURO光の月額料金が割引されます。

NUROでんき 501円割引
NUROガス 200円割引

両方とも契約すれば合計701円の割引になります。

ただし、NUROガスが利用できるのは東京ガス(都市ガス)の提供エリアのみなので、それ以外の地域に住んでいる人は利用できません。

 

So-net光10ギガのキャンペーン特典

So-net光10ギガは特典で月額料金が最大12か月間は割引されて0円になります。

初月は日割りのため、初月の1日から利用開始した場合に12か月間となります。

月額料金の12か月分は75,240円になり、NURO光の戸建てのキャッシュバック額より多いです。

このため、一定期間だけ利用する場合の総費用は少なくできます。

このほか、セキュリティやサポートなどのオプションサービスも同時に申し込んだ場合は、オプションサービスの月額料金が最大6か月は無料になる特典もあります。

総費用の比較

ここではキャンペーン特典も踏まえた上で2年や3年利用した場合の総費用を比較します。

So-net光は工事費が無料にならず新規契約の場合はNURO光の方がお得なのは明らかなので、ここではフレッツ光クロスや光コラボの10ギガタイプを利用している人が乗り換える場合とします。

So-net光は月額550円のレンタルルーターを利用した場合です。

NURO光の戸建てタイプは初月の月額料金が日割りですが、ここでは1日から利用した場合とします。

NURO光 10ギガ So-net光 10ギガ
解約金 <2年利用>
戸建て 4,400円
集合住宅 0円
<3年利用>
0円
0円
契約事務手数料 3,300円 3,500円
回線工事費 <2年利用>
戸建て 14,664円
集合住宅 0円
<3年利用>
0円
0円
ルーターレンタル料 0円 2年利用 12,100円
3年利用 18,700円
月額料金 戸建て 5,700円
集合住宅 4,400円
6,270円
月額料金合計 2年
戸建て 136,800円
集合住宅 101,200円
3年
戸建て 205,200円
集合住宅 154,000円
2年 75,240円
3年 150,480円
キャンペーン特典 キャッシュバック
戸建て 60,000円
集合住宅 25,000円
月額料金が最大12か月間は無料
実質総費用 <2年利用>
戸建て 99,164円
集合住宅 79,500円
<3年利用>
戸建て 148,500円
集合住宅 132,300円
2年利用 90,840円
3年利用 172,680円

キャッシュバックや料金割引を含めた実質的な総費用は、2年利用なら戸建てではSo-net光の方が少ないですが、それ以外はNURO光の方が少ないことがわかりました。

既に10ギガ対応ルーターを持っているなら、So-net光はルーターレンタル料が無くなるため、集合住宅で2年利用する場合の総費用はSo-net光の方が760円だけ少ないです。

NURO光は解約時に回線設備を撤去すると11,000円の撤去費用がかかるため、賃貸住宅で貸主から許可を取って回線を引く場合は、この費用も考慮しておきましょう。

So-net光は最初の1年間は無料で利用できますが、月額料金が高いため長く利用するほど高コストになります。

また、上記はフレッツ光クロスや10ギガタイプの光コラボから乗り換える場合ですが、新規契約や1ギガタイプから乗り換える場合はSo-net光は回線工事費が加算されるため、さらに高コストになります。

まとめ

NURO光の注意点は次の4つです。

  • 戸建ては3年以内に解約すると解約金がかかる
  • 戸建ては3年、集合住宅は2年以内に解約すると工事費がかかる
  • 回線を撤去すると撤去費用11,000円がかかる
  • キャッシュバックの受け取り時期は1年後

一定期間利用することで回線工事費は無料になり、ルーターは無料レンタルでき、月額料金が安いため、短期利用でなければ魅力が大きい光回線です。

同じところを長く使い続けたいならNURO光がおすすめです。

公式サイトはこちら ⇒ NURO 光

 

So-net光の注意点は次の4つです。

  • 月額料金は高い
  • 回線工事費は無料にならない
  • ルーターは有料レンタル
  • レンタルルーター機種のWi-Fi最大速度が2.4Gbps

フレッツ光クロスか他の光コラボの10ギガタイプからの乗り換えで、10ギガ対応ルーターを持っているなら工事費とルーターレンタル料はかかりません。

月額料金が1年間は無料になるのは魅力的ですが、2年目以降の月額料金が高いことは理解しておきましょう。

公式サイトはこちら ⇒ So-net光10ギガ

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