楽天モバイルとWiMAXを比較した結果

固定回線代わりに利用されているモバイル通信サービスとしてはWiMAXが有名ですが、契約期間が3年縛りなどのデメリットもあるため他の選択肢を探している人もいるでしょう。

そんな人は今年4月に第4の携帯キャリアとしてサービスを開始した楽天モバイルは注目ですよ。

なぜというと、楽天モバイルは楽天の回線エリアならデータ通信の容量無制限となっているからです。

楽天モバイルのスマホのテザリングで他のスマホやタブレット、PCなどを接続してインターネットを利用することが可能です。

しかも楽天モバイルの料金は月額2,980円(税抜)でWiMAXより安いです。

さらに、WiMAXはデータ通信専用のサービスですが、楽天モバイルは携帯キャリアのため通話も可能で、アプリのRakuten Linkから発信すれば通話料は無料になるため、通話料込みで月額2,980円という料金はかなりお得です。

この記事では、固定回線の代わりと利用する前提で楽天モバイルとWiMAXを比較し違いをまとめるので参考にしてください。

WiMAXは多くのプロバイダーから提供されていますが、ここでは人気があるプロバイダーのGMOとくとくBBのWiMAX(月額割引キャンペーン)のギガ放題プラン比較対象とします。

楽天モバイルは「Rakuten UN-LIMIT V」の単一プランです。

使えるエリアと月間容量

楽天モバイルの対応エリアと月間容量

楽天モバイルは楽天が設置した基地局の電波を利用する「楽天回線エリア」とauの基地局の電波を利用する「パートナー回線エリア」の2つがあります。

容量無制限で利用できるのは楽天回線エリアのみで、auのパートナー回線エリアは月間5GBまで高速通信で、5GBを超えると速度が最大1Mbpsに制限されますが容量は無制限です。

また、楽天回線は容量無制限で使い放題としていますが、サイトの説明上で「公平にサービスを提供するため通信速度の制御を行うことあり」という注意書きがあり、ネット上の利用者の口コミによると1日10GB使うと制限されるようです。
仮に1日10GBでも月間300GBになるので、ほとんどの人にとっては十分な容量でしょう。家族で共有するならともかく一人だと1日10GB使いきるのも大変だと思います。

現時点で楽天回線エリアは都道府県庁所在地が中心ですが、今後それ以外の主な都市でも対応予定で、2021年の夏頃までに人口カバー率96%を達成する見込みらしいです。

WiMAXの対応エリアと使える月間容量

WiMAXの回線「WiMAX2+」の対応エリアは全国に広がっており主要都市の人口カバー率は99%以上になっています。

このためWiMAXは全国のほとんどのエリアで利用できますが、山間地では未対応のエリアもあり一部の地下や建物の奥の方では電波が届きにくい場所もあります。

しかし、HS+Aモードにすることで月間7GBまではauの回線が使えるので、外出時にWiMAXが圏外の場所に行ったときでもau回線のHS+Aモードでしのぐことができます。

WiMAXの通信モードは以下の2種類あるのです。

HSモード:WiMAX2+回線で容量無制限
HS+Aモード:auの4G LTE回線も使えるが容量は月間7GBまで

WiMAXも月間容量無制限ですがこちらは下記のように明確な制限条件が設けられています。

HSとHS+Aの両モード合わせて3日間の通信量合計が10GBを超えると翌日の18時から次の日の2時ごろまで速度が最大1Mbpsに制限

3日で10GB制限に引っ掛からないようにギリギリまで使うとなると月間100GB弱になりますが、制限されるのは夜間の8時間程の時間帯に限定されているため、この時間帯以外にばかり使う人なら速度制限のことを気にせず容量無制限で利用できます。

また、制限後の速度は最大1Mbpsなので快適とは言えませんがWEBサイト閲覧やメール、SNS、標準画質の動画視聴くらいなら利用できます。

注意点は、au回線が使えるHS+Aモードは使用量が月間7GBを超えるとHSモード共に月末まで速度が128kbpsに制限されることです。この速度だと遅すぎて使い物にならないため注意が必要です。

