モバイルWiFiルーターのメリットはコンパクトサイズで持ち運べることなので、外出先でインターネットを利用するときに使われるケースも多いです。
このため、床や地面に落とし故障させたり、どこかに置き忘れて紛失するリスクは据え置き型ルーターよりも高いです。
壊したり無くした場合の損失と補償
レンタルWiFiでは、借り物のモバイルWiFiルーターを故障させたり紛失や盗難で無くした場合は、弁済金を支払うことになります。
レンタルではなく通常のWiMAXやPocketWiFiであっても契約期間中に利用を継続するためには新しい端末代を支払うことになり、解約する場合は中途解約の違約金が必要だったり、端末代金を分割払いにしている場合は残り分の支払いをしなくてはなりません。
どちらにしても、端末を故障させたり無くしたりすることは金銭的な損失を被り、手続きに時間を取られることで余計な時間を費やすことになります。それに、インターネットを仕事で使っている場合は、しばらくネットが使えなくなることで機会損失が発生することもあるでしょう。
補償サービスが用意されている
レンタルWiFiや通常のWiMAX、PocketWiFiの提供業者には、オプションで端末の補償サービスを用意しているところもあり、月額利用料に追加料金を加えることで、端末の故障や紛失・盗難のときに備えることができます。
ただ、ユーザーの費用負担がゼロ円の場合と費用負担額は減額されるものの一定の金額は支払わなければならない場合があるので、利用する業者の補償サービスをしっかりと理解してオプションを付けるかどうかを判断しましょう。
また、レンタルWiFiの業者やWiMAXのプロバイダーには紛失した時の補償サービスが用意されていないところもあるので、そうした業者の場合は端末を無くさないよう注意しながら使用する必要があります。
端末の落下故障や破損、紛失を予防する方法
補償サービスが用意されていても、必要性を感じなかったり追加料金がもったいないので使いたくないという人も中に入るでしょう。これについては人それぞれの考え方しだいです。
ここからは端末の故障や破損、紛失を予防する対策をいくつか紹介します。
傷や強い衝撃を防ぐ
端末を硬い床や地面に落として強い衝撃を与えることは故障や破損の大きな原因になります。
いくら注意して使っているつもりでも、絶対に落とさないようにするのは無理なので、落としても大丈夫なようにしておいた方が良いです。
液晶画面保護フィルムを貼る
液晶画面に保護フィルムを貼ることで傷がついたりひびが入るのを防ぐことができます。
スマホ同様にモバイルWiFiルーターも機種ごとに専用の液晶画面保護フィルムが発売されていますが、なるべく安く済ませたいなら、100円ショップでPC用の液晶保護フィルムを買ってそれをWiFiルーターの画面サイズにカットして使う方法があります。
専用のカバー・ケースを使う
ルーターの機種ごとに専用のカバー(ケース)が発売されています。
これを付けることによって本体に傷がつくのを防いだり、落とした時の衝撃をやわらげて故障する可能性を低くできます。
カバーの素材は革製のものが多く中には液晶画面保護フィルムが付属している製品もあります。
人気の機種だとTPU(熱可塑性ポリウレタン)というプラスチックの一種を使ったものも発売されており、レザー製カバーよりこちら方が値段は安いです。
クッション素材のポーチなどを使う
レンタルWiFiの場合は、短期間の利用のために専用カバーを買うのはもったいないと思う人もいるかもしれません。
そんな場合は100均ショップでクッション性のある小型のポーチ、デジカメケースなどの入れ物を探してみると良いでしょう。
ただ、この方法だと持ち運び中は落下による衝撃から保護できますが、使うときに外に出してしまうと保護されません。徹底するなら家でも外出時でも常に中に入れたまま使うのが良いかと思います。
カバー・ケースを自作する
ハンドメイドができる人は革やプラスチックなどの素材を用意してカバー・ケースを自作するのも一つの方法です。
デザインを自分の好みに合わせて作れるうえに、既製品を買うよりも費用を抑えることも可能です。
紛失を防ぐ
物を無くすことが多い人は、なぜ無くすことが多いのかをよく考えてみて日ごろの行動の習慣から改めていくべきでしょう。
物を無くすことは滅多にない人であっても、ミスが発生するのを完全に防ぐことはできないため、紛失する可能性をできるだけ低くする対策をとっておくことが大切です。
自宅の場合
家の中でモバイルWiFiルーターの置く場所を決めておき、必ずそこに置くようにしておけば、そう簡単に無くすことはないはずです。
広い家だと電波が届かない、弱いといった理由でモバイルWiFiルーターを移動させて使うケースもあるかもしれませんが、その場合でも各部屋でルーターの置き場所を決めておくのが良いでしょう。
外出先の場合
外出時では、どこかに落として紛失するリスクと置き忘れのリスクがあります。
特に、急いでいるときや慌てているとき、考え事をしているとき、お酒を飲んだ後などで注意力が低下していると置き忘れが発生しやすいです。
ポケットに入れたまま使えば安全だが、、、
一番良いのはWiFiルーターをテーブル等に置いたりせず、常にポケットの中にいれたまま使うことです。バッグに入れておく方法もありますがバッグごと無くしてしまう可能性もあるため身に着けておく方が安全です。
テーブルの上に置いたりせずポケットの中に入れたまま使うことで使用中に誤って落してしまうリスクも減らせます。
ただ、端末を使用していると熱を出して熱くなったり電磁波の影響もあるかもしれないので、長時間身に着けたまま使うのはおすすめしません。
紛失防止タグを使う
そんなに小さい物でもないので、目につく所に置いておけばそう簡単には置き忘れることはないと思いますが、万が一ということもあり得ます。
端末を外に出して置いて使いたい場合の対策としては紛失防止タグを使う方法があります。
これは鍵や財布などに取り付けておき、どこかに置き忘れた場合にはスマートフォンにアラームで知らせてくれるグッズです。
例えばこんな製品が販売されています ⇒ 紛失防止タグ
キーホルダーのようなタグ型の他にシール型の製品も登場しているので、これをモバイルWiFiルーターに貼り付けておけば紛失のリスクを減らせるはずです。