WX05には2.4GHzのWiFiで使用するチャネルの混み具合がわかり別のチャネルに変更もできる「Wi-Fiチャネル使用状況」という機能があります。
使っている2.4GHzのチャネルを周辺の他の人も使っていて混雑していると速度に影響が出るそうですが、この機能では1chと6chと11chの3つの中からチャネルを選択することができるため、できるだけ混雑を避けて空いているところを使うことができます。
例えばある日のWiFiチャネル使用状況はこんな感じでした。
このときのように最も空いているチャネルが選択されているときもあればそうでないときもありますが、どちらかというと空いてるチャネルが選択されていることが多い印象です。
2.4GHzWiFiでチャンネルごとで速度は違うか
上の画像のように最初に1chを選択した状態で3回速度測定した後、下の画像のように11chに切り替えて同様に3回測定しました。
測定結果がこちらです。
PINGも含めて3回測定したうちの中央値がこちら。
下り速度 (Mbps) |
上り速度 (Mbps) |
PING (ms) |
|
1ch | 5.76 | 5.50 | 31 |
11ch | 5.03 | 4.73 | 40 |
こうして見ると、ほんの僅かな違いですがチャネルの空きが多い1chの方が下り・上りの速度が速くPING値も低いことがわかります。いずれの平均値でも1chの方が良い数値でした。
今回は1chと11chの空き状況の違いが4目盛り程度でしたが、もっと違いが大きければ速度にも差が出たと考えられます。
ただ、別の時の測定では最も混雑しているチャネルのときの方が最も空いているチャネルのときより速度が上だったこともありました。チャネルの設定をしてから速度測定をスタートするまでの間に混雑レベルが低下したり、WiMAXの電波受信レベルが少し上がったことが原因と考えられます。
混雑状況とWiMAX電波の受信レベルが常に一定の環境下で測定しないと厳密な比較はできませんが、仮に混雑レベルが10のときと1のときで測定して速度に違いがあっても体感速度では違いは感じないでしょう。
Wi-Fiチャネル使用状況の画面にも表示されてますが、チャネルを変更してもパフォーマンスが向上しないことがあるため、期待しすぎない方が良いかと思います。
例えば自宅ではいつも特定のチャネルが混んでいるといったケースではそれを避けて別のチャネルに設定できるのである程度のメリットはあるでしょう。
WX05でWi-Fi情報メニューが消えていた
今回の速度測定をする前のことですが、WX05の「情報」のメニューにあるはずの「Wi-Fi情報」の項目が無くなっており、「Wi-Fiチャネル使用状況」の画面が見れなくなっていました。
前までは「端末情報」の下に「Wi-Fi情報」があったのに何故か消えていました。
あれこれ探しても他に「Wi-Fiチャネル使用状況」を表示する手立てが見つからなかったため端末を初期化することにしました。
初期化メニューまでのルートはホーム画面の「設定」⇒「メンテナンス」⇒「初期化」です。
「初期化」を押した後はあとはメッセージに従って進むだけです。
初期化の後「情報」メニューを確認したら「Wi-Fi情報」が復活していました。
なぜ消えたのか原因はよくわかりません。
普段あまり使っていない機能なので特に困らないのですが、前まで表示されていたものが急に消えてしまうのは気になります。