スマホでahamoを利用している人は、家のネット回線としてまず「ahamo光(アハモ光)」を考えるでしょう。
ただ、賃貸マンションやアパート暮らしなどで2年後に引っ越すとわかっている場合は、2年間の費用ではahamo光より安くできる光回線が他にもあります。
その一つが、So-net 光 M(ソネット光M)です。
ahamo光とソネット光Mの初期費用と月額料金を以下に比較します。
ahamo光は2年契約と契約期間無しの2タイプありますが、ここでは料金が安い2年契約の方の月額料金を比較対象とします。
ahamo光 | ソネット光M | |
契約事務手数料 | 3,300円 | 3,500円 |
月額料金 | 戸建て 4,950円 集合住宅 3,630円 |
戸建て 1~2年目 4,278円 3年目以降 5,995円 集合住宅 1~2年目 3,520円 3年目以降 4,895円 |
Wi-Fiルーターレンタル 月額料金料 |
330円 | 660円 ⇒6か月無料 |
契約時の事務手数料はソネット光プラスの方が200円高いです。
月額料金は、ソネット光Mの通常料金は戸建てが5,995円、集合住宅が4,895円なのでahamo光より明らかに高いですが、特典により2年間は割引料金になりahamo光より安く利用できます。
WiFiルーターのレンタル料はソネット光Mの方が高いですが、1年以上は利用するつもりなら自分で購入した方が安上がりです。WiFiルーターは通販で5,000円もあれば購入できます。
ソネット光Mは特典でルーターレンタル料が6か月間は無料なので、とりあえずは無料レンタルで利用開始し、半年の間に購入するルーターの機種を選ぶことができます。
光回線を2年間利用する予定で、自分のルーターを持っているかこれから購入しても構わない人は注目の光回線です。
公式サイトを見てみる ⇒ 【So-net 光 コラボ】
以下でahamo光とソネット光Mを比較して違いをまとめます。
運営元と使用回線について
まず運営元と使用回線について解説します。
サービス名 | ahamo光 | ソネット光M |
運営元 | NTTドコモ | ソニーネットワークコミュニケーションズ |
使用回線 | フレッツ光 | |
最大回線速度 | 1Gbps | |
プロバイダー | OCNインターネット | So-net |
運営元とサービスについて
ahamo光を提供するのはNTTドコモで、スマホのahamoと契約先が同じなのでわかりやすいです。
ただ、ahamo光はahamoのスマホユーザー専用の光回線のため、利用するにはペア回線としてahamoを契約していることが条件です。
将来ahamo以外のプランに変更したり、MNPで他社のSIMに乗り換えたりしたときはペア回線が無くなるためahamo光も解約となります。
このため、ahamo光を利用する限りスマホのSIMはahamoに縛られることになり、スマホのahamoを解約するときは家のネット回線も他のところに変更する必要があることは理解しておきましょう。
ソネット光Mの運営元はソニーネットワークコミュニケーションズです。
こちらはソニーグループの企業で、So-netはフレッツ光やauひかりのプロバイダーとしての実績が豊富にあります。
ソネット光M公式サイト↓
どちらも光コラボレーション
ahamo光とソネット光MはどちらもNTTからフレッツ光の回線を借り受けてプロバイダーとセットにして提供する「光コラボレーション」のサービスです。
どちらもフレッツ光の提供エリアで利用できるため全国の都道府県に対応しています。
光コラボの光回線は使用する回線が共通しているため、各光コラボ間で乗り換える際に回線工事は不要です。
例えば、ahamo光からソネット光Mへ乗り換えたり、その逆のときも回線工事をせずに済みます。
回線速度はどちらも最大1Gbpsなので違いはありません。
回線をインターネットに接続するプロバイダーは、ahamo光はOCNインターネット、ソネット光プラスはSo-netです。
光コラボは回線とプロバイダーがセットになったサービスのため、フレッツ光のようにプロバイダーの選択で迷うこともありません。
IPv6接続サービスとWi-Fiルーター
どちらも使用回線はフレッツ光で同じですが、「IPv6接続サービス」に違いがあります。
サービス名 | ahamo光 | ソネット光M |
IPv6接続サービス | OCNバーチャルコネクト | v6プラス |
Wi-Fiルーター | 有料レンタル又は自分で用意 | 月額660円 ⇒半年間は無料 |
