2024年10月1日からahamoで使える月間容量が30GBに増量されました。
一人暮らしをしていてスマホだけでネットを使う人で、通信量が月間30GB以内に収まるなら、家のWiFi(インターネット回線)を用意する必要はないでしょう。
家のPCでも使うので月間30GBだと足りない場合は?
次の2つの方法があります。
- ahamoの大盛りオプションを利用する
- 別途家のインターネット回線を契約する
ahamo大盛りを利用する
ahamoには、月額1,980円の「大盛りオプション」があり、これを追加すると通信容量が80GB増量されます。
通常のahamoが月額2,970円で月間容量が30GBなので、ahamo大盛りでは月額4,950円で月間110GBまで利用できることになります。
全容量でテザリングもできるため、家にいるときはスマホのテザリング機能によってPCやタブレットでもインターネットを利用できます。
この方法なら、別途家のネット回線契約をする必要がないため、契約管理がシンプルになり通信費も抑えられます。
デメリットは以下の点です。
- WiFiテザリングはスマホのバッテリー消費量が多い
- 通信速度は光回線に及ばない
- 通信障害やスマホが故障した時はインターネットを使えなくなる
WiFiテザリングはバッテリー消費量が多い
WiFiテザリング機能を使うと、PCやタブレットなどをWiFiによってスマホと接続し、スマホのSIMの回線でインターネットを利用できます。
ただ、WiFiテザリングを使うとスマホのバッテリー消費量が増えるため、使用しない場合と比べて充電する頻度が増えます。
充電する頻度が増えるとバッテリーの劣化するペースも早まるため、買い替えサイクルが短くなる場合があります。
これについてはテザリングを利用する頻度や使用時間にもよるため、バッテリー持ちが悪くなることが気になるかどうかは人によって異なります。
主にはスマホでネットを利用し、パソコンやタブレットではたまにしか利用しないなら、バッテリー消費量についてはそこまで気にしなくて良いでしょう。
なお、テザリングはWiFiの他にUSBケーブルやBluetoothでの接続でもできます。
USBテザリングはパソコンからUSBケーブルでスマホに給電しながら使うため、バッテリーが常に満充電の状態になり長時間の使用はバッテリーの劣化を早めます。
Bluettoothデザリングは消費電力が少ないですが、通信速度は1Mbps程度になるため速度が遅くても構わない用途向きです。WEBサイトを見ることはできますが、快適とは言い難い速度です。
通信速度は光回線に及ばない
ドコモの回線は、電波の強い場所なら下り速度で100Mbps以上出ることもありますが、無線通信のため使用場所の電波強度によって速度は左右されます。
これについてはスマホで速度測定してみれば、どれくらいの速度水準かわかります。
光回線(1ギガタイプ)なら下り・上りともに200~300Mbps台の速度で利用できます。
例外として、マンションで部屋までの配線がVDSL方式の場合は最大速度が100Mbpsまでになります。
いずれにしても有線通信の光回線なら場所を問わず安定した高速通信が可能です。
オンラインゲームで重要になるPing値は、携帯キャリアのモバイル回線では50ms前後の水準ですが、光回線なら20ms前後です。
以上から、オンラインゲームや速度が重要な用途で使うなら光回線を利用した方が良いです。
通信障害やスマホが故障した時はネットが使えなくなる
インターネットに接続する手段がスマホに入れたahamoのSIMのみだと、ドコモ回線で通信障害が発生した時にネットを利用できなくなります。
一時的にネットが使えなくなっても困らないなら良いですが、いざというときにネットが利用できなくなるのは困るなら別の回線も用意しておいた方が無難です。
デュアルSIM対応スマホなら他社回線の格安SIMを契約してサブ回線として用意しておく方法がありますが、スマホが故障してしまうとテザリングもできなくなります。
家に固定回線を用意しておくことは、通信障害やスマホの故障などでモバイル回線が使えなくなってもPCやタブレット等でインターネットを利用できるメリットがあるのです。
家のインターネット回線
自宅用インターネット回線は、光回線とホームルーターの2つがあります。
光回線は、家の近くの電柱から引き込んだ光ファイバーケーブルを使って通信します。
最初に回線工事が必要になりますが、建物にNTTのフレッツ光の回線設備が導入されていると、工事員の派遣が無い「無派遣工事」で開通できる場合があるので確認しておきましょう。
ホームルーターは、スマホと同じで携帯キャリアの4G LTEや5G回線の電波で通信します。
回線工事は不要で、端末が自宅に届いたら電源ケーブルをコンセントに差すだけですぐ利用開始できる手軽さが魅力です。
この2つでは光回線の方が高速通信が可能です。
