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楽天ターボとソフトバンクエアーを比較して違いをまとめた

楽天モバイルから「楽天ターボ(Rakuten Turbo)」というホームルーターが新しく登場しましたが、ホームルーターとしては以前からソフトバンクが提供する「ソフトバンクエアー(SoftBank Air)」というサービスもあります。

今回は楽天ターボとソフトバンクエアーを比較したので、この2つが気になっている人は参考にしてください。

使用回線と対応エリアの違い

楽天ターボとソフトバンクエアーで使用する回線は次のようになっています。

 サービス名 楽天ターボ
(Rakuten Turbo)
ソフトバンクエアー
(SoftBank Air)
運営元 楽天モバイル ソフトバンク
使用回線 楽天回線
4G LTE
5G Sub6
SoftBank回線
4G LTE
5G Sub6

どちらも携帯電話でも利用されている4Gや5Gの回線でインターネットに接続するサービスです。
自宅がまだ5Gエリアになっていなくても4G回線で利用できます。

携帯キャリアとしての歴史が長いSoftBankの回線の方が対応エリアは広いですが、外に持ち出してあちこちで使う機会があるモバイルルーターと違いホームルーターは自宅に置いて使うため、自宅が対応エリアになっていれば問題ないです。

楽天回線は山間部など人口の少ないエリアだと対応していないところがあるため、まずは自宅がエリア内かどうかチェックしておきましょう。

エリア確認はこちら⇒Rakuten Turbo(公式サイト)

契約期間と解約金

どちらも契約期間の設定はないため、解約違約金や契約解除料といった解約金もないです。
契約期間に縛られることはありません。

ただし後で説明しますが、ソフトバンクエアーは端末代を実質無料にするためには4年利用する必要があり、最初は4年縛りになります。

料金の違い

契約時の事務手数料と月額料金、支払い方法は下記のようになっています。

 サービス名 楽天ターボ ソフトバンクエアー
契約事務手数料 3,300円 3,300円
月額料金 1~6か月目 0円
13か月目以降 4,840円
48か月目まで 4,950円
49か月目以降 5,368円
支払い方法 クレジットカード
口座振替
クレジットカード
口座振替

どちらもキャンペーン特典で一定期間は月額料金が割引されており、楽天ターボは半年間は無料、ソフトバンクエアーは4年間は4,950円で利用できます。

ソフトバンクエアーの割引後の月額料金と比べても楽天ターボの月額料金の方が安いです。

支払い方法は、どちらもクレジットカードと口座振替に対応しており、ソフトバンクエアーはSoftBankやY!mobileの携帯電話料金との合算請求も可能です。

楽天ターボはクレジットカード払いなら料金支払いに楽天ポイントを充当できます。
通常ポイントのほか期間限定ポイントや楽天キャッシュも使用できます。

楽天ターボは月額料金100円ごとに1ポイントが貯まります。
7か月目以降は月額4,400円(税別)なので毎月44ポイントになるため、1年間で貯まるのは528ポイントです。

 

