光回線とホームルーターの違いと選ぶときのポイント

自宅のインターネット回線を固定回線の「光回線」にするか、モバイルWiFiサービスの「ホームルーター」にするかで迷っている人もいるのではないでしょうか?

どちらにするか決めるうえでポイントになるのは、インターネットの主な用途や利用スタイル、家族構成、利用しているスマホのキャリアなどです。

これらのポイントによって最適な方が決まります。

また、光回線とホームルーターのどちらにするか決まった後は、それぞれのサービスでたくさんある提供元の中から最適なところを探す必要があります。

そこで、今回は光回線とホームルーターの違いや最適なサービスを選ぶためのポイントを解説します。

光回線とホームルーターの違い

まずは、光回線とホームルーターの違いを理解しましょう。

重要な3つのポイントをまとめると次のようになります。

①通信速度は、光回線の方がホームルーターより高速。

②使える容量は、どちらも無制限ですがホームルーターは速度制限条件あり。

回線工事は、光回線は新規の場合は必要。ホームルーターは一切不要。

①通信速度の違い

現在、多くの光回線の最大通信速度は1Gpbsとなっており、最近では10Gbpsに対応しているサービスも登場しています。

これに対してホームルーターは端末の機種によって違いますが下り速度は最大440Mbps~1Gbpsとなっています。

理論上の最大速度ではなく実際に出る速度でも光回線の方が高速です。

光回線なら下り速度で100Mbps以上出ることがありますが、モバイルWiFiサービスのホームルーターは100Mbps超えることは滅多に無く、50Mbpsも出ればかなり速い方です。

使用環境によって例外はありますが、一般的には光回線の方が速度は上だと考えて良いです。

②使える容量の違い

光回線とホームルーターのどちらも月間の通信容量は無制限ですが、ホームルーターの方は速度制限条件があるため、容量無制限であっても「使い放題」とは言えません。

ホームルーターを使うWiMAXとSoftBankAirの制限条件は次のようになっています。

WiMAX SoftBankAir
月間容量 無制限 無制限
制限条件 3日間の通信量が10GBを超えると翌日18時から次の日の2時頃まで速度制限。
制限後の速度は概ね1Mbps。
・利用の集中する時間帯(夜間など)
・動画閲覧やP2Pファイル交換、ソフトウェアダウンロードなど
以上の場合に速度制限される場合あり

WiMAXは直近3日間の通信量合計が10GBを超えると翌日の夜間のみ速度制限されるため、制限されないように使うとなると月間100GBまでとなります。

ホームルーターを家族で共有して使う場合は3日で10GBでは足りないこともあるでしょう。

ただ、制限後でも1Mbps程度の速度なので、WEBサイトを見たり標準画質の動画を見るなどの用途では使い続けられますし、制限されるのは夜間の8時間程なのでそれ以外の時間帯ばかりにネットを利用する人なら容量のことは気にせずに使えます。

WiMAXは3日で10GBのペースで足りるかどうかがポイントです。
特に家族で共有して使う場合は注意が必要です。
また、ネットをよく使う時間帯が夜間の18時~2時かそれ以外かもポイントになります。

SoftBankAirの方は、夜間などの利用が集中する時間帯や動画閲覧、ファイル交換ソフトの利用などの場合に制限を行う場合がある、としており曖昧な制限条件です。

おそらく、高画質動画を長時間再生し続けるとか、大きいサイズのファイルのダウンロードを頻繁に行うなど、回線に負担をかけるような使い方をした場合に制限がかかるのだと考えられます。

このほか利用者が集中する夜間も制限があり速度がやや下がるようですが、WEBサイトを見たりSNSを利用したり、標準画質の動画を見る程度なら問題なく使えるはずです。

WiMAXの3日で10GB制限では困る場合にはこちらが選択肢になるでしょう。

SoftBankAirは、速度のことなど気にしない人や利用者が集中する夜間以外の時間帯にネットをよく使う人向けです。

このように、モバイル通信のホームルーターには速度制限条件があるため、ネットを使い放題にしたいなら光回線を選んだ方が良いです。

③回線工事が必用かどうか

光回線を新規に引く場合は回線工事が必要になり、次の点が気になる人もいるかもしれません。

  • 高額な工事費がかかる
  • 工事の際の立ち合いが面倒
  • 工事が完了して使えるようになるまで待たされる

工事の内容や料金、完了までの期間はケースバイケースですが、中には工事費が実質無料にできる光回線もあります。

ただ、工事費が無料でも工事の手続きが面倒だったり、できるだけ早くネットを使えるようにしたいという人もいるでしょう。

これに対してホームルーターはスマホと同じモバイル通信なので回線工事は不要で、端末が自宅に届いたら電源ケーブルをコンセントに差すだけで使えるようになります。

回線工事が不要という手軽さがホームルーターの強みで、引っ越しすることが多い人や賃貸住宅などで回線工事ができない場合などに利用価値の高いサービスです。

光回線とホームルーターではどっちがおすすめ?