フレッツ光回線での通信は、従来はIPv4(PPPoE方式)という通信方法でしたが、夜間などで利用者が集中すると混雑して速度が低下することがありました。
この点について、新しい通信方法の「IPv6(IPoE)/IPv4 over IPv6」ではフレッツ光回線の混雑しやすいポイントを避けて通信できるため利用者が増える時間帯でも快適に利用できるようになっています。
そして、このIPv6接続をできるようにするサービスがOCNバーチャルコネクトやv6プラスで、各光コラボごとに採用しているサービスが異なるため、それぞれ対応したルーターを用意する必要があるのです。
ahamo光を利用するにはOCNバーチャルコネクト対応のルーターが必要で、自分で対応ルーターを用意するか有料のレンタルサービスを利用することになります。
ルーターのレンタル料金は、オプションサービスのドコモ光電話(月額550円)を利用するかどうかや無線LAN(Wi-Fi)機能の有無で違っています。
ドコモ光電話の利用なし | ドコモ光電話の利用あり | |
ルーターレンタル 月額料金 |
330円 | 無線LAN機能なし:無料
無線LAN機能有り: |
ドコモ光電話を利用しないならルーターレンタル料は月額330円で、利用する場合は有線LAN機能のみのルーターは無料ですが無線LAN機能付きのルーターはNTT東日本エリアで330円、西日本エリアで110円となっています。
仮に月額330円の有料レンタルサービスを利用したとすると、2年分のレンタル料合計額は7,920円となります。
OCNバーチャルコネクト対応ルーターは楽天市場の店で安いものなら5千円もあれば買えるため、自分で用意した方が安上がりです。
ソネット光Mの方は、v6プラスに対応したルーターが月額660円でレンタルできますが、特典で6か月間は無料です。
他の光回線と比べてレンタル料は高めなので、短期利用でなければ自分で購入した方が良いです。
回線工事費はどちらも無料にできる
ahamo光とソネット光Mはフレッツ光の回線を使用するため、NTTのフレッツ光や他社の光コラボ利用中から乗り換える場合は回線工事は不要です。
光回線を初めて引く場合やフレッツ光以外の光回線(auひかり、NUROひかり、電力系光回線)から乗り換える場合は回線工事が必要です。
基本工事料は次のようになっています。
サービス名 | ahamo光 | ソネット光M |
戸建て | 工事員派遣あり 22,000円※ 工事員派遣なし 3,300円 |
工事員派遣あり 26,400円 工事員派遣なし 3,300円 |
(※ahamo光の派遣工事は設備状況によっては11,660円になる場合があります。)
回線工事は、工事員の派遣が必要な場合と不要な場合で料金が異なっており、建物にフレッツ光の回線設備が導入されていると無派遣工事で済むケースがあります。
賃貸住宅なら部屋の壁に光コンセントなどの壁面端子があるか確認してみましょう。
いずれの場合でも、ahamo光の工事料は特典により無料になります。
申込み月を含む7か月以内にahamo光を利用開始することが特典適用の条件です。
ソネット光Mの工事料金は戸建てと集合住宅で同額です。
派遣工事料は23回の分割払いになっており、分割支払額は1回目が2200円、2~22回目が1,100円ですが、特典により23か月間は分割払い額と同額が割引されることで工事費は実質無料になります。
ただし、24か月未満で解約すると残りの工事料分割払い額(工事費残債)を一括で支払う必要があり自己負担額が発生します。
例えば、派遣工事をして1年で解約した場合、工事費残債額は1,100円×12か月=13,200円となります。
ソネット光Mで派遣工事費を無料にするには2年間は利用する必要があることは覚えておきましょう。
無派遣工事の場合は、3,300円の工事料金は一括払いで1回目で全額割引されるため工事費で2年縛られることはありません。
契約期間と解約金
続いて、契約期間と解約金を比較します。
サービス名 | ahamo光 | ソネット光M |
契約期間 | 2年・無し | 無し |
解約金 | 戸建て 4,950円 集合住宅 3,630円 |
無し |
ahamo光は2年契約のプランと契約期間なしのプランがあり、料金は2年契約のプランの方が安く設定されています。
2年契約プランは、2年ごとに契約が自動更新され、契約期間中の解約では上記の解約金がかかります。
契約満了月とその翌月、翌々月の3か月間の契約更新期間に解約すれば解約金はかかりません。
