クラウドSIMのモバイルWiFiを使ってみたいけど、支払い方法がクレジットカードのところばかりで、カードを持ってないために利用できない、という人もいるのではないでしょうか。
しかし、クレジットカード以外でも支払えるクラウドWi-Fiサービスもあるので、ここでは3つを紹介します。
大容量WiFi
大容量WiFiは、クレジットカード払いのほかに請求書での後払いが可能です。
自宅に郵送で料金の請求書が届くので、これを使ってコンビニや銀行、郵便局で支払えるほか、LINE Payなどのスマホ決済アプリでも支払えます。
これならクレカを持ってない人でもクラウドSIMのWiFiを利用することができますね。
公式サイトはこちら ⇒ 大容量WiFi
それでは大容量WiFiのサービス内容を見ていきましょう。
大容量WiFiで使用する通信回線
大容量WiFiで利用するのはソフトバンクかauの回線です。
公式サイトのトップページには、「今月のクラウドSIM割り振り早見表」というのが載っており、SoftBankとauのSIMがそれぞれ何%用意されているのわかるようになっています。
それを見るとSoftBankのSIMの方が圧倒的に多いため、おそらくSoftBank回線に繋がることがほとんどで、SoftBankの電波が弱かったり圏外になるような場所ではau回線に繋がる形になると考えられます。
大容量WiFiの料金
契約事務手数料
申し込み時の事務手数料は、クレジットカード払いは3,300円、後払いは5,500円となっています。後払いの場合は2,200円高いです。
端末代
端末は購入になり、MR1(新品)とU3(リユース品)の2機種が用意されています。
端末の価格は、MR1が12,000円、U3が6,000円です。
端末の送料は無料です。
月額料金
各容量ごとに月額料金は以下のようになっています。
容量 | 月額料金 |
0ギガ | 500円 |
10ギガ | 1,000円 |
20ギガ | 1,500円 |
30ギガ | 2,000円 |
50ギガ | 2,400円 |
100ギガ | 2,900円 |
200ギガ | 3,900円 |
300ギガ | 4,900円 |
400ギガ | 5,900円 |
500ギガ | 6,900円 |
100ギガで月額2,900円というのは、数多くあるクラウドWi-Fiサービスの中でも安い方です。
各プランの容量を使い切ると回線は停止しますが、オプションで月額500円の「メガチャージ」を付けることで、容量を使い切った後でも1Mbpsの速度で使い続けることができます。
また、プラン変更手数料1,100円を支払えば、途中から容量プランは変更することが可能です。
0ギガのプランはプラン変更の時のみ選択でき、一時的に使わなくなっても契約を維持したい場合に利用価値があります。
契約期間と解約金
大容量WiFiは2年契約で、2年以内に解約すると解約違約金として月額料金1か月分が発生します。
25か月目以降は解約違約金は無くなり、いつでも無料で解約できます。
端末補償料
端末を壊したり無くしたりして交換する場合は機器損害金として19,800円を支払うことになります。バッテリー劣化による交換の場合も同額です。
こうした事態に備えるためにオプションで以下の端末補償サービスが用意されています。
サービス名 | サポートライト | サポートプラス |
月額料金 | 300円 | 500円 |
補償内容 | 破損・水没・バッテリー劣化 (バッテリー劣化による交換は1回6,000円) |
破損・水没・紛失・盗難・バッテリー劣化 (バッテリー劣化による交換は1回3,000円) |
バッテリー劣化による端末交換をする場合は、オプションを付けておいてもユーザーの費用負担がありますが、機器損害金よりは安いです。
大容量WiFiの端末機種
大容量WiFiで利用する端末の機種は「MR1」が「GlocalME U3」です。
機種名 | MR1 | U3 |
サイズ | 68×126×12mm | 126×66×10mm |
重さ | 133g | 125g |
最大速度 | 下り 150Mbps 上り 50Mbps |
下り 150Mbps 上り 50Mbps |
電池容量 | 3,000mAh | 3,000mAh |
連続通信時間 | 13時間 | 12時間 |
同時接続台数 | 10台 | 10台 |
MR1は横長でU3は縦長の形状です。
MR1の方が若干厚みがあり、連続通信時間が1時間長いです。
最大の違いはディスプレイの有無です。
MR1はディスプレイ付きなので画面上で各種情報を確認できます。
U3は本体表面にあるランプの点灯数で電波強度やバッテリー残量がわかり、通信量はU3に接続したスマホやPCのブラウザで管理画面にアクセスして確認できます。
大容量WiFiのまとめ
大容量WiFiは、クレジットカードのほか請求書払いにも対応しており、コンビニ、郵便局、銀行、スマホ決済アプリでも支払えます。