光回線は新規利用の場合に工事が必要ですが、工事が終われば高速・使い放題でインターネットを楽しめます。

速度や使える容量の観点から、次のような人には光回線がおすすめです。

高画質動画を長時間観る人
頻繁に動画投稿をする人
PCでオンラインゲームを快適に楽しみたい人
データサイズの大きいファイルのダウンロードやアップロードをよくする人

データ通信量が多いヘビーユーザーが家族にいる場合も光回線にしておいた方が無難です。

 

一方、ホームルーターは速度は光回線ほどではなく速度制限条件があるため使い放題というわけにはいきませんが、速度が重要な用途では利用せず通信量もそれほど多くないなら、利用価値があります。

次のような用途ならホームルーターでも問題なく使えます。

WEBサイトを見る
メールをする
SNSを利用する
標準画質の動画を見る
たまにファイルのダウンロード・アップロードをする

動画の画質については、自宅に電波が十分に届いていて速度が10Mbps以上出ていればフルHD(1080P)画質までなら見れます。

電波の強い場所に住んでいて安定して数十Mbpsの速度が出て入れば4k画質の動画も再生できないことはないですが、長時間の視聴は通信量がかなり大きくなるためWiMAXは3日で10GB制限がかかりやすくなり、SoftBankAirは動画閲覧の制限にかかりやすくなります。

ホームルーターはデータ通信量がそれほど多くなく、端末が届いた日からネットが利用できる手軽さを重視する人におすすめです。

光回線とホームルーターのスマホとのセット割引

光回線とホームルーターでは費用面でどちらが安いのかは一概には言えません。

一般的には月額料金は光回線の方が高めですが、スマホとのセット割があり家族全員が同じ携帯キャリアを使っている場合だとセット割で各自のスマホの料金が割引されるため、スマホと自宅のネット回線の合計の通信費で見れば光回線の方がお得という場合もあります。

このため、どちらが安上がりになるかはスマホとのセット割引を含めて考えることが重要です。

光回線とスマホのセット割

携帯3キャリアや格安SIMと光回線とのセット割は次のようになっています。

携帯キャリア/格安SIM 割引対象の光回線 割引内容
ドコモ ドコモ光 ドコモ光とのセット契約でスマホの料金から500円~1,000円割引
au auひかり
ビッグローブ光
auひかりとのセット契約でスマホの月額料金から500円~1,000円割引


auのプランに応じてビッグローブ光の月額料金が500円~1200円割引

ソフトバンク SoftBank光
NURO光
SoftBank光とのセット契約でスマホの月額料金が500円~1,000円割引

(月額500円のひかり電話の加入が必要)

格安SIM
Y!mobile SoftBank光 Y!mobileの基本料からスマホのプランに応じて500円・700円・1,000円の割引(最大5カ月間)
UQモバイル ビッグローブ光 UQモバイルの月額料金から最大500円割引
BIGLOBEモバイル ビッグローブ光
フレッツ光
月額料金が300円割引
月額料金が100円割引
OCNモバイルONE OCN光
OCN for ドコモ光
OCN 光 with フレッツ
OCNモバイルONEの月額料金が200円割引
(5回線まで対象)
IIJmio IIJmioひかり
ビック光
月額料金が600円割引

携帯3キャリアでは、スマートフォンと光回線をセット契約するとスマホの料金が契約プランに応じて500円~1,000円の割引されます。

割引は家族も対象になるため割引対象になる家族が多いほどお得になりますが、家族で契約しているキャリアがバラバラだったり、契約しているプランの割引額が小さい場合ではあまりお得ではない場合もあります。

一部の格安SIMでもセット割引が用意されていますが、携帯キャリアに比べると割引額は少なめです。

Y!mobileのセット割引の期間は5カ月間までとなっているため、長期利用となるとあまりお得ではないです。

ホームルーターとスマホのセット割

ホームルーターのモバイルWiFiサービスでもスマートフォンとのセット割が受けられるところがあります。

携帯キャリア/格安SIM 割引対象サービス 割引内容
au WiMAX セット契約でスマホの月額料金から500円~1,000円割引(1回線のみ)
ソフトバンク SoftBankAir セット契約でスマホの月額料金が500円~1,000円割引
UQモバイル WiMAX UQモバイルの月額料金から500円割引
Y!mobile SoftBankAir Y!mobileの基本料からスマホのプランに応じて500円・700円・1,000円の割引(最大5カ月間)

auスマホとauひかりのセット割と違い、auスマホとWiMAXとのセット割は1回線しか対象にならないため、家族全員がauユーザーとうい場合はauひかりの方が割引額は多くなります。

家族全員がソフトバンクのユーザーという場合はSoftBankAirはお得に利用できますが、サブブランドのY!mobileの場合は割引されるのは最大5カ月間という点に注意しましょう。

UQモバイルのユーザーはWiMAXをセットで契約するとUQモバイルの月額料金が500円割引されます。

セット割でお得にならない場合

格安SIMを利用していてスマートフォンとのセット割が無かったり、セット割があってもあまりお得にならない場合は、工事費がかからず月額料金が安いホームルーターの方が費用を安くできます。

特に光回線の一戸建てタイプはマンションタイプより料金が高いため、通信量が少ない場合ならホームルーターの方が節約につながります。

ただ、通信量が少なめの人に適した段階料金制の光回線もあるため、光回線が良いけど節約もしたいという人はこちらを検討すると良いでしょう↓

使った分だけの従量制光回線で通信費を節約する方法
従量制(段階料金)の光回線なら使用量の少なかった月は月額料金を安くできるため通信費の節約が可能です。ネット利用時間や通信量が月によってバラつきがある人やマンションやアパートといった集合住宅住まいの人は注目です。

まとめ

通信速度や使える容量を重視するなら光回線、工事不要の手軽さや料金の安さを重視するならホームルーターがおすすめです。

高画質動画を長時間観たり、PCでオンラインゲームをするなどで通信量が多いヘビーユーザーは光回線が適しています。

逆にWEBサイトを見たり、SNSを利用したり、標準画質の動画を見る程度というライトユーザーならホームルーターでも十分対応できます。

家族で利用する場合は、家庭全体の毎月の通信量がどのくらいになるかに注意してください。
ホームルーターのWiMAXは3日で10GB制限があるため、利用する家族の人数が多かったり通信量の多い人がいると3日で10GBでは足りない場合があります。

光回線もホームルーターもスマートフォンの契約先によってはセット割が受けれるところがあるため、自分の場合はどのくらい割引されるのかを確認してから選びましょう。

 

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