月額料金は、戸建ては同じくらいで集合住宅は光回線の方が安いため、光回線を引けるならこちらがおすすめです。
家に光回線を引ける状態で、速度や安定性を重視するなら光回線がベストです。
光回線が引けない賃貸住宅に住んでいたり、引っ越しが多いため光回線を引きたくない場合はホームルーターも選択肢になります。
ahamoユーザーにおすすめの光回線
ahamoユーザーにおすすめ光回線を3つ紹介します。
いずれも、NTTのフレッツ光の回線を使用する「光コラボレーション」のサービスのため全国の都道府県で利用できます。
光コラボは1ギガタイプのほか10ギガタイプに対応しているところもありますが、現在一般的なのは1ギガ対応なので、ここでは1ギガタイプを紹介します。
ahamo光
まずチェックしておきたいのが、ahamoユーザー専用の光回線「ahamo光」です。
ドコモが提供する光回線としてはドコモ光がありドコモのスマホとのセット割が適用されますが、ahamoはドコモ光セット割の対象外のため、ahamoユーザーのための低料金サービスとしてドコモが新たに開始した光回線がahamo光なのです。
これなら、スマホと家のネット回線の契約先をドコモに一本化できます。
ただし、ahamo光を利用するにはスマホのahamoがペア回線として必要なので、スマホのahamoを解約したらahamo光の方も解約となるデメリットもあります。
ahamo光を利用したままahamoからドコモの他のプランに変更したり、MNPで他社に乗り換えたりすることはできません。
ahamo光を利用する場合、スマホのahamoを解約したら家のネット回線も解約になることは理解しておきましょう。
ahamo光 | |
契約期間 解約金 |
2年 戸建て 4,950円 集合住宅 3,630円 |
契約事務手数料 | 3,300円 |
WiFiルーターレンタル | 有料 |
回線工事費 | 特典で無料 |
月額料金 | 戸建て 4,950円 集合住宅 3,630円 |
キャンペーン特典 | dポイントのプレゼント (期間・用途限定) 10,000ポイント |
WiFiルーターは、自分で購入用意するかレンタルルーサービスを利用することになります。
ahamo光を利用するには「OCNバーチャルコネクト」に対応したルーターが必要なので、自分のルーターを使う場合は対応している機種か確認しておきましょう。
ルーターレンタルサービスの月額料金は次のようになっています。
NTT東日本エリア | NTT西日本エリア | |
ドコモ光電話の利用なし | 330円 | 825円 |
ドコモ光電話の利用あり | 無線LAN機能なし 無料 無線LAN機能付き 330円 |
無線LAN機能なし 無料 無線LAN機能付き 110円 |
ドコモ光電話(月額550円)を利用しない場合、NTT東日本エリアはドコモから月額330円でレンタルでき、NTT西日本エリアはNTT西日本から月額825円でレンタルできます。
どちらにしても長期利用では高くつくため、1年以上は利用するつもりなら自分で購入した方が良いです。
ドコモ光電話を利用する場合は、無線LAN(WiFi)を利用せずPCとLANケーブルで繋げて使うだけならルーターレンタル料は無料です。
WiFiを使いたいなら東日本は月額330円、西日本は月額110円がかかります。
公式サイトはこちら↓
enひかり
いずれahamo以外のSIMに乗り換えるかもしれないなぁ。
スマホでahamoを解約するとahamo光も同時に解約となってしまいますが、スマホは乗り換えても家のネット回線は同じところを使い続けたいなら別の光回線を選ぶのが良いでしょう。
そこで注目なのが、enひかり。
enひかりは独自の割引サービス「勝手に割り」により、ahamoユーザーがenひかりを契約するとenひかりの月額料金が110円割引されるからです。
サービス条件は次のようになっています。
enひかり | |
契約期間 解約金 |
無し |
契約事務手数料 | 新規契約 3,300円 転用・事業者変更 2,200円 |
WiFiルーターレンタル料(月額) | 無線LAN機能なし 220円 無線LAN機能あり 330円 |
回線工事費 | 派遣工事 屋内配線新設あり 16,500円 屋内配線新設なし 8,360円 無派遣工事 2,200円 |
月額料金 | 戸建て 4,620円 集合住宅 3,520円 |
キャンペーン特典 | ルーターの特価購入 |
enひかりはahamo光と違って契約期間や解約金が無いため、いつでも無料で解約できます。契約期間による縛りが無いの光回線です。
その代わり、回線工事費は無料になりません。
フレッツ光の回線設備が導入されていない建物だと派遣工事をして配線の新設を行うため工事費は16,500円かかります。
月額料金はahamo光より安いです。
