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ピカラ光とGMOとくとくBB光の比較

光回線のピカラ光とGMOとくとくBB光(GMO光アクセス)のどちらにするか迷っている人のために、この2つを比較して違いをまとめたので参考にしてください。

なお、ここで取り上げるのは1ギガタイプのサービスです。

運営元と使用回線の違い

ピカラ光

ピカラ光ねっとは、四国電力グループのSTNetが提供する光回線です。

NTTのフレッツ光とは異なる独自に敷設した光ファイバー網を使用する四国限定のサービスです。

プロバイダー一体型のサービスなので別途プロバイダー契約をする必要はありません。

ピカラ光

地域限定サービスのため利用者が限られており、通信速度水準が高いことが特長です。

四国電力を利用している人ならピカラ光の料金割引を受けられるほか、貯めた「よんでんポイント」をピカラ光の支払いに使うことができます。

GMOとくとくBB光

GMOとくとくBB光は、NTTのフレッツ光の回線を借り受けてプロバイダーとセットにして提供する光回線サービスです。

GMOとくとくBB光(GMO光アクセス)

このタイプのサービスを「光コラボレーション」と呼びます。

光コラボが利用できるエリアはフレッツ光と同じです。

契約種別は次の3つがあります。

フレッツ光からの乗り換え ⇒ 転用
他社の光コラボからの乗り換え ⇒ 事業者変更
上記以外 ⇒ 新規契約

光コラボの使用回線はフレッツ光と同じものなので、転用や事業者変更をする場合は回線工事が不要です。

光コラボのサービスは、GMOとくとくBB光の他にドコモ光やソフトバンク光、楽天ひかり、ビッグローブ光などたくさんあり、選択肢が豊富で乗り換えがしやすいことが特長です。

GMOとくとくBB光の運営元は、東証プライム市場に上場しているGMOインターネットグループです。
こちらが運営しているプロバイダー「GMOとくとくBB」はプロバイダーとして20年以上の実績があります。

サービス開始当初は「GMO光アクセス」という名称でしたが、現在はプロバイダー名から「GMOとくとくBB光」や略して「とくとくBB光」とも呼ばれています。

回線工事費はどちらも実質無料にできる

各サービスの回線工事費は次のようになっています。

住居タイプ ピカラ光 GMOとくとくBB光
戸建て 24,200円 派遣工事:26,400円
無派遣工事:3,300円
マンション・アパート 派遣工事:25,300円
無派遣工事:3,300円

ピカラ光の工事費は戸建てと集合住宅ともに26,400円となっており、2年以内に解約した場合は以下のように利用月数に応じて工事費の自己負担額が決まる仕組みになっています。

1か月目で解約 ⇒ 24,200円
12か月目で解約 ⇒ 12,540円
23か月目で解約 ⇒ 990円
24か月目以降に解約 ⇒ 0円

このように最初の2年間は利用期間が経過するごとに自己負担額が減少していき、2年利用すれば工事費は無料になるのです。

GMOとくとくBB光の回線工事は工事員の派遣の有無により「派遣工事」と「無派遣工事」があります。

工事費は36回の分割払いになっており、1回の支払額は次のようになっています。

派遣工事(戸建て):26,400円(1回目が990円、2回目から36回目が726円)

派遣工事(集合住宅):25,300円(1回目が1,045円、2回目から36回目が693円)

無派遣工事:3,300円(1回目が220円、2回目から36回目が88円)

36か月間は工事費の分割払いの金額を月額料金に上乗せしたうえで同額が特典で割引されるため、3年利用することで基本工事費は実質無料になります。

ただし36か月未満で解約すると残りの分割払い額(工事費残債)を一括で支払うことになるため注意しましょう。

例えば、派遣工事をして2年利用後に解約した場合、残り12回分の支払いが残っているので工事費残債額は次のようになります。

戸建て 726円×12回=8,712円
集合住宅 693円×12回=8,316円

工事費が無料になるまでの利用期間はピカラ光は2年ですが、GMOとくとくBB光は3年です。

ただ、光コラボは賃貸住宅などで建物にフレッツ光の回線設備が導入されていると、NTTの施設側の工事のみで済む無派遣工事になるケースがあり、工事費は3,300円となります。
これなら仮に3年未満で解約して自己負担額が発生しても、それほど大きな金額ではないでしょう。

