楽天モバイルのモバイルルーター新機種「Rakuten WiF Pocket 5G」を購入して使ってみたので感想を書きます。
申し込みをした翌日の夜に発送完了の連絡メールが届き、その翌日の夕方には製品が到着しました。
こちらが荷物の中身です。
- スタートガイド
- 本体
- 「5G」ロゴのシール
- クレードル
スタートガイドは開通手続きの方法が記載されています。
私の場合は新規発番で申し込みしたので手続きは不要でした。
詳しい説明書は楽天モバイルの公式サイトでPDFファイルで配布されています。
5Gのロゴは本体にプリントされているのではなくシールが付属しており、貼りたい人だけ貼るようになっています。
Rakuten WiFi Pocket 5Gの本体
Rakuten WiFi Pocket 5Gの本体がこちらです。

すっきりとしたシンプルなデザインとなっています。
裏面はこちらです。
楽天のモバイルルーターらしくお買い物パンダが描かれています。
四隅のほか上面や下面の隅の部分が面取りしてあり持ちやすいです。

スマホより厚みがありますがそれほど重くは感じません。
下部にUSBポートがあり、これにUSBケーブルを接続して充電したりPCと接続して有線通信したりします。
USBケーブルとACアダプターを付属してませんが、スマホで使っているUSBタイプCのUSBケーブルで充電と通信ができます。

上面にはボタンがあり、左から順にリセットボタン、WPSボタン、電源ボタンです。
穴に奥にあるリセットボタンは、端末を工場出荷状態に初期化する時に押します。
なお、本体を初期化してもeSIMプロファイルは削除されず、管理画面で登録を削除します。
WPSボタンは、WPSという方法で簡単にWi-Fi接続するときに押すほか、ディスプレイの画面を切り替えるときにも使い、押すごとに次の画面に切り替わります。
電源ボタンは2秒長押しで電源オンになり、5秒長押しすると電源オフになります。
スリープからディスプレイを再表示させるときは軽く1回押します。
ディスプレイのホーム画面です。

- 接続回線(上の画像では4G LTE)
- 通信状態(送受信)
- Wi-Fi接続台数
- バッテリー残量
- 年月日と時刻
- 使用量
ディスプレイサイズは約1.4インチで、縦横2.5cmの正方形です。
過去に使ったことがある他のモバイルルーターと比べて小さいですが、回線の接続状態やバッテリー残量、使用量を確認するくらいなので特に困りません。
ホーム画面以外は、Wi-Fi接続情報(SSIDとパスワード)、ファームウェア情報、製品情報、製造元・販売元情報の表示画面なので見る機会は少ないでしょう。
Rakuten WiFi Pocket 5Gのクレードル
続いて、充電台のクレードルです。

クレードルは別売りで3,880円でした。
これがあると本体をクレードルに置くだけでスムーズに充電できます。

背面にイーサネットポート(LANポート)とUSBタイプCポートがあり、パソコンとはLANケーブルで接続して通信できます。
本体とパソコンをUSBケーブルで接続することでも有線通信はできますが、クレードルは家に置いてあるパソコンとLANケーブルで接続したままにしておけるので使うときは本体をクレードルに置くだけで済み、ケーブルを取り付ける手間が省けます。

充電中は左側の電源ランプが緑色に点灯し、LANケーブルでPCと接続すると右側のイーサネットランプが点灯します。
本体にUSBケーブルを差せば充電はできますが、クレードルがあった方が室内に置いた時の見た目が良いと思いました。
Rakuten WiFi Pocket 5Gの管理画面
Wi-FiかUSBケーブルで接続したパソコンでブラウザを開き、説明書に記載されている管理画面のURLをアドレス欄に入力すると管理画面が表示されます。
管理画面にログインするときのユーザー名と初期パスワードは本体に付属する「無線LAN初期設定シール」に記載されており、初回ログインする時にパスワードを変更するようになっています。
管理画面で設定・確認できる項目をいくつか紹介します。
Wi-Fiの設定
5GHzの有効化
初期設定ではWi-Fiの周波数帯の5GHzは無効となっているため、5GHzで通信したい場合はWi-Fi基本設定で下の画像のように有効化します。

Wi-Fiの初期SSIDとKEY(パスワード)も「無線LAN初期設定シール」に記載されてますが、この設定画面で2.4GHzと5GHz双方のSSIDとパスワードを変更できます。
Wi-Fi詳細設定
Wi-Fi詳細設定ではWi-Fiモードと帯域幅、チャンネルを設定できます。
2.4GHzの初期設定は下の画像のようになっています。

Rakuten WiFi Pocket 5Gは、Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)に対応しており、WiFiモードのプルダウンメニューでは「802.11b/g/n/ax混合」を指定できます。
Wi-Fi帯域幅は、20MHz・40MHz・20MHz/40MHzの3種類から選択できます。
Wi-Fiチャンネルは、自動のほか1~13チャンネルまで個別に指定することも可能です。
5GHzの初期設定はこちらです。