ソネット光Mは契約期間の設定が無いため解約金も存在せず、いつでも無料で解約できます。
ソネット光は契約期間の縛り無しの光回線なのです。
ahamo光とソネット光Mの料金と支払い方法
契約時の事務手数料と月額料金、支払い方法は次のようになっています。
ahamo光 | ソネット光M | |
契約事務手数料 | 3,300円 | 3,500円 |
戸建て | 2年契約 4,950円 契約期間なし 6,600円 |
1~2年目 4,278円 3年目以降 5,995円 |
集合住宅 | 2年契約 3,630円 契約期間なし 4,730円 |
1~2年目 3,520円 3年目以降 4,895円 |
支払い方法 | クレジットカード 口座振替 |
クレジットカード 口座振替 |
ahamo光の契約期間無しのプランは月額料金が高いため、2年間利用する予定なら2年契約プランの方が良いです。
ahamo光の2年契約プランと比べてソネット光Mの2年目までの料金は、戸建ては672円、集合住宅は110円安いです。
支払い方法は、どちらもクレジットカードと口座振替に対応しています。
キャンペーン特典の比較
最後に、ahamo光とソネット光プラスのキャンペーン特典を解説します。
ahamo光の申し込み特典
ahamo光(2年契約プラン)を申し込むと、dポイント(期間・用途限定)10,000ポイントがプレゼントされます。
なお、ドコモ光からのプラン変更やahamo光(契約期間なしプラン)」は特典の対象外です。
申込み月含む7か月以内にahamo光を利用開始し、利用開始月の2か月後の月末時点でも契約中で、dポイントクラブ会員であることが特典を受ける条件です。
なお、ポイント(期間・用途限定)の有効期限は進呈月を含む6か月なので、使い忘れないように注意しましょう。
また、「用途限定」とあるように以下の用途では利用できません。
・ケータイ料金の支払い
・データ量の追加
dポイントカードやd払いでの支払いには使うことができます。
ソネット光Mの申し込み特典
ソネット光Mの特典は、これまで紹介してきた下記の3点です。
- 回線工事費相当分を割引
- WiFiルーターレンタル料が6か月無料
- 月額料金を2年間割引
キャッシュバック特典は無いですがキャッシュバックの受け取り時期まで縛られないメリットもあります。
まとめ
最後にahamo光とソネット光Mの違いをまとめます。
ahamo光は料金が安い2年契約プランの条件を記載します。
ahamo光 | ソネット光M | ||||
Wi-Fiルーターレンタル | 有料レンタル又は自分で用意 | 月額660円レンタル ⇒6か月は無料 |
|||
契約期間・解約金 | 2年(自動更新) 戸建てタイプ 4,950円 マンションタイプ 3,630円 |
無し | |||
回線工事費 | 特典で無料 | 特典で実質無料 | |||
契約事務手数料 | 3,300円 | 3,500円 | |||
月額料金 | 戸建て | 4,950円 | 1~2年目 4,278円 3年目以降 5,995円 |
||
集合住宅 | 3,630円 | 1~2年目 3,520円 3年目以降 4,895円 |
|||
申し込み特典 | dポイント(期間・用途限定) 10,000ポイント |
ー |
冒頭でも説明したように、通常の月額料金は明らかにソネット光Mの方が高いですが、2年間はソネット光Mの方が安いです。
ただ、金額差は戸建ては670円ですが、集合住宅は110円だけなので、ahamo光は申し込み特典で1万円分のポイントがもらえることを踏まえると、マンション・アパートの場合はahamo光の方が低コストです。
回線工事費を無料にするには、ソネット光Mは2年利用する必要ありますが、ahamo光は利用期間の条件がないです。
このため、新規契約で派遣工事になることが分かっていて2年未満で解約するかもしれない場合もahamo光の方が良いでしょう。
公式サイトはこちら ⇒ ahamo光
戸建てで2年利用ならソネット光Mは低コストにできます。
転用や事業者変更で回線工事が不要な場合は工事費のことは気にする必要がないです。
契約期間の縛りもないため2年未満でも無料で解約できます。
新規契約で派遣工事をする場合でも2年間は利用できるなら工事費は無料にできます。
公式サイトはこちら ⇒ 【So-net 光 コラボ】
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