開通までの期間目安

申し込んでから回線工事が完了して使えるようになるまでの期間の目安は次のようになっています。

ピカラ光 GMOとくとくBB光
開通時期目安 約1か月 早くて2~3週間

ピカラ光の開通の流れは次のようになっています。

申し込み ⇒ 宅内調査 ⇒ 開通に必要な各種申請 ⇒ 回線工事 ⇒ 利用開始

工事内容や申請手続きによっては1か月以上かかる場合があり、集合住宅の場合はオーナーや管理組合との交渉が必要になるため、さらに日数を要することもあるようです。

GMOとくとくBBは最短の場合なら2週間で開通できるケースもありますが、設備状況や時期によっては1~2か月以上先になる場合もあるようです。

どちらにしても、入学や就職などで新生活が始まる3月~4月にかけては光回線を申し込む人が増えて混み合うため、この時期は早めに申し込んだ方が良いです。

契約期間と解約時の費用の違い

契約期間と解約時の費用は次のようになっています。

ピカラ光 GMOとくとくBB光
契約期間 2年 3年
解約金 月額料金1か月分 無料
回線撤去費用 5,500円~11,000円 無料

ピカラ光は通常料金の場合は最低利用期間が2年間ですが、長期割引制度を受ける場合は2年契約(自動更新)となり、2年ごとにある更新月から翌々月にかけての3か月以外に解約すると長期割引制度の解約手数料として月額料金1か月分がかかります。

通常料金は高いため2年契約(自動更新)にして利用した方がお得です。

GMO光アクセスの契約期間は3年ですが、契約期間中の解約でも解約金はかかりません。
いつでも無料で解約できるため、契約期間に縛られることなく利用できます。

 

ピカラ光の方は解約後に回線設備を撤去する場合は費用がかかります。

屋内側の光ケーブルのみ撤去する場合は5,500円で、電柱から建物までの光ケーブルも含めて全撤去する場合は11,000円です。

賃貸住宅で貸主に許可を取って新規で回線を引く場合は、退去時の原状回復義務により回線設備の撤去を求められる可能性もあるため、撤去が必要かどうか予め確認しておくのが良いでしょう。

ピカラ光とGMO光アクセスの料金比較

初期費用

ここでは初期費用を比較します。

ピカラ光 GMOとくとくBB光
契約事務手数料 2,200円
キャンペーンで無料
3,300円
WiFiルーターレンタル料 月額 660円
⇒光電話とセットで無料
無料
3年利用でプレゼント
回線開通までの
モバイルルーター
レンタルサービス
無料 契約事務手数料 3,300円
月額 4,950円

ピカラ光の契約事務手数料はキャンペーン特典で無料になります。

ルーターのレンタル料は、ピカラ光は月額660円ですがオプションサービスの光電話も契約すると無料になります。
光でんわの月額利用料は550円なので、こちらを契約した方が安いです。

GMOとくとくBB光のルーターは無料でレンタルできるうえに3年利用するとプレゼントされるため返却不要となります。

 

どちらも開通するまでの間に家のネット回線が無いと困る人向けにモバイルルーターのレンタルサービスが用意されています。
これは携帯キャリアのモバイル回線を使ってインターネットを利用できるサービスです。

ピカラ光は販売代理店のサービスで無料レンタルができ、月間で利用できる通信量は50GBまでです。
利用したい人は申し込み後の確認の電話がかかってきたときに、担当オペレーターにレンタルサービス利用の希望を伝えておくことを忘れないようにしましょう。

GMOとくとくBB光のレンタルサービスは契約事務手数料がかかり月額料金は無料ではありません。

月額料金

続いて月額料金を比較します。

ピカラ光の通常料金は戸建てが5,720円、集合住宅が4,400円ですが、下記の表内では長期割引制度で安くなっている4つの料金コースを比較対象としています。

ピカラ光 GMOとくとくBB光
戸建て でんきといっしょ割コース 
4,620円
ステップ2コース
1~2年目 4,950円
3~4年目 4,860円
5~6年目 4,730円
7年目以降 4,620円