5GHzでもWi-Fiモードで「802.11b/g/n/ax混合」を指定できます。
Wi-Fi帯域幅は、20MHz・40MHz・80MHzの3種類から選択可能です。
Wi-Fiチャンネルは以下の7種類から選択できます。
- 自動(100-144/屋内および屋外)
- 自動(36-48、52-64、100-144/屋内)
- 自動(36-48、52-64/屋内)
- 36(屋内)
- 40(屋内)
- 44(屋内)
- 48(屋内)
5GHzは周波数帯やチャンネルごとに3つのグループがあります。
| グループ | 周波数帯 | チャンネル | 使用できる場所 |
| W52 | 5.2GHz帯 | 36・40・44・48 | 屋内 |
| W53 | 5.3GHz帯 | 52・56・60・64 | 屋内 |
| W56 | 5.6GHz帯 | 100・104・108・112・116・120・124・128・132・136・140・144 | 屋内・屋外 |
電波法によりW52(36-48)とW53(52-64)は屋外での使用が禁止されているため、クレードルに接続されてないときのWi-Fiチャンネルは「自動(100-144/屋内および屋外)」で動作するようになっています。
基本的にW56(100-144)が使えれば問題ないですが、5GHzのWi-Fi接続時のチャンネルでW52(36-48)やW53(52-64)を使うにはクレードルが必要です。
W52・W53・W56の違い
Rakuten WiFi Pocket 5Gの電源ボタンを押してから30秒ほどでホーム画面が表示されますが、Wi-Fiチャンネルの設定で「自動」を選択していると、次の画面が表示されてさらに1分間ほど待たされます。

その後、以下の画面が表示されて5GHzのWi-Fiに接続できるようになります。

これは「DFS(Dynamic Frequency Selection)」という機能で、「自動」に含まれるW53とW56のチャンネルは気象レーダーなどと同じ周波数帯を使用しており、電波の干渉をさけるために端末を起動した後にDFSで1分間は周囲にレーダーの電波がないかをチェックする必要があるのです。
さらに、使用中にレーダーの電波を検知した時は別のチャンネルに自動で切り替わり、この時にWi-Fiの接続が一旦途切れます。
一方、W52のチャンネルの周波数帯はレーダーなどが使用していないため確認をする必要が無くDFS機能は作動しません。
これはRakuten WiFi Pocket 5Gだけでなく他のWi-Fiルーターにもある機能です。
それほど気にはならないと思いますが、電源をオンにしてから5GHzのWi-Fiが使えるようになるまでの時間を少しでも短くしたい場合や使用中にDFSによるチャンネル変更で接続が一時的でも途切れるのが嫌なら、W52の個別チャンネルに設定しておくか2.4GHzを使うのが良いでしょう。
5GHz帯の使用上の注意は取扱説明書の最後の方に記載があります。
Rakuten WiFi Pocket 5Gの取扱説明書はこちら
省電力設定
バッテリーの消費を抑えるための設定です。

Wi-Fiカバレッジは、近距離モード・標準モード・長距離モードの3つから選択できます。
使用場所の近くにモバイルルーターを置いて使うなら近距離モードにすることで省電力にでき、ルーター置いた場所から離れた部屋で使いたい場合は長距離モードにすることで電波が届きやすくなります。
スリープモードは、ルーターに他のデバイスがWi-Fiで接続されていなくなってからスリープ状態に入るまでの時間を設定でき、最短で5分後、最長で2時間後まで選択可能です。
画面消灯は、ルーターの画面の表示が消えるようになるまでの時間を設定でき、最短で5秒、最長で30秒まで選択できます。
電波ステータス
こちらでは接続されている回線(4G LTE/5G)や周波数帯(バンド)、帯域幅を確認できるほか、電波の強さや品質がわかる3つの指標を確認できます。
RSRQ:電波信号の品質
SINR:信号とノイズまたは干渉波の指標
上の画像はリアルタイムの情報ですが、この他に各指標の24時間推移も見れます。
回線の電波状態がわかるため、何か問題が生じたときに原因を把握するのに役立ちそうです。
速度測定
自宅では4G LTE回線につながっており電波の強度は十分です。
スマホで5GHzのWi-Fi接続をして速度測定してみました。

下りが80Mbps台、上りが40Mbps台の速度でした。
モバイル回線なので時間帯によって測定値は変わりますが、数値が低い時でも下りは30Mbs以上、上りは20Mbps以上は出ています。
主にWEBサイト閲覧やYoutube視聴といった私の用途では問題なく利用できるレベルです。
早朝の4時台に測定した時は下り速度が100Mbps以上でした。

利用者が少ない時間帯の方が速度は上がりやすいようです。
5G回線で電波強度が十分な場所なら昼間や夜間でも下りで100Mbps以上は出せるでしょう。
まとめ
Rakuten WiFi Pocket 5Gのデザインや通信性能は満足できるものでした。
端末上で各種設定ができないのが少し不便ですが、頻繁に設定を変更するわけではないため許容できます。
クレードルを使うメリットは以下の点です。
- 本体を置くだけでスムーズに充電を開始できる
- パソコンとLANケーブルで接続できる
- 5GHz帯のWi-FiはW52の個別チャンネルに固定して使える
パソコンとはUSBケーブルでも有線通信できます。
5GHz帯のWi-Fiについては、これまで他のルーターでもチャンネルを自動設定にして使っていて不便だったことはないので、個人的にはW56のチャンネル自動選択だけでも問題ないです。
どうしてもW52の個別チャンネルに設定して使いたい場合や少しでも手間をかけずに充電を開始したいならクレードルは役立つでしょう。
Rakuten WiFi Pocket 5G 公式サイトはこちら





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