ホームルーターの価格の違い

次に、ホームルーターの価格を比較します。

 サービス名 楽天ターボ ソフトバンクエアー
使用端末名 Rakuten Turbo 5G Airターミナル6
価格 41,580円 71,280円

端末価格はソフトバンクエアーのAirターミナル6の方が3万円近く高いです。

しかし、ソフトバンクエアーは4年利用することで端末代は実質無料になるため、長期利用の予定なら心配ありません。

楽天ターボの端末代

Rakuten Turbo 5Gの価格は41,580円です。

一括払いのほか24回(1,732円×24回)か48回(866円×48回)の分割払いもできますが、48回の分割払いができるのは楽天カードのみです。

楽天ターボの端末代は8日間の返金制度があるため、まずは使ってみて自宅に十分に電波が届いているか確認してから継続するかを判断できます。

ソフトバンクエアーの端末代

Airターミナル6の価格は71,280円です。

分割払いの回数は12回・24回・36回・48回・60回から選べます。

ソフトバンクエアーでは「月々割」により48か月間は月額料金が毎月1,485円割引され、48か月×1,485円=71,280となり端末代と一致します。

つまり、どの分割払い回数を選んでも、4年利用することで端末代は実質無料になるのです。

4年未満で解約すると端末代の割引を満額受けられなくなるため、自己負担額が発生します。

例えば、2年利用して解約した場合、残り24か月分の割引が受けられなくなるため端末代の自己負担額は1,485円×24回=35,640円となります。

端末価格が高いため、4年未満で解約した場合の負担額も大きいことは理解しておきましょう。

キャンペーン特典の比較

続いてキャンペーン特典を比較します。

ソフトバンクエアーはソフトバンク公式サイトよりも販売代理店の方が豪華なキャッシュバック特典を用意しているため、ここでは販売代理店(GMOとくとくBB)のキャッシュバック特典を比較対象とします。

 サービス名 楽天ターボ ソフトバンクエアー
キャッシュバック
ポイント還元
①20,000ポイントプレゼント

②SPUでポイントが+2倍

③初めての契約で1,000ポイントプレゼント

キャッシュバック
37,500円

Rakuten Turboのキャンペーン特典

①20,000ポイントのプレゼント

楽天モバイルのユーザーには楽天ポイントが20,000ポイントプレゼントされます。

既に楽天モバイルを利用中の人だけでなくこれから利用開始する人も対象になり、楽天ターボの課金開始月の翌月末日時点でRakuten最強プランを利用していることが条件です。

楽天モバイルのユーザー以外でも、楽天ターボの申し込み月に楽天市場の下記の対象ジャンルで1円以上の買い物をすると20,000ポイントが還元されます。

家電
TV・オーディオ・カメラ
タブレットPC・スマートフォン
パソコン・周辺機器
ゲーム

この特典は楽天ターボの申し込み月の末日までにキャンペーンページでエントリーする必要があるので忘れないようにしてください。

なお、楽天モバイルのユーザーがエントリーして楽天ターボの申し込み月に1円以上の買い物をした場合は買い物還元特典の方が適用されます。

どちらの特典も受け取り時期はRakuten Turboの利用開始月の翌々月の末日頃で、ポイントの有効期限は進呈日を含めて6か月間です。

②SPUで買い物ポイントが+2倍

Rakuten TurboはSPUの対象のため楽天市場での買い物のときに楽天ポイントが+2倍になります。

+2倍で多くもらえるポイントの月間の獲得上限は1,000ポイントまでなので、月間で50,000円の買い物したときが最もお得です。

③申し込みで1,000ポイントのプレゼント

申し込み特典として、公式サイトのキャンペーンのページからSPUで+2倍のページに行き、そこでエントリーボタンを押してから申し込むと1,000ポイントがプレゼントされます。

楽天ターボを初めて契約する人が対象です。

事前エントリーが必要なので忘れないようにしてください。

公式サイトでエントリーボタンを確認する ⇒ Rakuten Turbo

 

ソフトバンクエアーのキャンペーン特典

代理店(GMOとくとくBB)のサイトから申し込むと37,500円のキャッシュバックがもらえます。

新規申し込みで29,500円キャッシュバックがあり、申し込み後3日以内に「事前情報登録」を完了するとキャッシュバックが8,000円増額されて合計37,500円のキャッシュバックになります。

事前情報登録とは、申し込みから3日以内にソフトバンクからSMSかメールが届くので、そこから本人確認書類をアップロードをすることです。申し込み日を含む3日以内なので注意してください。

