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楽天モバイルのRakutenMiniでテザリングをする方法

2020年の3月に第4の携帯キャリアとしてのサービスを開始した楽天モバイルの「楽天UN-LIMIT」を利用しています。

契約時に購入した端末は「Rakuten Mini」というすごく小さいスマートフォンです。

画面が小さいのでメインのスマホとして使うには不便ですが、小さいので持ち運びには便利でテザリングも可能なのでモバイルWi-Fiルーターの代わりに利用するには良さそうです。

それに楽天モバイルエリアなら容量無制限で、au回線を使うパートナーエリアは月間通信量が5GBを超えた後でも最大1Mbpsの速度で容量無制限で使えることもテザリング用途に合っていると思います。(追記 2023年6月からは全エリアで高速通信のまま容量無制限で使えるようになりました。)

今回はこのRakuten Miniのテザリング設定の方法と容量の消費を止めることができる方法について解説します。

Rakuten Miniのテザリング設定方法

テザリングの方法は、Wi-FiとUSBとBluetooth(ブルートゥース)の3種類があります。

Wi-Fiテザリング

まずスマホの設定画面で一番上の「ネットワークとインターネット」に移動します。

RakutenMini Wi-Fiテザリング設定1  RakutenMini Wi-Fiテザリング設定2

その画面で上から4番目の「アクセスポイントとテザリング」、「Wi-Fiアクセスポイント」の順に移動します。

RakutenMini Wi-Fiテザリング設定3  RakutenMini Wi-Fiテザリング設定4

次に上の左の画像の設定画面で一番上のスライドスイッチを「ON」にしてから、アクセスポイント名やパスワードを設定します。

あとは、PCや別のスマートフォンのWi-Fi設定でRakutenMiniのアクセスポイント名を選択してパスワードを入力すると接続されます。

Wi-Fi周波数の変更は、上の左側の画像の下の方にある「詳細設定」をタップすると右の画像のように「AP帯域幅」というのが表示されるので、そこで2.4GHzと5GHzを切り替えられます。

USBテザリング

USBテザリングの設定は、USBケーブルでPCをつないでから「アクセスポイントとテザリング」の画面の2番目にある「USBテザリング」のスイッチをONにするだけです。

RakutenMini USBiテザリング設定

ケーブルで接続してからでないとスイッチはオンにできません。

もしPC側でスマホの接続を認識せず、ケーブルを抜き差ししてもダメなら、スマホを再起動してみてください。

Bluetoothテザリング

ここでは、Windows10のパソコンとのBluetoohtテザリングの方法を紹介します。

Bluetoothテザリングは他の2つに比べてやや複雑で、下記の2つの操作をする必要があります。

①接続するPCとRakutenMiniをペアリング設定する操作
②PC側でRakutenMiniをアクセスポイントに設定する操作

一度ペアリングしてしまえば次からはペアリング設定は不要なので面倒なのは最初だけです。

それでは手順を解説していきます。

①ペアリング設定の方法

まず、RakutenMiniの方で設定画面の「アクセスポイントとテザリング」で「Bluetoothテザリング」のスイッチをONにしておきます。

RakutenMini Bluetoothテザリング設定1

PCの方は「Windowsの設定」ウィンドウを開き「デバイス」クリックして移動します。
PCテザリング設定1

「Bluetoothとその他のデバイス」という画面になるので、そこでBluetoothのスイッチをオンにしておきます。下の画像の①の部分です。PC-Bluetoothテザリング設定2

 

次にスマホの設定画面の上から2番目にある「接続済みの端末」に移動し、その画面で「新しいデバイスとペア設定する」とタップします。

RakutenMini Bluetoothテザリング設定2   RakutenMini Bluetoothテザリング設定1

すると、下の画像のように6桁の数字のペア設定コードが表示され、ペアリングするか尋ねてくるので、「ペア設定する」をタップします。

RakutenMini Bluetoothテザリング設定2

PCの方では画面の右下に「デバイスの追加」というメッセージが表示されるので、これをクリックすると6桁の数字のコードが表示されペア設定するか尋ねてきます。

PC-Bluetoothテザリング設定3

PC側は6桁のコードが「PIN」と表現されてますが、スマホ側のペア設定コードと一致していれば「はい」をクリックします。

これでペアリング設定が完了しました。

なお、今回はスマホ側からペアリング設定をしましたがPC側から行うこともできます。

PCの「Bluetoothとその他のデバイス」の画面の一番上の「Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する」ををクリックし、そこに表示された自分のスマホの端末名をクリックすると、スマホ側から設定した時と同じようにPCとスマホの双方に6桁の数字のコードが表示されるので、一致していたらPC側は「接続」、スマホ側は「ペア設定する」を押すとペアリングが完了します。

②スマホをアクセスポイントに設定する方法

ペアリングが済んだらRakutenMiniをアクセスポイントに設定する操作をします。

PCの「Bluetoothとその他のデバイス」の画面にある関連設定の「デバイスとプリンター」をクリックします。下の画像では右側の②の部分ですが、ウィンドウをフル画面表示してない場合は下にスクロールしていくと見つかるはずです。PC-Bluetoothテザリング設定2

「デバイスとプリンター」のウィンドウを開いたら、ここで自分のスマホの端末名のアイコンを右クリックしてメニューを表示させて「接続方法」の「アクセスポイント」をクリックします。

PC-Bluetoothテザリング設定4

これでRakutenMiniがアクセスポイントに設定され、BluetoothテザリングによってPCでインターネットが使えるようになります。

以上がRakuten Miniを使ってテザリングをする方法となります。

 

 

 

※以下の内容はパートナー回線エリアで高速通信できるのが月間5GBまでだった時期の機能の紹介です。現在はこの機能はありません。

データ高速モードをオフにすれば低速で容量無制限

テザリングでPCのネット回線として使うとデータ通信量が多くなりますが、「データ高速モード」をオフにすることで速度は低速になるものの容量の消費を止めることができます。

設定方法は、楽天モバイルのアプリ「my楽天モバイル」の画面で「データ高速モード」のスイッチをオフにするだけです。

楽天モバイル データ高速モード 設定

以前は「データ制限モード」という名称になっており、これをオンにすることで低速&容量無制限になる形でしたが現在は逆で「データ高速モード」をオフにする必要があります。

これなら高速でなくても良い軽い用途のときにはデータ制限モードにして容量の消費を止めておき、速度が必要な用途のときだけデータ制限モードを解除するといった使い方ができます。

月間5GBまでのパートナーエリアで使う人で軽い用途が多い場合は見逃せない機能です。

ただし画像の多いサイトの表示が遅くて快適とは言えないため、その点は妥協が必要です。

動画についてはYouTubeで標準画質の動画であれば途中で止まることなく再生することができました。