WiMAX+5Gのモバイルルーターの新機種「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」が2025年3月27日に発売されました。
WiMAX+5G用のモバイル端末としては既に「Speed Wi-Fi 5G X12」が発売されているため、これから申し込む人は2機種から選択することになります。
この記事ではSpeed Wi-Fi DOCK 5G 01Speed Wi-Fi 5G X12のスペックを比較するので、機種選びの参考にしてください。
また、参考として旧モデルのスペックも最後に掲載します。
Speed Wi-Fi DOCK 5G 01とX12の比較
2機種のスペックを比較表にまとめました。
Speed Wi-Fi DOCK 5G 01 | Speed Wi-Fi 5G X12 | |
発売日 | 2025年3月27日 | 2023年6月1日 |
メーカー | CPSpeed | NECプラットフォームズ |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約140×72×15.4mm | 約136×68×14.8mm |
ディスプレイ | 約2.4インチ タッチパネル |
約2.4インチ |
重量 | 約198g | 約174g |
カラー | ブラック | アイスホワイト シャドーブラック |
最大通信速度 | 下り 3.5Gbps 上り 286Mbps |
下り 3.9Gbps 上り 183Mbps |
5G SA | ○ | ○ |
Wi-Fi通信規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) |
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) |
Wi-Fiセキュリティ規格 | WPA3 | WPA3 |
同時接続台数 | 49台 (WiFi48台/USBまたはLAN1台) |
17台 (WiFi16台/USBまたはLAN1台) |
充電台 LANポート規格 |
1000BASE-T 100BASE-TX |
2.5GBASE-T 1000BASE-T 100BASE-TX |
バッテリー容量 | 5,400mAh | 4,000mAh |
連続通信時間 連続待受時間 |
約540分(約9時間) 約880分(約14.6時間) |
約540分(約9時間) 約420分(約7時間) |
価格 | 27,720円 | 27,720円 |
サイズと重量
本体サイズはDOCK 5G 01の方が若干大きめです。
ディスプレイサイズはどちらも約2.4インチです。
X12では画面右側にあるボタンを押して各種設定の操作しますが、DCOK 5G 01はタッチパネルで操作できることが大きな違いです。
重量はバッテリー容量が増えているためかDOCK 5G 01の方が少し重いですが24gの違いです。
カラー
X12はアイスホワイトとシャドーブラックがありますが、DOCK 5G 01はブラックのみです。
最大通信速度
DOCK 5G 01の最大通信速度は下りが3.5Gbps、上りが286Mbpsです。
X12は下りが3.9Gbps、上りが183Mbpsです。
DOCK 5G 01はX12と比べて、下り最大速度はやや下がってますが、上り最大速度は上がっています。
5G SA
どちらも5G SA(5G Stand Alone)に対応しています。
従来の5G NSA(5G Non Stand Alone)はコア設備は4Gのものを活用していましたが、5G SAではコア設備や基地局なども含めて5G専用の技術と設備で構成されています。
ただし現在のところ5G SA対応エリアは一部に限られているため、この点はそれほど気にする必要はありません。
Wi-Fiの通信規格とセキュリティ規格
Wi-Fi通信の規格は、どちらもIEEE802.11a/b/g/n/ac/axまで対応しています。このうち最も新しい規格のIEEE802.11axは「Wi-Fi 6」とも呼ばれています。
Wi-Fi接続時のセキュリティ規格(暗号プロトコル)は、どちらも最新のWPA3に対応しています。
同時接続できるデバイス数
同時接続できるデバイス数は次のようになっています。
DOCK 5G 01:49台(Wi-Fi48台+USB接続またはLAN接続で1台)
DOCK 5G 01はWi-Fiの接続台数が大幅に増えているのが特長です。
どちらもPCとはUSBケーブルで有線通信もできるほか、LANポートが付いている充電台を使えばLANケーブルで通信することもできます。
充電台の違い
DOCK 5G 01は充電台の「ドック」が付属します。
X12の充電台「クレードル」は別売りで、WiMAXの申し込みの時にオプションで購入するかしないかを選択できます。
クレードルの価格はプロバイダーによって異なり、GMOとくとくBBでは5,170円となっています。
ドックとクレードルでは2つの違いがあります。
LANポートの規格
対応しているLANポートの規格は、DOCK 5G 01のドックは最大速度が1Gbpsの1000BASE-Tまでです。
X12のクレードルは、最大2.5Gbpsの2.5GBASE-Tにも対応しています。
WiMAXで1Gbpsを超える速度はまず出ないので1000BASE-Tでも十分ですが、速度性能にこだわる人は注目です。
クレードルにはアンテナが付いている
X12のクレードルにはアンテナが内蔵されているのも特長です。
これによりX12をクレードルに装着して使うと全方向の電波をキャッチしてくれるため、電波の弱い所でも通信が安定するというメリットがあります。
ただ、DOCK 5G 01もドックに接続することで、より安定してインターネットに接続できるようです。
バッテリー容量と連続通信・待受時間
バッテリー容量は、DOCK 5G 01が5,400mAh、X12が4,000mAhで、新モデルでは容量が増えています。
連続通信時間は、DOCK 5G 01とX12のどちらも約540分(約9時間)です。
連続待受時間は、DOCK 5G 01は約880分(約14.6時間)、X12が約420分(約7時間)となっており、新モデルの方が2倍以上長いです。
端末の価格
価格はどちらも27,720円です。
まとめ
新モデルのSpeed Wi-Fi DOCK 5G 01は旧モデルのSpeed Wi-Fi DOCK 5G X12と比べて以下の違いがあります。
- 充電台(ドック)が付属する
- サイズが若干大きく重量が少し増えた
- 最大速度は下りは若干下がり、上りは上がった
- Wi-Fiの同時接続台数が大幅に増えた
- バッテリーが大容量になり連続待受時間が長くなった
この他にX12は充電台(クレードル)が別売りですが、クレードルのLANポートが2.5GBASE-Tに対応し、アンテナが内蔵されているという強みがあります。
以上を踏まえたうえで自分の希望条件に合わせて機種を選んでください。
WiMAXの詳細とおすすめプロバイダーはこちら ⇒ WiMAX+5Gの料金プランとプロバイダー
WiMAX モバイルルーター 旧モデルのスペック
参考情報として以下に旧モデルのスペックを掲載しておきます。
Speed Wi-Fi 5G X11 | Galaxy 5G Mobile Wi-Fi | |
発売日 | 2021年10月15日 | 2021年4月8日 |
メーカー | NECプラットフォームズ | サムスン |
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 約68×136×14.8mm | 約76×147×10.9mm |
ディスプレイサイズ | 2.4インチ | 5.43インチ |
重量 | 約174g | 約203g |
カラー | チタニウムグレー スノーホワイト |
ホワイト |
最大通信速度 | 下り 2.7Gbps 上り 183Mbps |
下り 2.2Gbps 上り 183Mbps |
5G SA | ー | ー |
Wi-Fi通信規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) |
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ (2.4GHz/5GHz) |
Wi-Fiセキュリティ規格 | WPA3 | WPA2 |
同時接続台数 | 17台 (WiFi16台/USB又はLAN1台) |
11台 (WiFi:10台/USB1台) |
バッテリー容量 | 4,000mAh | 5,000mAh |
連続通信時間 連続待受時間 |
約490分(約8.1時間) 約400分(約6.6時間) |
約1,000分(約16.6時間) 約790分(約13.1時間) |
価格 | 21,780円 | 21,780円 |