基本はHSモードで使い、WiMAX回線が圏外の場所電波が極端に弱い場所のときだけHS+Aモードに切り替えて使うのが良いでしょう。

使えるエリアと月間容量まとめ

自宅が楽天回線エリアになっているか近いうちに対応予定なら楽天モバイルが良いと思います。

仮に1日10GB制限があったとしても3日で10GBのWiMAXより条件が良いからです。

逆に2021年以降も楽天回線に対応予定になってないエリアに住んでいる人は、パートナー回線で月間5GBまで使えて5GB超過後も最大1Mbpsの速度で容量無制限で使えるという条件でも良ければ楽天モバイルを選ぶのもありですが、高速通信が月間5GBでは足りないならWiMAXの方が良いでしょう。

楽天モバイルの対応予定エリアを確認する⇒楽天モバイル

契約期間と料金、その他の費用

ここからはサービス条件について比較します。

契約期間と解約金(契約解除料)

楽天モバイルは契約期間の縛りは無く解約金も無いため、いつでも無料で解約ができます。

WiMAX(GMOとくとくBB)は3年契約となっており契約期間中に解約すると期間ごとに以下の解約金がかかります。

1か月目~12か月目まで:19,000円
13か月目~24か月目まで:14,000円
26か月目以降:9,500円
更新月:0円

WiMAXは3年ごとにある更新月のみ無料で解約できるようになっています。

固定回線と違いモバイルルーターは工事不要のため引っ越すことになっても使い続けられますが、他のサービスに乗り換えたくなった場合のことを考えると3年縛りは不便です。

契約期間の縛りという点では明らかに楽天モバイルの方が魅力的です。

契約事務手数料と月額料金

初期費用としてどちらも契約時の事務手数料3,000円(税抜)がかかりますが、楽天モバイルの方はキャンペーンで事務手数料相当額が楽天ポイントがプレゼントされるため実質無料です。

月額料金は、楽天モバイルは2,980円(税抜)です。

WiMAX(GMOとくとくBB)は以下のようになっています。

1~2か月目:2,590円
3~24か月目:3,344円
25か月目以降:4,263円

最初の2年間は割引された料金になってますが、楽天モバイルより安いのは最初の2か月間だけです。

以上より初期費用や月額料金という点でも楽天モバイルの方が安くて魅力があります。

さらに、楽天モバイルはすごいキャンペーンをやっています。

契約者の先着300万人までは契約後1年間は月額料金が無料で利用できるのです。
データ容量無制限&通話料無料に加えて月額料金が1年間無料というのは気前が良すぎますが、後発の携帯キャリアとして今はとにかくユーザー数を増やしたいからなのでしょう。

6月には100万人を突破したらしいので、利用するつもりなら残り200万人の枠が無くらないうちに申し込みをした方が良いです。

端末代

GMOとくとくBBのWiMAXは端末代は無料で、モバイルルーターとホームルーターから機種を選べます。

楽天モバイルは、回線契約時に同時にスマートフォンを購入するほか、既に持っているスマホが楽天モバイルに対応している機種ならSIMのみを契約することができます。

スマホの同時購入の場合は端末代がかかりますが、キャンペーンにより一部の機種は高額な楽天ポイントが還元されて安くなったり、オンライン申し込みによる3000ポイントのプレゼントも合わせると実質無料にできます。

端末代が格安又は実質無料になる機種は以下です。

機種名 価格(税込) 還元ポイント数 実質負担額
Galaxy A7 25,980円 15,000円相当 3,700円
AQUOS sense3 lite 25,980円 20,000円相当 5,980円
OPPO A5 2020 22,020円 20,000円相当 2,020円
Rakuten Mini 18,700円 15,700円相当 3,000円
arrows RX 20,000円 19,999円相当 1円

このうち、OPPO A5 2020とRakuten Mini、arrows RXはオンライン申し込みの3,000ポイントプレゼントにより端末代は実質無料になります。