受け取り手続きは 開通月の翌々月の末頃にキャッシュバックの案内メールが届くので、メールが届いてから30日以内にこれに従って受け取り口座を登録します。



ソフトバンクエアーのスマホセット割

ソフトバンクエアーの方はスマホとセットで利用するとお得な特典を受けられます。

SoftBankのスマホを使っている人は「おうち割光セット」で携帯電話の料金がプランに応じて毎月550円~1,100円割引されるのです。

例えば、料金プランがデータプランメリハリ無制限やデータプランミニフィット+なら割引額は1,100円です。

Y!mobileのセット割は「おうち割光セット(A)」で、携帯電話の対象プランに応じてを毎月550円~1,650円割引されます。

例えば、料金プランがシンプル2 M/Lなら割引額は1,650円になります。

このセット割はソフトバンクエアーの契約者だけでなく、SoftBankやY!mobileを契約している家族も対象で最大10回線まで割引されます。

例えば、家族3人全員がSoftBankの1,100円割引対象のプランを契約してれば合計3,300円の割引となります。
遠方に住む家族も割引対象にできるため、自分と家族で5人が1,100円割引対象のプランを使っていれば合計で5,500円割引されてソフトバンクエアーの月額料金を上回ります。

このように、ソフトバンクエアーは家族のスマホをSoftBankかY!mobileで統一している家庭ほどお得になるサービスなのです。

端末のスペックと通信速度の違い

ここでは端末のスペックと通信速度を比較します。

端末のスペック比較

使用する端末は、楽天ターボは「Rakuten Turbo 5G」とソフトバンクエアーは「Airターミナル5」です。

主なスペックは以下のようになっています。

機種名 Rakuten Turbo 5G Airターミナル6
メーカー 楽天モバイル
発売日 2023年1月26日 2024年11月20日
サイズ
(高さ×幅×奥行)
約148×110×110mm 約225×103×103mm
重量 約774g
対応周波数帯

5G
Band n77 (3.8GHz)
4G LTE
FDD-LTE:Band 3 (1.8GHz)

5G
Band n77(3.7GHz・3.5GHz・3.4GHz)
4G LTE
FDD-LTE:Band 1(2.1GHz)
4G
AXGP: Band 41(2.5GHz)
TDD-LTE: Band42(3.5GHz)
最大通信速度 5G
下り 2.1Gbps
上り 218Mbps
5G
下り 2.7Gbps
4G
下り 838Mbps
4G LTE
下り 391Mbps
上り 76Mbps
有線LAN規格 1000BASE-T
100BASE-T
10BASE-T
LANポート数 2個
無線LAN規格
(Wi-Fi)
IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax
(2.4GHz・5GHz)
IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax/be
(2.4GHz・5GHz・6GHz)
最大接続台数 128台(WiFi:126台/LAN:2台)

発売時期はAirターミナル6の方が新しいです。

対応している電波の周波数帯(バンド)はAirターミナル6の方が多いです。

サイズについては、Rakuten Turbo 5Gの方がAirターミナル6より幅と奥行きが7mm長く、高さが7cmほど低いです。Rakuten Turbo 5Gの方が高さが低いことが目立った違いです。

最大通信速度については、下り最大速度のAirターミナル6の方が速いです。
Airターミナル6の方は下り最大速度しか公式サイトの仕様表に記載されていなかったので上り最大速度は不明です。

Wi-Fiの規格は、Airターミナル6は最新規格のIEEE 802.11be(Wi-Fi7)に対応しているため6GHz帯の通信も可能です。
ただし、Wi-Fi 7で通信するにはPCやスマホなど接続する機器側もこれに対応している必要があります。

有線LANの対応規格やLANポートの数、最大接続台数は同じです。

楽天ターボとソフトバンクエアーの速度比較

端末のスペック上の最大速度ではなく、使用時に実際に出ている速度はどれくらいなのかは、「みんなのネット回線速度」という速度測定サイトが参考になります。

それにによると、各サービスの平均速度とPing値は以下のようになっていました。

  楽天ターボ
Rakuten Turbo 5G
ソフトバンクエアー
Airターミナル5
ダウンロード速度※ 103.06Mbps 111.54Mbps
アップロード速度※ 40.04Mbps 9.14Mbps
Ping値※ 50.42ms 45.29ms

(※引用元:みんなのネット回線速度 直近3カ月間の平均値)

Airターミナル6は発売されたばかりのため、前モデルのAirターミナル5のデータを記載しています。

下り速度はソフトバンクエアーの方が若干上ですが大きな差ではないです。

上り速度は楽天ターボの方が速いです。
楽天ターボはホームルーターの中ではアップロード速度の数値が比較的高めなので、ファイルのアップロードをする機会がよくある人には良いかもしれません。