ahamo光はIPv6接続サービス(OCNバーチャルコネクト)が込みの料金ですが、enひかりはIPv6接続サービスはオプションサービスで月額198円です。
enひかりでIPv6接続サービスはを利用するかは任意ですが、これを付けておくと夜間など利用者が増える時間帯の混雑を避けて通信でき、速度低下しにくくなります。
ahamo光をはじめほとんどの光コラボではIPv6接続サービスは標準で付いていることから、enひかりでも基本的には付けておいた方が良いです。
ahamoユーザーは「勝手に割り」で110円割引されるため、IPv6接続サービスを追加しても月額料金は88円高くなるだけで、戸建ては月額4,708円、集合住宅は月額3,608円となりahamo光より安いです。
enひかりのIPv6接続サービスは下記の3つから選べます。
- v6プラス
- transix(トランジックス)
- Xpass(クロスパス)
どれを選んでも速度水準に大きな違いはありせんが、特典のルーター特価購入をするにはv6プラスを選ぶことが条件になっています。
ルーターの特価購入は、NECプラットフォームズの「Aterm WG1200HP4」という機種なら、販売価格は1,100円で送料は880円のため合計1,980円となり、市販品より安いです。
詳しくは公式サイトをチェックしてください↓
エキサイト光Fit
光回線は容量無制限だけど、そんなにたくさん使わない。
家に光回線は引いておきたいものの、通信量はそれほど多くないので料金が無駄になるのがもったいないと感じるなら、従量制の光回線を選ぶ方法があります。
それがエキサイト光Fit(BB.excite光 Fit)です。
月額料金は月間で使用した通信量に応じて次のように決まります。
月間通信量 | 戸建て(税込) | 集合住宅(税込) |
30GB未満 | 3,520円 | 2,640円 |
200GB未満 | 4,290円 | 3,410円 |
500GB未満 | 5,060円 | 4,180円 |
500GB以上 | 5,830円 |
使用量が月間200GB未満ならenひかりより安く、30GB未満ならさらに安く済みます。
逆に200GBを超えると料金は高くなってしまうため注意が必要です。
200GBを超えるなら一律料金で通信容量は無制限のahamo光やenひかりの方が良いです。
普段の通信量が月間200GB未満に収まるかどうかが利用するかの判断基準になるでしょう。
使用した通信量はエキサイト光Fitのマイページ(ユーザーページ)上で確認できます。
月額料金以外の条件は次のようになっています。
エキサイト光Fit | |
契約期間 解約金 |
無し |
契約時の手数料 | 契約事務手数料 新規 転用・事業者変更 ⇒特典で無料 登録手数料 |
WiFiルーターレンタル | 無し |
回線工事費 | 派遣工事 屋内配線新設あり 屋内配線新設なし |
キャンペーン特典 | 初期費用・標準工事費が無料 |
こちらも契約期間や解約金の設定は無く、契約期間による縛りはありません。
キャンペーン特典で契約事務手数料は無料です。
このほかに登録手数料もありますが、こちらは特典で登録手数料を無料にするかWiFiルーターのプレゼントのどちらかを選べます。
ルーターを持っているなら登録手数料の無料を選べば初期費用は一切かからず、持ってない場合はルータープレゼントを選べば実質3,300円で買えたことになります。
登録手数料無料を選択してルーターは自分で購入する方法もありますが、エキサイト光FitはIPv6接続サービスでtransixを採用しているため、自分でルーターを用意する場合はtransixに対応している機種か確認しておきましょう。
回線工事費は特典で無料になるため、フレッツ光の回線設備が無い家に住んでいて派遣工事になる人には特にお得です。
公式サイトはこちら↓
ホームルーター
もうすぐ引っ越すかもしれない。
それならホームルーターを検討してみましょう。
ホームルーターはスマホと同じように携帯電話の電波で通信する機器です。
端末が自宅に届いたら電源コードをコンセントに差すだけで使えるようになります。
パソコンやスマホ、タブレットとはWi-Fiで接続し、パソコンとはLANケーブルで接続することもできます。
ahamoユーザーにおすすめのホームルーターを2つ紹介します。
ドコモ home 5G
ドコモが提供しているホームルーター「home 5G」なら契約先をドコモにまとめられます。
ただ、ドコモのギガプランやeximo、irumo(0.5GBプラン以外)の契約者なら「home 5G セット割」でスマホの月額料金が受けられますが、残念ながらahamoは対象外です。
この点も踏まえて判断しましょう。
home 5Gの申し込み窓口によって契約事務手数料や特典内容が異なりますが、ここでは代理店GMOとくとくBBの条件を記載します。
ドコモ home 5G | |
契約期間・解約金 | 無し |
契約事務手数料 | 3,850円 |