フラットコース
5,940円
フラットでんき割コース
5,830円

4,818円
マンション
アパート
でんきといっしょ割コース 
3,520円
ステップ2コース
1~4年目 3,740円
5年目以降 3,608円


フラットコース
4,620円
フラットでんき割コース
4,510円

3,773円

ピカラ光の4コースについて説明します。

でんきといっしょ割コース・ステップ2コース

でんきといっしょ割コースは、四国電力の「おトクeプラン」、「でんかeプラン」または「でんかeマンションプラン」を利用している人が契約できます。
四国電力の電気とセットで契約することで安い料金でピカラ光を利用できるコースです。

四国電力の対象プランを利用してない人にはステップ2コースがあります。
こちらは利用期間ごとに料金が引き下げられていき、最終的な料金は戸建てタイプは7年目以降から4,620円、マンションタイプは5年目以降から3,608円になります。
マンションタイプは5年目以降の料金でも「でんきといっしょ割コース」より少し高いです。

このことからピカラ光は四国電力の電気とセットで利用するのがお得なサービスといえます。

でんきといっしょ割コースとステップ2コースの料金は、どちらもGMOとくとくBB光より安いです。

ただし、WiFiルーターをレンタルする場合は、月額660円のレンタル料を支払うか月額550円の光電話も契約してレンタル料を無料にすることになるため、少なくとも550円の追加費用がかかります。
GMOとくとくBB光のWiFiルーターは無料レンタルできます。

とくとくBB光の光電話の月額料金も550円なので、家の固定電話として光電話を利用するつもりならピカラ光の方が低コストですが、光電話は一切使わないという人がピカラ光でルーターのレンタルをするとGMOとくとくBB光より高コストなります。

フラットコース・フラットでんき割コース

ピカラ光はauやUQモバイルのスマホとのセット割に対応しているため、auやUQモバイルのユーザーがピカラ光を契約するとスマホの月額料金が契約プランに応じて下記のように割引されます。

auスマートバリュー:550円~1,100円割引
UQモバイル自宅セット割:638円~1,100円割引

フラットコースとフラットでんき割コースは、auやUQモバイルとのセット割を受ける人のためのコースで、フラットでんき割コースは四国電力の対象料金プランも利用している人が契約できます。

上記の表のフラットコースとフラットでんき割コースの料金は光電話の月額550円込みの金額です。
これはauやUQモバイルとのセット割を適用させるには光電話の契約も必要だからです。

金額だけ見るとGMOとくとくBB光より高いですが、セット割でauやUQモバイルのスマホ料金が割引された分を差し引くと実質的にはピカラ光の方が安いケースがあります。

auやUQモバイルのセット割は、家族も含めて最大10回線まで割引できるためです。

例えば、自分と家族の一人がスマホで1,100円割引対象のプランを利用している場合は合計で2,200円の割引となり、スマホと光回線の月額料金を合計した通信費ではピカラ光の方が安くなります。

逆に、セット割を適用できるのが自分一人だけでスマホの料金プランの割引額が550円の場合ではフラットコースやフラットでんき割コースではあまり安くなりません。

auやUQモバイルを利用している人は、自分や家族のスマホの割引額や割引対象になる人数を把握したうえで利用するコースを選びましょう。

auスマートバリューの割引対象プランの解説はこちら

UQモバイル自宅セット割の割引対象プランの解説はこちら

支払い方法

ピカラ光はクレジットカードのほか口座振替でも支払えます。

GMOとくとくBB光の支払い方法はクレジットカードのみです。

このため口座振替で支払いたい人はGMOとくとくBB光を利用できません。

キャンペーン特典の違い

ここではキャンペーン特典を比較します。

ピカラ光は正規代理店(株)NEXTの特典です。

ピカラ光 GMOとくとくBB光
申し込み特典 キャッシュバック
30,000円
キャッシュバック
20,000円
他社の解約金還元特典 キャッシュバック
最大60,000円