最低利用期間が2年のため、3年目以降は契約期間の縛りはなくなります。
選べる容量が多くあり、100ギガまでのプランは安いです。
端末は購入型で、新品とリユース品から選べます。
ZEUS WiFi CHARGE(ゼウスWiFiチャージ)
ZEUS WiFi CHARGEのオートチャージプランは、クレジットカード払いのほかにatone(アトネ)やPaidy(ペイディ)での後払いにも対応しています。
atone翌月払いや、あと払いPaidyなら、コンビニ支払いや口座振替が可能なのでクレジットカードを持ってない人でも利用できるのです。
詳細はこちら ⇒ 【ZEUS WiFi CHARGE オートチャージプラン】
ZEUS WiFi CHARGEで使用する通信回線
ZEUS WiFはドコモ、au、ソフトバンクの回線に対応しています。
どのキャリアの回線に繋がるかは使用する場所次第ですが、ドコモにも対応となっている点ではauやソフトバンクが繋がらない場所でもネットを使いたい場合には便利です。
ZEUS WiFi CHARGEの料金
契約事務手数料
契約事務手数料は3,300円ですが、現在はキャンペーンで無料となっています。
端末代
端末は購入になり、価格は19800円ですが、3,300円割引されて16,500円となっています。
月額費用
ZEUS WiFi CHARGEのオートチャージプランは、契約容量が毎月自動でチャージされ毎月1日から末日まで利用できます。
料金は次のようになっています。
月額費用 | |
20GB | 2,530円 ⇒ 1,980円(24か月目まで) |
50GB | 3,850円 ⇒ 3,080円(24か月目まで) |
100GB | 4,180円 ⇒ 3,300円(24か月目まで) |
オートチャージプラン2年割キャンペーンにより、24か月間は割引料金になっています。
公式サイトには端末費用(16,500円)が実質0円と記載されていますが、これは契約事務手数料と月額料金の割引額の合計がどのプランでも16,500円を上回るためです。
契約容量を使い切ると速度が128kbpsの速度になりますが、高速で利用したい場合は「おかわりギガ」で容量を追加購入でき、料金は次のようになっています。
- 2ギガ 500円
- 5ギガ 1,100円
- 10ギガ 1,980円
契約期間
ZEUS WiFi CHARGEは契約期間の縛りがありません。
いつでも無料で解約できます。
端末補償料
オプションサービスとして端末サポートが用意されています。
端末が故障・破損した場合の交換費用は19,800円ですが、端末サポートを追加しておくと11,000円の負担で済みます。
端末サポートの料金は、2年補償で3,300円です。
補償対象は自然故障・破損・水濡れで、紛失・盗難・全村・水没は対象外です。
つまり、3,300円支払うと自然故障・破損・水濡れの場合に11,000円で交換ししてもらえるのです。
ZEUS WiFi CHARGEの端末機種
使用する端末の機種は「MR1」というディスプレイ付きのモバイルルーターです。
機種名 | MR1 |
サイズ | 121.3×65×13mm |
重さ | 118g |
最大速度 | 下り 150Mbps 上り 50Mbps |
電池容量 | 3,000mAh |
連続通信時間 | 7.5時間 |
同時接続台数 | 10台(推奨は5台まで) |
ディスプレイ付きなので各種情報を画面ですぐに確認できます。
同時接続可能なデバイス数は10台ですが推奨は5台までとなっているため、たくさん繋げたい人は注意してください。
海外利用料
ZEUS WiFi CHARGEは海外135の国と地域でそのまま利用できます。
使い方は簡単で、マイページ上で海外データプランを購入するだけです。
1日あたり500MB、1GB、無制限の3プランが用意されているため、渡航先での利用スタイルに応じて選べます。
料金は公式サイトで確認してください。
ZEUS WiFi CHARGEのまとめ
ZEUS WiFi CHARGE(オートチャージプラン)はクレジットカード支払いのほかに、atone翌月払いや後払いPaidy口に対応しており、コンビニ払いや口座振替が可能です。
端末を購入して契約容量が毎月自動でチャージされるプランになっており、2年間は割引された料金で利用できます。
キャンペーンで契約事務手数料が無料で端末代も割引されています。
海外でも利用できるため、海外旅行や海外出張に出かけることが多い人も注目です。
MUGEN WiFi
MUEGEN WiFiには口座振替の専用のプランがあります。
12時までの申し込みで端末は即日発送が可能なので、すぐに利用開始したい人には便利です。
公式サイトはこちら ⇒ Mugen WiFi
それではサービス内容を見ていきましょう。
MUGEN WiFiの通信回線
対応エリアはドコモ、au、ソフトバンク、楽天の4G LTE回線エリアとなっています。こちらは楽天回線にも対応しているのです。