月額料金 | 4,950円 (初月は日割り) |
端末代 | 71,280円 ⇒3年利用で実質0円 |
申し込み特典 | Amazonギフト券 20,000円 |
注意したいのが端末代です。
36回の分割払いになっており、36か月間は分割払い額と同額が割引されるため、月々の支払い額は月額料金のみです。
36か月利用すると端末分割払いの全額が割引されたことで端末代は実質0円となります。
36か月未満で解約すると残りの回数分の割引を受けられず、残りの分割払い額を一括で支払うことになるため端末代の自己負担が発生します。
解約時期 | home 5G 端末代残債 |
1年利用後 | 47,520円 |
2年利用後 | 23,760円 |
3年利用後 | 0円 |
特に1年など短期間で解約した場合の自己負担額は大きいため注意してください。
GMOとくとくBBでは申し込み特典でAmazonギフト券20,000円分がもらえます。
申し込み窓口ごとの特典の違いはこちら↓
WiMAX+5G
WiMAXは、KDDIグループのUQコミュニケーションズが提供するデータ通信専用のサービスです。
現在のサービス名は5G回線に対応した「WiMAX+5G」となっています。
こちらはauの4G LTEや5G回線のほか、WiMAX2+という独自回線も使用してインターネットに接続します。
auの5Gエリアに住んでいる人なら5Gでの高速通信が可能です。
ドコモ以外の回線を用意しておきたい人にもおすすめです。
WiMAXは、様々なプロバイダーが「〇〇 WiMAX」という名称でサービスを提供していますが、回線を管理しているはUQコミュニケーションズで、どのWiMAXでも使用する回線や端末は同じです。
違っているのはプロバイダーごとに設定している料金やキャンペーン特典なので、これらの点を比較して選ぶことになります。
WiMAXのプロバイダーはいくつかありますが、クレジットカード払いで料金が安いのがGMOとくとくBBで、口座振替払いで安いのがBIGLOBEです。
サービス条件は次のようになっています。
サービス名 | GMOとくとくBB WiMAX+5G |
BIGLOBE WiMAX+5G |
契約期間 解約金 |
2年(最低利用期間) 無し |
無し |
支払い方法 | クレジットカード | 口座振替 |
契約事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 |
月額料金 | 端末発送月 1,375円(日割り) 1か月目以降 4,807円 |
初月 0円 1~24か月目 3,278円 25か月目以降 4,928円 |
端末代 | 27,720円 ⇒3年利用で実質0円 |
27,720円 |
申し込み特典 | キャッシュバック 12,000円 |
キャッシュバック 11,500円 |
契約期間と解約金
GMOとくとくBB WiMAXは最低利用期間が2年となってますが、2年以内に解約しても解約違約金はかからないため、実質的には契約期間の縛り無しです。
BIGLOBE WiMAXも契約期間による縛りはありません。
月額料金
初月の料金は、GMOとくとくBBは1089円の日割り、BIGLOBEは0円です。
BIGLOBEは最初の2年間の月額料金が割引されています。
ただし、口座振替の場合は上記の月額料金に口座振替手数料の220円が加算されるため、月々の支払い額は、24か月目までは3,498円、25か月目以降は5,148円となります。
端末代
WiMAXの端末代は27,720円です。
GMOとくとくBBの端末代は770円×36回の分割払いですが、36か月間は毎月770円が割引されるため、3年利用することで実質無料になります。
3年以内に解約すると端末代の残債額を一括で支払うことになるため、端末代を負担したくないなら3年は利用する必要があります。
解約時期ごとの端末代残債額は次のようになります。
解約時期 | GMOとくとくBB WiMAX 端末代残債 |
1年利用後 | 18,480円 |
2年利用後 | 9,240円 |
3年利用後 | 0円 |
BIGLOBE WiMAXは端末代の割引はありません。
口座振替の場合、端末代は代金引換による一括払いとなり、代金引換手数料の440円がかかります。
申し込み特典
キャンペーンでもらえる申し込み特典は、次のようになってます。
- GMOとくとくBB キャッシュバック12,000円
- BIGLOBE キャッシュバック 11,500円(2024年12月2日 23:50まで)
GMOとくとくBBのキャッシュバックの受け取り時期は1年後ですが、BIGLOBEは利用開始月の翌月に受け取れます。
どちらも受け取り手続きをする必要があるため忘れないようにしましょう。
詳細は公式サイトで確認してください。
クレジットカードで利用したい人はこちら↓
口座振替で利用したい人はこちら↓