Rakuten Miniは画面が小さいのでメインのスマホにするのは厳しいですが小型のモバイルルーターとして活用できます。
下の画像はWiMAXの端末WX05とRakuten Miniです。

WX05とRakutenMiniのサイズ比較

Rakuten Miniの方が一回り小さくて薄く、重さも軽いです。

他の機種はスタンダードなサイズなので、メインのスマホとモバイルルーターの両方を兼ねられます。

端末代という点では、楽天モバイルで価格の高い機種を購入する場合は費用が掛かりますが、キャンペーンの高額ポイント還元対象の機種を購入すれば低価格か無料にすることができるため、WiMAXに比べて不利でありません。

ただ、WiMAXにはコンセントに差して使うホームルーターの端末もあるため、自宅で据え置き型のホームルーターを使いたい場合はWiMAXになります。

楽天モバイルとWiMAXの速度

通信速度については使う場所の電波の強さに左右されますが、参考までに私の場合を書きます。

まず楽天モバイルですが、自宅は楽天回線エリア外なのでパートナー回線(au)になり、速度はだいたい平均して下り5Mbps程度です。

楽天モバイル速度測定 パートナー回線

外出時に楽天回線エリアに行って速度測定したところ下り30Mbps、上り10Mbp台は出ていました。

楽天モバイル速度測定 楽天回線

少し離れた場所でパートナー回線になったときに測定したら5Mbpsくらいだったので、楽天回線の方が高速という印象を受けます。

WiMAXはこれまで使ってきて自宅では速いときで下り10Mbps~20Mbps台です。
外出時に都市部で測定したときは最も速い場合で下り60Mbps台でした。

WiMAXは電波が強い場所で実力を発揮できれば高速ですが、建物の奥の方になると電波が弱まり遅くなることがよくあります。

関連記事:WiMAXの速度測定

まとめ

使えるエリアは、楽天モバイルの容量無制限で使える楽天回線エリアはまだ限られていますが今後拡大予定です。
WiMAXは山間部を除き全国のほとんどのエリアに対応しています。

月間容量は、楽天モバイルの楽天回線エリアは容量無制限ですが1日10GBで制限されるとの情報もあります。
WiMAXは容量無制限ですが3日で10GB以上使うと翌日夜間に制限されるため夜にネットをたくさん使うことが多い人には不便かもしれません。逆に昼間ばかりに使う人なら速度制限を気にせず容量無制限で利用できます。

契約期間は、楽天モバイルは契約期間の縛りが無いのに対してWiMAX(GMOとくとくBB)は3年契約で中途解約の場合は解約金がかかります。

料金については、楽天モバイルが月額2,980円で、今なら先着300万人までは1年間無料で利用できます。
WiMAX(GMOとくとくBB)は割引された最初の2か月間の料金を除いて楽天モバイルの月額料金より高いです。
WiMAXは契約事務手数料の3,000円かかりますが、楽天モバイルはキャンペーンのポイント還元により実質無料です。

端末代はWiMAXは無料で、楽天モバイルはスマホをセットで申し込むなら端末代はかかります。
しかし、キャンペーンにより一部の機種は高額ポイント還元されるため実質負担額は格安か無料にできます。

速度については、どちらも電波が十分に届いている場所なら下りで数十Mbpsは出るので、光回線並みの速度を求めない人なら自宅の固定回線に変わりに使うことは可能です。

楽天モバイルは通話料込みの月額料金という点も踏まえると、1年間の無料期間が終わった後もお得な料金と言えます。
今ならキャンペーンで契約事務手数料と端末代も実質無料にできるので、自宅が楽天回線エリアになっている人の場合はWiMAXより魅力が大きいと思います。

楽天モバイルの詳細・申し込みページはこちら⇒楽天モバイル

 

当面の間は自宅が楽天回線エリアにならない地域に住んでいる場合や端末はホームルーターを使いたい場合はWiMAXの方が良いでしょう。

WiMAXのプロバイダー比較はこちら⇒WiMAXおすすめプロバイダー比較