ピカラ光のキャンペーン特典

ピカラ光の申し込み特典は、公式サイトでは25,000円分の商品券かデジタルギフトのプレゼントを実施しています。

しかし、販売代理店では光電話も契約する場合は30,000円の現金キャッシュバック特典があるため、光電話も利用するなら代理店サイトで申し込んだ方がお得です。

特典の受け取り手続きは、代理店のサイトでのピカラ光を申し込んだ後の確認電話のときにキャッシュバックの振込先口座を聞かれるので、この時に口座情報を使えるだけです。
電話が不都合なら後日SMSによる口座情報の登録も可能です。

キャッシュバックは最短で開通月の翌月の月末日に指定口座に振り込まれます。

なお、この特典はピカラ光を8ヶ月以上継続して利用することが条件です。
8か月未満で解約した場合はキャンペーン違約金としてキャッシュバック金額と同額が請求されるので注意してください。


GMOとくとくBB光のキャンペーン特典

申し込みキャッシュバック

申し込み者には20,000円のキャッシュバック特典が用意されています。

受け取り時期は約1年後なので、それまでに解約すると受け取りはできません。

また、特典の案内メールが来た月の翌月末が受け取り口座の登録期限なので注意してください。

 

他社の解約金還元キャッシュバック

他社のインターネット回線からGMOとくとくBB光へ乗り換えるときに解約金が発生する場合は、乗り換え特典として最大60,000円まで還元してもらえます。

解約金は、解約違約金(契約解除料)、回線工事費残債、端末代金残債、回線撤去費用などの費用です。

他の光回線やホームルーター、モバイルWiFiサービスからの乗り換える人は解約金が発生しないか確認しておきましょう。

まとめ

最後にピカラ光とGMOとくとくBB光の違いをまとめたので再確認してください。

ピカラ光
GMOとくとくBB光
使用回線 独自回線 フレッツ光の回線
契約期間
中途解約時の解約金
2年(長期割引適用の場合)
月額料金1か月分
3年
無料
回線撤去費用 5,500円~11,000円 無料
WiFiルーターレンタル料 660円
光電話とセットで無料
無料
3年利用でプレゼント
回線工事費 24,200円
⇒2年利用で実質無料
派遣工事
戸建て:26,400円
集合住宅:25,300円
⇒3年利用で実質無料
無派遣工事
3,300円
⇒3年利用で実質無料
開通時期目安 約1か月 早くて2~3週間
月額料金(戸建て) でんきといっしょ割コース 
4,620円
ステップ2コース
1~2年目 4,950円
3~4年目 4,860円
5~6年目 4,730円
7年目以降 4,620円


フラットコース
5,940円
フラットでんき割コース
5,830円

4,818円
月額料金(集合住宅) でんきといっしょ割コース 
3,520円
ステップ2コース
1~4年目 3,740円
5年目以降 3,608円


フラットコース
4,620円
フラットでんき割コース
4,510円

3,773円
支払い方法 クレジットカード
口座振替
クレジットカード
キャンペーン特典 申し込みで30,000円のキャッシュバック
申し込みで20,000円キャッシュバック
他社の解約金を最大6万円までキャッシュバック

au・UQモバイルのセット割を受ける場合、割引対象者が自分一人だけで割引額が小さい場合を除けばピカラ光の方が通信費を安くできます。

au・UQモバイルのユーザー以外は、レンタルルーターを利用しない場合や光電話を使う場合はピカラ光の方が安いですが、光電話は不要でレンタルルーターは利用したい場合はGMOとくとくBB光の方が安いです。

こんな人にはピカラ光がおすすめ

  • 自分や家族がauやUQモバイルのスマホを使っている
  • 四国電力の割引対象プランを利用している
  • 光電話を使いたい
  • クレジットカードを持ってない

 申し込み窓口はこちら ⇒ ピカラ光

こんな人にはGMOとくとくBB光がおすすめ

  • 契約期間に縛られずに利用したい
  • 光電話は使わない
  • 乗り換える際に他社回線の高額な解約金が発生する
  • 将来は別の光コラボに乗り換えるかもしれない

公式サイトはこちら ⇒ GMOとくとくBB光

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