WiMAX端末のSpeed Wi-Fi NEXT W04とパソコンの接続方法は、WiFiのほかにBluetoothやUSBケーブルもあります。
今回はこれら3種類の接続方法を試してみて、使い勝手と速度の違いを調べてみました。
パソコンのOSはWindows10です。
Wi-Fi接続
Wi-Fi接続は2.4GHzと5GHzの2種類がありますが、私のPCのWiFiアダプターは5GHzに対応していないため2.4GHz接続のみを試しました。
接続方法はスマホと同じで、WiFi設定のところでSSID一覧から自分のW04のSSIDを選択してパスワードを入力するだけ簡単でした。
速度は以下の通りでした。
ノーマルモード
下り速度:20.73Mbps 上り速度:2.17Mbps ハイパフォーマンスモード 下り速度:28.32Mbps 上り速度:1.89Mbps |
下り速度はハイパフォーマンスモードの方が少し速かったですが、上り速度はどちらにしてもだいたい2Mbpsくらいでした。自宅での速度はスマホで測定したときもだいたいこれくらいです。
USB接続
接続方法は、最初に「Speed Wi-Fi Next setting tool」というソフトウェアをインストールする必要があり、W04とPCを付属のUSBケーブルで繋げるとPCのCDドライブの欄に実行ファイルが表示されるので、これをクリックすると自動でインストールされます。次回以降はW04とUSBケーブルで繋げるだけでインターネットに接続できます。
USB接続での速度測定結果は以下の通りでした。
ノーマルモード
下り速度:24.86Mbps 上り速度:1.32Mbps ハイパフォーマンスモード 下り速度:35.52Mbps 上り速度:1.60Mbps |
WiFiのように他の電子機器からのノイズの影響を受けないためか、有線接続の方が下り速度は速いようです。それでも上り速度はあまり変わらず遅いままでした。
USB接続のときのモードは、通信+充電と充電のみの2種類があり、どちらにしてもPCとつなげるときはW04を充電をすることになるので、電池持ちが悪いハイパフォーマンスモードで使いたい場合にも良さそうです。ただ、外出先で電源がなくノートPCをバッテリー駆動させているときに使うとPCの電気がW04に移るため、PCの方がのバッテリーを減らすことになります。
Bluetooth接続
Blootooth接続はやや面倒で、最初にPCとW04の両方でBluetoothを有効化してペアリングします。その後PCのBluetooth設定画面の下の方の関連設定欄にある「デバイスとプリンター」のところへ移動し、そこにあるW04のアイコンを右クリックしてメニューからアクセスポイントを指定します。するとPCがインターネットに接続されます。
速度測定結果は以下の通り。
ノーマルモード
下り速度:1.09Mbps 上り速度:0.62Mbps ハイパフォーマンスモード 下り速度:1.20Mbps 上り速度:1.01Mbps |
どちらのモードでも下り上りともに2Mbpsにも満たない速度でした。
同じ無線接続でもWiFiに比べてBluetooth接続は速度はかなり遅くなりますが、その代わりバッテリーの消費は少なく済むため、速度よりも電池持ちを優先したい場合に利用されるらしいです。
しかし1Mbps台となるとスマホならともかくPCでの利用機会はあまりなさそうです。
まとめ
Wi-Fi接続は、接続が簡単で速度もまあまあ出てケーブルが不要のため持ち物を減らせるという良さがあります。
USB接続は、無線と違って外部のノイズの影響による速度低下が起きにくいメリットがありますが、ケーブルが邪魔だったりバッテリー駆動時のPCとつなげるとPCの電気が食われるという一面もあります。
Bluetooth接続は、かなり速度が遅くなりますが消費電力が少ないのでWiMAX端末のバッテリー残量が少ないときに少しでも長く使いたい場合などに利用できます。ただし速度を必要とする用途だと厳しいでしょう。
PCの利用スタイルやインターネットの用途に応じて最適な接続方法を選んでください。