PING値も大きな差ではないです。
他のホームルーターでも45~50msくらいの水準となっています。

なお、これらはあくまで平均値なので自宅の電波環境によってはもっと低い数値になる場合があります。

 

1年~3年間利用した場合の総費用を比較

ここではキャッシュバック特典を踏まえたうえで、1年、2年、3年利用した場合の総費用を比較します。

楽天ターボ ソフトバンクエアー
契約事務手数料 3,300円
端末代 41,580円 1年利用 53,460円
2年利用 35,640円
3年利用 17,820円
4年利用 0円
月額料金 1~6か月目 0円
13か月目以降 4,840円
48か月目まで 4,950円
49か月目以降 5,368円
月額料金1年分 29,040円 59,400円
月額料金2年分 87,120円 118,800円
月額料金3年分 145,200円 178,200円
申し込み特典
ポイント・キャッシュバック
21,000ポイント 37,500円
1年総費用 52,920円
78,660円
2年総費用
111,000円
120,240円
3年総費用 169,080円 161,820円
総費用=契約事務手数料+端末代+期間ごとの月額料金合計-申し込み特典分

総費用は、1年利用なら楽天ターボ、2年や3年利用ならソフトバンクエアーの方が少ないです。

楽天ターボは最初の半年間は月額料金が無料になることやソフトバンクエアーは4年以内で解約すると端末代の自己負担額が発生することが結果に影響しています。

2年、3年、4年と利用期間が長くなるほどソフトバンクエアーは端末代の自己負担額が減っていき低コストになります。

ただ、月額料金は楽天ターボの方が安いため、長期利用し続ければ総費用は逆転する時がきます。

10年利用した場合の総費用は、楽天ターボは575,640円、ソフトバンクエアーは589,896円となり楽天ターボの方が少ないです。

また、楽天市場で高額な買い物をすることが多い場合は、楽天ターボではSPUで楽天市場での買い物ポイント還元率が+2倍になるメリットも考慮しておきましょう。

例えば、楽天市場で月間25,000円~50,000円の買い物をするとSPUにより通常よりも500~1,000ポイントが多くもらえるため、実質的に楽天ターボの月額料金が500円~1,000円安くなったのと同じことになるのです。

楽天市場での買い物金額が大きい人なら楽天ターボの方が低コストになるケースもあります。

普段の買い物金額の規模や利用予定期間でシュミレーションして選んでください。

まとめ

最後に各サービスのメリットとデメリットをまとめます。

  楽天ターボ ソフトバンクエアー
メリット ①月額料金はこちらの方が安い

②半年間は無料で利用できる

③21,000ポイントがもらえる

④SPUで楽天ポイント+2倍

⑤端末代8日間返金制度で試せる

①4年利用すれば端末代が実質無料

②4年間は割引料金で利用できる

③端末はWi-Fi7に対応している

④37,500円のキャッシュバックがある

⑤SoftBankやY!mobileのスマホとのセット割がある

デメリット ①端末代の割引が無い ①4年未満で解約すると端末代を負担することになる

②割引終了後の月額料金が高い

楽天ターボの方が月額料金が安いため、長期利用するならこちらの方が低コストになります。

SPUで買い物ポイントが+2倍になる特典があるため、楽天市場で高額な買い物をよくする人ほどお得です。

上り速度が少しでも速いホームルーターを利用したい場合も注目です。

端末代は8日間返金制度があるため試してみてから継続するかを判断できます。

公式サイトはこちら ⇒ Rakuten Turbo

 

ソフトバンクエアーは月額料金が高いですが、端末代は4年利用することで無料になります。

高額キャッシュバックもあるため、4年ほど利用するなら実質的な総費用では低コストになります。

SoftBankやY!mobileのスマホとのセット割が適用できるため、ソフトバンクやワイモバイルのスマホを使っているなら長期利用でもこちらの方がお得です。

詳細・申し込みはこちら ⇒ GMOとくとくBB【SoftBank Air】

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