So-net光 Sは、このプラン専用に設計された帯域で通信し、夜間に混雑したときは速度が低下することがあるという条件になっています。
その代わりに月額料金は一般的な1ギガタイプの光回線より安く設定されているため、通信速度は重視してない人なら利用したいと考えるのではないでしょうか。
今回は、So-net光 Sプランを利用して速度測定をした結果を紹介するので参考にしてください。
So-net光 Sの速度
So-net光 Sで速度が低下するのは夜の7時から0時の時間帯となっています。
そこで、夜間とそれ以外の時間帯を比べるために速度測定は以下の時間帯に行いました。
19時台・20時台・21時台・22時台・23時台・0時台
左側が下り速度、右側が上り速度で、赤枠の部分が速度が低下する19時台から23時台です。
18時台までは下り・上り共に300Mbps以上の速度が出ていますが、19時以降は下り速度が低下し始め、最終的には50Mbps未満の水準で推移していました。
上り速度は時間帯によっては300Mbpsを割っていますが、下りのように大幅には低下していません。
他の日にも何度か測定をしましたが上りは概ね300Mbps以上の速度が出ていました。
0時を過ぎると速度は300Mbps以上に戻っていました。
速度低下時の使用感
速度が低下している時間帯でもWEBサイトを見ることは問題なくできました。
ただ、混雑して速度が大幅に低下したのか画像の多いサイトでは表示が遅いと感じる時もあったので、少しでも表示がもたつくのを気にする人だと不満を持つかもしれません。
YouTubeの動画については、画質がフルHD(1080p)では再生途中に読み込み状態になり止まることが何度もありましたが、HD(720p)では途中で止まることなく視聴できました。
このため、いつもSD(480p)までの画質でYouTubeの動画を見ているならSo-net光Sでも大丈夫でしょう。
さくさくスイッチワンデーを使用した場合
So-net光 Sにはオプションサービスの「さくさくスイッチ(ワンデー)」(1回220円)が用意されており、 これを追加すると翌日は高速帯域のネットワークで通信することができます。
さくさくスイッチワンデーを追加して使った日に速度測定した結果がこちら↓
19時以降から23時台まで時間帯も速度は低下せず300Mbps以上の速度が出ていました。
普段は夜間に速度が遅くなっても構わなくても、特定の日に夜間の高速通信が必要になった場合にこのオプションは役立ちます。
さくさくスイッチワンデーは利用する日の前日にマイページで申し込む必要があるので注意してください。
So-net光 M・Lの速度
So-net光は利用中に無料でプラン変更ができるのが特長です。
So-net光 L:常時高速帯域で通信できるプラン
So-net光SからMやLにプラン変更して速度測定した結果を以下で紹介します。
左側がMで右側がLです。

So-net光 M 速度

So-net光 L 速度
どちらも1日を通して300Mbps以上の速度が出ていました。
ソネット光MとLでは、それほど大きな違いはありませんでしたが、Lは上り速度で350Mbps以上が出ていることが多かったのでMより速度水準は少し高いようです。
他の日にも何度か測定しましたが、SやMと比べるとLは下りも上りも安定して高い測定値が出る印象を持ちました。
速度測定は使用する機器によっても結果は違ってくるため、高性能なルーターやPCで測定すればもっと高い数値が出ると考えられます。
まとめ
So-net光Sは夜の7時から深夜0時にかけて下り速度がはっきりと低下していました。
この時間帯でも高速でなくても良い用途なら利用できますが、快適さを求める人には向いていません。
特定の日だけ夜間に高速通信したい場合は、1回220円の「さくさくスイッチ(ワンデー)」を使う方法もあります。
下り速度が低下する時間帯でも上り速度は低下していなかったので、この時間帯にファイルのアップロードすることがあっても問題ないです。
夜間以外の時間帯では一般的な1ギガの光回線と同じ速度水準で利用できます。
以上からSo-net光 Sは、主に昼間や深夜に利用したり、夜間は速度が重要な用途で使わない人なら低コストで利用できるメリットがある光回線といえます。
So-net光 S/M/Lの速度条件については公式サイトの説明をよく確認してください。
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