回線は利用者がいる場所に応じて最適なキャリアが自動で選択されます。
MUGEN WiFiの料金と使える容量(ギガ数)
初期費用
口座振替プランの初期費用は、端末受け取り時に配送業者に代金引換で支払います。
初期費用の内訳は次のようになっています。
初期費用 | 料金額 |
初期事務手数料 | 3,300円 |
初月の月額料金+オプション料金 | 3,880円+オプション料金額 |
保証金 | 月額料金+オプション料金の1か月分 |
代引き手数料 | 440円 |
初月の月額料金は日割り計算されないため、月の途中から利用開始しても月額料金は満額の3,880円です。
申し込み時に翌月からの利用開始となるように依頼ができるため、損したくないなら翌月からの利用開始にすると良いでしょう。
口座振替プランは最初に保証金として月額料金1か月分を預ける必要があり、オプションサービスを付けた場合はオプション料1か月分も合わせた金額となります。
保証金があるのは、口座振替で料金の未払いが発生した場合に支払いに充当するためです。
6か月目までの支払いが問題なく済むと、7か月目の料金の支払いに保証金が充当されるため、実際に利用者が負担する初期費用額は初期事務手数料と代引き手数料の合計3,740円です。
端末代
MUEGEN WiFiの端末は無料レンタルのため、端末の購入費はかかりません。
この点が上で紹介した2サービスとの違いで、端末代を負担したくない人は注目です。
なお、端末の送料は無料ですが、返却する時の送料は利用者が負担します。
月額料金
口座振替プランの容量は100GBで、月額料金は3,880円です。
上の2サービスより高めですが、後で紹介する会員特典も考慮する必要があります。
契約期間と解約金
MUGEN WiFiは最低利用期間が2年となっており、2年以内に解約すると契約解除料として月額料金1か月分が発生します。
25か月目以降から契約期間の縛りは無くなり、いつでも無料で解約できるようになります。
端末補償料
端末はレンタルのため、壊したり無くしたりして交換する場合は機器損害金として22,000円を支払うことになります。
端末補償サービスの「安心保証オプション」が用意されており月額660円です。
申し込み時にこれを付けておくと、盗難・故障・紛失や通信速度低速時に端末を無償交換してもらえます。
MUGEN WiFiの端末機種
MUGEN WiFiの口座振替プランでは以下の3機種が用意されています。
- AIR-1
- NA01
- CLOUD AiR-WiFi U3
申し込みの時に機種は選択できず、在庫状況に応じていずれかが送られてきます。
主なスペックは次の通りです。
機種名 | AIR-1 | NA01 | U3 |
サイズ | 126×68×12.1mm | 126×66×12.6mm | 126×66×10mm |
重さ | 130g | 148g | 125g |
最大速度 | 下り 150Mbps 上り 50Mbps |
下り 150Mbps 上り 50Mbps |
下り 150Mbps 上り 50Mbps |
電池容量 | 3,000mAh | 3,500mAh | 3,000mAh |
連続通信時間 | 17時間 | 12時間 | 12時間 |
同時接続台数 | 10台 | 10台 | 10台 |
MUGEN WiFiの会員特典
MUGEN WiFiには「MUGEN PREMIUM CLUB」という会員制度があり、契約後にMUGEN WiFiの公式LINEを友達追加すると入会できます。
そして、会員になると以下の特典を受けられるのです。
期間 | 会員ランク | 特典内容 |
1か月目 | ノーマル会員 | MUGEN WiFiのマニュアルのプレゼント |
6か月目 | ブロンズ会員 | 初期事務手数料3,300円分の割引 |
12か月目 | シルバー会員 | 月額料金1か月分が無料 |
18か月目 | ゴールド会員 | モバイルバッテリーのプレゼント |
24か月目 | ロイヤル会員 | 契約満了者だけの特別な特典のプレゼント |
6か月目に初期事務手数料の3,300円分が月額料金から割引されるため、半年利用すれば初期費用の負担額は代引き手数料の440円のみとなります。
12か月目には月額料金1か月分が無料となるため、1年以上利用すればさらにお得です。
MUGEN WiFiはこの2つの特典があるため、2年利用した場合の総費用で見ると結構安くなります。
この他に、18か月目にモバイルバッテリーがプレゼントされ、24か月目には契約満了者だけの特別な特典が用意されています。
MUGEN WiFiのまとめ
MUGEN WiFiには口座振替で支払えるプランがあります。
最低利用期間が2年で、3年目以降は契約期間の縛りなしです。
初期事務手数料が3,300円で月額料金は3,880円ですが、MUGEN PREMIUM CLUBの特典で、1年利用すれば初期事務手数料と月額料金1か月分が割引されます。
端末は無料でレンタルできるため購入費はかりません。